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写真��気仙本吉御絵図（金山などが書き込まれている＝元禄の絵図）
写真��水沼遺跡発掘時の写真
「みちのくの金と金華山」企画展第二章は平泉奥州藤原氏の遺跡にみる金文化だ。中尊寺金堂や毛越寺（もうつうじ）が有名だが、展示の中心は藤原氏の政治の中心「柳之御所」出土の「平泉セット」と呼ばれる国産陶磁器、輸入陶磁器＋かわらけなどが展示される。常滑焼や渥美半島の工人、工房とのつながりを示す陶器片、白磁などの中国陶磁器、特に藤原基衡により開発された志羅山遺跡出土の陶器片が多数並ぶ。渥美半島、常滑焼片のほか、水沼窯製品片、他の遺跡出土、白磁や常滑焼、柳之御所出土のかわらけ、白磁などが並ぶ。水沼窯跡は北上川河口付近で発見された藤原氏時代の大規模な陶器窯跡だ。この水沼窯産陶器は、むつ国府付近や奥州藤原氏と関連の深い東北各地の遺跡から出土している。
東北学院大博物館学芸員・佐藤敏幸氏は「河北新報」の『発掘！古代いしのまき 考古学で読み解く牡鹿地方 ＞平安末期の石巻地方』という記事の中で、
■渥美窯工人来る
「 石巻地方で遺跡がよく分からない１０世紀後半から１１世紀の後、突如として出現するのが石巻市水沼地区の水沼窯跡です。昭和５８（１９８３）年に調査された水沼窯跡は１２世紀前葉の陶器を焼いた窯跡で、愛知県渥美半島の渥美焼で著名な袈裟襷文（けさたすきもん）を描いた壺（つぼ）を焼いていました。渥美窯の工人が石巻に来て焼き物を作ったのです。
水沼窯の製品は多賀城市新田遺跡から青森県白狐塚遺跡まで広がっていて、特に多いのは岩手県平泉です。奥州藤原氏が栄華を極めた時代、藤原氏が愛知県から工人を招聘（しょうへい）して石巻で焼かせたものと考えられます。北上川をさかのぼって平泉まで焼き物を運ばせたのです。石巻が平泉の海の玄関口であったことが分かります。」
https://kahoku.news/articles/20231220khn000007.html
と解説している。
また次に柳之御所や志波町の遺跡出土の砂金の付着する陶器片なども展示されている。
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