記録ID: 1564442
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
大雪山
大雪山旭岳黒岳から富良野岳80km縦走
2018年08月07日(火) 〜
2018年08月13日(月)
北海道
T-YA
その他1人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 64:27
- 距離
- 82.5km
- 登り
- 5,219m
- 下り
- 5,519m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:30
距離 12.5km
登り 1,054m
下り 759m
9:50
25分
姿見駅
10:15
10:30
110分
姿見の池
12:20
10分
金庫岩
12:30
12:50
70分
旭岳
14:00
30分
間宮岳分岐
14:30
40分
中岳分岐
15:10
15:30
70分
北鎮岳分岐
16:40
17:10
20分
黒岳石室
17:30
17:50
30分
黒岳
18:20
黒岳石室
2日目
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 13:30
距離 19.9km
登り 845m
下り 1,098m
4:20
140分
黒岳石室
6:40
7:35
10分
北海岳
7:45
35分
白雲岳分岐
8:20
8:50
30分
白雲岳
9:20
60分
白雲岳分岐
10:20
50分
白雲岳避難小屋
11:10
200分
高根ヶ原分岐
14:30
70分
忠別沼
15:40
16:20
70分
忠別岳
17:30
20分
忠別避難小屋分岐
17:50
忠別避難小屋
3日目
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:50
距離 7.8km
登り 310m
下り 255m
10:20
20分
忠別避難小屋
10:40
50分
忠別避難小屋分岐
11:30
80分
五色岳
12:50
13:00
10分
化雲岳分岐
13:10
13:20
0分
化雲岳
13:20
0分
化雲岳分岐
13:20
50分
ヒサゴ沼避難小屋北分岐
14:10
ヒサゴ沼避難小屋
4日目
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:00
距離 5.8km
登り 533m
下り 259m
6:30
60分
ヒサゴ沼避難小屋
7:30
40分
ヒサゴ沼避難小屋南分岐
8:10
140分
天沼
10:30
40分
トムラウシ北沼分岐
11:10
12:00
30分
トムラウシ山頂
12:30
南沼キャンプ地
5日目
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 10:10
距離 12.8km
登り 524m
下り 1,053m
5:50
120分
南沼キャンプ地
7:50
8:00
130分
三川台
10:10
160分
ツリガネ山
12:50
80分
コスマヌプリ山
14:10
110分
カブト岩
16:00
双子沼キャンプ地
6日目
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 12:00
距離 14.2km
登り 1,484m
下り 1,095m
5:40
170分
双子沼キャンプ地
8:30
90分
オプタテシケ山
10:00
10:20
60分
ベベツ山
11:20
40分
美瑛富士避難小屋分岐
12:00
80分
美瑛富士分岐
13:20
10分
美瑛岳分岐
13:30
10分
美瑛岳
13:40
190分
美瑛岳分岐
16:50
17:00
30分
十勝岳
17:30
10分
大砲台
17:40
上ホロ避難小屋
7日目
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:00
距離 9.4km
登り 492m
下り 1,051m
5:40
30分
上ホロ避難小屋
6:10
20分
上ホロカメトク山
6:30
50分
上富良野岳
7:20
70分
三峰山
8:30
40分
富良野岳分岐
9:10
9:40
20分
富良野岳
10:00
90分
富良野岳分岐
11:30
40分
上ホロ分岐
12:10
30分
三段山分岐
12:40
十勝岳温泉陵雲閣
| 天候 | 8/7 晴れ 8/8 曇り時々晴れ 8/9 小雨 8/10 雨 8/11 朝一時雷雨後雨 8/12 小雨のち曇り 8/13 曇り一時晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機
8/7 旭川駅7:40ー(バスいでゆ号)→9:06プウエイ駅9:15ー(ロープウェイ)→9:25姿見駅 8/13 十勝岳温泉凌雲閣13:27ー()→14:15上富良野駅14:37ー(ノロッコ号)→15:15美瑛15:38ー(JR)→16:20旭川 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
8/7 1日目 姿見駅〜黒岳石室〜黒岳(往復) ●特に危険な箇所はなし。 旭岳から裏旭キャンプ場へ降りる東斜面の雪渓がアイゼンが必要な時期も有るようですが、8/7はもう10m程度雪渓の上を降りますが、雪も腐っており初心者でもアイゼン無しで問題なく降りれます。 ○見所 初めての大雪山ということもあってどこを見ても景色に感動。 特に【旭岳地獄谷】の噴煙。 【旭岳の上り】から見える忠別岳から十勝岳までの稜線は感動。 【旭岳山頂】にはちょうど登山監視員の方がいらっしゃり山頂から見えるピークを教えていただきました。旭岳山頂から御鉢平はわかりにくいですが、熊ヶ岳のあるカルデラや北鎮岳は確認できました。また、御鉢平の向こうにある黒岳のピークは教えていただかないと分かりませんでした。 西南の縦走路は雲に隠されて見えませんでした。 【間宮岳】に上がってからの【御鉢平】の風景は本州では見られない荒涼とした景色でした。 【雲の平】はチングルマの綿毛が満開で、もう2週間早ければ咲き乱れているチングルマが見れたでしょう。 【黒岳石室】 【黒岳山頂】は360度の大展望で、北側の天塩岳から西側の石狩岳方面がまで向かいに連なる稜線が一望できます。黒岳か、下山のときには旭岳、間宮岳から御鉢平の外輪山と、黒岳石室の周りの山々に夕日が当たっていました。 8/8 2日目 黒岳石室〜忠別避難小屋 ●危険箇所 特に有りませんでした。昭文社の地図には北海岳上りの【孔雀岩】の下の登山道が工事中との記載ありましたが特に危険箇所は有りませんでした。 【白雲岳分岐手前】の雪渓ももう少なくなっていて、雪渓の上を20mほどトラバースしますが、滑落の危険性は有りませんでした。 【高根ヶ原】の平らな地形はガスがかかったときに迷うおそれもと思いましたが、登山道がはっきりしているのでまずその心配はないと思います。 しかし、高根ヶ原から忠別岳に向かってる登る途中で会った方は、「忠別沼ってまだですか？」って聞かれて「えっ、どこからこられたんですか」つて聞くと、「白雲避難小屋からです。忠別沼で折り返して小屋に戻ろうと思ってるんですが」そこで地図を広げて今の位置関係を説明して「反対向きに歩いてますよ」と言うと驚かれて、どこで間違ったんだろうって、白雲岳避難小屋の方に帰っていかれました。 その時はお天気もよく忠別岳も白雲岳も旭岳も見えていたし、その人は地図も持っておられなくて、しかもザックのショルダーベルトにはガーミンのGPSがついていました。 ○見所 【北海岳】 ここは御鉢平の中も見渡せるし、これから登る白雲岳が目の前。 【白雲岳】 ここは是非寄り道しても登って下さい。お勧めの展望台です。山頂からは高根ヶ原の向こうに、忠別岳からトムラウシ山、オプタテシケ山や十勝岳までの稜線が連なって見渡せますし、北海道のど真ん中に居ることを体感できる山頂です。 【高根ヶ原】 高根ヶ原からの見下ろす崖下の景色はなかなか雄大です。ヒグマが歩いていないか何度か目をこらして探してみましたが見つかりませんでした。 【忠別沼】 忠別岳を写す忠別沼はちょっとアルプスには無い景色だと思います。 【忠別岳】 ここも素晴らしい景色でした。 山頂から南側にはこれから進む五色ヶ原から化雲岳広の稜線の向こうにトムラウシ山頂が頭一つ飛び出して見えています。 8/9 3日目 忠別避難小屋〜ヒサゴ沼避難小屋 ●危険箇所 【化雲岳手前の木道】は一部壊れている所がありましたが、なだらかな広々とした台地の上で木道が有るためガスがかかっても迷うことは無いのでしょう。また、木道脇にはヒグマの落とし物もありました。 ○見所 残念ながら雨で視界があまりよくなかったため景色については見所は紹介できませんが、忠別岳同様片側が切れ落ちた山容をしている【化雲岳】が高原台地の木道の先に見える景色は北海道ならではと感じました。 8/10 4日目 ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ南沼キャンプ指定地 ●危険箇所 【ヒサゴ沼から稜線へ】ヒサゴ沼の東端からは岩がゴロゴロする岩礫地の登りになります。ガスがかかっていると迷いやすいのかもしれません。8月初旬のこの時期はまだ下部雪渓が有り、その雪渓に沿って登っていき、雪渓が無くなった上部では谷の一番低い部分を詰めて登っていけば標識のある鞍部に着きますが、消えかけた赤のペンキマークや石積みのケルンが所々にあるのでそれを目印に追っていけば標識のある稜線に着きます。岩が大きいところもあるので登るのに時間がかかりました。トムラウシ遭難事故の時もこの登りで遅い方を待つなどして時間を要し体温が下がった方もおられたようです。 ○見所 【日本庭園あたり】ヒサゴ沼から上りきって稜線に出た鞍部から50mほど上ったところは、奇岩が並ぶ湿地帯が有りこのあたりからが【日本庭園】なのでしょうか。進んでいくと、岩に苔が張り付いたような岩が点在し、庭園を歩いているかのようです。この中を木道やロープを張った登山道続いているので迷うことはないのですが、【天沼】を過ぎ湿地を抜けてまた岩礫帯を登るときは黄色のペンキマークを見失わないように注意が必要です。このあたりの岩礫帯もナキウサギの生息地で歩いているとあちこちでその鳴き声を耳にしました。そしてさらにもう一段岩礫帯を登るとトムラウシ山をバックに北沼が見えてきます。 【トムラウシ北沼】北沼からトムラウシ山を見上げると2つあるピークのうち奥のピークに向かって幾筋もの登山道があり、どこを登っても険しさはかわらないようでした。北沼のほとりからトムラウシ山をトラバースする分岐を過ぎ、道なり山腹を右上するように登っていくと足元に雪渓が残った熊ノ目や3つの池が見えてきます。 そして山頂を回りこむように登ると【トムラウシの山頂】にたどりつきます。でもここでやっと工程の半分。後の残り半分が晴れればいいが試練になるのではとまだ楽観はできません。山頂にはトムラウシ温泉から日帰りで来たというツアーの皆さんがいらっしゃって記念撮影をしていただきました。ガスがなかったら今まで歩いて来た旭岳からの稜線やこれから歩くオプタテシケ、十勝岳の稜線も見渡せる最高のビューポイントなのでしょうが残念ながらガス・ガス・ガス！。30分ほど粘って待っていましたが晴れるどころか次々雲が流れこんできて、あきらめて足元に見える南沼キャンプ指定地にむかうことにしました。 テント場には山頂から見えた6人用ダンロップのテントが1張。聞くとオプタテシケから縦走してきたとのこと。水は目の前を流れている沢の水を使用しているとのことでしたが、念のために上流まで遡って雪渓の末端で給水しました。このときは設営したテントの位置からトイレブースが見えたのですがその日はトイレに行くこともなく就寝。 8/11 5日目 トムラウシ南沼キャンプ指定地〜双子池 【トムラウシ南沼キャンプ場】 今日の行程が最難関。天国の景色の後の6時間の藪漕ぎ。 2時起床、4時出発のつもりでした。しかし、朝起きてテントの外をのぞくと真っ白。昨日の天気予報では午前中に小さな低気圧が通過し、午後からは後にある高気圧が張り出して来て晴れて来ると予想していたので、延々と笹薮をかき分けて歩く間は展望は望めなくてもいいと判断して雨の中を藪漕ぎするつもりでした。しかし出発前に雨が降り出し、テントを撤収使用とているときに遠くで雷鳴。次第に雷鳴が近づいてきて雨も本降りになってきました。三川台までは高い木もなくなだらかな大地の上を歩くことになるので、雷鳴がなくなるまでしばらくテントの中で様子を見ることに。雷はテントの中が明るくなるくらい近くでなるようになり、周りに高い木や岩建物がないこのテント場ではテントに落ちてもおかしくない状況で1時間ほど雷の鳴る中テントの中で縮こまっていました。雷鳴が遠ざかるのを待ってテントを撤収。1時間半近く遅れて出発しました。 【三川台】 トムラウシ南沼のキャンプ指定地からトムラウシ温泉に降りる道を分けて、南沼へ下りオプタテシケへの縦走コースに入る。三川台までの丘陵地帯は、ヤマレコのいろいろのの情報を見ると天国の花園で台地の上にお花畑ヶ広がり、その向こうにオプタテシケまでの稜線がつながっているはずだが、小雨模様でガスがかかり、視界は200mほどしかない。右側はなだらかな平原が続き、チングルマが咲き乱れていたことが想像できる綿毛で覆いつくされていて、左側は切り立った崖になっているようですが、崖したのユウトムラウシを挟んだ反対側はみえません。三川台崖下にはまだ大きな雪渓が有りましたが給水するための足場の確認まではできませんでした。標識から下るとそこからは笹薮。その前にこの雨の中身の丈の笹薮の藪漕ぎの身支度。グチョグチョに濡れた靴下を絞り、濡れたカッパの裾を絞ってフードの調整し笹薮に突入。 【ツリガネ山】 三川台から下って直ぐが結構ひどい笹薮。足元が見えないと今までのいろんな記録に書いてありましたが、確かにそう。しかし、身長を超える深さの笹薮はそんなにありません。登山道もぬかるんでいることもそれほどなく薮漕ぎに疲労困ぱいするほどではないようです。 ツリガネ山の上りにはいると、笹薮は膝ほどになり、少々期待外れ(笑)。晴れの日の縦走ではないので、どこがピークかよく分からない。ツリガネ山のピークも2度ほど騙されてやっと肩に到着する。当然ピークではないので標識はないです。ツリガネ山から250mオプタテシケ側に下ったところには東側斜面が崩落している部分があります。登山道脇のビバーグスペースの中に抜け道があり、丁寧に赤テープまで張ってあります。10mほどハイマツを藪漕ぎすればもうすでにしっかりした踏み跡となっているので難なく通過することができます。 【コスマヌプリ】気温12度。稜線では東より5mくらいの風。頭の先から足の先までずぶぬれで、風を避けて止まらないと寒い状況でず。ツリガネ山からコスマヌプリの肩まではピークが2つ。地図ではそうなっていますが何も見えん。各山頂は薮の中ではなく、休憩ができる程のスペースがあります。二つ目のピークは幸い踏まずに西側をトラバース。ガスがなければ、雨が降っていなければ、コスマヌプリのピークもオプタテシケも見えるのだろうけれど。 【カブト岩】コスマヌプリの肩から2つ目のピークがカブト岩。この間は笹もひどくなく確かに足元が笹に覆われて見えないところもあるが、さして歩くのに不自由することはない。しかし、いくつかのヤマレコの報告にもあったようにここからが笹薮漕ぎの地獄であり、クライマックスでした。この頃から晴れ間が見えそうで晴れない時間が続いたのですが、正面にオプタテシケのすそ野が見え始めて最悪の道でした。足元だけが見えないのはまだよかったのですが、次第に笹の長けが長くなり、長い笹と短い笹とが折り重なるように登山道に多いかぶさってきます。最初のうちは邪魔になるのは笹だけでしたが、下りが始まると、段差有り、岩有り、倒木有り、その内に足元に水が流れだしてぬかるみ、泥川の様相を呈し、跨げないような大きな水たまりも現れる始末。この上に笹薮が幾重にも重なり、一番背の高いところが目の高さを超える笹薮です。泥川にはまらないように歩くだけでも四苦八苦なのに笹が足元の視界を遮って歩きにくいことこの上ない状態が双子沼の一番鞍部まで続きます。しかもこのあたりはヒグマの要注意地点。熊リンだけでなく笛も30秒毎に吹きながら歩きました。 【双子池キャンプ指定地】 キャンプ指定地は鞍部から距離で400mほど、標高差で50mほど上ったところです。確かに草木は生えていないスペースはありますが、その場所は2、3か所。後は傾斜になって水が流れているか、泥の中に張らざるを得ないか。しかし我々が一番乗り。一番いい場所を確保することができました。(たぶんこの雨の中だれも来ないと思い、やはり誰も来ませんでした。) 結局この日も晴れそうで晴れず、雨が降り出して慌ててテントに潜りこみました。 8/12 6日目 双子池〜上ホロ避難小屋 昨日コスマヌプリの肩で受信した天気予報では、今日は低気圧も東に抜け、日本海にある移動性高気圧が北海道に近づいてくる予報だったのですが、朝起きたときテントの外は霧。今日こそは晴れることを期待して5時半出発。 【オプタテシケ】のテント指定地からの登りは雨の時は登山道が沢になっていて、幾筋も沢が流れていたので少し迷いました。この登りにはいろんな高山植物が咲いていて、周りの視界が無い時にも目を楽しませてくれました。 高山植物がハイマツに代わり、稜線に出てもまだ視界は晴れず、時折青い空と下界の山並みがガスの切れ間から覗ける程度でした。そしてやっと到着したオプタテシケの山頂でもも割は何も見えず、山頂の標識を前に記念撮影をするしかありませんでした。 オプタテシケの稜線を下り、ベベツ岳に登り始めたときにようやく、歩いて来た北東の方角の雲も切れてオプタテシケの端正な山頂を望むことができました。 【ベベツ山】の山頂に着くころには、これから進む、石垣岳、美瑛富士、美瑛岳の連なる稜線をやっと望むことができました。しかし、その奥に連なる十勝岳や富良野岳の山容は雲に隠れ、東側に連なるニペソツ、ウペペサンケの東大雪の山並みも見えません。北海道の稜線を見ることができたのは、忠別岳山頂以来で、大事な景色を見損ねた思いで悔しさがいっぱい。笹薮の藪漕ぎはしたくないが、トムラウシの山頂からや、ツリガネ山やオプタテシケ山頂からの景色は見てみたいものです。 【美瑛富士】ベベツ岳の下りからは美瑛富士の避難小屋が望むことができ、テント場の傍に池のようなものができていた。事前の情報では避難小屋やその付近には水場はあっても涸れているはずだが、雨が続いたからだろうか。美瑛富士避難小屋の分岐から、美瑛富士を右手に見上げながら裾野を巻いていく。登りたいところですが、時間の都合で今回はパス。美瑛富士分岐付近で山頂の方から人の話声が聞こえ、三川台から久々の人との出会いです。聞くと美瑛富士を登りに来たとのこと。今から望岳台に下山するとのことでした。 【美瑛岳】美瑛富士も美瑛岳も両方登らないのはあまりに心苦しくて、視界がないことは分かっていても美瑛岳には登ることに。美瑛岳分岐に荷物を置いて、空身で山頂までダッシュ。やはり山頂では視界は無くガスの中で標識と記念撮影。 【鋸岳】美瑛岳から十勝岳に向かう稜線でも十勝岳の方角は雲に隠れて見えなかった。しかし、次第に雲ヶ晴れてきて、片側が切れ落ちた鋸岳につづく稜線は見えてきた。そして遠くにはっきりした円錐形の下ホロカメトック山の山容も。「十勝岳」の矢印の先に尖った山頂が見え、急なザレ場の急登が続く。しかも、登っても登ってもザレた砂利に足元が沈み込み前に進まない登り坂です。登り切ったところは鋸の刃先の要な切り立った山頂。鋸岳と気付き、気を取りなおして十勝岳に向かう。 【十勝岳】十勝岳まではさらになだらかなピークを越えて30分の登り。十勝岳到着が16:50になってしまった。 【大砲岩稜線】ここからはあと1時間下るだけ。このあたりからは、前十勝岳あたりの火口から登ってくる噴気が目に沁み、鼻を刺すような臭気が漂ってきました。 【上ホロ避難小屋】避難小屋の傍に20張ほどできるテント場。結構ゆったりとみなさん張られているのほかの方の邪魔にならないよう小屋の反対側に設営。ここが一番いい場所かも。濡れたシュラフや装備を2回に上がるはしごにかけて乾かすことができました。水場は避難小屋から南に70〜80mほど下った雪渓の融水。テントサイトの直ぐ東側にはミヤマ秋のキリンソウの黄色い群落が広がり、その向こうには北海道のなだらかな大地が広がっていました。 西側は、カール状の荒れた山肌になっていて、明日縦走する上ホロメトク山や、眼下には安政火口の向こうに最終目的地の十勝岳温泉陵雲閣の建物も見えます。 8/13 7日目 上ホロ避難小屋〜富良野岳〜十勝岳温泉陵雲閣 【上ホロカメトック山】 【三峰山】 【富良野岳】 【三峰沢】 【陵雲閣】 |
| その他周辺情報 | ◆給水の状況 北海道の水にはキタキツネの生息していることからエキノコックスに感染する可能性があるため、浄水器または煮沸が必要となります。我々は「スーパーデリオス」を携帯して給水の際にろ過して飲用しました。 ◆各給水場所 大雪山の山域は原則雪渓の融水を飲料水として使用するので、雪渓が残っているかどうかが水確保のカギにになります。 旭岳からトムラウシまでは、 黒岳石室・・・・・・・・・・・・・○ 白雲岳避難小屋のそばの雪渓・・・・○ 忠別岳避難小屋前・・・・・・・・・○ ヒサゴ沼は雪渓・・・・・・・・・・○ が残り給水に不安はありませんでしたが、 トムラウシより南部の トムラウシ南沼・・・・・・・・・・○ 三川台・・・・・・・・・△（雪渓は有ったが給水場所未確認） 双子池及び双子池からオプタテシケ登りの雪渓・・・× 美瑛富士避難小屋北東の沢・・・・・・・・・・・・× 美瑛岳北側の斜面の雪渓・・・・・・・・・・・・・× 稜線から外れますがポンピ沢・・・・・・・・・・・未確認 それと上ホロ避難小屋から南に降りた雪渓・・・・・○ 三峰山沢右股・・・・・・・・・・・・・・・・・・○ については事前に以下のところに電話で確認しました。 ○黒岳石室 管理人が常駐している間は小屋でペットボトルの飲料水を販売(500ml500円ただしペットボトルの回収はしてもらえません。)小屋から赤石川方向に100mほど下ったところに雪渓があり、この融水を使用できます。 ○白雲岳避難小屋 小屋そばの雪渓で給水。 ○忠別避難小屋 小屋そばに幅50m×長さ300mの雪渓有 雪渓下端で給水 ○ヒサゴ沼避難小屋 ヒサゴ沼の水はトイレによる汚染があるため飲用しないほうが良い。小屋からトムラウシ側へ200mほど行った斜面に雪渓があり給水可能。ここが涸れても、さらに沼の東端の登りの登山道脇に大きな雪渓があり１か月くらいは涸れそうにないと思われる。東川自然保護官事務所の情報ではこの雪渓は沼に流れ出る末端での給水は池に落ちる怖れがあり危険と聞きましたが、雪渓末端まで行って給水は可能でした。 ○トムラウシ南沼キャンプ指定地 キャンプ地の真ん中に雪渓からの融水が小川となって流れている。70mほど上ったところに50m×70mの雪渓があり、その末端での給水も可能。 ○三川台 三川台からユムトムラウシに降りる登山道脇にもまだ大きな雪渓が残っていたが、霧がかかっていて給水場所の確認はできなかった。 ○双子池 我々が宿泊したときは雨の日が続いていたため、オプタテシケから飲用にできそうな水がキャンプ指定地に幾筋かの沢となって流れていました。キャンプ指定地から150mほど上ったオプタテシケ北西斜面の雪渓は存在はしていましたが、2m×10m程度で1週間も持たないと思われます。双子池の水は確認していませんが、東川保護官事務所の情報では有機物の浮遊も有りろ過しても飲用には向かないとの情報もありました。（いくつかの山行報告では双子池の水も飲用にされている方がいらっしゃるようです。） ○美瑛富士避難小屋 美瑛富士のトラバース道にも付近に給水場所はありませんでした。事前の確認でも東川保護官事務所の情報では小屋から10分ほど白金温泉方面に降りた沢も涸れているとのことでしたが確認していません。 ○上ホロ避難小屋 小屋から更に70mほど下った上ホロカメットク山北東斜面には50m×30mほどの雪渓があり雪渓末端で給水が可能。しかし残っていても8月いっぱいでしょうか。ここで給水ができない場合はもう稜線上では給水する場所は無くなります。オプタテシケ山から富良野岳までの稜線上では無いと思われます。東川自然保護官事務所の情報でも、ポンピ沢まで降りて給水する必要があるとのことでした。 ●東川自然保護官事務所 01668-2-2527 1週間ほど前にトムラウシから富良野岳まで歩いたという職員から、その際の情報を教えていただきました。 水の場所を確認するときは地図で位置関係を確認しながら行わないと誤解する可能性があります。 ●上川自然保護官事務所 01658-2-2574 こちらは最近入山していないということで水場の情報は得られませんでした。 最も有力な情報をいただいたのは入山してから反対ルートで十勝方面から来る登山者の情報でした。特に今回助かったのは、早稲田大学のワンゲル部の学生たちでした。ありがとうございました。 |
写真
ロープウェイの中から右側(南側)を見ると、大雪山から十勝連邦の山々がこんな風に見えます。
姿見駅を出発します。今日はよいお天気です。
台風が来なければよいのですが。
台風が来なければよいのですが。
姿見駅から旭岳山頂まで、今回の山行で高低差最高の690m登坂です。
噴気活動展望台から。シューシュー激しく音を立てて蒸気が噴出しています。
山頂から北東(黒岳)方面の眺望。北海道の山の雄大さと旭岳から御鉢平荒涼とした展望がひろがります。
あいにく北鎮岳は左の雲の中。
これから縦走する大雪山の稜線も右側の雲にさえぎられて見えていません。
1
8/7 12:31
山頂から北東(黒岳)方面の眺望。
北海道の山の雄大さと旭岳から御鉢平荒涼とした展望がひろがります。
あいにく北鎮岳は左の雲の中。
これから縦走する大雪山の稜線も右側の雲にさえぎられて見えていません。
北海道の山の雄大さと旭岳から御鉢平荒涼とした展望がひろがります。
あいにく北鎮岳は左の雲の中。
これから縦走する大雪山の稜線も右側の雲にさえぎられて見えていません。
旭岳山頂の標識にはナキウサギのマークがついています。
出会うことができればいいのですが。
出会うことができればいいのですが。
旭岳から裏旭キャンプ場への下りの雪渓はもうこの時期ほとんどありません。20mほど雪渓を降りる程度です。この雪渓の下に裏旭キャンプ場がみえています。
1
8/7 13:00
旭岳から裏旭キャンプ場への下りの雪渓はもうこの時期ほとんどありません。20mほど雪渓を降りる程度です。
この雪渓の下に裏旭キャンプ場がみえています。
この雪渓の下に裏旭キャンプ場がみえています。
裏旭キャンプ場まで下ってそこから間宮岳分岐への上りの道がみえています。左端は熊ヶ岳。
間宮岳付近から黒岳石室を目指します。荒涼とした御鉢平方面。左から、北鎮岳、陵雲岳、桂月岳、黒岳が御鉢平の外輪山のように取り囲んでみえます。残念ながら今回は時間に余裕がないので北海道第2の高峰北鎮岳はパスすることに。
8/7 14:14
間宮岳付近から黒岳石室を目指します。荒涼とした御鉢平方面。
左から、北鎮岳、陵雲岳、桂月岳、黒岳が御鉢平の外輪山のように取り囲んでみえます。残念ながら今回は時間に余裕がないので北海道第2の高峰北鎮岳はパスすることに。
左から、北鎮岳、陵雲岳、桂月岳、黒岳が御鉢平の外輪山のように取り囲んでみえます。残念ながら今回は時間に余裕がないので北海道第2の高峰北鎮岳はパスすることに。
御鉢平展望台あたりから北海岳方面パノラマ写真どうしてもこのようなパノラマ写真が取りたくなる景色です。
左側が雲ノ平。真ん中の山は北海岳。右側が御鉢平。
8/7 15:48
御鉢平展望台あたりから北海岳方面パノラマ写真
どうしてもこのようなパノラマ写真が取りたくなる景色です。
左側が雲ノ平。真ん中の山は北海岳。右側が御鉢平。
どうしてもこのようなパノラマ写真が取りたくなる景色です。
左側が雲ノ平。真ん中の山は北海岳。右側が御鉢平。
雲の平あたりはもう少し時期が早ければチングルマが咲いていたでしょう。綿毛でもこの量は圧巻です。
黒岳石室に到着し、手続きをしテント設営して、大急ぎで黒岳山頂に向かいました。山頂でまず目に飛び込んできた、ニセイカウシュッペ山方面〜トムラウシ山?方面の山並み。
8/7 17:49
黒岳石室に到着し、手続きをしテント設営して、大急ぎで黒岳山頂に向かいました。山頂でまず目に飛び込んできた、ニセイカウシュッペ山方面〜トムラウシ山?方面の山並み。
黒岳から下山。黒岳石室と今日歩いて来た旭岳方面の眺望。このあたりのハイマツ帯にはあちこちでナキウサギの鳴き声が足元で聞こえましたが、いくら探しても結局ナキウサギには会えませんでした。
1
8/7 18:06
黒岳から下山。黒岳石室と今日歩いて来た旭岳方面の眺望。
このあたりのハイマツ帯にはあちこちでナキウサギの鳴き声が足元で聞こえましたが、いくら探しても結局ナキウサギには会えませんでした。
このあたりのハイマツ帯にはあちこちでナキウサギの鳴き声が足元で聞こえましたが、いくら探しても結局ナキウサギには会えませんでした。
黒岳から下山して石室へ。一番左のとんがり山が烏帽子岳。
その右隣奥が白雲岳。
その右に旭岳。
登山道の先に見えるのが北鎮岳。
一番右黒岳石室避難小屋の奥が凌雲岳だろうか。
第1日目は大雪山の雄大さに驚いた一日でした。
8/7 18:11
黒岳から下山して石室へ。
一番左のとんがり山が烏帽子岳。
その右隣奥が白雲岳。
その右に旭岳。
登山道の先に見えるのが北鎮岳。
一番右黒岳石室避難小屋の奥が凌雲岳だろうか。
第1日目は大雪山の雄大さに驚いた一日でした。
一番左のとんがり山が烏帽子岳。
その右隣奥が白雲岳。
その右に旭岳。
登山道の先に見えるのが北鎮岳。
一番右黒岳石室避難小屋の奥が凌雲岳だろうか。
第1日目は大雪山の雄大さに驚いた一日でした。
2日目。8/8 黒岳石室のテント場。昨日テント場の様子を撮影しなかったので朝に撮影。30張くらいは余裕で張れそうです。大阪から来た大学生12人組の隣に張らせてもらいました。
彼らはトムラウシ山まで行く予定だったが、台風の影響で明日の天候が悪くなりそうなので予定を変更して白雲岳往復で下山することにしたようです。
1
8/8 4:19
2日目。8/8 黒岳石室のテント場。
昨日テント場の様子を撮影しなかったので朝に撮影。30張くらいは余裕で張れそうです。大阪から来た大学生12人組の隣に張らせてもらいました。
彼らはトムラウシ山まで行く予定だったが、台風の影響で明日の天候が悪くなりそうなので予定を変更して白雲岳往復で下山することにしたようです。
昨日テント場の様子を撮影しなかったので朝に撮影。30張くらいは余裕で張れそうです。大阪から来た大学生12人組の隣に張らせてもらいました。
彼らはトムラウシ山まで行く予定だったが、台風の影響で明日の天候が悪くなりそうなので予定を変更して白雲岳往復で下山することにしたようです。
我々は忠別避難小屋まで行って、様子を見ることに。本日中はまだ、天候も崩れないし、台風のコースは若干東にそれそうなので、影響があっても避難小屋であれば停滞できるのではないかと判断して出発することにしました。
8/8 4:22
我々は忠別避難小屋まで行って、様子を見ることに。本日中はまだ、天候も崩れないし、台風のコースは若干東にそれそうなので、影響があっても避難小屋であれば停滞できるのではないかと判断して出発することにしました。
黒岳石室の水場。小屋から400mほど赤石川へ降りた登山道わきの雪渓からの融水があります。ロープウエイの乗り場の案内では黒岳石室は天水を使用しており、小屋では500ml(500円)ペットボトル用の飲料水しか補給できないと言われ、夜はそれを購入しましたが、小屋の人に聞くとこのテント泊の飲料水はこの雪渓の融水を利用しているとのことでした。朝にこの水も補給して出発。
8/8 4:46
黒岳石室の水場。小屋から400mほど赤石川へ降りた登山道わきの雪渓からの融水があります。ロープウエイの乗り場の案内では黒岳石室は天水を使用しており、小屋では500ml(500円)ペットボトル用の飲料水しか補給できないと言われ、夜はそれを購入しましたが、小屋の人に聞くとこのテント泊の飲料水はこの雪渓の融水を利用しているとのことでした。朝にこの水も補給して出発。
赤石川。ここ数日まったく雨が降っていないため渡渉は全く問題なし。石伝いに渡れる水量でした。
北海沢を渡って北海岳へ向かう途中にあるクジャク岩への上りの途中から黒岳石室方面を振り返って。
クジャク岩。昭文社の地図によると「直下の登山道は工事中」とあったが、らしきあとはなかった。2017版の地図が古いのか。一番右が北海岳。なだらかな稜線がつづく。
8/8 5:39
クジャク岩。昭文社の地図によると「直下の登山道は工事中」とあったが、らしきあとはなかった。2017版の地図が古いのか。一番右が北海岳。なだらかな稜線がつづく。
北海岳山頂付近。「ナメクジ」の形をした岩が印象的。しかしこの岩、地図の説明にも、ヤマケイアルペンガイドにも載ってないかった。
北海岳山頂にて。
曇り空ではありますが、御鉢平を挟んで昨日歩いた稜線がくっきりと。
曇り空ではありますが、御鉢平を挟んで昨日歩いた稜線がくっきりと。
北海岳からなだらかな北海平を白雲岳へ向かいます。白雲岳の向こうには忠別岳が。
一日であんなに遠くまでいけるのか。
北海道の山は遠くに見えても案外早く近づいてくれる。
でも忠別避難小屋までは長かった。
8/8 6:32
北海岳からなだらかな北海平を白雲岳へ向かいます。
白雲岳の向こうには忠別岳が。
一日であんなに遠くまでいけるのか。
北海道の山は遠くに見えても案外早く近づいてくれる。
でも忠別避難小屋までは長かった。
白雲岳の向こうには忠別岳が。
一日であんなに遠くまでいけるのか。
北海道の山は遠くに見えても案外早く近づいてくれる。
でも忠別避難小屋までは長かった。
上の写真の左がこの風景。
天気はあまりよくないのに、高根ヶ原、忠別岳から化雲岳、トムラウシ山、オプタテシケ山
天気はあまりよくないのに、高根ヶ原、忠別岳から化雲岳、トムラウシ山、オプタテシケ山
トムラウシ山、三川台、オプタテシケ山、美瑛岳、煙を吐く十勝岳までみえていました。
白雲岳。左の雪渓をトラバースして山の向こうに回りこむと、白雲岳分岐になります。ここから見える雪渓はほんの少しですが、左側は谷の下まで続き切れ落ちていました。
8/8 7:08
白雲岳。
左の雪渓をトラバースして山の向こうに回りこむと、白雲岳分岐になります。ここから見える雪渓はほんの少しですが、左側は谷の下まで続き切れ落ちていました。
左の雪渓をトラバースして山の向こうに回りこむと、白雲岳分岐になります。ここから見える雪渓はほんの少しですが、左側は谷の下まで続き切れ落ちていました。
白雲岳分岐。ザックを置いていくと熊に取られそうなので担いでいくことに。
しかし、白雲岳から帰ってきたら多くの人がザックをデポしていました。
8/8 7:51
白雲岳分岐。
ザックを置いていくと熊に取られそうなので担いでいくことに。
しかし、白雲岳から帰ってきたら多くの人がザックをデポしていました。
ザックを置いていくと熊に取られそうなので担いでいくことに。
しかし、白雲岳から帰ってきたら多くの人がザックをデポしていました。
白雲岳山頂。バックは旭岳から黒岳の稜線。
白雲岳は、今まで歩いて来た西側の旭岳と、これから縦走する南側の稜線が十勝岳まで見渡せる最高のビューポイントでした。ぜひ登ってみてください。
1
8/8 8:26
白雲岳山頂。
バックは旭岳から黒岳の稜線。
白雲岳は、今まで歩いて来た西側の旭岳と、これから縦走する南側の稜線が十勝岳まで見渡せる最高のビューポイントでした。ぜひ登ってみてください。
バックは旭岳から黒岳の稜線。
白雲岳は、今まで歩いて来た西側の旭岳と、これから縦走する南側の稜線が十勝岳まで見渡せる最高のビューポイントでした。ぜひ登ってみてください。
白雲岳山頂から。
高根ヶ原越しにこれから縦走する山々が全部みわたせる展望台です。
高根ヶ原越しにこれから縦走する山々が全部みわたせる展望台です。
白雲岳から旭岳方面。
7月から比べると雪渓は少ないようですが、ゼブラ模様はまだ残っています。
7月から比べると雪渓は少ないようですが、ゼブラ模様はまだ残っています。
白雲岳分岐から高根ヶ原への下り。足元に白雲避難小屋とキャンプ場が見えます。
キャンプ場は上から見るとまるで運動場。
きれいに整地されたテント場で避難小屋と合わせてみると昔の
小学校校舎と運動場のようにも見えます。
テント場の下には、この時期でも十分な雪渓からの水場もあります。
白雲岳の下りから見る忠別岳は、高根ヶ原のなだらかな傾斜の先にある、片側崖っぷちの斜面にしか見えませんが、近づくにつれて、いやいやなかなか登りごたえのあの山でした。
2
8/8 9:31
白雲岳分岐から高根ヶ原への下り。
足元に白雲避難小屋とキャンプ場が見えます。
キャンプ場は上から見るとまるで運動場。
きれいに整地されたテント場で避難小屋と合わせてみると昔の
小学校校舎と運動場のようにも見えます。
テント場の下には、この時期でも十分な雪渓からの水場もあります。
白雲岳の下りから見る忠別岳は、高根ヶ原のなだらかな傾斜の先にある、片側崖っぷちの斜面にしか見えませんが、近づくにつれて、いやいやなかなか登りごたえのあの山でした。
足元に白雲避難小屋とキャンプ場が見えます。
キャンプ場は上から見るとまるで運動場。
きれいに整地されたテント場で避難小屋と合わせてみると昔の
小学校校舎と運動場のようにも見えます。
テント場の下には、この時期でも十分な雪渓からの水場もあります。
白雲岳の下りから見る忠別岳は、高根ヶ原のなだらかな傾斜の先にある、片側崖っぷちの斜面にしか見えませんが、近づくにつれて、いやいやなかなか登りごたえのあの山でした。
平坦な高根ヶ原を歩く。今日は天候が崩れて遠望が望めないかと思っていましたが、幸いにも暑くもなく寒くもなくで、雄大な北海道の大地を堪能しながら歩くことができました。
1
8/8 10:52
平坦な高根ヶ原を歩く。
今日は天候が崩れて遠望が望めないかと思っていましたが、幸いにも暑くもなく寒くもなくで、雄大な北海道の大地を堪能しながら歩くことができました。
今日は天候が崩れて遠望が望めないかと思っていましたが、幸いにも暑くもなく寒くもなくで、雄大な北海道の大地を堪能しながら歩くことができました。
高根ヶ原分岐を過ぎたあたりから見た石狩岳方面。このあたりは「ヒグマ注意」地域なので上から歩いているヒグマは居ないかと目を凝らして探してみましたが、見つかりませんでした。
足元には空沼。
2
8/8 11:45
高根ヶ原分岐を過ぎたあたりから見た石狩岳方面。
このあたりは「ヒグマ注意」地域なので上から歩いているヒグマは居ないかと目を凝らして探してみましたが、見つかりませんでした。
足元には空沼。
このあたりは「ヒグマ注意」地域なので上から歩いているヒグマは居ないかと目を凝らして探してみましたが、見つかりませんでした。
足元には空沼。
高根ヶ原の平ヶ岳あたりから振り返って。
左奥に旭岳と右に白雲岳。
旭岳にはロープウエイも見えました。
左奥に旭岳と右に白雲岳。
旭岳にはロープウエイも見えました。
周りが広すぎて傾斜がないようにも見えますが、徐々に登りになっています。
後は旭岳から白雲岳。
後は旭岳から白雲岳。
忠別沼と忠別岳。なかなかたどり着かなかった忠別沼。
一つなだらかな丘を越えると忠別沼です。
忠別沼のほとりに木道がはっきり見えます。
忠別岳は独特の山容です。
1
8/8 14:22
忠別沼と忠別岳。
なかなかたどり着かなかった忠別沼。
一つなだらかな丘を越えると忠別沼です。
忠別沼のほとりに木道がはっきり見えます。
忠別岳は独特の山容です。
なかなかたどり着かなかった忠別沼。
一つなだらかな丘を越えると忠別沼です。
忠別沼のほとりに木道がはっきり見えます。
忠別岳は独特の山容です。
忠別沼のほとりから。
近づくにつれて忠別岳の高さが際立ってきます。
近づくにつれて忠別岳の高さが際立ってきます。
あと少しで忠別岳山頂。
登り切ると次の新しい次の雄大な景色が目に入ってきます。
その前に疲れた。
登り切ると次の新しい次の雄大な景色が目に入ってきます。
その前に疲れた。
山頂から見下ろすと、雪渓の対岸に忠別避難小屋がみえます。まだ雪渓もたっぷり。コースタイムは55分ですが、そんな時間でたどりつけるのか。
避難小屋分岐のあるなだらかな稜線を登り切った先が五色岳。その左(東)にはなだらかな五色ヶ原が広がっています。確か先月も五色ヶ原を歩いたような・・・。(先月は薬師岳から立山を縦走しました)
一番右のぴょこんとした山頂が化雲岳。
その奥はトムラウシ。だいぶ近づいてきましたがなかなかたどりつきません。北海道は広い。
結局疲れはてて、避難小屋まで1時間半かかりました。
1
8/8 16:23
山頂から見下ろすと、雪渓の対岸に忠別避難小屋がみえます。
まだ雪渓もたっぷり。コースタイムは55分ですが、そんな時間でたどりつけるのか。
避難小屋分岐のあるなだらかな稜線を登り切った先が五色岳。その左(東)にはなだらかな五色ヶ原が広がっています。確か先月も五色ヶ原を歩いたような・・・。(先月は薬師岳から立山を縦走しました)
一番右のぴょこんとした山頂が化雲岳。
その奥はトムラウシ。だいぶ近づいてきましたがなかなかたどりつきません。北海道は広い。
結局疲れはてて、避難小屋まで1時間半かかりました。
まだ雪渓もたっぷり。コースタイムは55分ですが、そんな時間でたどりつけるのか。
避難小屋分岐のあるなだらかな稜線を登り切った先が五色岳。その左(東)にはなだらかな五色ヶ原が広がっています。確か先月も五色ヶ原を歩いたような・・・。(先月は薬師岳から立山を縦走しました)
一番右のぴょこんとした山頂が化雲岳。
その奥はトムラウシ。だいぶ近づいてきましたがなかなかたどりつきません。北海道は広い。
結局疲れはてて、避難小屋まで1時間半かかりました。
第3日目 8/9 忠別避難小屋分岐前日17時のヤマテンがこの稜線上で電波が入らず確認することができませんでした。前日12時の天気予報で雨のち霧雨の予報だったので忠別避難小屋で停滞のつもりをしていたのですが、天候は下り坂ではあるが荒れる予報でもなく、旭岳から来た3人組も出発し、ヒサゴ沼からも続々と人がやってきたのでここで一日つぶすより、半日分の行程でも進めることにして、ヒサゴ沼まで行くことにしました。
2
8/9 10:44
第3日目 8/9 忠別避難小屋分岐
前日17時のヤマテンがこの稜線上で電波が入らず確認することができませんでした。前日12時の天気予報で雨のち霧雨の予報だったので忠別避難小屋で停滞のつもりをしていたのですが、天候は下り坂ではあるが荒れる予報でもなく、旭岳から来た3人組も出発し、ヒサゴ沼からも続々と人がやってきたのでここで一日つぶすより、半日分の行程でも進めることにして、ヒサゴ沼まで行くことにしました。
前日17時のヤマテンがこの稜線上で電波が入らず確認することができませんでした。前日12時の天気予報で雨のち霧雨の予報だったので忠別避難小屋で停滞のつもりをしていたのですが、天候は下り坂ではあるが荒れる予報でもなく、旭岳から来た3人組も出発し、ヒサゴ沼からも続々と人がやってきたのでここで一日つぶすより、半日分の行程でも進めることにして、ヒサゴ沼まで行くことにしました。
五色岳の稜線上。北側(右側)は切り立った稜線になっていますが、南側はなだらかな高原台地。その中を一番右に見える化雲岳に向かって進みます。
残念ながらトムラウシは左の雲の中です。
1
8/9 11:55
五色岳の稜線上。
北側(右側)は切り立った稜線になっていますが、南側はなだらかな高原台地。その中を一番右に見える化雲岳に向かって進みます。
残念ながらトムラウシは左の雲の中です。
北側(右側)は切り立った稜線になっていますが、南側はなだらかな高原台地。その中を一番右に見える化雲岳に向かって進みます。
残念ながらトムラウシは左の雲の中です。
ここで明日の天気予報を確認するために稜線に登り、携帯の電波を拾いに行きます。
稜線出たと思ったら化雲岳山頂に着いちゃいました。ただしガスで何も見えません。
晴れていたら旭岳も見えるはずだったのに。
携帯の電波はばっちり。でも明日も雨の予報。
8/9 13:08
稜線出たと思ったら化雲岳山頂に着いちゃいました。
ただしガスで何も見えません。
晴れていたら旭岳も見えるはずだったのに。
携帯の電波はばっちり。でも明日も雨の予報。
ただしガスで何も見えません。
晴れていたら旭岳も見えるはずだったのに。
携帯の電波はばっちり。でも明日も雨の予報。
化雲岳分岐からすぐでヒサゴ沼分岐。
ここから雪渓の横をヒサゴ沼避難小屋に降りていきます。
ここから雪渓の横をヒサゴ沼避難小屋に降りていきます。
ヒサゴ沼避難小屋に到着。この日は小屋は貸し切り状態。結局誰も来ませんでした。
ここはトムラウシ遭難事故のときにの雨の中を歩いてこられて、ずぶぬれになり、衣類が乾かずに濡れたシュラフで寝られた避難小屋です。
1
8/9 14:09
ヒサゴ沼避難小屋に到着。
この日は小屋は貸し切り状態。結局誰も来ませんでした。
ここはトムラウシ遭難事故のときにの雨の中を歩いてこられて、ずぶぬれになり、衣類が乾かずに濡れたシュラフで寝られた避難小屋です。
この日は小屋は貸し切り状態。結局誰も来ませんでした。
ここはトムラウシ遭難事故のときにの雨の中を歩いてこられて、ずぶぬれになり、衣類が乾かずに濡れたシュラフで寝られた避難小屋です。
ヒサゴ沼避難小屋の水場。これは翌日の朝撮影したものです。避難小屋より化雲岳方面とトムラウシ方面の登山道の分岐より50mほどトムラウシよりの木道沿いにしっかりと雪渓が残っていました。
この雪渓が涸れても、その奥に見えているトムラウシ側の上り登山道脇の雪渓は中腹くらいまであり、ジャバジャバ水が流れており、2〜3週間くらいでは涸れないでしょう。
ヒサゴ沼の水はこの避難小屋のトイレがほとりに建っているため、汚染されている恐れがあるので飲まないほうがいいと前泊の忠別避難小屋で北海道の登山者に教わりました。
2
8/10 6:34
ヒサゴ沼避難小屋の水場。
これは翌日の朝撮影したものです。避難小屋より化雲岳方面とトムラウシ方面の登山道の分岐より50mほどトムラウシよりの木道沿いにしっかりと雪渓が残っていました。
この雪渓が涸れても、その奥に見えているトムラウシ側の上り登山道脇の雪渓は中腹くらいまであり、ジャバジャバ水が流れており、2〜3週間くらいでは涸れないでしょう。
ヒサゴ沼の水はこの避難小屋のトイレがほとりに建っているため、汚染されている恐れがあるので飲まないほうがいいと前泊の忠別避難小屋で北海道の登山者に教わりました。
これは翌日の朝撮影したものです。避難小屋より化雲岳方面とトムラウシ方面の登山道の分岐より50mほどトムラウシよりの木道沿いにしっかりと雪渓が残っていました。
この雪渓が涸れても、その奥に見えているトムラウシ側の上り登山道脇の雪渓は中腹くらいまであり、ジャバジャバ水が流れており、2〜3週間くらいでは涸れないでしょう。
ヒサゴ沼の水はこの避難小屋のトイレがほとりに建っているため、汚染されている恐れがあるので飲まないほうがいいと前泊の忠別避難小屋で北海道の登山者に教わりました。
ヒサゴ沼に到着したときはガスっていましたが、夕方になるとガスが晴れて沼の全容が明らかに。このあたりは地図にも「ナキウサギの声がひびく」の記載があり姿を見れるかと期待したのですが、結局出会うことはありませんでした。
テントは北海道大学のもので、結局この日は誰も帰ってきませんでした。遭難しているのではないかとずいぶん心配しました。
1
8/9 17:40
ヒサゴ沼に到着したときはガスっていましたが、夕方になるとガスが晴れて沼の全容が明らかに。
このあたりは地図にも「ナキウサギの声がひびく」の記載があり姿を見れるかと期待したのですが、結局出会うことはありませんでした。
テントは北海道大学のもので、結局この日は誰も帰ってきませんでした。遭難しているのではないかとずいぶん心配しました。
このあたりは地図にも「ナキウサギの声がひびく」の記載があり姿を見れるかと期待したのですが、結局出会うことはありませんでした。
テントは北海道大学のもので、結局この日は誰も帰ってきませんでした。遭難しているのではないかとずいぶん心配しました。
4日目 8/10 ヒサゴ池避難小屋出発。この日の天候も霧・ガス。
今日はトムラウシ南沼までの3時間15分の行程のため少し遅めの出発。
1
8/10 6:27
4日目 8/10 ヒサゴ池避難小屋出発。
この日の天候も霧・ガス。
今日はトムラウシ南沼までの3時間15分の行程のため少し遅めの出発。
この日の天候も霧・ガス。
今日はトムラウシ南沼までの3時間15分の行程のため少し遅めの出発。
ヒサゴ沼から縦走路への登り。最初は雪渓に沿って岩がゴロゴロする岩礫地を登っていきます。
ガスがかかっていると迷い易くわかりにくいですが、赤いペンキや目印のためのケルンがいくつも置かれておりそれを目印に登っていけばコルに到着します。
トムラウシの遭難のときもまだ雪渓が稜線の近くまであり、ここで時間を要していましたが、我々もコースタイム35分のところ1時間かかってしまいました。
1
8/10 7:19
ヒサゴ沼から縦走路への登り。
最初は雪渓に沿って岩がゴロゴロする岩礫地を登っていきます。
ガスがかかっていると迷い易くわかりにくいですが、赤いペンキや目印のためのケルンがいくつも置かれておりそれを目印に登っていけばコルに到着します。
トムラウシの遭難のときもまだ雪渓が稜線の近くまであり、ここで時間を要していましたが、我々もコースタイム35分のところ1時間かかってしまいました。
最初は雪渓に沿って岩がゴロゴロする岩礫地を登っていきます。
ガスがかかっていると迷い易くわかりにくいですが、赤いペンキや目印のためのケルンがいくつも置かれておりそれを目印に登っていけばコルに到着します。
トムラウシの遭難のときもまだ雪渓が稜線の近くまであり、ここで時間を要していましたが、我々もコースタイム35分のところ1時間かかってしまいました。
ヒサゴ沼から縦走路のあるコルに登り着いて、コルからトムラウシ方面への登り口は少しわかりにくいですが、一番踏み跡がはっきりしたところを50mほど登ると奇岩地帯が広がる木道のある一段高い台地に上がります。
1
8/10 7:39
ヒサゴ沼から縦走路のあるコルに登り着いて、コルからトムラウシ方面への登り口は少しわかりにくいですが、一番踏み跡がはっきりしたところを50mほど登ると奇岩地帯が広がる木道のある一段高い台地に上がります。
その先には湿地の中に木道が続いていてこの辺りに構造土が広がっています。これが構造土？(凍結融解作用によって形成される幾何学的な形をした地表面の模様や微地形である。)ですが、イマイチ幾何学模様まではわかりませんでした。
1
8/10 7:48
その先には湿地の中に木道が続いていてこの辺りに構造土が広がっています。
これが構造土？(凍結融解作用によって形成される幾何学的な形をした地表面の模様や微地形である。)ですが、イマイチ幾何学模様まではわかりませんでした。
これが構造土？(凍結融解作用によって形成される幾何学的な形をした地表面の模様や微地形である。)ですが、イマイチ幾何学模様まではわかりませんでした。
進行方向左手(西)側開けた場所があり、ヒサゴ沼越しにニペソツ山やウペペサンケ山がかすかに見えているようです。
天沼。
一段高い稜線の向こうにトムラウシ山が見えています。
このあたりからが日本庭園なのだろうか。
一段高い稜線の向こうにトムラウシ山が見えています。
このあたりからが日本庭園なのだろうか。
天沼から一段高いこのゴロゴロした岩場を登ります。
トムラウシ山への巨岩の登りの始まりでもあります。
トムラウシ山への巨岩の登りの始まりでもあります。
振り返ると、昨日登った化雲岳がみえます。
晴れていけばその先に旭岳が見えているのでしょうけれど。
晴れていけばその先に旭岳が見えているのでしょうけれど。
巨岩を登った先にの岩場の稜線ヶ広がります。
その後ろにやっとトムラウシ山山頂のヶ見えてきました。
その後ろにやっとトムラウシ山山頂のヶ見えてきました。
そして、やっと北沼到着。トムラウシ山頂への道もはっきり見えています。
トムラウシへ上るコースはいくつかあるように見えました。
どこを登ってもさして変わりはないので一番はっきりしたルートで山頂へ。
1
8/10 10:25
そして、やっと北沼到着。
トムラウシ山頂への道もはっきり見えています。
トムラウシへ上るコースはいくつかあるように見えました。
どこを登ってもさして変わりはないので一番はっきりしたルートで山頂へ。
トムラウシ山頂への道もはっきり見えています。
トムラウシへ上るコースはいくつかあるように見えました。
どこを登ってもさして変わりはないので一番はっきりしたルートで山頂へ。
トムラウシ山頂。残念ながら、これまで歩いてきた道はガスがかかり全く見えませんでした。
そして一番楽しみにしていたトムラウシ山頂からのこれから歩く稜線もガスの中でした。
ここにはトムラウシ温泉から日帰りで登ってこられたツアーの方々が大勢いらっしゃいました。
3
8/10 11:14
トムラウシ山頂。
残念ながら、これまで歩いてきた道はガスがかかり全く見えませんでした。
そして一番楽しみにしていたトムラウシ山頂からのこれから歩く稜線もガスの中でした。
ここにはトムラウシ温泉から日帰りで登ってこられたツアーの方々が大勢いらっしゃいました。
残念ながら、これまで歩いてきた道はガスがかかり全く見えませんでした。
そして一番楽しみにしていたトムラウシ山頂からのこれから歩く稜線もガスの中でした。
ここにはトムラウシ温泉から日帰りで登ってこられたツアーの方々が大勢いらっしゃいました。
山頂からトラバース道を見下ろすと、3つの沼が並んでみえます。一番奥の雪渓の有る青い沼が「熊の目」でしょうか。ガスが切れないかしばらく待っていましたが、なかなか晴れず仕方無しにキャンプ場に降りることにしました。
8/10 11:40
山頂からトラバース道を見下ろすと、3つの沼が並んでみえます。一番奥の雪渓の有る青い沼が「熊の目」でしょうか。
ガスが切れないかしばらく待っていましたが、なかなか晴れず仕方無しにキャンプ場に降りることにしました。
ガスが切れないかしばらく待っていましたが、なかなか晴れず仕方無しにキャンプ場に降りることにしました。
そして、今夜の宿泊地トムラウシ南沼キャンプ場。テントを張れそうな空き地が点在するキャンプ指定地。
水は、キャンプ地に右奥にある雪渓からの融水が流れており、それを使用できました。
トイレは無いものの、夏の時期だけトイレブースが設置されており、携帯トイレでの用を足すことができます。到着したときに目視ではトイレブースは確認していたのですが、その場まで行ってみなかったので翌朝えらい目にあいました。
2
8/10 12:20
そして、今夜の宿泊地トムラウシ南沼キャンプ場。
テントを張れそうな空き地が点在するキャンプ指定地。
水は、キャンプ地に右奥にある雪渓からの融水が流れており、それを使用できました。
トイレは無いものの、夏の時期だけトイレブースが設置されており、携帯トイレでの用を足すことができます。到着したときに目視ではトイレブースは確認していたのですが、その場まで行ってみなかったので翌朝えらい目にあいました。
テントを張れそうな空き地が点在するキャンプ指定地。
水は、キャンプ地に右奥にある雪渓からの融水が流れており、それを使用できました。
トイレは無いものの、夏の時期だけトイレブースが設置されており、携帯トイレでの用を足すことができます。到着したときに目視ではトイレブースは確認していたのですが、その場まで行ってみなかったので翌朝えらい目にあいました。
5日目。8/11 南沼キャンプ場出発。本日の行程は、双子池まで笹薮漕ぎの9時間。
4時30分出発を目指して起床。テント撤収前にトイレブースに行こうしたとき、遠くで雷鳴が。外に出た時にぽつぽつと雨が降り出ししかし整理現象は抑えられずに、ブースにつけば何とかなるとブースの方向に向かったものの、夜明け前のまだ暗い、ガスがかかった靄の中では足元の地面しか見ずどこにブースがあるのかわからない。次第に雷も近づき、雨も強くなってて、我慢しきれず、しかし携帯トイレを地面広げて一気に用をたしました。このとき、「事前にブースの前まで行って位置を確認しておけばよかった」、「携帯トイレも試用しておけばよかったのに」と雷と雨の中でくやみました。テントへ戻ってもさえぎる物の無いテント場のテントの中で、雷が光る度にテントの中が昼間のように明るくなるのを、ただただ雷が通り過ぎるを待つしかない恐ろしさを味わいました。
2
8/11 5:49
5日目。8/11 南沼キャンプ場出発。
本日の行程は、双子池まで笹薮漕ぎの9時間。
4時30分出発を目指して起床。テント撤収前にトイレブースに行こうしたとき、遠くで雷鳴が。外に出た時にぽつぽつと雨が降り出ししかし整理現象は抑えられずに、ブースにつけば何とかなるとブースの方向に向かったものの、夜明け前のまだ暗い、ガスがかかった靄の中では足元の地面しか見ずどこにブースがあるのかわからない。次第に雷も近づき、雨も強くなってて、我慢しきれず、しかし携帯トイレを地面広げて一気に用をたしました。このとき、「事前にブースの前まで行って位置を確認しておけばよかった」、「携帯トイレも試用しておけばよかったのに」と雷と雨の中でくやみました。テントへ戻ってもさえぎる物の無いテント場のテントの中で、雷が光る度にテントの中が昼間のように明るくなるのを、ただただ雷が通り過ぎるを待つしかない恐ろしさを味わいました。
本日の行程は、双子池まで笹薮漕ぎの9時間。
4時30分出発を目指して起床。テント撤収前にトイレブースに行こうしたとき、遠くで雷鳴が。外に出た時にぽつぽつと雨が降り出ししかし整理現象は抑えられずに、ブースにつけば何とかなるとブースの方向に向かったものの、夜明け前のまだ暗い、ガスがかかった靄の中では足元の地面しか見ずどこにブースがあるのかわからない。次第に雷も近づき、雨も強くなってて、我慢しきれず、しかし携帯トイレを地面広げて一気に用をたしました。このとき、「事前にブースの前まで行って位置を確認しておけばよかった」、「携帯トイレも試用しておけばよかったのに」と雷と雨の中でくやみました。テントへ戻ってもさえぎる物の無いテント場のテントの中で、雷が光る度にテントの中が昼間のように明るくなるのを、ただただ雷が通り過ぎるを待つしかない恐ろしさを味わいました。
トムラウシから三川台までのなだらかな十勝オプタテシケ山縦走コース。
もう2週間早かったら満開のチングルマのお花畑だったのに。
もう2週間早かったら満開のチングルマのお花畑だったのに。
三川台の250Mほど手前にビバーグ適地がありました。このほかにも三川台の標識のところと
三川台から250ⅿほど降下したところにもビバークできそうな場所が有りました。
しかし、トムラウシ山頂出会ったツアーのガイドさんからもヒグマがよく出るからやめたほうがいいと言われました。
1
8/11 7:41
三川台の250Mほど手前にビバーグ適地がありました。
このほかにも三川台の標識のところと
三川台から250ⅿほど降下したところにもビバークできそうな場所が有りました。
しかし、トムラウシ山頂出会ったツアーのガイドさんからもヒグマがよく出るからやめたほうがいいと言われました。
このほかにも三川台の標識のところと
三川台から250ⅿほど降下したところにもビバークできそうな場所が有りました。
しかし、トムラウシ山頂出会ったツアーのガイドさんからもヒグマがよく出るからやめたほうがいいと言われました。
三川台残念ながら天国の景色が全く拝めないまま、地獄の藪漕ぎに突入します。
昨日からの雨でまだカッパも乾ききっていない上に朝からの雨で笹もしっかりと雨露がついていて、カッパの中まで濡れるのは必至です。
実はこのときすでに靴の中には前日から水が溜まっており、靴を脱いで靴下を一度絞って、身なりも整えて三川台から降りて、笹藪に突入しました。
2
8/11 7:47
三川台
残念ながら天国の景色が全く拝めないまま、地獄の藪漕ぎに突入します。
昨日からの雨でまだカッパも乾ききっていない上に朝からの雨で笹もしっかりと雨露がついていて、カッパの中まで濡れるのは必至です。
実はこのときすでに靴の中には前日から水が溜まっており、靴を脱いで靴下を一度絞って、身なりも整えて三川台から降りて、笹藪に突入しました。
残念ながら天国の景色が全く拝めないまま、地獄の藪漕ぎに突入します。
昨日からの雨でまだカッパも乾ききっていない上に朝からの雨で笹もしっかりと雨露がついていて、カッパの中まで濡れるのは必至です。
実はこのときすでに靴の中には前日から水が溜まっており、靴を脱いで靴下を一度絞って、身なりも整えて三川台から降りて、笹藪に突入しました。
三川台を降りたあたり。笹薮が深かった(酷かった)のは三川台を降りたあたりからツリガネ山の肩までと、コスマヌプリの肩を過ぎてから双子池の鞍部までです。こんな風に越しを超えるような笹薮があったのは双子池までの1/3くらいでしょうか。三川台で会った人が「昨年も来ましたが今年のほうが笹が深い」と言っておられました。
1
8/11 8:23
三川台を降りたあたり。
笹薮が深かった(酷かった)のは三川台を降りたあたりからツリガネ山の肩までと、コスマヌプリの肩を過ぎてから双子池の鞍部までです。こんな風に越しを超えるような笹薮があったのは双子池までの1/3くらいでしょうか。三川台で会った人が「昨年も来ましたが今年のほうが笹が深い」と言っておられました。
笹薮が深かった(酷かった)のは三川台を降りたあたりからツリガネ山の肩までと、コスマヌプリの肩を過ぎてから双子池の鞍部までです。こんな風に越しを超えるような笹薮があったのは双子池までの1/3くらいでしょうか。三川台で会った人が「昨年も来ましたが今年のほうが笹が深い」と言っておられました。
ツリガネ山。かと思いきや、その手前のピーク。
これは右(東)側を巻きます。
これは右(東)側を巻きます。
ツリガネ山の肩。オプタテシケ山どころかツリガネ山も全くガスで見えません。
晴れていれば、オプタテシケにつづく稜線が見えて北海道の山の雄大さに感動していたはずなのに〜。
1
8/11 10:20
ツリガネ山の肩。
オプタテシケ山どころかツリガネ山も全くガスで見えません。
晴れていれば、オプタテシケにつづく稜線が見えて北海道の山の雄大さに感動していたはずなのに〜。
オプタテシケ山どころかツリガネ山も全くガスで見えません。
晴れていれば、オプタテシケにつづく稜線が見えて北海道の山の雄大さに感動していたはずなのに〜。
ツリガネ山の肩から100mほど下ったの右(北)側が崩落しています。崩落部手前の広場の中にピンクテープがあり、ハイマツの中を藪漕ぎした踏み跡がついています。10mほどの藪漕ぎで回避できます。
1
8/11 10:34
ツリガネ山の肩から100mほど下ったの右(北)側が崩落しています。崩落部手前の広場の中にピンクテープがあり、ハイマツの中を藪漕ぎした踏み跡がついています。10mほどの藪漕ぎで回避できます。
コスマヌプリの肩も雲の中でコスマヌプリも拝めず。
カブト岩に到着。
しかしここからが最悪の地獄。
カブト岩に到着。
しかしここからが最悪の地獄。
オプタテシケ山がなんとなく見える。見えてくれ〜。ガスよ晴れてくれ〜。
双子池のキャンプ指定地までもう少し。
でもここからが最大の地獄。
中でもカブト岩から双子池鞍部までは、背丈ほどの笹薮に加え、笹が何重にも多い重なっていて足元が見えない上に、その登山道に水が流れていたり、水たまりがあったり、泥沼があったり、倒木や露出した根っこや岩がころがっていたりで、双子沼の鞍部につく最後の1時間は本当に苦悩との闘いです。
笹の道の歩き方。ストックはやや短めに持って、ストックで笹をかき分けながら足元の視界を確保。笹が深いところでは腕とストック出かきわける。笹が深くストックでかき分けられない量のところは、腕でかき分けた笹薮を足とお尻で押すように抑えつけて進むと歩きやすかったです。
北アルプスの山行ではこんな薮が有ったら絶対に道を間違っています。でもGPSで確認したらばっちり登山道の線の上に居ました。
2
8/11 15:38
オプタテシケ山がなんとなく見える。
見えてくれ〜。ガスよ晴れてくれ〜。
双子池のキャンプ指定地までもう少し。
でもここからが最大の地獄。
中でもカブト岩から双子池鞍部までは、背丈ほどの笹薮に加え、笹が何重にも多い重なっていて足元が見えない上に、その登山道に水が流れていたり、水たまりがあったり、泥沼があったり、倒木や露出した根っこや岩がころがっていたりで、双子沼の鞍部につく最後の1時間は本当に苦悩との闘いです。
笹の道の歩き方。ストックはやや短めに持って、ストックで笹をかき分けながら足元の視界を確保。笹が深いところでは腕とストック出かきわける。笹が深くストックでかき分けられない量のところは、腕でかき分けた笹薮を足とお尻で押すように抑えつけて進むと歩きやすかったです。
北アルプスの山行ではこんな薮が有ったら絶対に道を間違っています。でもGPSで確認したらばっちり登山道の線の上に居ました。
見えてくれ〜。ガスよ晴れてくれ〜。
双子池のキャンプ指定地までもう少し。
でもここからが最大の地獄。
中でもカブト岩から双子池鞍部までは、背丈ほどの笹薮に加え、笹が何重にも多い重なっていて足元が見えない上に、その登山道に水が流れていたり、水たまりがあったり、泥沼があったり、倒木や露出した根っこや岩がころがっていたりで、双子沼の鞍部につく最後の1時間は本当に苦悩との闘いです。
笹の道の歩き方。ストックはやや短めに持って、ストックで笹をかき分けながら足元の視界を確保。笹が深いところでは腕とストック出かきわける。笹が深くストックでかき分けられない量のところは、腕でかき分けた笹薮を足とお尻で押すように抑えつけて進むと歩きやすかったです。
北アルプスの山行ではこんな薮が有ったら絶対に道を間違っています。でもGPSで確認したらばっちり登山道の線の上に居ました。
本日の宿泊地、双子池キャンプ指定地到着。心配�．謄鵐箸�張る場所があるか?
テントを張れそうな広さの場所は何か所かありましたが、どこもこの雨で地面に水が溜まっていたり斜面で水が流れている。
幸い双子池での今日のお泊りは我々だけのようで、一番いいところに場所を確保することができました。
心配��飲み水の確保ができるか?
幸いというか不幸にもというべきか、3日続きの雨のおかげで
オプタテシケ側から沢が何本も流れてきており、この沢から給水ができました。翌日沢に沿って登っていくと斜面途中に3m×10mの雪渓が残っているだけでした。後2週間もすればこの雪渓はなくなってしまうかも。ここで給水は、双子池の溜まり水に頼るしかないかも。
心配�７Г�出てこないか。
地図にも双子池のキャンプ指定地には「ヒグマ出没要注意」の記載が。幸いにもこの夜はヒグマに出会うことはありませんでした。
2
8/11 16:08
本日の宿泊地、双子池キャンプ指定地到着。
心配�．謄鵐箸�張る場所があるか?
テントを張れそうな広さの場所は何か所かありましたが、どこもこの雨で地面に水が溜まっていたり斜面で水が流れている。
幸い双子池での今日のお泊りは我々だけのようで、一番いいところに場所を確保することができました。
心配��飲み水の確保ができるか?
幸いというか不幸にもというべきか、3日続きの雨のおかげで
オプタテシケ側から沢が何本も流れてきており、この沢から給水ができました。翌日沢に沿って登っていくと斜面途中に3m×10mの雪渓が残っているだけでした。後2週間もすればこの雪渓はなくなってしまうかも。ここで給水は、双子池の溜まり水に頼るしかないかも。
心配�７Г�出てこないか。
地図にも双子池のキャンプ指定地には「ヒグマ出没要注意」の記載が。幸いにもこの夜はヒグマに出会うことはありませんでした。
心配�．謄鵐箸�張る場所があるか?
テントを張れそうな広さの場所は何か所かありましたが、どこもこの雨で地面に水が溜まっていたり斜面で水が流れている。
幸い双子池での今日のお泊りは我々だけのようで、一番いいところに場所を確保することができました。
心配��飲み水の確保ができるか?
幸いというか不幸にもというべきか、3日続きの雨のおかげで
オプタテシケ側から沢が何本も流れてきており、この沢から給水ができました。翌日沢に沿って登っていくと斜面途中に3m×10mの雪渓が残っているだけでした。後2週間もすればこの雪渓はなくなってしまうかも。ここで給水は、双子池の溜まり水に頼るしかないかも。
心配�７Г�出てこないか。
地図にも双子池のキャンプ指定地には「ヒグマ出没要注意」の記載が。幸いにもこの夜はヒグマに出会うことはありませんでした。
6日目 8/12 双子池出発。高気圧が近づいてきているはずなので、今日こそは晴れるはず。しかし朝はまだガスがかかっている。
最初の登りは沢山の沢筋と登山道らしきあとがあり、どこが本来の道なのか迷いました。そのうちの一番わかりやすい踏み跡をたどりなんとか道を探りあてる。
2
8/12 5:46
6日目 8/12 双子池出発。
高気圧が近づいてきているはずなので、今日こそは晴れるはず。しかし朝はまだガスがかかっている。
最初の登りは沢山の沢筋と登山道らしきあとがあり、どこが本来の道なのか迷いました。そのうちの一番わかりやすい踏み跡をたどりなんとか道を探りあてる。
高気圧が近づいてきているはずなので、今日こそは晴れるはず。しかし朝はまだガスがかかっている。
最初の登りは沢山の沢筋と登山道らしきあとがあり、どこが本来の道なのか迷いました。そのうちの一番わかりやすい踏み跡をたどりなんとか道を探りあてる。
双子池の上部の雪渓。飲料水用として使われていた雪渓ってこのことだろうか。テント場より200m斜面を登ったところに幅3m×長さ10mだけ残っていました。でももう1週間ほどでなくなってしまいそうでした。
1
8/12 6:04
双子池の上部の雪渓。飲料水用として使われていた雪渓ってこのことだろうか。テント場より200m斜面を登ったところに幅3m×長さ10mだけ残っていました。でももう1週間ほどでなくなってしまいそうでした。
このオプタテシケへの上りにはこの時期でも多くの花が咲いていました。
コエゾノツガザクラ。
コエゾノツガザクラ。
これは一般的なヨツバシオガマのようです。
エゾシオガマは見つかりませんでした。
エゾシオガマは見つかりませんでした。
ご存じ、チングルマの綿毛
細かな水滴がついた綿毛があまりにきれいだったので写真に撮りました。
細かな水滴がついた綿毛があまりにきれいだったので写真に撮りました。
オプタテシケ山頂。とうとうここまできました。
しかし天は我らを見放したのか。
展望は望めませんでした。
ここからはカブト岩、コスマヌプリ、ツリガネ岳の向こうにトムラウシにつづく稜線が見え、
これから行く稜線には美瑛富士、美瑛岳、十勝岳の稜線が見えるのでしょうに。
1
8/12 8:31
オプタテシケ山頂。
とうとうここまできました。
しかし天は我らを見放したのか。
展望は望めませんでした。
ここからはカブト岩、コスマヌプリ、ツリガネ岳の向こうにトムラウシにつづく稜線が見え、
これから行く稜線には美瑛富士、美瑛岳、十勝岳の稜線が見えるのでしょうに。
とうとうここまできました。
しかし天は我らを見放したのか。
展望は望めませんでした。
ここからはカブト岩、コスマヌプリ、ツリガネ岳の向こうにトムラウシにつづく稜線が見え、
これから行く稜線には美瑛富士、美瑛岳、十勝岳の稜線が見えるのでしょうに。
ベベツ岳の上りからオプタテシケ山を振り返って
ようやくオプタテシケの全容を見ることができました。
ようやくオプタテシケの全容を見ることができました。
美瑛富士避難小屋がみえました。小屋の前に水溜まりのようなものが。
ここ3日ほどの雨によってできたものでしょう。
環境省の東川自然保護官事務所の情報によると、
避難小屋から白金温泉方面に8分ほど下った沢は完全に涸れ沢になっているとのことでした。美瑛富士の東側斜面にも雪渓は全く残っていなかったので泊まる場合は事前に給水してくる必要があるようです。
1
8/12 11:15
美瑛富士避難小屋がみえました。
小屋の前に水溜まりのようなものが。
ここ3日ほどの雨によってできたものでしょう。
環境省の東川自然保護官事務所の情報によると、
避難小屋から白金温泉方面に8分ほど下った沢は完全に涸れ沢になっているとのことでした。美瑛富士の東側斜面にも雪渓は全く残っていなかったので泊まる場合は事前に給水してくる必要があるようです。
小屋の前に水溜まりのようなものが。
ここ3日ほどの雨によってできたものでしょう。
環境省の東川自然保護官事務所の情報によると、
避難小屋から白金温泉方面に8分ほど下った沢は完全に涸れ沢になっているとのことでした。美瑛富士の東側斜面にも雪渓は全く残っていなかったので泊まる場合は事前に給水してくる必要があるようです。
白金温泉方面への分岐点から美瑛富士を見上げて。時間が遅く日没までに上ホロ避難小屋につけるか微妙な時間なので今回は登りません。
1
8/12 11:30
白金温泉方面への分岐点から美瑛富士を見上げて。
時間が遅く日没までに上ホロ避難小屋につけるか微妙な時間なので今回は登りません。
時間が遅く日没までに上ホロ避難小屋につけるか微妙な時間なので今回は登りません。
美瑛富士の南東斜面はまだ綿毛ではないチングルマがいっぱい咲いていました。
美瑛岳分岐からデポして20分で往復。
しかし、山頂からの展望はありませんでした。
しかし、山頂からの展望はありませんでした。
美瑛岳分岐から十勝岳に向かいます。十勝岳は見えませんが、その雄大で荒涼とした裾のと下ホロカメトク山の端正な山容がみえます。
1
8/12 14:31
美瑛岳分岐から十勝岳に向かいます。
十勝岳は見えませんが、その雄大で荒涼とした裾のと下ホロカメトク山の端正な山容がみえます。
十勝岳は見えませんが、その雄大で荒涼とした裾のと下ホロカメトク山の端正な山容がみえます。
P1896を振り返って
この写真の左(東・ポンピ沢)側は切れ落ちた断崖のやせた稜線です。
この写真の左(東・ポンピ沢)側は切れ落ちた断崖のやせた稜線です。
鋸岳への上り。
溶岩の砂礫で、踏みしめても踏みしめても、ずずずっと砂に食い込むように滑り、めちゃんこ体力を消耗します。
溶岩の砂礫で、踏みしめても踏みしめても、ずずずっと砂に食い込むように滑り、めちゃんこ体力を消耗します。
ルートからは少しそれますが、鋸岳山頂へ寄り道。
山頂の標識はありません。
山頂の標識はありません。
鋸岳から十勝岳に向かう稜線はなだらかでガスがかかっていると目標物かなく迷いそうです。
やっと十勝岳山頂
あと上ホロ避難小屋まで1時間。
日没も迫っているので大急ぎで下山します。
あと上ホロ避難小屋まで1時間。
日没も迫っているので大急ぎで下山します。
正面手前のピークが大砲台。
一番左が上富良野岳。
上ホロ避難小屋までもう少し。
一番左が上富良野岳。
上ホロ避難小屋までもう少し。
このあたりの稜線は、十勝岳安政火口から上がってくる噴煙で、目がしかしかし、鼻に刺すような積んする硫黄のにおいがしています。
今夜の宿泊地、上ホロ避難小屋到着です。
昨日と違い沢山のテントがある。
昨日と違い沢山のテントがある。
上ホロ避難小屋の水場の雪渓。小屋より80mほど下った上ホロカメットク山東斜面にあります。
しかし、この大きさではもう2〜3週間程度でしょうか。
1
8/12 17:49
上ホロ避難小屋の水場の雪渓。
小屋より80mほど下った上ホロカメットク山東斜面にあります。
しかし、この大きさではもう2〜3週間程度でしょうか。
小屋より80mほど下った上ホロカメットク山東斜面にあります。
しかし、この大きさではもう2〜3週間程度でしょうか。
テント場はもういい場所がなかったので、小屋の前に張らしていただきました。ここが一番いい場所かも。
小屋の中も拝見。4組6人くらいの方がいらっしゃいました。
時間も結構遅いのでテントで泊まることにしました。
おかげでテントも乾かすことができたし、濡れたシュラフやシュラフカバーもこのはしごに干して乾かすことができました。
1
8/12 18:33
テント場はもういい場所がなかったので、小屋の前に張らしていただきました。
ここが一番いい場所かも。
小屋の中も拝見。4組6人くらいの方がいらっしゃいました。
時間も結構遅いのでテントで泊まることにしました。
おかげでテントも乾かすことができたし、濡れたシュラフやシュラフカバーもこのはしごに干して乾かすことができました。
ここが一番いい場所かも。
小屋の中も拝見。4組6人くらいの方がいらっしゃいました。
時間も結構遅いのでテントで泊まることにしました。
おかげでテントも乾かすことができたし、濡れたシュラフやシュラフカバーもこのはしごに干して乾かすことができました。
夕食前に晴れてきたので、少し上がった稜線から東側を覗きにいきました。
下山口の十勝岳温泉 陵雲閣も見えます。
下山口の十勝岳温泉 陵雲閣も見えます。
7日目 8/13 最終日避難小屋から稜線に出て、上ホロカメットク山に向かう稜線。
残念ながら空は青空が見えているのに、まだガスが晴れてこない。
8/13 5:59
7日目 8/13 最終日
避難小屋から稜線に出て、上ホロカメットク山に向かう稜線。
残念ながら空は青空が見えているのに、まだガスが晴れてこない。
避難小屋から稜線に出て、上ホロカメットク山に向かう稜線。
残念ながら空は青空が見えているのに、まだガスが晴れてこない。
上富良野岳と三峰山の中間地点から富良野岳方面。
やっと下界まで見渡せるように視界が晴れてきました。
しかし富良野岳は雲の中です。
やっと下界まで見渡せるように視界が晴れてきました。
しかし富良野岳は雲の中です。
上富良野岳と三峰山の中間地点から境山方面。下ホロカメットク山の端正な稜線も見えます。
三峰山到着。
次に三峰山と並んで同じくらいの高さのピークがあり、その向こうに富良野岳。
次に三峰山と並んで同じくらいの高さのピークがあり、その向こうに富良野岳。
ヒグマの落とし物。
そういえばこの辺りも地図には「ヒグマ注意」の記載があります。
そういえばこの辺りも地図には「ヒグマ注意」の記載があります。
富良野川上流の安政火口方面
沢を渡って登山道が下っているのが見えます。
沢を渡って登山道が下っているのが見えます。
とうとう下山してしまいました。ここにも携帯トイレの回収ボックスが有りました。
でも鍵がかかっています。番号は凌雲閣で聞いてください。
誰が盗むんだ？
8/13 12:36
とうとう下山してしまいました。
ここにも携帯トイレの回収ボックスが有りました。
でも鍵がかかっています。番号は凌雲閣で聞いてください。
誰が盗むんだ？
ここにも携帯トイレの回収ボックスが有りました。
でも鍵がかかっています。番号は凌雲閣で聞いてください。
誰が盗むんだ？
温泉に入浴して昼食でもと思ったのですが、バスの時間まであまり有りませんでした。ともかくも7日分の臭い身体だけでもきれいにしなければ公共交通機関の方々に迷惑になるので
1
8/13 12:37
温泉に入浴して昼食でもと思ったのですが、バスの時間まであまり有りませんでした。
ともかくも7日分の臭い身体だけでもきれいにしなければ公共交通機関の方々に迷惑になるので
ともかくも7日分の臭い身体だけでもきれいにしなければ公共交通機関の方々に迷惑になるので
温泉からの十勝岳の景色。
今まで3回来てるのですがこんなに視界がいいのは初めて。
今まで3回来てるのですがこんなに視界がいいのは初めて。
上富良野から美瑛までは「ノロッコ号」で車窓から北海道の景色を堪能
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ダウンジャケット
雨具
靴
ザック
サブザック
行動食(7食)
非常食(羊羹)
飲料
食器
地図（地形図&昭文社）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
帽子
保険証
携帯
予備バッテリー
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
夏用シュラフ
シュラフカバー
シュラフマット
浄水器
プラティパス(2L×3)
ナルゲンボトル1L
|
|---|---|
| 共同装備 |
テント
マット
バーナー
ボンベ(500T×2)
コッフェル
まな板
|
| 備考 | ガスカートリッジ500T×2(飲料水の煮沸と暖房乾燥用)として余分に持って行きました。使用量は濡れた身体の暖房用、衣類の乾燥用として多用し、500T1個は使い切りました。 避難小屋には使い差しのガスカートリッジが置いてありました。もう下山するため置いていったものか、トムラウシの遭難事故などに対処してもらうために置いてあるのかは不明ですが、忠別避難小屋にもヒサゴ沼避難小屋にも10個くらいはありました。 |
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：2272人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
関連する山／近くの山
大雪山の最新記録
旭岳(北海道登山旅4座目)
2025年08月07日 (日帰り) [C]
旭岳（裾合平から周回）
2025年08月06日 (日帰り) [B]
旭岳・北鎮岳・比布岳・当麻乗越〜やっぱり大雪が好きの巻(^^)
2025年08月06日 (日帰り) [S]
旭岳
2025年08月05日 (日帰り) [C]
大雪山・旭岳〜間宮岳周回
2025年08月04日 (日帰り) [A]
トムラウシ山の最新記録
旭岳からトムラウシ縦走
2025年08月04日 [B]
トムラウシ山、忠別岳等 クチャンベツ沼ノ原登山口から
2025年08月04日 (日帰り) [S]
オプタテシケ山～トムラウシ山
2025年08月03日 [B]
トムラウシ山
2025年08月03日 (日帰り) [C]
トムラウシ山
2025年08月02日 (日帰り) [C]
十勝岳の最新記録
十勝岳〜上富良野岳
2025年08月06日 (日帰り) [C]
十勝岳
2025年08月06日 (日帰り) [C]
十勝岳〜美瑛岳（望岳台を起点に周回）
2025年08月03日 (日帰り) [A]
北海道も暑かった☆十勝岳
2025年08月03日 (日帰り) [B]
十勝岳
2025年08月03日 (日帰り) [B]
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する