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日記
藤沢市域の南鍛冶山遺跡、下ノ根遺跡は引地川右岸の台地上にある遺跡で、古代高座郡大庭郷に属していた。南鍛冶山遺跡からは錠前、鍵が出土、下ノ根遺跡からも扉の把手金具が出ている。これらは普通の古代の民家では使われないもので、錠前で厳重に管理する郡の倉庫や役所などに使われるものだ。また南鍛冶山遺跡からは、「万」、「寺一万」などの墨書土器が出土、仏教行事の「万灯会」に関連するという説もあるようだ。また海老名市域には相模国分寺、国分尼寺などがあり、相模国府からは11kmも離れている理由は不明だ。弥生時代の錆のない板状鉄斧などがが出土して有名な河原口坊中遺跡からは瓦塔など古代の仏教関連の様々な遺物がこの辺りは古代高座郡有鹿郷にあたるようだ。また綾瀬市の宮久保遺跡からは古代の鎌倉郷から高座郡に稲が運ばれたことを記す木簡が出土、木簡には「軽マ麻呂」などの人名も書かれており、古墳時代には軽皇子の御名代の集団と関係する軽部氏一族が鎌倉郷に集住していた可能性があるようだ。
7月26日(土)高座官衙展−茅ヶ崎市博物館3)
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