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日記
下宅部遺跡では、通常消滅する動物の骨なども出ている。シカやイノシシの頭骨などが多いが、シカの頭骨では、珍しく牙が残っていた。シカの骨は角や骨の多くが骨角器として、釣針や鏃、ヤスなどに加工され、牙は垂飾などのアクセサリーとして珍重されるので、通常は抜かれてなくなるそうだ。イノシシはの牙は、単なる装飾のみならず、多産の生命力の強さなど、その恩恵に預かる御呪いや祈りの意味もありそうだ。また、2頭の頭骨が同じ向きに並んで出土していることも何かの祭祀かもしれないという。最後に和田峠産の黒曜石や石器を見学してから、瓦塔など古代中世の出土品の解説があり、資料館の見学が終了し、遺跡へと移動する。
6月5日（木）下宅部遺跡１０ 下宅部遺跡の動物骨や黒曜石
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