最近、気になる言葉がある。「初心者ですから。」「素人ですから。」こういった言葉を良く聞く。
自然に対して、謙虚な態度で臨むのは、結構なことである。ちょっと経験を積んだぐらいで、上級者になったつもりで、無謀な登山に挑むのは論外だとは思う。
ただ、「私は、初心者です。」と聞くと、とまどうことがある。確かに、その人は、初心者だろうなと思う人もいれば、明らかにそうでない人もいる。
では、実際に山に入った時、「私は、初心者です。」と言って、それは何の役に立つのか？何の役に立つことはない。要は、初心者であるかどうか、技術レベル、装備など、自然にとっては、「まったく関係がない。」のである。
まあ、確かに、初心者、中級者、上級者という区分を作ると、便利ではあるが、自然に向き合う時は、具体的に「何ができて、何ができないのか？」それだけである。
特にネットで仲間を集める場合、この「何ができて、何ができないのか？」を把握することは、大事なことだと思う。
