北アルプス最深部縦走 船窪・裏銀座・三俣・雲ノ平
- GPS
- 27:12
- 距離
- 51.3km
- 登り
- 4,697m
- 下り
- 4,335m
コースタイム
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:25
- 山行
- 11:53
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 13:20
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:19
天候 | 1日目降ったりやんだり 2日目晴れのち曇り 3日目曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰り:13:30折立発〜15:30富山駅着 富山地鉄バス 3500円 ※お盆なので念のため事前にネット予約しコンビニで乗車券発券し持参 富山〜金沢 北陸新幹線・自由席 金沢〜京都 サンダーバード指定席 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・七倉山荘〜船窪小屋 鼻突八丁というかずっと続く登りが意外にキツイ。 天狗の鼻で展望が開けたあとはお花畑の登山道。 ・船窪〜不動岳〜南沢岳 稜線と樹林帯の繰り返し。ハシゴ・ワイヤーの連続。ナイフリッジも1ヶ所あり。 不動沢の崩落が激しい。慎重に行動。 ・南沢岳〜烏帽子岳〜三ツ岳〜野口五郎岳〜真砂岳 裏銀座前半部。歩きやすいがアルプス特有の大きいアップダウンが続く。 ・真砂岳〜水晶小屋 岩稜帯が続く。 ・水晶小屋〜黒部源流〜三俣山荘 黒部源流沿いに下って源流碑から三俣山荘まで登る。 三俣山荘から流れる沢が登山道の横を流れているため登山道もそれなりに 流れている。トレランシューズ等は濡れ覚悟で。 ・三俣山荘〜雲ノ平 黒部源流から雲ノ平へは源流碑付近のロープまたは 渡ったところにある道標が目印の箇所を渡渉。 今回はトレランシューズでもギリギリ濡れませんでした。 渡渉後は岩のマーキングどおりにゴロゴロ岩を登ります。 祖父岳を右手に回り込むように登山道は続きます。 今回はマーキングや踏み跡があり迷うことはありませんでした。 木道が始まればそこはもう雲ノ平。 ・雲ノ平〜薬師沢小屋 雲ノ平の木道が終わると急に湿気の多い黒土と岩だらけの登山道。 しかも急こう配で岩は苔むしてすべる。これが1時間半続くので 体力もメンタルもかなり消耗。 出来ればもう通りたくない道。 ・薬師沢小屋〜太郎平小屋 薬師沢から少し離れたところを緩やかに木道が走る。非常に歩きやすいです。 最後に15分ほどの急登を登れば小屋の見える稜線へ。 ・太郎平小屋〜折立 小屋から五光岩ベンチを過ぎて標高2000mあたりまでは石を敷き詰めた登山道。 浮いている石も多いので、油断するとぐねりそうな道。 後半は走れる道。 |
その他周辺情報 | 富山駅から路面電車環状線「国際会議場前」下車 「御宿 野乃」の日帰り温泉「剱の湯」 大人900円 タオルセット200円 ちとお高いですが設備はそれなりにしっかり。 下山後の富山観光の宿にもいいかも。 http://www.hotespa.net/hotels/nono_toyama/index.html |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ザック OMM Classic 25
finetrackツエルト1
シュラフ faintrackポリゴンネスト3×2UL
カイロ
SINANOトレランポール13.6Pro
patagonia ナノパフジャケット
ウインドシェル SALOMON FAST WING HOODIE
シューズ SALOMON SPEEDCROSS PRO
ルナサンダル ベナード2.0
ヘッドランプ Black Diamond STORM 250lm
予備電池
ハイドレーション
エバニューチタンアルコールストーブ
バリゴ風防兼ゴトク
燃料用アルコール
チタンマグ
スティックコーヒー
アルファ米
ナッツ用 nalgeneボトル 500ml
Tシャツ×3
長袖Tシャツ×1
靴下×3
帽子
グローブ
サングラス OAKLEY STRINGER
バフ
行動食 カロリーメイト・パン・ミックスナッツ
地図
コンパス
笛
計画書
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
iphone
モバイルバッテリーeneloop
時計 SUUNTO CORE
てぬぐい
デジカメ
熊鈴
メガネ
コンタクトレンズ
|
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感想
今年のお盆はファストハイクで北アルプス縦走!
散財の夏の集大成でもあります!笑
意気込みはいつものごとく、欲張りすぎて後悔するも無事下界へ帰還出来てホッとするという、いつもどおりの懲りない山旅でした!
8/12(土)
●七倉〜船窪小屋(ツェルト泊)
裏銀座登山口の高瀬ダムへとタクシーで向かう大勢の登山者を見送ってAM6時七倉尾根へ。このルートはお盆でも比較的空いていました。雨がポツポツと降り始めたAM10時前には小屋に到着。
船窪小屋の有名なお母さんはおられませんでしたが小屋番に親切な対応に感謝でした。雨が上がってる間にツエルトを張ってお昼は小屋で味噌ラーメン。午後はのんびり昼寝タイムの予定が陽が当たるとツェルト内はめっちゃ暑いことが判明!
北アルプスで昼寝を楽しみに来たのに結局横になれたのは16時すぎ。睡魔と戦い日陰を探してウロウロすることになった初日、これはこれで結構疲れましたー。あ、約10張りの船窪のテン場は夕方には10張以上のテントで埋め尽くされました。
8/13(日)
●船窪小屋〜船窪岳〜不動岳〜南沢岳〜烏帽子岳(パス)〜野口五郎岳〜水晶岳(パス)〜鷲羽岳(パス)〜黒部源流〜三俣山荘(小屋泊)
AM4:00昨夜の雨と結露でずぶ濡れのツェルトを撤収し出発。針ノ木谷への分岐を過ぎたところで夜明け。先月滑落事故があり命を落とされたとあとで聞いたルートにソロではいります。
地図にあるとおりロープ・ハシゴの連続!ナイフリッジもあった!沢側の崩落が本当にすごくて落ちたら見つけてもらえんやろなーと思いながら慎重に進みます。ただ、高瀬ダムから湯俣へと広がる渓谷は槍ヶ岳まで雲海が素晴らしかったです!!
不動岳を越えて南沢岳へ入ったところでようやく緩やかな稜線。烏帽子岳も射程圏内。ライチョウにも会えたし順調に来れてここまでが計画段階から不安だっただけにひと安心です。
で、烏帽子岳直下に来て悩む。ここまでまぁまぁ飛ばしてこの先も長いし体力も温存したい。天気もいいし登ったら気持ちいいとは思うけど、分岐から拝ませていただきました。
烏帽子小屋ではバッタリ山トモ夫妻と会ってビックリ!!
この夫妻というか奥さんにはいつも見つかってしまう!!怖いわ!!笑。
まぁおかげさまでゆっくり休息出来、いよいよ裏銀座を縦走。次の野口五郎岳を目指して順調に感じてましたが、アルプスの山々やはり甘くない!暑さもあって少しずつ体力を奪われていきました。
野口五郎小屋でカップ麺をむりやり食べて、西穂〜ジャンダルム…と凄い縦走中の野間さんにお会いして元気もらったにもかかわらず、水晶小屋手前の岩稜帯でほぼ力尽きました。
水晶岳・鷲羽岳をパスしても三俣山荘へは17時30分に到着するのがやっと。。前夜の濡れたツェルトを乾かす時間もないし夕食のジビエシチューも気になるし、即小屋泊まりに変更!!
お盆の小屋泊まり、やはり布団1枚に2人とのことでしたが多分私が今日の最終宿泊者だったようで後から誰も来られず奇跡の布団1枚!!まぁ、自分ひとりが、ってわけにもいかないのでとなりのおばちゃんに少し使ってくださいと良いことしときました(笑)。
8/14(月)
●三俣山荘〜雲ノ平〜薬師沢〜太郎平〜折立
AM3:20起床。小屋2階の寝床はまだほとんどの人が寝てたけど1階に下りてみればそれなりに起きてる人は居ました。簡単な朝食(どら焼き1個)を取り支度して外に出てみたら鷲羽岳へと続くヘッデンの明かり。山頂でご来光いいなぁーと思いながら私は反対の雲ノ平へ。
前日の疲れもあって山荘から一旦下って黒部源流からの登りが心配でしたが意外とカラダは動くもんです。あっというまに平なところへ。
で、来てみてわかりました!憧れの雲の平とか言われるのが!ぐるり360度、名だたる山々に囲まれてます!雲ノ平山荘も新しい山小屋というのもあってお洒落。食堂にはターンテーブルもあり静かに音楽が流れてる♪帰りたくなくなりましたねー笑。
またいつかゆっくり来ることにしてやっぱり今日は折立のバスの時間が気になる!名残惜しいけど薬師沢小屋へと先を急ぐ!時おりハイカーさんに道を譲ってもらいながら延々と続く木道を気持ちよく歩いていきます。ここまでめっちゃ順調。昨日もこれくらい順調ならと悔やむけど仕方ない。とか思いながら木道末端までやってきた。
ここからは薬師沢へ下ります。始めはなんとも思ってなかった急坂もだんだんとストレスに。というのも、湿気が多い黒土の上にデカイ岩がゴロゴロの道。どの岩も滑りそうでいつも以上に気を使う。ここまで順調だっただけにココはかなり疲れました。出来れば2度と歩きたくない道(笑)
薬師沢小屋でこの山旅何本目かわからんくらいのコーラと行動食のナッツで補給し、次は最終寄り道ポイントの太郎平小屋。こっちのルートはさっきの難路から一転、木道と音羽山登山道みたいな道(笑)。最後の登りはキツかったけど裏銀座のアップダウンより全然マシ!予定より30分早く小屋に到着しました。
曇ってるけど薬師も登れなかった水晶もキレイに見えるし、立山から三俣蓮華への縦走路でもあるし、朝からお客さん多いです。バスの時間は余裕で間に合いそうやし、10時のランチタイムを待ってネパールカレーをいただき、約1時間ほど休息。本当はこうやってゆっくりと小屋でのんびりするといいと思うけど、あっちもこっちもと欲張ってしまうのでつい。。(笑)
ゴールの折立へはゆっくりのんびり。途中からは太郎平小屋で知り合った東京のトレイルランナーさんに引っ張ってもらい結局バスの時間を1時間残して無事ゴール!
今回は2日目の13時間行動はさすがにムリがありましたが、山道具のこと、計画のこと、体力のことなどいろいろと勉強になった山旅でもありました。
長文、スミマセン。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
ほんまビックリやったわ
あの後三俣まで行ったんやね
水晶小屋手前の岩稜帯次の日に我々も通ったけど、
確かにあそこはきつかった。
それよりも相変わらず変体山行やね
じゃまたね〜
お疲れ様でした
烏帽子小屋のオモテのベンチでまったりしてたら
知ってる人登場 笑
しばらく声かけへんかってんけど、
さすがに知らん顔は出来ひんし
あの時まぁまぁ疲れてたし、テン場も空きがあったし、
2日目烏帽子小屋で終了もええかも、、と一瞬よぎったんよー
宴会参加しとけばあんなしんどい思いせんで済んだかな?
もうチョイ悪魔のささやきが欲しかったー
じゃ!またどこかで会いましょう!笑
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