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写真2．鎧を着た古墳人骨の人類学的な研究結果
写真3．収蔵展示室の弥生時代の「墓守」？人形型土器
佐久平を１２時前の新幹線で高崎乗り換えで前橋に出る。駅前で最近電動のシェアサイクルに代わった前橋シェアサイクルこぐべを借りる。これはエコバイクのアプリをダウンロードして登録すれば簡単に借りられる。借りたいチャリに付いているQRコードを読み込めば解錠手続きが簡単にできる。以前すでに他の機会に支払い手続きなども登録しておいたので簡単だった。以前は少し離れた西口駐輪場まで行って手続きをしなければならなかったのでずいぶん楽になった。スマホの操作など慣れない人のために駐輪場では別の手続きで借りられるようだ。さて、これまで何度もチャリで往復しているのでおおよその道はわかるのだが一本道の通りに出るまでが少し不安で、Google地図を見るがこれが遠回りの道しか出ないので少し困った。別のアプリも使って何とか出たい道に出る。電動になったので緩い登りではあるがママチャリより大分楽だ。それでも10キロメートル以上あるのです四十分近くかかる。しばらく走ると群大の校舎や医学部などを過ぎ、さらに進むと陸橋が見えそのさき右手に丘陵が見えてくるともうすぐだ。丘陵に向かって右折して、急坂の近道を進む。余りパワーがなさそうなチャリであったが何とか急坂を乗りきることができた。登りきるとセンターは目と鼻の先だ。
現在は鎧を着た古墳人で有名な金井東裏と金井下新田遺跡などの金井遺跡群の総括的な展示を開催している。地域の地理と火山噴火との関係に始まり、五世紀の集落形成、首長居館造営から解体、居館の祭祀遺構、渡来系技術ー鍛冶と馬匹などに関する韓式土器や鍛冶関連遺物、馬具などから、この集団と渡来人との関係を探る。とりわけ出土した六体の人骨から、この集落を支えた有力者がどのような人々かを考察ー北方系の渡来人を含む指導者層が浮かび上がる。
また平日なので収蔵展示室を見ることができた。これまでほとんど土日に来ていたので見ることができなかったが今回それを果たすことができた。後で若い考古研究者に質問をするので両方の展示についてたずねたが、その女性のはなしでは、７月以降収蔵展示室を新しい発掘資料を増やしてリニューアルするのだと言う。リニューアルの前の展示も見ておいてよかった。また今年新しい展示が完成したら見に行くつもりだ。収蔵展示室の展示も完形に近い優品の土器や埴輪、弥生の人形型土器〜墓守フィギュアや完形に近い仏教系の水瓶など、見所の多いものだった。良い展示を見て満足して急いで前橋駅までペダルをこいだ。
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