裏銀座縦走【高瀬ダムから上高地へ】
- GPS
- 80:00
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 3,987m
- 下り
- 3,745m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:40
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:08
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 7:20
天候 | 8月10日(金)晴れのち曇り 8月11日(土)曇り・小雨のち晴れ 8月12日(日)曇り・小雨 8月13日(月)小雨・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
信濃大町駅〜高瀬ダム:タクシー8100円(3人で割り勘。一人分2700円) 上高地BT〜新島々駅〜松本駅:バス・上高地線 2450円 松本駅〜信濃大町駅:大糸線 670円 交通費合計:7,320円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・七倉のゲートに登山相談所があり、必ず登山届の提出を求められます。自分はCompassで提出してありましたが、遭対協の方も入山者を把握したいということで、ここで提出することになります。 ・西鎌尾根に鎖場が数か所ありますが、使わなくても大丈夫な程度。ただし足場がザレていることが多いので滑ったり、落石を起こさないように注意。 |
その他周辺情報 | ・烏帽子小屋 1泊夕食(夕食はボルシチ) 8,500円 ・三俣山荘 1泊2食(夕食はジビエシチュー) 10,000円 ・槍ヶ岳山荘 1泊夕食(夕食はハンバーグ) 8,500円 ・徳沢園 山の手作りカレー 900円 ・十郎の湯 600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | お盆休みの槍ヶ岳は最も混雑していることを考えていなかった。槍ヶ岳は空いている時期をねらうべき。 |
感想
久しぶりの長期縦走。北側から槍ヶ岳を眺めることが多いので、やはり北側から槍ヶ岳を目指したいと考えていました。というこで裏銀座縦走コースで槍ヶ岳へ。全日程的に天候が不安定で周囲の山々がほとんど見えなかったのが残念。「折角北アルプスの中心部にいるのに…」という思いが常にありました。でも仕方ない。それが山旅というもの。
1日目 高瀬ダム〜烏帽子小屋【烏帽子岳往復】
朝、天候は曇り。「この前の台風の影響がまだ残ってるかもしれないから仕方ないか」と思いつつ、信濃大町駅のタクシー乗り場へ。偶然、ちょうどその時に2人高瀬ダムに行く方がいたので3人で相乗りすることができた。
高瀬ダムに到着して歩きだす。ブナ立尾根の登山口に着くころには太陽が出てきて暑い。大汗をかきながら、北アルプス三大急登のルートを登る。傾斜が割と一定なので、リズムをつかめば淡々と登って行くことができる。烏帽子小屋情報で、小屋の周りや登山道にブヨが多いということだったので、ハッカ油を用意してきた。確かに三角点を越えたあたりから虫が多くなった。持ってきて正解。
烏帽子小屋について受付を済ませ、烏帽子岳を往復。烏帽子岳はガスで見えないことも。鎖場を登り、とんがった山頂に立つ。山頂からは三ツ岳、水晶岳、赤牛岳、薬師岳が見えた。
烏帽子小屋の宿泊者は20名程度。ゆったりとスペースを使え、ゆっくり眠ることができた。
2日目 烏帽子小屋〜三俣山荘【黒部川源流経由】
4時。自炊室にて朝食。今回、長時間ルートが多いので、早く小屋を出るために朝食はカレーメシを持参。これがなんとも朝メシに丁度いい。コーヒーと組み合わせると体も温まるし、目が覚める。
今日は、朝からガスっている。朝日を拝むことができたが、すぐにガスの中。この日は、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳など裏銀座のメインの山々を越えていく…
はずだった。
時折ガスが取れることもあったが、すぐまた真っ白になり視界がほとんどない。視界がないのに、縦走路からはずれたピークを踏むためだけに行くかどうか…一応悩んだ結果、水晶岳はパス。ピークハントが自分の目的ではない。景色が見たかった。そして、鷲羽岳もパス。計画を変更して黒部源流ルートで三俣山荘に向かうことにした。
岩苔乗越から源流部へ下り始めると、青空が出てきた。黒部川の源流部は、いくつもの雪解け水などからの流れが集まってきていた。当然、水がうまい!丁度青空が出て暑くなってきたのでがぶがぶ飲んだ。源流の標識がどこにあるのかと探したら、川から少し登った登山道の脇にあった。
登り返して三俣山荘へ。三俣山荘の前の広場から、槍ヶ岳が見えていた。硫黄尾根越しに見える北鎌尾根を従えた槍ヶ岳。この景色が見たかった。
三俣山荘では、さすがに宿泊者も多い。しかし、混雑するまでではなく、ここでも気持ちよく快適に過ごせた。
3日目 三俣山荘〜槍ヶ岳山荘【三俣蓮華岳・双六岳・西鎌尾根経由】
いよいよ槍ヶ岳へ。この日は時間的にゆとりがあるので三俣山荘の朝食。鮭かマスの塩焼きがめちゃくちゃうまかった。ご飯がすすむ。
この日も、またガスで視界がない。仕方ない。それでも進むしかない。昨日は、水晶も鷲羽もピークをパスしてしまっていたので、この日は視界がなくてもピークは踏んでいこうと決めていた。
まずは三俣蓮華岳。真っ白。
次は、双六岳。真っ白。
…ダメだこりゃ。
しかし、双六岳から下ってくるとガスが取れ始めた。
双六小屋まで来ると、三俣山荘と鷲羽岳が見えた。鷲羽岳の頂上部はまだ雲がかかっていて見えない。
樅沢岳を越えて西鎌尾根へ。西鎌尾根で槍ヶ岳へ向かうルートはさすがに人が少ない。双六岳を目指す人は多かったが、ここからは一気に減った。そのおかげで静かに歩けた。
西鎌尾根はやせたところもあるが気を付けて概ね安心して歩ける。
千丈乗越から槍ヶ岳の肩までが傾斜が急できつい登り。登り切ると遠くに見ていた槍ヶ岳がすぐそこに見えた。
槍ヶ岳山荘は大混雑。後から知ったが、毎年8月12日が最も混雑する日なんだとか。
4日目 槍ヶ岳山荘〜上高地【槍沢ルート】
朝3:00に起床。やはり今日もガスっている。しかも小雨。とりあえず自炊室で朝食を食べる。この日の朝食はカレーメシとコーヒー。槍ヶ岳山荘は大きな山小屋の割に自炊室とか談話室は狭い。稜線上の限りあるスペースでは寝る場所の確保の方が優先されたのだろう。
朝食後、天候回復の兆しがないか6時まで、談話室で過ごす。一向に回復する兆しがないので下山を決定。槍の穂先はまた次回に。
槍沢ルートを下る。小雨の中、レインウェアを着て下ったが、暑い。蒸し暑い。斜度が緩やかになってきたところで、レインウェアは脱いでしまった。小雨はまだ続いていたが、暑いよりは少し濡れるくらいの方が快適に歩けた。
それにしても、登山者が多い。まるで富士山の登山道のよう。ひっきりなしに登山者が登ってくる。
槍沢ロッジあたりからはほとんど平坦な道。ストックは平坦な道で使った方がスピードを出せる。今回は、上高地までの林道歩きに活躍した。
景色も期待できないので今日の目当ては徳沢園のカレーライス。徳沢目指して猛スピードで歩いた。美味しいカレーとビール!最高‼
上高地からは、バスと電車を乗り継いで信濃大町まで。長かった〜。
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