【花旅】硫黄山〜羅臼岳 ※開花・結実情報主体

2019年09月28日(土) [日帰り]

• GPS: 10:25
• 距離: 21.3km
• 登り: 2,320m
• 下り: 2,250m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:11
• 休憩: 0:23
• 合計: 11:34

距離 21.3km 登り 2,369m 下り 2,272m

6:14 スタート地点
6:19 6:20 カムイワッカ湯の滝
6:25 6:27 硫黄山 登山口
6:45 6:47 展望台
6:53 6:54 旧硫黄採掘跡
7:29 新噴火口最上部
9:45 硫黄山
10:38 知円別岳
11:20 11:21 南岳
11:52 二つ池 天場
13:47 13:48 三ツ峰キャンプ地
14:24 羅臼平
14:35 14:36 岩清水
14:56 14:57 羅臼岳直下の岩場
15:24 15:32 羅臼岳
15:38 15:40 羅臼岳直下の岩場
15:52 岩清水
16:00 羅臼平
16:17 16:18 大沢
16:26 16:27 銀冷水 天場
16:52 極楽平
16:57 弥三吉水 天場
17:44 木下小屋
17:47 17:48 ホテル地の涯
17:48 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

コース状況／危険箇所等

硫黄沢の枯滝と硫黄山の下りは道標見逃さないよう注意が必要。

その他周辺情報

地の涯ホテルの温泉は素晴らしかったです。

写真

9/28 4:58

出張で道東に来たので、かねてから念願の羅臼岳に登ることにする。せっかくなので、硫黄山から縦走すると。

9/28 5:04

知床縦断道路から望む羅臼岳。まさに威風堂々！
もう登り始めているはずなのだが、またこのパターン^^;

9/28 6:03

岩尾別温泉に自転車を置き、硫黄山登山口に向かう。遠ざかる羅臼岳。

9/28 6:16

こちらは硫黄山。こちらもまだまだ遠い。。
本当に縦走して日暮れまでにおりてこれるのかしらん^^;

9/28 6:18

手前の駐車場に車を置いて、カムワッカの滝に到着！

9/28 6:19

帰り寄っていこうかな。

9/28 6:20

マツヨイグサ

9/28 6:24

セイヨウノコギリソウ

9/28 6:25

ハンゴンソウの実

9/28 6:25

登山口に到着！

9/28 6:26

羅臼岳周辺は熊の目撃情報多数^^;

9/28 6:26

んー、羅臼平手前とかで熊に通せんぼされたらどうしよう^^;

9/28 6:28

胸に止めておこう。予定では15時に降りれるはず。

9/28 6:35

しばらくはダケカンバーミズナラ林

9/28 6:45

を抜けるともうハイマツ帯。はるか彼方に硫黄山が見える^^;

9/28 6:47

カムイワッカの滝の上流。落石で立ち入れないとのこと。

9/28 6:48

イソツツジ。

9/28 6:49

アカミノイヌツゲ

9/28 6:49

ハナヒリノキ

9/28 6:49

の実

9/28 6:50

安山岩ぽい

9/28 6:52

シラタマノキ

9/28 6:55

定番のヤマハハコ

9/28 6:58

硫気荒原

9/28 7:02

の植生

9/28 7:05

硫黄混じりの泥で滑る

9/28 7:05

溶けた硫黄が噴出したという世界的にも珍しい火山。名前に偽りなし！

9/28 7:05

噴気孔

9/28 7:11

不安定な斜面はダケカンバが優占

9/28 7:12

黄色っぽいシラタマノキ？

9/28 7:15

そこらへんからモクモクと噴き出てます！
活火山の登山はテンション上がるなあ^^

9/28 7:29

這ってないハイマツ林に突入。3m近くありそう^^;

9/28 7:42

大分登ってきましたかね

9/28 8:00

熊が冬眠しそうなところにロープが置いてある。わざと？

9/28 8:01

硫黄沢に到達！

9/28 8:03

御奉るのオンタデ

9/28 8:04

の実

9/28 8:07

巨岩の沢を暫く登る

9/28 8:07

ミヤマアキノキリンソウ

9/28 8:10

ナメナメした区間が続く

9/28 8:12

タカネトウチソウ？の実

9/28 8:17

巨岩が卓越し

9/28 8:21

両岸は高茎草原。枯れ枯れ。もう一月早く来たかった(T_T)

9/28 8:22

一つ目の枯滝。左壁から登ったが、ちょっと怖かった。

9/28 8:25

登ってから右側に巻き道があったことに気づく。

9/28 8:30

二つ目の枯滝。ここは直登するとかなり怖そう。左壁に巻き道の道標をみつけて無事通過。

9/28 8:31

実際見ると結構怖いです^^;

9/28 8:31

硫黄山の溶岩ドームなかなか見えないなあ。。

9/28 8:32

周辺はダケカンバとミヤマハンノキ

9/28 8:47

あ、溶岩ドームが見えた！遠い^^;

9/28 8:59

火山ならではのメアカキンバイ

9/28 9:00

エゾノマルバシモツケ

9/28 9:01

こちらも火山ならではのメアカンフスマ

9/28 9:04

どっから登るんだ？

9/28 9:04

あー、裏から登るのか。。

9/28 9:07

腹が減ったので、座ってパンをかじる。活火山ならではの荒涼とした景観^^

9/28 9:21

チングルマとガンコウラン。こんな場所で雪田ぽい組み合わせ。

9/28 9:22

さて、登るかー

9/28 9:24

こんな感じのおしゃれな道標

9/28 9:29

ノスリがなにかを見つけたらしく飛び立った！

9/28 9:29

イワヒゲ。確かに岩から生えてます！

9/28 9:29

第1火口

9/28 9:30

たまに浮石もあるので注意！

9/28 9:34

硫黄山山頂に到着！

9/28 9:34

三角点

9/28 9:34

知床連山が伸びてます。一般人には不可侵領域。

9/28 9:35

そして反対方向には羅臼岳。。遠い。

9/28 9:46

一休みしたらおりる。下りは神経を使う。

9/28 9:53

第三火口。登りかー

9/28 9:54

ざれてて歩きづらい。ポールはあったほうがよいかも。

9/28 9:55

こんな道標が点々とあります。視界不良のときは助かりそう。

9/28 10:06

コケモモの実。そういえばコケモモソフト知床五湖で売っていた。明日食べよう！

9/28 10:09

知円別岳にまだついていないらしい^^;

9/28 10:11

あの尖ってるのがそうかな？

9/28 10:13

こんどはチングルマとアオノツガザクラによるクリスマスカラー

9/28 10:14

紅葉ピーク手前くらい？

9/28 10:16

ミヤマサワアザミ。葉は下部に集まる傾向があるとのこと。

9/28 10:16

の花。蜘蛛毛わさわさ。花はちょっと終わってるか。。

9/28 10:16

タカネトウチソウ

9/28 10:16

の実

9/28 10:22

知円別岳第二前衛峰への登り。つらい^^;

9/28 10:26

この辺は歩きやすい。トレラン向き。

9/28 10:27

ともいきや、走るにはちょっと怖い！

9/28 10:30

コケシ岩！

9/28 10:30

柱状節理っぽくなっている。

9/28 10:31

後から割れたんだろうか。。

9/28 10:33

んー、あの青く霞んでいるのが羅臼岳か？
本当に今日中に行けるのかしらん。。

9/28 10:33

こけし岩からの下りはまた切り立っていて怖い。

9/28 10:31

どちらに落ちても

9/28 10:33

ただでは済まなさそう。。

知円別岳に上る道はなく、知円別平に降りる。見事な雪田植生！

9/28 10:42

這ってないハイマツ林に入り、

9/28 10:44

また雪田。二重山稜の特徴が色濃くなってきました。

9/28 10:47

雪が残る時期によって生えるものや成長の度合いが変わってくるので、

9/28 10:57

個性がでてます。

9/28 10:59

こちらはもっとも雪解けが遅いと思われ、苔主体。

9/28 11:03

国後島が見える。。

9/28 11:05

つぎは南岳かー。

9/28 11:07

あれですかー。半分くらい来たのかな？

9/28 11:15

と思いきや、まだ1/3くらい！そろそろ昼なんですが^^
ウラシマツツジの紅葉眺めて現実逃避。

9/28 11:18

南岳に到着！

9/28 11:18

頑張って歩いてきたが、硫黄山まだまだ近い！

9/28 11:20

ともあれ、オッカバケ岳とサルイシ岳に向かう。
二つ池が見えた！

9/28 11:25

しかし、道は二つ池にまっすぐ行かずに稜線上をたどる。

9/28 11:39

目の前にあるのだが。。

9/28 11:41

ひたすら稜線沿いにハイマツをかき分けると。。

9/28 11:50

やっと到着！

9/28 12:07

オッカバケ岳を登る。。

9/28 12:09

そろそろ足にきているので、巨石ごろごろの登りはつらい。

9/28 12:10

オトギリソウsp。黒点等々、詳しく見る余裕はなし。

9/28 12:15

ホウホウのていで上り詰めると、

9/28 12:18

サシルイ岳がドーン！標高差は倍の200m以上ある模様^^;
本日の準ラスボスといったところ。。

9/28 12:21

めげずにハイマツをかき分けて降りていく。ふくらはぎの付け根が痛む。。下りも結構辛くなってきた^^;

9/28 12:28

斜め上にいくあの沢を登っていく模様。。

9/28 12:31

沢の入り口に到着。

9/28 12:47

沢沿いを延々と登っていくと。。

9/28 12:52

こんどは花真っ盛りのミヤマサワアザミが！

9/28 12:52

うーん、花色が確かに濃い。

9/28 12:52

こちらは緑がまぶしいアオノツガザクラ

9/28 12:54

沢沿いをひたすら登っていく。。

9/28 12:56

斜面上部はまだ緑のミヤマハンノキ。紅葉（黄葉）せずにギリギリまで光合成して葉が落ちるとか。

9/28 13:06

ダケカンバはもう葉が落ちている。

9/28 13:14

サシルイ岳に到着。やっと知床連山の主が見えた！

9/28 13:23

主の手下の三ツ峰に向かっておりていく。ハイマツと

9/28 13:34

雪田を交互に通ってコルまで降りると

9/28 13:40

そこからは三ツ峰まで線状凹地にとなり、

9/28 13:41

雪田植生が延々と続く。

9/28 13:42

コル付近にはテント場と水場がある。

9/28 13:44

手下といえど、下から見上げるとなかなかの迫力。
それにしてもパックリわれているなー

9/28 13:46

雪田にはタカネトウチソウとか、

9/28 13:49

チングルマとか、イワノガリヤスとか。

9/28 13:59

三ツ峰は奇岩が多い。

9/28 14:01

東峰に登る道があるが、当然無視！

9/28 14:11

やっと主の姿が目の前に！
圧巻ですなー！！まさにヒグマの背中のよう。

9/28 14:21

羅臼平に到着。

9/28 14:24

近くにはフードロッカーもある。

9/28 14:25

もう、14時半かー。コースタイムだと、ここから山頂往復1時間45分、さらにここから岩尾別温泉までコースタイム2時間40分。

9/28 14:30

併せて4時間25分。。足もへたばってるし、まあ、まともな感覚の持ち主なら行かないよなー

9/28 14:33

でも、行っちゃうけど^^
トビも飛んでるし。って関係ないか^^;

9/28 14:35

山に陽が落ちると不安になる。。

9/28 14:39

石清水分岐

9/28 14:45

あれが山頂の溶岩ドーム？以外に近い？

9/28 14:49

というほど甘くない！とっても懐が深い羅臼岳。。

9/28 14:56

何度か偽ピークに騙されつつも、

9/28 15:08

山頂に到着！！山頂はまだ明るく一安心。

9/28 15:13

苦労したので、山頂で一人記念写真。
通勤に、出張に、登山にと大活躍の謎のザックがちと痛い^^;

遠音別岳方面

9/28 15:14

知床五湖方面

9/28 15:14

硫黄山方面

9/28 15:14

国後島方面

9/28 15:14

さて、とっても名残惜しいが、素敵なナイトハイクになりかねないので、山頂をあとにする。

9/28 15:23

足の痛みをこらえつつ、溶岩ドームを降りる。

9/28 16:02

羅臼平に到着！

9/28 16:04

知床半島の主よ！いつかまた。。

9/28 16:09

落日との競争。

9/28 16:14

大沢はざれてて転びそうになる。ポールがあれば(T_T)

9/28 16:28

銀冷水と

9/28 16:29

テント場

9/28 16:29

携帯トイレブース。仕事に余裕ができたらテン泊登山とかもまたしたいなー

9/28 16:36

暫くはぎりぎり陽が残っている。

9/28 16:38

3kmしか降りてきてないのか^^;

9/28 16:40

カニコウモリ

9/28 16:53

足の痛みが麻痺してきて、ちょっとペースアップ

9/28 17:08

きれいな夕日だ。。この状況でなければ、陽が落ちるまでゆっくり眺めているのだが。

9/28 17:18

結果的には陽が落ちるまで眺めることになりましたが^^;

9/28 17:23

最後のコースタイム40分区間に入ったところでほぼ真っ暗。

9/28 17:45

夕闇のなか急坂をそろりそろりと降りてきて

9/28 17:48

地の涯ホテルに無事到着^^

翌日、自転車で硫黄山登山口まで戻り、カムイワッカの滝を登り、知床五湖でコケモモソフトを食べて知床をあとにする。

撮影機器：

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

備考

ざれて滑る場所が多く、膝にきやすい。ポールはあったほうがよかったかも。

感想

wildlife19

時期的に花は少なかったですが、念願のコースを歩けて大満足でした！
縦走するのであれば、疲労困憊で硫黄沢を下るのは怖いのと、最後に羅臼岳に登って下記の山頂からの景色を見ると感動がひとしおなので、硫黄山から羅臼岳に行く今回のルートは個人的にはお勧めです^^



今後は花盛りの夏に来たいですね〜