※リコール情報など、製品固有の欠陥を把握するのは、自己責任。
クライミングでは、さまざまな道具を使う。
これらのクライミングデバイスを使うには、取扱説明書に書いてあることを理解しているのが大前提。(但し、説明書の通りに使うかどうかは、自己判断による。説明書のやり方がやりにくいなど、普通にある。)
決して、指導者やリーダー、ガイドなどに丸投げすることがあってはならない。それが、たとえ初心者であったとしても。
とは言え、クライミングデバイスの取扱説明書は、怪しいイラストと様々な外国語で書いてあって、イマイチ、何を言いたいのか分からない物が多いのも、また事実。
比較的、分かりやすい物を挙げてみた。
●クライミングテクノロジー ロールンロック取扱説明書
https://onl.la/ByXvzyX
クライミングデバイスを使用する人は、このマニュアルは読んでおくべきだと思う。
クライミングデバイスを使う際の心構えもそうだが、規格に対する理解も深まると思う。
●ルベルソキューブD17 説明書
https://www.petzl.co.jp/download/pdf/ifu/D17.pdf
現在では、セカンドビレイは、ガイドモードによる支点ビレイが主流ではあるが、本来なら通常のボディビレイでやった方がシステムがシンプルで理解がしやすい。
支点ビレイは、解除が難しいという欠点がある。それから、ビレイデバイスとロープの相性によっては、まったくロープが巻き上げられないケースもある。
「それが正しい」と信じて、ロープの巻き上げだけで、筋力を使い果たすようなおバカさんにならないよう、通常のボディビレイに戻す手順は理解しておくべき。
ビレイする時の注意点は、支点は必ず、自分の上に作るということ。決して、自分が支点になってはならない。
●ペツル タイブロック取扱説明書
https://www.petzl.co.jp/download/pdf/ifu/B01.pdf
小型軽量で便利なマイクロアッセンダー
●ペツル シャント説明書
https://www.petzl.co.jp/download/pdf/ifu/B03B.pdf
懸垂下降のバックアップ、登り返しに使える。タイブロックのように登攀のバックアップにも使える。
ロープが1本でも、2本でも使える。
もっとも古いアッセンダーで、信頼性が高い。
弱点は、「重い」。最新の技術で、軽い製品を作っていただきたいところ。
バックアップと登り返しのやり方が載っているが、当然、シャントをフリクションヒッチに置き換えればOK。