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受付当番の学生が来ていないので来るまで受付にいたらしい。早速展示の中の弥生時代の遺跡について尋ねると、先生は生業どうのこうのより、この場所は高台だが、古墳時代も平安時代も集落があり、下の河川が制御できず、洪水氾濫が多かったので江戸時代に治水事業で収まるまでは高台しか住めなかったようだ。昨日の千葉県での縄文晩期から弥生前期の焼畑説の話をしたら、生業の問題もあるが、より重要なのは、縄文語の話者と弥生語＝後々の日本語話者とは、隣り合っていても接触があったかどうかは疑問だという先生の北海道では、江戸末のアイヌ人口は、二万人くらいで縄文時代とあまり変わらず、江戸時代の和人の流入でも接触はあっても文化は変わらなかった。
ただ、縄文時代末は、人口が減少していたとしても北海道はともかく、関東などは弥生時代中期後半には、弥生人がやって来たときに人口の差で圧倒される可能性はあっても残存していた縄文系の人々と接触がないとは考えにくい。
もっとも関東の人々ももはや生粋の縄文人の生き残りとは言えない可能性が高いか？
混血の波が西からどんどん迫ってきて数百年たった弥生時代中期後半にはすでに混血が進んでいるかもしれない。直接渡来系弥生人と接触しなくとも婚姻の波の連鎖により、混血は進むのではないか？
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