先週土曜日から東京都立写真美術館の山岳映画祭が始まったが、所用が多く、なかなか行けなかったので、私にとっては今日が初日。まず整理券を得るべく、早めに出て9時半前には美術館に到着。さすがに今日は平日で、日本映画なので、誰もいない。しばらく近くのベンチに座って読書、すると見る間に行列ができたので、あわてて並ぶがすでに40〜50人くらいが並んで、その後も列が続くが、まあ、この調子なら190人を越えることはなさそう。映画によって状況は変わるだろう。10時に開館し、受付=チケット販売+整理券=が始まる。32番だった。10分前には開場。すぐ中には入れた。
映画は戦後最初の山岳映画ということで三船敏郎のデビュー作。三人の強盗が大金を盗み、北アルプス山麓に逃げ込んだという設定で、山小屋、林業小屋、スキー場などを転々として、その間警察犬に追われ、雪のアルプスを越えよう炉、立てこもった山小屋で出会った有名な登山家に案内してもらってとする雪山を越えよう。ロープをつなぎ、何度も滑落の危険を耐えて稜線に出るが、下山する前に若い三船が年長の犯人(志村喬)のお金を奪って逃げようとするが、もみ合いになり、滑落、ロープで確保されるも、三船は墜落死、登山家も骨折の大けがで、志村がロープの懸垂下降のような形で大けがの登山家を背負って下山して逮捕されるというもの。滑落シーンや懸垂の下降シーンは相当な迫力で、よく撮ったなあー、という印象(岩場を懸垂下降するシーンは代役と思われるが)。八方尾根や立山などでロケを行ったそうだ。最後に志村喬が骨折し、銃で撃たれて重傷の登山家に、「(強盗)二人が滑落した時、なぜロープを切らなかったのか?」と尋ね、それは登山家のおきてだ、どんな相手でもロープは切ってはならない」と答えたシーンが印象的。こうしたザイルを巡る問題が戦後たびたび、小説や映画などで取り上げられたのだーー。
この映画はwikiでは
「『銀嶺の果て』(ぎんれいのはて)は、1947年公開の日本映画。谷口千吉の第1回監督作品である。脚本は谷口の助監督以来の盟友である黒澤明が書いている(当初のタイトルは『山小屋の三悪人』)。後に世界的スターとなる三船敏郎のデビュー作品である。
また、『ゴジラ』の音楽で有名な伊福部昭が初めて映画音楽を手がけた作品である。本作のメインタイトルとして使用された曲は『空の大怪獣ラドン』で「ラドン追撃せよ」の曲としてアレンジされて使用されている。
東宝からDVDが発売されている。」
と出ている。他にも面白いエピソードが出ている。三船のデビューとともに戦後初期の北アルプスの映像も一見の価値はある。
こんにちわ
ココに、イベントの案内が出ていて気になっていたのですが、上映スケジュールが無くて、何時いくか迷っていました。
書き込まれたレポ内要に触発され、調べちゃいました。
http://movie.walkerplus.com/th520/schedule.html
見たい映画が、土曜日だあ〜。
こんにちわ、映画の詳しい内容やスケジュールは都立写真美術館のHPに出ていますよ。もう残りわずかですが――
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