ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1223647
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍、五竜、白馬の百名山と2つのキレットを越えて後立山連峰縦走

2017年08月09日(水) 〜 2017年08月12日(土)
 - 拍手
GPS
77:09
距離
42.6km
登り
4,669m
下り
4,264m

コースタイム

1日目
山行
5:48
休憩
0:35
合計
6:23
6:40
8
6:48
6:49
74
8:03
8:04
77
9:21
9:21
54
10:15
10:42
44
11:26
11:28
19
11:47
11:50
72
13:02
13:03
0
13:03
2日目
山行
7:01
休憩
1:52
合計
8:53
4:16
9
冷池山荘
4:25
4:25
54
5:19
5:24
41
6:05
6:29
23
6:52
6:53
0
北峰分岐
6:29
7:05
47
7:52
7:52
19
8:11
8:17
60
9:17
9:32
30
口の沢のコル
10:02
10:03
76
北尾根の頭
11:19
11:20
62
G5
12:22
12:45
0
12:45
3日目
山行
10:07
休憩
1:08
合計
11:15
4:05
8
4:13
4:13
50
5:03
5:03
35
5:38
5:38
53
6:31
7:00
15
7:15
7:17
36
9:10
9:10
22
9:32
9:35
106
11:21
11:21
20
11:41
12:10
29
12:39
12:39
34
13:13
13:15
95
14:50
14:50
30
4日目
山行
5:28
休憩
0:24
合計
5:52
6:01
6:02
16
6:18
6:20
65
7:25
7:25
1
7:26
7:26
35
8:01
8:01
32
8:33
8:40
35
9:15
9:29
60
10:29
10:29
51
11:20
11:20
3
11:23
11:23
0
11:23
ロープウェイ乗り場
天候 1日目:晴れのち曇り、稜線はガス
2日目:快晴(午前中)、午後はガス、夜は雨
3日目:終日ガス、時々晴れ間
4日目:雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
大阪発(22:40)さわやか信州号(バス)で6:10頃扇沢着
栂池高原まで縦走後、14:15発のさわやか信州号(バス)にて大阪梅田着
大阪梅田からさわやか信州号で扇沢に6時到着
2017年08月09日 06:10撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 6:10
大阪梅田からさわやか信州号で扇沢に6時到着
偶然、同じバスだったヤマレコ友のkickeyさん
2017年08月09日 06:10撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
3
8/9 6:10
偶然、同じバスだったヤマレコ友のkickeyさん
種池山荘への柏原新道登山口。この手前にパトロール詰め所が有り登山届の確認やルートの相談などに乗ってくれる
2017年08月09日 06:54撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 6:54
種池山荘への柏原新道登山口。この手前にパトロール詰め所が有り登山届の確認やルートの相談などに乗ってくれる
前日までの台風5号の風雨の影響で濡れそぼる登山道を登る
2017年08月09日 07:41撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 7:41
前日までの台風5号の風雨の影響で濡れそぼる登山道を登る
ケルン
2017年08月09日 08:03撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 8:03
ケルン
ガスっていた稜線付近に青空が見え始める
2017年08月09日 08:21撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 8:21
ガスっていた稜線付近に青空が見え始める
すっかりガスが取れた蓮華岳。。。でも右側の針ノ木岳方面はガスの中
2017年08月09日 09:18撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 9:18
すっかりガスが取れた蓮華岳。。。でも右側の針ノ木岳方面はガスの中
途中、水平岬やら石ベンチ、鉄砲坂など不思議な名前の場所の黄色い看板が迎えてくれる
2017年08月09日 09:21撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 9:21
途中、水平岬やら石ベンチ、鉄砲坂など不思議な名前の場所の黄色い看板が迎えてくれる
2017年08月09日 09:47撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 9:47
標高差1,100mを3時間20分ほどで登りきると稜線に建つ種池山荘が見えてくる
2017年08月09日 10:10撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 10:10
標高差1,100mを3時間20分ほどで登りきると稜線に建つ種池山荘が見えてくる
種池山荘前にて。。南へ槍ヶ岳、燕岳、中房温泉を目指すkickeyさんとはここでお別れ、、これを書いている頃には槍ヶ岳辺りだろうか。ちなみにこの写真を撮っていただいたのが、白馬の小屋で同室だったkim5manさんでした
2017年08月09日 10:25撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 10:25
種池山荘前にて。。南へ槍ヶ岳、燕岳、中房温泉を目指すkickeyさんとはここでお別れ、、これを書いている頃には槍ヶ岳辺りだろうか。ちなみにこの写真を撮っていただいたのが、白馬の小屋で同室だったkim5manさんでした
ここからは一人で爺ヶ岳を目指します。チングルマのお花畑が広がっていました
2017年08月09日 10:42撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 10:42
ここからは一人で爺ヶ岳を目指します。チングルマのお花畑が広がっていました
ハイマツ帯の稜線、天気が良ければなあ
2017年08月09日 10:49撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 10:49
ハイマツ帯の稜線、天気が良ければなあ
爺ヶ岳南峰
2017年08月09日 11:26撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 11:26
爺ヶ岳南峰
こちらは爺ヶ岳北峰
2017年08月09日 11:47撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 11:47
こちらは爺ヶ岳北峰
アキノキリンソウ
2017年08月09日 12:42撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/9 12:42
アキノキリンソウ
大谷原方面へ下る赤岩尾根の分岐。。冷池山荘はもう少し
2017年08月09日 13:02撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/9 13:02
大谷原方面へ下る赤岩尾根の分岐。。冷池山荘はもう少し
冷池山荘に到着
2017年08月09日 13:15撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/9 13:15
冷池山荘に到着
この山荘、とても綺麗で部屋も上にロフトがあるような構造。すいていて一部屋に3人で休んだ
2017年08月09日 14:40撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
2
8/9 14:40
この山荘、とても綺麗で部屋も上にロフトがあるような構造。すいていて一部屋に3人で休んだ
稜線へ上がってからは終日ガスで何も見えなかったが、日の入り時間頃急にガスが晴れてきた。歩いてきた爺ヶ岳の連山(左から北峰、中峰、南峰)もくっきり
2017年08月09日 18:56撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/9 18:56
稜線へ上がってからは終日ガスで何も見えなかったが、日の入り時間頃急にガスが晴れてきた。歩いてきた爺ヶ岳の連山(左から北峰、中峰、南峰)もくっきり
北側に目を転じると鹿島槍の双耳峰
2017年08月09日 18:57撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 18:57
北側に目を転じると鹿島槍の双耳峰
山荘からは木で見えにくいが山荘の少し上に登ったテン場からは立山連峰、剣岳(右)がシルエットのように
2017年08月09日 19:09撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/9 19:09
山荘からは木で見えにくいが山荘の少し上に登ったテン場からは立山連峰、剣岳(右)がシルエットのように
二日目:鹿島槍を越えて八峰キレットを越え五竜へ向かうため早朝4時過ぎには冷池山荘を出発。まだ、暗い
2017年08月10日 04:16撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 4:16
二日目:鹿島槍を越えて八峰キレットを越え五竜へ向かうため早朝4時過ぎには冷池山荘を出発。まだ、暗い
火打山、妙高、高妻などの越後の山がとても近く見える。そろそろ日の出
2017年08月10日 04:27撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 4:27
火打山、妙高、高妻などの越後の山がとても近く見える。そろそろ日の出
天気は快晴、黒部の谷を挟んだ立山、剣
2017年08月10日 04:46撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 4:46
天気は快晴、黒部の谷を挟んだ立山、剣
布引山に
2017年08月10日 04:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/10 4:50
布引山に
布引山に登る途中で立山、剣の稜線が赤く染まり始める
2017年08月10日 05:02撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 5:02
布引山に登る途中で立山、剣の稜線が赤く染まり始める
モルゲンロートの剣のアップ。ご来光は山の影になってみることはできなかった
2017年08月10日 05:02撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 5:02
モルゲンロートの剣のアップ。ご来光は山の影になってみることはできなかった
振り返れば爺ヶ岳、針ノ木、蓮華岳
2017年08月10日 05:03撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 5:03
振り返れば爺ヶ岳、針ノ木、蓮華岳
遠くには槍、穂高の峰を見ることができた
2017年08月10日 05:04撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 5:04
遠くには槍、穂高の峰を見ることができた
そして頂上直下漸く上った太陽を拝むことができた
2017年08月10日 05:07撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 5:07
そして頂上直下漸く上った太陽を拝むことができた
布引山からの南側の大パノラマ
2017年08月10日 05:14撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 5:14
布引山からの南側の大パノラマ
立山、剣に延びる鹿島槍の双耳峰の影
2017年08月10日 05:21撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 5:21
立山、剣に延びる鹿島槍の双耳峰の影
鹿島槍南峰を目指します
2017年08月10日 05:24撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 5:24
鹿島槍南峰を目指します
鹿島槍南峰山頂
2017年08月10日 06:29撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:29
鹿島槍南峰山頂
鹿島槍南峰山頂から北側には、これから向かう八峰キレットと五竜岳、遠くには白馬岳。。。
2017年08月10日 06:05撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:05
鹿島槍南峰山頂から北側には、これから向かう八峰キレットと五竜岳、遠くには白馬岳。。。
白馬方面をアップに。。。本当にあそこまで行けるだろうか
2017年08月10日 06:05撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:05
白馬方面をアップに。。。本当にあそこまで行けるだろうか
南西側の大パノラマ。
2017年08月10日 06:06撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:06
南西側の大パノラマ。
剱岳アップ。。長次郎谷、三の窓雪渓
2017年08月10日 06:07撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 6:07
剱岳アップ。。長次郎谷、三の窓雪渓
南東側に八ヶ岳。。そのすぐ右にぼんやりだが富士山の姿も確認できる
2017年08月10日 06:08撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:08
南東側に八ヶ岳。。そのすぐ右にぼんやりだが富士山の姿も確認できる
爺ヶ岳連峰。。眼下に出発した冷池山荘も見える
2017年08月10日 06:08撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:08
爺ヶ岳連峰。。眼下に出発した冷池山荘も見える
先日歩いた前穂(左)、奥穂、槍ヶ岳(右)
2017年08月10日 06:12撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:12
先日歩いた前穂(左)、奥穂、槍ヶ岳(右)
鹿島槍北峰(右)、キレット、五竜岳(左)。。あの稜線を行くんだ
2017年08月10日 06:30撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/10 6:30
鹿島槍北峰(右)、キレット、五竜岳(左)。。あの稜線を行くんだ
山腹には雪渓が結構残っている。遠くに見えるは浅間山
2017年08月10日 06:49撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:49
山腹には雪渓が結構残っている。遠くに見えるは浅間山
北峰分岐。ここから北峰を空身でピストン
2017年08月10日 06:52撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 6:52
北峰分岐。ここから北峰を空身でピストン
鹿島槍北峰山頂
2017年08月10日 06:59撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 6:59
鹿島槍北峰山頂
五竜岳との間の八峰キレット。。下の方にキレット小屋の屋根が見えている
2017年08月10日 07:00撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/10 7:00
五竜岳との間の八峰キレット。。下の方にキレット小屋の屋根が見えている
深いカクネ沢。
2017年08月10日 07:00撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 7:00
深いカクネ沢。
2017年08月10日 07:02撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 7:02
鹿島槍北峰から南峰を望む
2017年08月10日 07:05撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 7:05
鹿島槍北峰から南峰を望む
北峰を出発。キレットへ下る。冷池山荘で同室だった若者が先導してくれた
2017年08月10日 07:17撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
2
8/10 7:17
北峰を出発。キレットへ下る。冷池山荘で同室だった若者が先導してくれた
2017年08月10日 07:48撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/10 7:48
よく写真で見る空中梯子。。この先がキレット?
2017年08月10日 07:52撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 7:52
よく写真で見る空中梯子。。この先がキレット?
キレットを抜けるとキレット小屋が見えてくる
2017年08月10日 07:54撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 7:54
キレットを抜けるとキレット小屋が見えてくる
キレット小屋
2017年08月10日 08:11撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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キレット小屋
小屋からは剣岳、毛勝三山が良く見える
2017年08月10日 08:12撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
8/10 8:12
小屋からは剣岳、毛勝三山が良く見える
キレット小屋を出発
2017年08月10日 08:18撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 8:18
キレット小屋を出発
八峰という位だからピークを幾つもこえるんだろうな
2017年08月10日 08:20撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 8:20
八峰という位だからピークを幾つもこえるんだろうな
2つ目のピークから振り返る鹿島槍ヶ岳はどっしりとして格好良い
2017年08月10日 08:39撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
2
8/10 8:39
2つ目のピークから振り返る鹿島槍ヶ岳はどっしりとして格好良い
左手にはいつも剣岳が見える
2017年08月10日 08:39撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 8:39
左手にはいつも剣岳が見える
急な岩壁は鎖が頼り
2017年08月10日 08:43撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 8:43
急な岩壁は鎖が頼り
2017年08月10日 08:46撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 8:46
最低鞍部の口ノ沢のコル
2017年08月10日 09:17撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 9:17
最低鞍部の口ノ沢のコル
立山と剣岳の上に笠雲がかかってきた。
2017年08月10日 09:32撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 9:32
立山と剣岳の上に笠雲がかかってきた。
北尾根ノ頭から五竜岳
2017年08月10日 10:06撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 10:06
北尾根ノ頭から五竜岳
2017年08月10日 10:21撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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2017年08月10日 10:58撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 10:58
五竜岳が大分近づいてきた
2017年08月10日 11:07撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 11:07
五竜岳が大分近づいてきた
2017年08月10日 11:08撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 11:08
あんな所を通ってきたんだなあ
2017年08月10日 11:16撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 11:16
あんな所を通ってきたんだなあ
G5という標識がかかった場所を通過します
2017年08月10日 11:20撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 11:20
G5という標識がかかった場所を通過します
いくつ目の鎖場でしょう
2017年08月10日 11:47撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 11:47
いくつ目の鎖場でしょう
越えてきた八峰を振り返る。よく来たものです
2017年08月10日 11:57撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 11:57
越えてきた八峰を振り返る。よく来たものです
五竜岳への最後の登り、抜かれて先行した人が山頂から手を振って応援してくれました
2017年08月10日 12:12撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 12:12
五竜岳への最後の登り、抜かれて先行した人が山頂から手を振って応援してくれました
五竜山荘から登って来る道と合流。山頂は左手に直ぐ
2017年08月10日 12:16撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 12:16
五竜山荘から登って来る道と合流。山頂は左手に直ぐ
何とか五竜岳山頂に到着したけど既にガスで視界はありませんでした
2017年08月10日 12:22撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 12:22
何とか五竜岳山頂に到着したけど既にガスで視界はありませんでした
山荘に下るルートも気を抜けない岩場が何ヵ所かある
2017年08月10日 13:08撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 13:08
山荘に下るルートも気を抜けない岩場が何ヵ所かある
白岳との鞍部にある五竜山荘がみえてくる
2017年08月10日 13:21撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 13:21
白岳との鞍部にある五竜山荘がみえてくる
五竜山荘に到着
2017年08月10日 13:40撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/10 13:40
五竜山荘に到着
五年前と同じカレーライス
2017年08月10日 16:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/10 16:50
五年前と同じカレーライス
3日目、白馬岳を目指す勝負の日。4時に出発です
2017年08月11日 04:04撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/11 4:04
3日目、白馬岳を目指す勝負の日。4時に出発です
雲が厚いので 御来光は難しそう
2017年08月11日 04:52撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/11 4:52
雲が厚いので 御来光は難しそう
大黒岳
2017年08月11日 05:05撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/11 5:05
大黒岳
2017年08月11日 05:13撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
8/11 5:13
唐松小屋手前の難所、牛首にかかります
2017年08月11日 05:50撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/11 5:50
唐松小屋手前の難所、牛首にかかります
2017年08月11日 06:21撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/11 6:21
ガスの中、唐松岳頂上小屋に到着。天気も悪いせいでしょう八方尾根に下る登山者が沢山いました
2017年08月11日 06:31撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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8/11 6:31
ガスの中、唐松岳頂上小屋に到着。天気も悪いせいでしょう八方尾根に下る登山者が沢山いました
唐松岳山頂。ガスはかかっていますが、雨は無さそうなので先へ進むことにしました
2017年08月11日 07:16撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 7:16
唐松岳山頂。ガスはかかっていますが、雨は無さそうなので先へ進むことにしました
いよいよ不帰へ突入します
2017年08月11日 07:17撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 7:17
いよいよ不帰へ突入します
ガスが切れないですが、多分3峰のピークでしょう
2017年08月11日 07:31撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 7:31
ガスが切れないですが、多分3峰のピークでしょう
声はずっとしていましたが雷鳥がやっと姿を見せてくれました
2017年08月11日 07:49撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 7:49
声はずっとしていましたが雷鳥がやっと姿を見せてくれました
2峰南峰。
2017年08月11日 07:53撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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2峰南峰。
2峰北峰。ここからの下りが鎖の連続する核心部です
2017年08月11日 08:09撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 8:09
2峰北峰。ここからの下りが鎖の連続する核心部です
いきなりの鎖場。どう進むか迷います
2017年08月11日 08:09撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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いきなりの鎖場。どう進むか迷います
なかなか手強い岩壁が続きました
2017年08月11日 08:17撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 8:17
なかなか手強い岩壁が続きました
不帰の標識がかかった大岩。ただ、これを下りてくるわけではありません
2017年08月11日 08:23撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 8:23
不帰の標識がかかった大岩。ただ、これを下りてくるわけではありません
写真で何度も見た鉄梯子渡りです
2017年08月11日 08:37撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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写真で何度も見た鉄梯子渡りです
トラバースの個所が特に緊張します
2017年08月11日 08:41撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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トラバースの個所が特に緊張します
下ってきた壁を見上げます
2017年08月11日 08:44撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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下ってきた壁を見上げます
最後の1峰が見えて来ました
2017年08月11日 08:52撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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最後の1峰が見えて来ました
1峰ノ頭まで来て少しホッとしました
2017年08月11日 09:11撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 9:11
1峰ノ頭まで来て少しホッとしました
天狗の大下りの底に到着。ここから400mの登りが、本当に辛かった。
2017年08月11日 09:32撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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天狗の大下りの底に到着。ここから400mの登りが、本当に辛かった。
ガレた急斜面を九十九折に登ります。一歩で10cmと勘定しながら黙々と歩きました
2017年08月11日 10:16撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 10:16
ガレた急斜面を九十九折に登ります。一歩で10cmと勘定しながら黙々と歩きました
頂上近くのにコマクサの保護エリアが有りました
2017年08月11日 11:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 11:19
頂上近くのにコマクサの保護エリアが有りました
天狗の頭に到着。でもここから山荘までだらだらとした登りが続きました
2017年08月11日 11:21撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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天狗の頭に到着。でもここから山荘までだらだらとした登りが続きました
大雪の影響で建物が壊れたり傾いた天狗山荘。建築事業者も入っていて、今年の営業はできないそうです。テン場は使えるようです
2017年08月11日 11:40撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 11:40
大雪の影響で建物が壊れたり傾いた天狗山荘。建築事業者も入っていて、今年の営業はできないそうです。テン場は使えるようです
被害を起こした大きな雪渓がまだ残っていて、水場の水は手を切るほど冷たくておいしかった
2017年08月11日 11:44撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/11 11:44
被害を起こした大きな雪渓がまだ残っていて、水場の水は手を切るほど冷たくておいしかった
バッチを購入しようとして入った山荘内の様子。工事が行われているようです
2017年08月11日 12:08撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/11 12:08
バッチを購入しようとして入った山荘内の様子。工事が行われているようです
山荘前に残る大きな雪渓を渡って白馬を目指します
2017年08月11日 12:14撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 12:14
山荘前に残る大きな雪渓を渡って白馬を目指します
白馬鑓温泉へ下る分岐です
2017年08月11日 12:39撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/11 12:39
白馬鑓温泉へ下る分岐です
白馬鑓ヶ岳が一瞬、ガスが流れて姿を現してくれました
2017年08月11日 12:49撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 12:49
白馬鑓ヶ岳が一瞬、ガスが流れて姿を現してくれました
白馬鑓ヶ岳(2,903m)
2017年08月11日 13:14撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 13:14
白馬鑓ヶ岳(2,903m)
次の杓子岳を目指しますがガスで見えません
2017年08月11日 13:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 13:20
次の杓子岳を目指しますがガスで見えません
でも近くなったらこちらも一瞬だけど杓子岳が見えました。疲れてるし、今度こそ巻道を行くぞ〜
2017年08月11日 13:36撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 13:36
でも近くなったらこちらも一瞬だけど杓子岳が見えました。疲れてるし、今度こそ巻道を行くぞ〜
何か、晴れてきそうな予感が。。。
2017年08月11日 13:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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何か、晴れてきそうな予感が。。。
2017年08月11日 14:10撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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白馬岳(右)、旭岳(左)も泊まる予定の白馬岳頂上宿舎と白馬山荘も見えました。
2017年08月11日 14:15撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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白馬岳(右)、旭岳(左)も泊まる予定の白馬岳頂上宿舎と白馬山荘も見えました。
杓子岳、白馬鑓ヶ岳もこの時はしっかり見えてくれました
2017年08月11日 14:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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杓子岳、白馬鑓ヶ岳もこの時はしっかり見えてくれました
その後またガスが掛かり小雨も降りだしたところで頂上宿舎に着きました。
2017年08月11日 15:17撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/11 15:17
その後またガスが掛かり小雨も降りだしたところで頂上宿舎に着きました。
白馬岳頂上宿舎の食事は、夜も朝もバイキング。疲れてなければもっと沢山食べたんだけど...
2017年08月11日 18:07撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/11 18:07
白馬岳頂上宿舎の食事は、夜も朝もバイキング。疲れてなければもっと沢山食べたんだけど...
そして4日目(最終日)。小雨の中を栂池へ
2017年08月12日 05:31撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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そして4日目(最終日)。小雨の中を栂池へ
白馬山荘
2017年08月12日 06:01撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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白馬山荘
白馬岳(2,932m)山頂
2017年08月12日 06:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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白馬岳(2,932m)山頂
日本海を目指す栂海新道の分岐(三国境)
2017年08月12日 06:47撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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日本海を目指す栂海新道の分岐(三国境)
小蓮華山
2017年08月12日 07:26撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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小蓮華山
船越ノ頭
2017年08月12日 08:01撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 8:01
船越ノ頭
白馬大池が見えた
2017年08月12日 08:17撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 8:17
白馬大池が見えた
2017年08月12日 08:32撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/12 8:32
白馬大池山荘は雨宿りの人で一杯。ちょっと休んだだけで出発です
2017年08月12日 08:33撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 8:33
白馬大池山荘は雨宿りの人で一杯。ちょっと休んだだけで出発です
湖岸を回って岩だらけのガレ帯を登る
2017年08月12日 08:42撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 8:42
湖岸を回って岩だらけのガレ帯を登る
歩いているうちに雨が上がって小蓮華岳方面も見えてきた
2017年08月12日 08:52撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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歩いているうちに雨が上がって小蓮華岳方面も見えてきた
乗鞍岳への岩伝いの道は雨で濡れると最悪
2017年08月12日 08:54撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 8:54
乗鞍岳への岩伝いの道は雨で濡れると最悪
乗鞍岳山頂のケルン
2017年08月12日 09:15撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 9:15
乗鞍岳山頂のケルン
親子連れの雷鳥。。。って1羽しか写らなかった
2017年08月12日 09:37撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/12 9:37
親子連れの雷鳥。。。って1羽しか写らなかった
2017年08月12日 09:42撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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天狗平の木道
2017年08月12日 10:26撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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8/12 10:26
天狗平の木道
池塘が点在する天狗平
2017年08月12日 10:29撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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池塘が点在する天狗平
栂池自然園のある栂池高原に到着
2017年08月12日 11:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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栂池自然園のある栂池高原に到着
栂池ヒュッテ。。ソフトクリームにも執着があったけどやっぱり早く温泉に入りたくてロープウェイ駅へ
2017年08月12日 11:23撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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栂池ヒュッテ。。ソフトクリームにも執着があったけどやっぱり早く温泉に入りたくてロープウェイ駅へ
栂池ロープウェイとゴンドラを乗り継いで30分ほどで栂池へ
2017年08月12日 11:37撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/12 11:37
栂池ロープウェイとゴンドラを乗り継いで30分ほどで栂池へ
大学時代に何度かスキーできた栂池。。変わったような変わっていないような。。。近くの栂池温泉元湯栂の森荘(700円)でゆっくりと四日間の汗を流しました
2017年08月12日 12:17撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
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大学時代に何度かスキーできた栂池。。変わったような変わっていないような。。。近くの栂池温泉元湯栂の森荘(700円)でゆっくりと四日間の汗を流しました

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感想

後立山連峰の鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳の3つの日本百名山とそれぞれの間にある八峰キレットと不帰瞼の2つの険阻を超える自分には過ぎたかもしれない山行にチャレンジした4日間だった

思えば、今回の山行は、色んな意味で台風5号に振り回されたもので、当初は8月4日夜行便出発を予定したのだが、台風の進行を心配して3日間出発を延期したものの、思いの他に台風の進行が遅くて、結果的に出発日である7日の夜に大阪を直撃することに。そのため夜行バスの運行は中止にするとの連絡がバス会社から来たため日程を一日ずらせて出発することにした。
その結果、思いもかけないサプライズが起こった。

なんと大阪梅田三番街の高速バス乗り場でヤマレコ友のkickeyさんから声をかけられる。しかも行先(扇沢)もバスも同じとのこと。バスの運休もそうだが、上手くキャンセルが出て一日のずれで予約を変更できたことなど全くの偶然の結果に驚いたものだった。

利用したアルピコ交通が運行する「さわやか信州号」は何年か前に廃止されて最近の登山ブーム?に今年から復活したものらしい(と聞きました)。
4列シートのスタンダード型で少し狭い感じだが利用した白馬方面のバスは、後立山連峰の各登山口のある扇沢、白馬五竜、八方、栂池などに早朝アクセスできる便利なものだと強く感じた。信州方面へは夜行、大阪への帰りは14時〜15時出発で当日夜着である。

早朝6時過ぎに立山黒部アルペンルートの大町側の起点でもある扇沢バスターミナルに到着。早速準備をして登山を開始する。
自分は、鹿島槍を経て白馬、栂池までの北行きルート。それに対してkickeyさんは針ノ木から蓮華、裏銀座を通って槍ヶ岳へ、更に表銀座を通って燕岳までの南行きと言うのか超周回ルートと言うのか7泊8日のロングなテント旅とのこと。
それでも稜線の種池山荘まではご一緒できるとのことで一緒に柏原新道の登山口を出発する。
台風5号の台風一過を期待しながらの登行で晴れているのかどうか微妙な天気であったが、途中左手隣の蓮華岳の展望を楽しみながら登っていき、ほぼ3時間で標高差1100mの主稜線上の種池山荘に到着、一息を入れながらここでkickeyさんとは北と南にお別れをし、互いの健闘を祈りあった。その時に近くにいらした青年に二人の写真を撮っていただいたのだが、これも後々驚くことになるのだが、この青年(kim5manさん)とは全く同じルートを歩き(必ずしも一緒に歩いたわけでは無いけど)、白馬頂上宿舎で同室になったり、下山した栂池からは同じバスで大阪まで帰ってきたりと不思議なご縁を感じたものである。

今回の山行は、一日目の夕方と二日目の午前中が天候に恵まれたくらいで、全体としてはガスの中や最終日は小雨の中を歩くことになってしまったが、コースのダイナミズムはアルプス縦走の中でも屈指のものではないかとの思いを強くした。
二日目の快晴の中を登った鹿島槍ヶ岳からの展望、北峰から始まる八峰キレットのスリリングな岩稜の登下降、最後の五竜岳への標高差400m近い登りはハイライトだった。途中で言葉を交わしながら自分を追い抜いて行かれた女性には五竜岳の山頂から手を振って励ましていただき、30分も待っていて頂いたのはとても心に残る。
実は、このコース、今年は天狗山荘が閉鎖中であるために小屋泊まりの登山者にとっては唐松頂上小屋から白馬頂上宿舎までの間に泊まれる場所がないため、どこかでかなり無理をしないといけない。二日目に冷池から五竜を超えて唐松までたどり着くか、それが無理(自分がそうだった)なら五竜山荘から頑張って白馬までいけない。しかもそれぞれの区間には八峰キレットと不帰瞼の難所があって、それらを通過しなければならなかった。
自分は、二日目は結局五竜の登りでばてて五竜山荘泊りになってしまったために、三日目に不帰瞼を超え、天狗の大下り(自分にとっては大登り)を登った上に、更に白馬鑓を超えることになり、天気次第では不帰瞼は諦めて八方へ下るか唐松岳頂上山荘に停滞することにして朝4時、ガスの中をスタートした。幸い雨になることは無かったので唐松山荘には6時半に到着でき、2峰北方からの鎖場の連続も天狗の頭への登りも何とかクリアでき天狗山荘には12時前に到着することができたことが幸いだった。天狗山荘では今年冬の大雪のために一部倒壊したそうで、残った建物も傾いているために今年は小屋の営業はできないそうである。それでも小屋の留守番の女性と工事の関係者の方には、「この小屋は本当に大事なので是非早く再開できるようにしてくださいね」と強くお願いをしておいた。
杓子岳を巻いたところで雲が切れて山荘や白馬岳、旭岳の姿が短い時間ではあったが見えたことで最後の頑張りの元気をもらえたことも幸運だった。雨の降りだした15時過ぎに白馬岳頂上宿舎に到着することができた。そして宿舎の部屋に入ったら、何と自分を途中で追い越して行かれた面々(その中の一人が前述した種池山荘の若者でした)と同室になり、ひとしきり山歩きの話題で盛り上がることができた。
この山荘の特筆は、夕食も朝食もバイキング形式でご飯やみそ汁は勿論のこと十数種類のおかずまで食べ放題であったことだった。正直疲れすぎていなければもっとお代りをして食べたのだが、余り喉を通らずにごちそうさまをしなければいけなかったのが本当に残念だった。
今回の3日間の宿泊は、夏休み期間中であったにも関わらず比較的すいていて、布団一枚に一人どころか畳のスペースが見えるくらいだったので本当に快適なものだった。
最後の4日目は朝からの小雨で雨具を終日脱ぐことができなかったが、本当に思い出に残る良い山行であった。
余談になるが、今回、北アルプスの中でも難所と呼ばれる2つのキレットを緊張しながら通過した山旅であったが、実は最も難所ではないだろうかと思ったのは最終日の白馬大池から乗鞍岳、天狗平までのガレ場を雨の中で渡っていくところだった。多分、通ったことのある方ならばご賛同を得られるのではないだろうか。

本当に山歩きはそれ自体の楽しみもあるが、多くの出会いの方々との語らいや励ましが何とも嬉しいもので、上述の方々だけでなく冷池山荘で同室で同じ栂池高原を目指すという青年とは鹿島槍から八峰キレットの途中まで一緒に歩いたり、その青年と間違えて五竜岳の山頂で私が勝手に声をかけた青年、何やらわからずに記念写真まで一緒に撮らせてもらったり、栂海新道を日本海を目指すとおっしゃって白馬で別れた同年配の男性の方、皆それぞれに元気を頂いたのは勿論、今後のかけがいの無い財産になることを痛感した4日間だった。

 今回の歩行距離:44.5km 2017年の累積距離:365.6km(24回目)
  1日目:10.2km  2日目: 9.6km
  3日目:13.8km  4日目:10.9km
 今回の累積標高:5,466m 2017年の累積標高:36,707m
  1日目:1,701m  2日目:1,410m
  3日目:1,837m  4日目: 518m

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コメント

ゲスト
スケール大き過ぎ!
chamchanさん、こんにちは。
スケールの大きい大冒険!見ているだけでお腹いっぱいです!遠くに見える鹿島槍や白馬…本当に行けるのか?って思っちゃう距離感ですよね。いつかこんなとこ歩いてみたいです。kickeyさんとの出会いもビックリですね!素晴らしい旅には素晴らしい出会いも…そりゃアリますよね!ほんとやめられないですよねー!!こちらも、ワクワク!なレコでした!お疲れ様でした!
2017/8/16 9:36
Re: スケール大き過ぎ!
akirasさん、こんばんは。chamchanです。
ワクワクして見ていただいて有難うございました。夏から秋にかけての2、3回のアルプス挑戦はこの数年の自分の目標として課してきたものです。確かに大きなスケールは魅力です。でも、山の奥深さや険しさは大峰や大台の山々だって負けないと思います。流石に標高が違うので森林限界を越えることは無いですが。。。今回kickeyさんに会ったのは本当に偶然で、ともに秋が楽しみだねと話していました。
2017/8/16 21:06
素晴らしい
chamchanさん、こんばんは。

数々の難所を越え、後立山連峰踏破、おめでとうございます。無事、栂池までたどり着いたことを知って安心しました。今年は、ちょうど良い場所にある、天狗山荘が使えないのが、痛かったですね。

でも、偶然って面白いですね。まさか、同じバスに乗るなんて、驚きました。あの日、種池山荘で別れてからが結構たいへんでした。スバリ岳攻略に思いの外手こずり、泣きそうになりました。初日の計画がちょっと無茶だったと、反省しております。

でもなんとか、計画通り燕まで歩き通すことが出来て良かったです。私にとって、最高の夏休みとなりました。

お疲れ様でした。
2017/8/18 21:27
Re: 素晴らしい
kickeyさん、お帰りなさい。
kickeyさんこそ100kmを越える超ロングなトレイルの制覇おめでとうございました。レコの方も見せていただきました。
8日間も山の中に居ればそうなのかもと思いますが、何とも数々の試練を乗り越え、また私から見たらすごい寄り道(南岳ピストン、2度の水晶岳、真砂岳など)までしての完歩、しかも計画通り?はただただ、恐れ入るばかりでした。18kgだったザックも最後は随分軽くなったことでしょう。
私も歩いたことのあるコース部分では懐かしく、またガスの中だった場所ではこんな景色が見えたんだとか、逆にkickeyさんがガスの所ではこんな景色が見えたのになあなどと写真を見させてもらいました。
お互い充実した山歩きができたことを素直に喜びたいと思います。
本当にお疲れさまでした。(記録を上げるだけでも大変でしょうね)

そして、私のレコへのコメントありがとうございました。
    chamchan
2017/8/18 22:34
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体力レベル
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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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