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写真��江戸古花
写真��山形県長井系鷹の爪
東村山ふるさと歴史館を後にして、北山公園花菖蒲園に向かう。ガイドさんが菖蒲園の解説を始める。この公園は、新東京百景に選ばれ、中でも花菖蒲園は、広々とした敷地内に約700種類の花菖蒲が植えられ、江戸時代以来栽培されている江戸系の他、肥後系、伊勢系など、各地で
栽培されている品種の他、古江戸系の品種の栽培や山形の長井系の品種も見られるようだ。長井系は、山形に自生するアヤメから品種改良されたものらしい。鷹の爪は、変わった形で印象的。江戸古花は、１〜２輪しか開花していないのが残念。花菖蒲は、その起源が自生のノハナショウブから栽培品種が主に江戸時代以降作られて改良を重ねられた。遺伝子系統研究では、東北北海道系、関東、信州系、中国、九州、ロシア系の３系統に分かれてるらしい。江戸時代に、盛んに各地の原種ノハナショウブからの育種努力がなされ、始めは大名や金持ちの道楽だったが次第に一般に公開されるようになり今日の花菖蒲園の隆盛を見ている。アヤメ科全体では、熱帯地方を含む幅広い地域に自生しているが、ノハナショウブはシベリア東部など、やや北の地方に限られるようだ。九州は南限か？
また、連作障害の問題があり、近年は園地の一部を休ませて地力回復に努めていて、今年もいくつかの園地を休ませてきた。
今年はやや開花が遅れ、暦年のようにそろっていないらしいが、主だった品種を解説された。短時間なのが残念だったが、
また機会を見てゆっくり見学したい。
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