「自己責任の原則」巡り意見書対立 埼玉・クライミング事故訴訟
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自己責任を語るべき、山岳連盟の会長が自己責任の原則を覆すのはいかがなものか?個人的な意見を下記する。
●「公園を囲む塀に寄りかかったら、塀がくずれて転落したようなもの。」
>例え話がお粗末すぎて、話にならない。
そもそも、ロッククライミングゲレンデは、ほとんどがマイナーエリア。こんな理不尽な意見がまかり通るのであれば、こういったゲレンデも、閉鎖や非公開にせざるを得ない状況になると予想される。
また、一般登山道にも影響を与える。一般登山者も他人事ではない状況にある。
●クライマー、登山者がいまの時代の倫理観として作り上げていくべきもの
>これは、まったくその通りだが、菊地敏之氏はじめ多くのクライマー、そして、コメントにある通り、自己責任の原則が「いまの時代の倫理観」になっているのが明白。
廣川氏には、先頭にたって、自己責任に基づく「いまの時代の倫理観」を根付かせていただきたい。
【参考】OWN RISK(自己責任)の原則
クライミングは危険を伴うスポーツです
https://freeclimb.jp/activities/safety/#own-risk
●クライミングは五輪競技種目にもなり、
>五輪種目になったのは、「プラスチッククライミング」であり、「ロッククライミング」ではない。
そもそも、五輪種目になったのと、一般に普及するのは、まったく別次元の話。
●幅広い人がスポーツとして楽しんでいる。
>それは、クライミングジムの「プラスチッククライミング」であり、「ロッククライミング」には当てはまらない。
フリークライミングのゲレンデは、5.8〜5.9が初心者ルート。これは、昔のアルパインの限界を越えるグレードであり、「幅広い人が楽しんでいる」状態ではない。
東京都山岳連盟会長ならば、幅広い人が楽しめるゲレンデを整備すべき方向に持って行くべき。それこそ、5.5〜5.7のグレードが大量にないと、初心者の受け入れには、まったく対応できない。
例えば、60歳からクライミングを始めた人でも、登れるゲレンデを整備すべき。そうでなければ、ロッククライミングが市民権を得ることはない。
※ここで、「アルパインとフリーでは、グレードが違う」なんてのは、まったくの詭弁。低グレードでも、フリークライミングに該当する。そもそも、世間一般に通用はしない。
土日に混雑が予想される小さなクライミングゲレンデに、大勢初心者を連れて来る非常識な団体がいる。
必要があれば、自分たちで、ゲレンデを探す、作るのが自己責任の大前提。大勢の初心者が練習できる環境は、山岳会が整備すべき。
幅広い人がスポーツとして楽しめる環境も整えずに、勝手に観光とか、一般に普及しているとか、まったくの怠慢である。