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Yamareco

記録ID: 1946667
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

梅雨明けならず! 北岳〜仙塩尾根〜仙丈ヶ岳

2019年07月22日(月) 〜 2019年07月24日(水)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
25.0km
登り
3,028m
下り
2,514m

コースタイム

1日目
山行
6:42
休憩
0:08
合計
6:50
11:43
11:43
90
13:13
13:21
59
14:20
14:20
45
15:05
15:05
55
16:00
2日目
山行
6:20
休憩
1:00
合計
7:20
5:10
40
5:50
5:50
77
7:07
7:23
27
7:50
8:00
135
10:15
10:32
33
11:05
11:05
38
11:43
12:00
30
12:30
3日目
山行
7:01
休憩
1:21
合計
8:22
4:38
77
5:55
6:09
94
2700m?開けた場所
7:43
8:03
33
8:36
9:08
54
10:02
10:17
163
13:00
天候 22日 曇りのち雨
23日 晴れのち曇り 一時雨
24日 快晴のち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
甲府〜広河原1960円プラス協力金200円
※芦安で入浴したい場合、チケット購入時に伝えると押印してもらえ、途中下車できます。
北沢峠〜広河原1000円
甲府〜地元駅 1660円
コース状況/
危険箇所等
仙塩尾根(三峰岳から仙丈ヶ岳)
三峰岳からはしばらくガレ場、両俣右又カールを見下ろしながらのくだり。森林限界きわに鎖場あり。その先しばらくかぶったハイマツ帯で昨晩の雨のため、晴れているのに下半身ビショ濡れ。
樹林帯はシラビソで奥秩父的。もっと木が太い。下り傾向のアップダウン。川の音がとても近い。独標は木の生えていない小広い平らな岩盤、風が心地よい。野呂川越から仙丈ヶ岳側は倒木が増え、荒れてくる感じ。目印は多い。高望池は期待に反し良いところ。ただし古いものも合わせてゴミが多い。水場は近いがゴミ部分を透過した水だと考えると、水質に不安あり。池の水もフローして流れ出していました。
2700位が森林限界、仙丈方面への登りは大千丈岳直下が一番きつい。とても静かでいいところ。
その他周辺情報 山交ビルから清月がなくなり、駅ビルに移動した。でも、あんみつの扱いがなかった。イタリアンロールのコーヒーを購入!

♨ 白根会館 700円
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
はじめは見えていた北岳
2019年07月22日 09:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/22 9:30
はじめは見えていた北岳
花は極端に遅れていたそうで
鹿柵設置されていた方に聞きました。
2019年07月22日 13:24撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 13:24
花は極端に遅れていたそうで
鹿柵設置されていた方に聞きました。
すでに雨の中、花しか撮るものありません。
2019年07月22日 13:29撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 13:29
すでに雨の中、花しか撮るものありません。
でも、きれいです。
2019年07月22日 13:30撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 13:30
でも、きれいです。
北岳が奥に…
2019年07月22日 13:37撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 13:37
北岳が奥に…
こういう混合ダブルス好きです。
2019年07月22日 13:41撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 13:41
こういう混合ダブルス好きです。
2019年07月22日 13:56撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 13:56
北岳って意外なほど花の山なんだと実感する。
2019年07月22日 14:12撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 14:12
北岳って意外なほど花の山なんだと実感する。
お初です!
キタダケソウ。なんか感動しました。
肩の小屋テント場です。
2019年07月22日 14:21撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 14:21
お初です!
キタダケソウ。なんか感動しました。
肩の小屋テント場です。
これタカネでしたっけ?
2019年07月22日 14:32撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 14:32
これタカネでしたっけ?
こちらも混ダブ
2019年07月22日 14:38撮影 by  iPhone XR, Apple
7/22 14:38
こちらも混ダブ
幕営直前からものすごい雨でしたが、翌朝、八本場の頭からの日の出
今日も不安定らしい。
2019年07月23日 04:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
7/23 4:48
幕営直前からものすごい雨でしたが、翌朝、八本場の頭からの日の出
今日も不安定らしい。
富士も湿っぽい
2019年07月23日 05:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 5:09
富士も湿っぽい
2019年07月23日 05:10撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 5:10
登り始めるとこんな感じに
2019年07月23日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:02
登り始めるとこんな感じに
昨日は北岳だけに『来ただけ』でしたが、今日は良さそうですね。
2019年07月23日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:02
昨日は北岳だけに『来ただけ』でしたが、今日は良さそうですね。
間ノ、デカッ
2019年07月23日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:03
間ノ、デカッ
自分が今まで登った山で、好きな景色の一つ
この角度がかっこいいですよね!
2019年07月23日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:16
自分が今まで登った山で、好きな景色の一つ
この角度がかっこいいですよね!
ほんと、かっこいい
2019年07月23日 06:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:16
ほんと、かっこいい
甲斐駒はかすみますね
2019年07月23日 06:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:33
甲斐駒はかすみますね
ゴールの仙丈
2019年07月23日 06:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:33
ゴールの仙丈
2019年07月23日 06:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 6:34
2019年07月23日 07:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 7:07
天気が悪くなるのがわかっているので、ゆっくり見ていられません。
2019年07月23日 07:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 7:07
天気が悪くなるのがわかっているので、ゆっくり見ていられません。
三峰からの両俣沢
ここから先はお初です。
2019年07月23日 07:57撮影 by  iPhone XR, Apple
1
7/23 7:57
三峰からの両俣沢
ここから先はお初です。
農鳥
あるおじさんに仙塩行くのがすごいと言われたが、
北岳山荘から農鳥往復する方がすごいと思うけど…
雷にやられなければいいけど
2019年07月23日 07:57撮影 by  iPhone XR, Apple
7/23 7:57
農鳥
あるおじさんに仙塩行くのがすごいと言われたが、
北岳山荘から農鳥往復する方がすごいと思うけど…
雷にやられなければいいけど
この山、結構いい所なんだよね
2019年07月23日 08:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 8:05
この山、結構いい所なんだよね
やっぱりデカイ!
2019年07月23日 08:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 8:06
やっぱりデカイ!
仙塩尾根
予想通り下ってますねぇ
2019年07月23日 08:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 8:17
仙塩尾根
予想通り下ってますねぇ
新規ルートは晴れていないと、何のことだかわからず終わってしまいます。今日はとりあえずいい感じ。
2019年07月23日 08:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 8:21
新規ルートは晴れていないと、何のことだかわからず終わってしまいます。今日はとりあえずいい感じ。
結構ヤセてるんだなぁ
2019年07月23日 08:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 8:21
結構ヤセてるんだなぁ
三峰を振り返る。
逆ルートは勘弁な!
2019年07月23日 08:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 8:25
三峰を振り返る。
逆ルートは勘弁な!
マイナーRの道標、味がある。
2019年07月23日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/23 10:42
マイナーRの道標、味がある。
樹林に入ってから唯一の展望地、独標
晴れてればもっとゆっくりしたかった。
2019年07月23日 11:44撮影 by  iPhone XR, Apple
7/23 11:44
樹林に入ってから唯一の展望地、独標
晴れてればもっとゆっくりしたかった。
二重山稜部が多い
樹層はいたって奥秩父
2019年07月23日 12:16撮影 by  iPhone XR, Apple
7/23 12:16
二重山稜部が多い
樹層はいたって奥秩父
高望池
枯れてるどころかオーバーフロー状態
静かでいい幕場、一人しか通らなかった。
2019年07月24日 04:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 4:45
高望池
枯れてるどころかオーバーフロー状態
静かでいい幕場、一人しか通らなかった。
朝日が!
i-phoneなかなか
2019年07月24日 05:12撮影 by  iPhone XR, Apple
7/24 5:12
朝日が!
i-phoneなかなか
こちらデジカメ
G7X、こちらもよろしい
2019年07月24日 05:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:23
こちらデジカメ
G7X、こちらもよろしい
樹林帯内で『いいなぁ』なんて思うことあるんだなぁ
2019年07月24日 05:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:26
樹林帯内で『いいなぁ』なんて思うことあるんだなぁ
北岳
ここだけ見せられたらわからない
2019年07月24日 05:34撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:34
北岳
ここだけ見せられたらわからない
マルバダケブキとバイケイソウのお花畑
時期早すぎた。
2019年07月24日 05:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:37
マルバダケブキとバイケイソウのお花畑
時期早すぎた。
森林限界抜けました。
塩見が遠い!
2019年07月24日 05:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:56
森林限界抜けました。
塩見が遠い!
ハンサムくんが近づいてきた。
この後、全く見えなくなる。
2019年07月24日 05:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:58
ハンサムくんが近づいてきた。
この後、全く見えなくなる。
2019年07月24日 05:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 5:58
仙丈が見えた。ハイマツかぶっており、朝露で晴れているのに下半身ビショビショ
2019年07月24日 06:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 6:00
仙丈が見えた。ハイマツかぶっており、朝露で晴れているのに下半身ビショビショ
大仙丈カールはガレガレです。
2019年07月24日 06:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 6:27
大仙丈カールはガレガレです。
仙丈・東駒
伊那にいるので合わせます。
2019年07月24日 06:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 6:27
仙丈・東駒
伊那にいるので合わせます。
左:間ノ岳
右:塩見
こんなに平らじゃない
2019年07月24日 06:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 6:37
左:間ノ岳
右:塩見
こんなに平らじゃない
2019年07月24日 07:42撮影 by  iPhone XR, Apple
7/24 7:42
左:北岳 中:間ノ
2019年07月24日 07:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 7:53
左:北岳 中:間ノ
大仙丈岳
誰もおらずとても良いP
2019年07月24日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 7:56
大仙丈岳
誰もおらずとても良いP
こんなにみずみずしいイワベンケイ、初めて見た。
2019年07月24日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 8:40
こんなにみずみずしいイワベンケイ、初めて見た。
大仙丈と言いながら本峰から見ると低いですね。
2019年07月24日 08:42撮影 by  iPhone XR, Apple
7/24 8:42
大仙丈と言いながら本峰から見ると低いですね。
2019年07月24日 08:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 8:55
小仙丈に向かう稜線
夏山JOYって感じ
2019年07月24日 09:03撮影 by  iPhone XR, Apple
7/24 9:03
小仙丈に向かう稜線
夏山JOYって感じ
でてきました!
でも、ヒナは後ろ向き…
2019年07月24日 09:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
7/24 9:26
でてきました!
でも、ヒナは後ろ向き…
北沢峠のクリンソウ
これも初めて意識して見た。
2019年07月24日 12:45撮影 by  iPhone XR, Apple
7/24 12:45
北沢峠のクリンソウ
これも初めて意識して見た。

感想

7/22
 始発の横浜線、自分の中では雨想定はなしだったが、家を出れば雨は上がったばかり。なんだか天気予報が違っている。今日は車がつかえないので駅まで自転車だ。八王子では霧雨、高尾で乗り換えしてその先もかなりどんよりな感じだ。ちなみに大月からの甲府行きはBOXシートではない。ずっと眠っていたけど味がなくなった。甲府駅のバス停も位置が変わっており、びっくりした。2・3年電車で来ないうちにずいぶん変わったものだ。車で来ないと時間に制約はあるものの新鮮だ。バス停のバス会社社員に聞けば、『天気は昨日までは良かった。今日は崩れるみたいだよ』とのこと。ただ日曜はすごい人の数だったそうだ。最近甲府周辺を車で走ることが多く、バス経路は最短を通らず竜王駅に行っており、知らない道を発見したことでちょっと感動した。芦安から先、硬いバスのサスペンションで何度も起こされながら広河原に着いた。
 広河原は高曇り、北岳も見えていたが、10時くらいに急に天気が悪くなりそこからはいたって雨模様となる。久々に大樺沢経由と思っていたが、雪渓固く迂回が大変という情報を聞き、景色も見られないことから花がいいかなと思い、二俣から草滑りに向かって登る。が、なかなか花が咲いていない。鹿柵設定をしている方に聞けば、寒くて雪も解けたばかりだしかなり遅れているよとのこと。そういえばこのルートは初めて通る気がする。下を向きながら歩を進めると鹿の足跡がとても多い。ただ、草滑りと合流する手前からシナノキンバイ、キンポウゲ、ハクサンイチゲが満開となっていた。改めて北岳は花の山だということを実感する。
 雨が止む感じもなく肩の小屋着。巻き道に多いと言われるキタダケソウがこの近くにもあるかと小屋番さんに聞けば『もう遅いよ。でもテント場に咲いてるから見ていきな』と言われる。テント場にそんな貴重な花が?すると幕場へ下り始めるところに石に囲まれて2株咲いているではないか!おー、これがあのキタダケソウか!ほかに似た葉ではないので一発で分かる。花の色も微妙なグラデーションがありきれいだ。次は必ず巻き道で見ると心に決め、ピークへ向かった。自分の周りは視界良好、ただ北岳Pからは何も見えず。休むこともせず通過、まさに『北岳にただ来ただけ…』。学生の頃、ガスだったこのPで友人がニヤニヤしながら繰り返し言っていたフレーズを思い出す。
 北岳山荘天場は2張しか幕営されていない。雨も強くなってきて気持ちが滅入ってくるが、あえてテント設営。地面に広げたところでかなりの大雨になってしまう。たまたま吹き流しのままだったけれど、雨の日も結構使えるんだと認識した。カッパも防水機能とは縁遠く、濡れていないのは登山靴の中だけ。風がなかったのが唯一良かった点か。この夜、乾燥作業中にズボンのお尻に大穴を開けて、さらには帽子のフロントまで溶かすしてしまうという失態を犯してしまった。
/23
 起きれば薄いガス。上空は雲がなく八本歯の頭付近に陽が登り、朝焼けがとてもきれいだった。出発すると空は時間とともに晴れ渡ってゆき、中白根からは『自分が登った山でかっこよく見える山景色』のベスト5に入る北岳を見ることができた。ところがガスが湧いてくるのは早く、間ノはガスの中だった。あと20分早ければ…
 今日は昼過ぎから雷らしい。仙丈まで天気はもつこともないだろう。天場もないので手前すぎるが高望池で泊まることにする。いったいどんなところなのか?池だけに虫が多いのか?とても気になる。三峰岳に人がいるのを発見、この人も同じ方向へ向かっている。三峰岳上空はきれいに晴れ渡っているものの、遠めの景色は雲の中だ。振り返った間ノは晴れている。ちぐはぐだ。進むべき仙塩尾根が途中まではっきりと見えている。結構下るなぁ…
 初ルートに突入するとすぐにザレルートとなる。ハイマツがかぶっているところが多く、ズボンはビショビショだ。野呂川右俣と三峰川に挟まれた割とやせた尾根を進む。樹林帯に突入する手前で、かなり急な斜度になり鎖場が出てくる。周辺の岩は結構ボロボロだ。樹林帯に突入すると至って奥秩父な感じ。ただ木が太くなかなかいい林だ。何のパンチもない道は風も適度にあり涼しい。先行者に追い付くことができ、聞けば両俣入山〜熊ベース〜塩見往復とのことだった。あの距離往復するか?という感じだ。野呂川越まで同行させていただいた。
 去年の台風の影響だろうか横川岳の登りからは倒木が増え、日射が強く暑い。熱さにあえぎながら露岩の独標に到着。とても展望がよく、休むのにちょうどよい広さだ。風も気持ちよい。再び樹林に入ると、このさきは一層倒木がひどい。すると急に池が出てくる。高望池だ。草地の中にある思いのほか大きな池で、その上部だけぽっかり開けた空間となっている。とても静かだ。水は満水というかオーバーフローしている。水場への階段もしっかりしている。期待していなかっただけに高評価だ。予定通りここに幕営する。虫の量はないが、土の中に埋められた昔のごみが多く、そこががっかりポイントだ。この日は雷は聞こえるもののほとんど降られずに済んだ。
/24
 出発前に水場を確認に行くとジャンジャン出ているが、これが池からフローした水なのか判別がつかず、よく考えれば、この水源である池周囲は埋められたゴミが多いことから、水質に疑問符が付いたので、予備として使用することにして汲んだ。
 相変わらずの樹林帯だが、たまに北岳や甲斐駒が見える。森林限界から先は再びハイマツがかぶってきてビショビショになる。ただ初ルートなので新鮮だ。すこぶるいい天気、眺めも良い。大仙丈の登りから花もちらほら見えてくる。青空に緑、まさに夏山JOYだ。大仙丈岳は誰もいない。この山域で貸し切りなのはうれしい。少し長めに休んで仙丈岳へ向かう。こちらは当たり前のように混んでいる。ただ、小仙丈沢に来たときに比べれば大したことはなかった。ここでさらに大休憩後、馬の背経由で下る。仙丈小屋の水はバリバリ出ていた。もう池の水場の水は飲まなくて良さそうだ。馬の背ヒュッテ周辺は鹿柵だらけ、少し興ざめだ。でも仕方ないんだろうな。藪沢小屋の水場でガッツリ水補給し、北沢峠に向かった。ここも騒がしかった。
 ここであえて書かせていただきたい。バスは2台が満車、隣の補助席には大陸の国の女性が座った。荷物を膝の上にのせる説明をしても聞かず、下車時は前の補助席に人が座っているにもかかわらず背もたれをたたもうとし、予想はしていたが自分の席は畳まずにダッシュで下車してしまった。捕まえてやろうかと思っていたが自分は荷物が大きく、手が届かなかった。人の国に来たらマナーくらいどうにかならんかね?
最後に嫌な気分になったが、芦安で下車し白根会館で入浴し、この嫌な気分も流して帰宅した。
 駅前の山交ビルから清月が消え、駅ビルに移っていた。あんみつがなかったのがちょっとショックだった。

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コメント

まったく!!
こんにちは。

最後の最後に嫌な物(者?)みてしまいましたね。
日本人でも(本当に日本人かわからないが)この夏賑わせたアオリ親父とガラパゴスおばさんのコンビとか理解に苦しむ方々がいるのは確かですが遭遇したくないですね。特に山行の締めなんかに。

話は山に戻り花々や朝日の写真は見事ですね。今年は梅雨が長かったですが合間に良いものが見れて羨ましいですよ。

kr
2019/8/23 10:34
Re: まったく!!
そうですね。某ダムとかもすごい数の人じゃないですか。大声で…
平日に行ってもこんな感じだと、土日はもっと人が多くて大変なんでしょうね。人と出くわさないところを探すのも大変ですよね😅
やっぱり沢登りですか?
早く復帰してください!
2019/8/23 13:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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