水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳 新穂高温泉から

2018年07月24日(火) 〜 2018年07月25日(水)

• GPS: 33:18
• 距離: 56.3km
• 登り: 4,457m
• 下り: 4,446m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:53
• 休憩: 0:47
• 合計: 10:40

1:47 新穂高温泉無料駐車場
1:55 1:58 新穂高温泉バス停
1:59 1:59 新穂高登山指導センター
2:08 2:13 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
2:30 2:30 お助け風穴
2:45 2:45 中崎橋
2:56 2:56 笠新道登山口
3:07 3:07 わさび平小屋
3:29 3:29 小池新道入口
4:25 4:26 秩父沢出合
4:43 4:43 チボ岩
5:03 5:03 イタドリが原
5:33 5:37 シシウドヶ原
6:18 6:18 鏡池
6:22 6:23 鏡平山荘
7:09 7:12 弓折乗越
7:27 7:27 花見平
7:42 7:44 くろゆりベンチ
8:11 8:12 双六池
8:16 8:33 双六小屋
8:59 9:01 双六岳巻道分岐
9:06 9:06 双六岳中道分岐
10:01 10:02 中道分岐
10:42 10:42 丸山
11:38 11:44 三俣蓮華岳
11:57 11:58 三俣峠
12:27 三俣山荘

2日目

• 山行: 20:56
• 休憩: 1:38
• 合計: 22:34

0:45 三俣山荘
1:11 1:11 黒部川水源地標
2:26 2:27 岩苔乗越
2:40 2:50 ワリモ北分岐
3:29 3:30 水晶小屋
4:06 4:11 水晶岳
4:49 4:50 水晶小屋
5:15 5:22 ワリモ北分岐
5:55 5:55 ワリモ岳
6:26 6:26 鷲羽岳
7:34 7:36 三俣山荘
8:55 8:56 三俣蓮華岳巻道分岐
9:40 9:53 黒部五郎小舎
11:32 11:33 黒部五郎の肩
11:46 11:47 黒部五郎岳
12:51 12:51 西又山
13:10 13:42 黒部五郎小舎
15:13 15:18 三俣蓮華岳巻道分岐
16:25 16:25 丸山
16:45 16:45 中道分岐
17:25 17:25 双六岳中道分岐
17:28 17:29 双六岳巻道分岐
17:44 17:46 双六小屋
17:51 17:51 双六池
18:23 18:24 くろゆりベンチ
18:40 18:40 花見平
18:54 18:54 弓折乗越
19:27 19:27 鏡平山荘
19:29 19:35 鏡池
20:07 20:08 シシウドヶ原
20:36 20:37 イタドリが原
20:52 20:53 チボ岩
21:05 21:06 秩父沢出合
21:42 21:42 小池新道入口
21:59 22:00 わさび平小屋
22:12 22:12 笠新道登山口
22:22 22:22 中崎橋
22:36 22:36 お助け風穴
22:52 22:55 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
23:03 23:03 中崎山荘 奥飛騨の湯
23:05 23:05 新穂高温泉バス停
23:07 23:07 新穂高登山指導センター
23:17 23:17 新穂高温泉無料駐車場
23:19 ゴール地点

天候

晴れ過ぎて辛い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高温泉の登山者無料駐車場は1時半に到着時点で満車。
1つだけ空いていたスペースに滑り込む。
下山時23時は90%の混雑。

コース状況／危険箇所等

一般路ですので特に問題なし。雪渓はいくつかあるがアイゼン不要。
私は深夜登山に抵抗はありませんが、普通の人はやらなくて良いです。

その他周辺情報

下山後はもちろん全ての日帰り温泉が閉館(T_T)
家まで汗ベトベトで我慢しました。

写真

7/24 4:49

2時ちょっと前に新穂高温泉を出発。スタートの時点で計画の1時間遅れ。もう明るくなってきてしまった。

7/24 6:17

鏡池に到着した頃にはすっかり陽が高い。この池はやはり午後の方が良いのだろう。

7/24 6:19

鏡平山荘。通路を占拠して準備運動する迷惑な団体さん。団体だと横着になる人たちも、普段はまともな人なのだろうと思いたい。

7/24 6:48

前回のトムラウシは豪雨のため傘登山でしたが、今回は日傘として活躍。登山に傘は必須装備なのだが、未だに持っている人は少ない。

7/24 7:47

双六小屋が見えてきた。この辺りからは初めて歩くコースだ。陽射しは強いが気温自体はまだ低いため日傘の恩恵は大きいが、すれ違う人も多くなり、邪魔になるのでしまう。

7/24 8:18

双六小屋。もう宿泊者はとっくに出発しているっぽい。鏡平山荘や三俣山荘から来た人たちが憩う。水は豊富なので給水。

7/24 9:04

3差路にて重大な選択を迫られる。当初の計画通り水晶小屋を目指すなら「巻き道」であるが・・・やはり展望が良いであろう「中道」を選択してしまった。

7/24 9:17

オスの雷鳥さんが縄張り争い中。でも暑いから日陰で喧嘩するのね（笑）

7/24 10:01

夏山というのは10時にもなればガスガスのはずなのですがね・・・

7/24 10:44

奥が水晶岳。よくもこう晴れたものです。

7/24 11:08

黒部五郎岳の方が水晶岳よりも若干近いかも。まだどちらに行くか迷い中。

7/24 11:36

とりあえず三俣蓮華岳。

7/24 11:38

三俣山荘も見えた。鷲羽岳を経て水晶小屋へ向かう計画。昨日の夕方、水晶小屋に宿泊予約を入れてあるのだ。

7/24 11:38

計画には槍ヶ岳も含まれていたが、冗談半分です。ただ距離と所要時間を知るためにヤマプラで設定してみただけ。もう1日あれば行けましたが2日間では無理。

7/24 11:38

こんなところでマッタリしている時間はないのですがね・・・

7/24 11:38

黒部五郎岳は、また次の機会に折立から日帰りすれば簡単なので、今回は諦めよう。

7/24 11:38

正面の雲ノ平は山ガさんが多いと聞くので一度くらいは行ってみたかったが、もうそんな気力もなくなってきたお年頃。

7/24 11:53

ここまでお花は少なかったけど、このカールはまずまずのお花畑。

7/24 12:26

そして三俣山荘。軽い熱中症の自覚症状ありのため、水晶小屋をキャンセルして本日のお宿に決定！まだ18.7kmしか歩いてないですけど、徹夜なので早く眠りたいのです(^^;)

7/24 16:54

まさかのお昼チェックインで夕方までぐっすり眠れました。起きたらすごい混雑でびっくり。名物のジビエシチューの夕食。味は良いです。

7/24 18:37

万が一他人の力を借りて下山するような事があったら、きっぱり登山は辞めるというのが私のルール。でもですね、男としては尿管結石が一番怖い。なったら迷わずヘリを呼びます(^^;)

7/24 19:17

夕食後は熱中症だというのに日本酒を飲んでしまった。お昼寝しすぎて眠れる自信がなかったので、つい。

7/25 1:08

目覚ましをかけなくても0時に起床し0時半に出発！実は時計を見誤り、既に1時半だと思って慌てて出発していた。鷲羽岳経由よりも、黒部川水源まで降りて稜線まで登り返した方が早いのだ。

7/25 4:07

残り3つです。日本百名山97座目。ごめん、水晶小屋に泊った人より先に登っちゃいました。

7/25 4:28

ご来光は期待できないので三俣山荘のお弁当を食べて下山。三俣山荘のお弁当は最高に美味しいです。登山者のこと分かっているし、味のセンスが抜群です。

7/25 4:43

やっぱり紫好き。

7/25 4:44

水晶小屋宿泊者もお目覚め。

7/25 4:49

もし昨日ここに泊っていたら・・・

7/25 4:51

手前のワリモ岳分岐付近にザックをデポしてきました。お次は鷲羽岳へ向かいます。

7/25 4:59

美しいお花と朝陽は好きです。

7/25 5:41

読者の皆様、お待たせしました。すごく久しぶりにモデルさんをお願いしましたが、これで最後になると思います。ちなみにこちら女性のおかげで今回で99座を達成できています。

7/25 6:00

ワリモ岳の雷鳥さん。ヒナは逃げました。

7/25 6:29

日本百名山98座目、鷲羽岳。先ほどまでは黒部五郎岳を諦めて下山するつもりでした。

7/25 6:34

でもね、先ほどの女性から元気をもらったので、さっさと下山して黒部五郎岳に向かいます。

7/25 6:38

今日は少し雲が多そう。やっぱり最近の私は「神ってる」と思う。

7/25 8:14

三俣山荘には「残雪注意」とありますが「残雪はいちおあります」程度の情報。

7/25 9:39

三俣蓮華岳の巻き道を経由して黒部五郎小屋までガッツリ下ってきました！

7/25 9:52

とりあえずカレー（1,000円）で栄養補給。味噌汁はね・・・汗をかいた時には美味しいのでありです。欲を言えばキャベツやブロッコリーの芯を入れてくれるとなお良いです。

7/25 11:43

楽で早いと言うカールコースから登頂。

7/25 11:45

あ、日本百名山99座目なので残り「1」です。これにて私の日本百名山巡りは終了。

7/25 11:57

時間がかかるのでダメだと分かっていても同じコースを歩きたくない人なので稜線コースで下山。

7/25 11:58

黒部五郎岳の雷鳥さん親子。

7/25 11:59

一つの山に1家族なのかな？そう言えば地元の中央アルプスで何十年ぶりかに雷鳥さんが確認されたんですって！まぁ鳥ですから飛んできますよね。利尻島までヒグマも泳ぐくらいですし。

7/25 13:01

さて頑張って下山しますか！ということで黒部五郎小屋から必死で登り返します。この時点で本日中には下山できるだろうと確信は持てているが・・・

7/25 16:03

正念場の三俣蓮華岳分岐に到着。今日は距離のわりにペース控えめでしたので、この時点での疲労度は40％。

7/25 17:28

登山というのは折り返し地点で余力を50％以上残しておかねばなりません。初心者の頃は私もできませんでしたので、初めての塩見岳の日帰りで死にそうになりました(^^;)

7/25 17:46

夕食で賑わう双六小屋。鏡平まで1時間半かな。

7/25 17:52

平日なのにテン場も賑わっています。人気のコースです。

7/25 18:45

今日は太陽がガスに隠れてくれて助かりました。

7/25 18:54

そろそろ日没。そのために昨年の笠ヶ岳では笠新道→小池新道で下見をしてあるのです。

7/25 19:31

鏡池でヘッデン投入。

7/25 23:06

23時に新穂高温泉へ下山。今日は22時間半、37.5kmも歩いているので、さすがに林道歩きが眠たくてフラフラしました。ガードレールがないので居眠り歩きは危険です。

7/26 20:40

やっぱり軽い靴は楽です。高齢者の遭難が多い理由の一つは、無駄に重い革製登山靴を履いている人が多いからだと思っている。

撮影機器：

Moto G4 Plus SIMフリー MOTOROLA

感想

nucchi

日本百名山97.98.99座目。
やはり黒部の源流域は奥深かったが、想像を超える人の多さに少し戸惑いました。登山道も山小屋も充実しており、もう秘境とは呼べないのかもしれませんが、それでも行程は長く下界の町などどこも見えないという山深さが、このエリアの魅力なのだろうと思いました。


「やっぱり信州の山が一番ですよ！」

社交辞令かどうかは分からないが、全国各地の山で私が長野県から来たと答えればまずそう言われた。本当にそうなのかを自ら確かめるべく始めた日本百名山巡りも今回で終了です。実のところ結論は最初から出ているので、いまさら語ることなどありません。

全国を渡り歩くには時間もお金もかかるので大変でした。私の様に現役世代のサラリーマンには非常に困難。とは言え独身貴族の私は比較的自由がきいたのでここまで来れました。そろそろ私も落ち着かねばなりませんし、親の介護も始まる年代ですので、ここで一区切りつけたいと思います。もちろん登山を辞めるわけではありませんので、今後は地元の山で優雅な登山ライフを送りたいと思います。そろそろ恒例の中ア登山道整備を企画しますかね♪

全国各地で出会った方々、丈夫な身体に産んで育ててくれた両親、山だけではなく世界中を共に旅した中学生になっていたであろう我が子、仕事と遊びを支えてくれたパートナー、すべての方に感謝し、次のステージへ進みたいと思います。


あ、残った聖岳ですが、日本百名山としてではなく、我が家から一番よく見える麗峰として、人生でやり残したことはもうないと思えた頃に登るつもりです。

コメント

totok

かっこいい！
nucchiさん、メチャクチャかっこいいじゃないですか
感想読んでて、涙が出そうなくらい感動しました

二日間の行程とは思えないロングハイクも素敵です
それをやり抜く強靭な体力と経験、さすが信州の山男ですね。
数々の試練を乗り越え、おめでとうございます。
なにもかも素晴らしかったレコに感激しました。

「人生でやり残したことはもうないと思えた頃に登るつもり」
カッコ良すぎ！
聖が見えるnucchiさんの地元の住人に、うちの子もまもなくなる予定です。
その時は、よろしくお願いします

nucchi

Re: かっこいい！
totokさん、こんにちは。
相変わらず褒めて伸ばすのが上手いですね（笑）
やはり暑さに不慣れな信州人としては、あまりの暑さでやられちゃいました。

お嬢さんは引っ越しですか。何かお手伝いできることがあれば遠慮なく言ってください。最近、趣味でクレーン車と玉掛けの資格も取りましたからピアノの吊上げとか（笑）

totokさんも、そう遠くないうちに信州人になるかもですね!

サク姉

97, 98, 99
nucchiさん、３座登頂おめでとうございます。
相変わらず、さらっと登られた様で、さすがですね。
なんだか謎の多い部分もありますが その辺もさらっと流されて
いろいろと今後に期待です 。

私も履かなくなって10年以上経っていた重い革靴を
今年の春先に捨てました

nucchi

Re: 97, 98, 99
sakusakuさん、こんばんは。
はい♪ただ単に行程が長いだけで、登るだけなら全然イージーな山ですから！

さすがに私もSNSで多くは語れませんので謎のままでお願いします
軽量登山靴は革製の半分の重さですから、脚への負担は相当軽減されます。でもアルプスに行くと未だに革の登山靴を履いた方が多いのですよね。でも登山用品店の店員が悪いと思います。

とある登山用品店で「北アルプスへ行く」と言うと、今回の２号さんは「ダメです！」ときっぱり言われました。店員さんは素人なので仕方がないと適当に聞き流しておきました