北アルプス(南岳〜槍岳〜大天井岳〜燕岳)


- GPS
- --:--
- 距離
- 70.1km
- 登り
- 7,157m
- 下り
- 6,771m
コースタイム
5:05新穂高温泉着
5:40新穂高温泉出発
5:49ロープウェイ乗り場
6:15登山道と林道の分岐
6:37穂高平小屋(行動食で朝食をとる)
7:00出発
7:37奥穂高登山口
8:12ブドウ谷
8:30チビ谷
9:00滝谷出合
9:20出発
9:49南沢
10:10槍平小屋
10:30出発
11:30休憩
11:40出発
12:37休憩
12:45出発
13:05休憩
13:40出発
13:51救急箱
14:15休憩
14:25出発
14:43休憩
14:50出発
15:10休憩
15:20出発
15:27休憩
15:32出発
15:45南岳小屋
8/27(月)
7:00南岳小屋出発
7:10南岳
7:25出発
7:45天狗原分岐
7:52出発
8:10中岳手前岩場
8:18出発
8:55中岳
9:10出発
9:45大喰岳
10:12出発
10:27飛騨乗越
10:40槍ヶ岳山荘
10:48出発
11:10槍ヶ岳
12:03出発
12:21槍ヶ岳山荘
12:35出発
12:37槍沢分岐
13:00休憩
13:06出発
13:30ヒュッテ大槍
13:35出発
14:34休憩
14:41出発
14:58水俣乗越
15:06出発
15:54休憩
16:03出発
16:30ヒュッテ西岳着
8/28(火)
6:07ヒュッテ西岳出発
6:14西岳
6:34出発
6:39ヒュッテ西岳
6:48出発
7:05小ピーク
7:15出発
7:35赤岩岳
7:56出発
8:26ビックリ平
8:58大天井ヒュッテ
9:09出発
9:50大天荘着
9:55出発
10:02大天井岳
10:31出発
10:38大天井荘
10:48出発
11:35小ピーク(風化した岩場)
11:49出発
12:43休憩(大下りの頭の先)
12:53出発
13:40燕山荘
8/29(水)
4:25燕山荘出発
4:55燕岳
5:05出発
5:25燕山荘
6:45出発
7:22合戦小屋
7:39富士見ベンチ
7:47出発
8:25第2ベンチ
8:44第1ベンチ
8:57出発
9:10中房温泉
天候 | 快晴(午後曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:中房温泉12:35発(バス)13:30穂高駅着13:53発14:19松本駅着14:53JR特急ワイドビューしなの16号発17:01名古屋着17:10新幹線発18:03新大阪着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・北アルプスは登山者が多く、道も険しいなりによく整備されているので、注意して歩けば特別に危険なところはない。地図、道標をよく見てできるだけ登山道を外さないように歩く。 ・新穂高温泉に登山ポスト有り ・中房温泉に日帰り温泉有り |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
数年前から、もう一度日本アルプスを登りたい、と考えて、少しずつ装備を揃えてきた。しかし、なかなか行けないでいた。今年こそ、と、念願の「ん十年ぶり北アルプス行」を計画。
この計画を見つけたFRESさんが、私の行程に合わせ、西岳から合流してくれることになった。百戦錬磨のFRESさんが半分でもいっしょに歩いてくれるなら心強い。さすが、快晴を呼ぶ行いのFRESさんです。
8/25(土)
新大阪から、夜行バスに乗り込み、いざ出発。バスは満員状態。なぜか、名簿にあるはずのお隣さんが乗ってこられない。これはちょっとラッキー。
8/26(日)
新穂高に早朝に到着。しばらく準備をして、歩き始める。まずは、ロープウェイ乗り場を目指す。登山届けポストがあったので、出しておく。しばらくは林道歩き。途中から、登山道(近道)を行く。穂高平小屋に出る。林道とはここで合流。ここで、行動食の朝食をとる。白出沢を渡り、ブドウ谷、チビ谷、滝谷出合を超えて行くと、南沢に出合う。少し登ると、槍平小屋に出る。ここまででも、いろいろな花を見たり、笠ヶ岳の稜線や垣間見える穂高の急峻な稜線を見て、結構楽しかった。ここから、もうひとがんばりで、南岳の稜線に出るぞ、とはりきって南岳新道を歩く。しかし、南岳新道は思いの外きびしい。しだいに足が前に出なくなってきた。「一歩進んで1分休み」という感じ。それでも、下がらなければそのうち着くだろう、と一歩一歩歩く。後半は、本当にひどい状態で、歩くより休憩の方が長いくらいになってしまった。完全にバテている。なんとかがんばって、ようやく南岳小屋に着いた。15時45分。
南岳新道は、きつい上りだが、稜線近くのカールはなかなかすばらしい。少し時期遅れだが、高山植物もたくさん見られた。午後は雲がわき、山の斜面を流れていく。こういう景色もいいものだ。そして、雲が流されて槍の先や穂高の稜線が見えると、一人でも「おおっ」と声に出る。
今回、人生の初小屋泊まり。手続きをして、荷物を整理。その後、カメラを持って外の風景を見に行く。まずは、穂高。目の前に北穂が見える。北穂を見ていると、岩場に鳥が止まったり、飛んだり。カメラで追っていると、いきなり目の前の岩にとまった。シャッターチャンス!ばっちり、撮影成功。首を回してこちらを向いたので、もう一枚、と思い、シャッターを切ったが、残念ながら尾羽だけが写っていた。
その後、常念平へ行く。常念岳の稜線が見渡せる。明日の日の出はここから見よう。
小屋へ戻ろうとしていたら、テントサイトで大勢が集まっている。何かと思って見に行くと、ライチョウだ。ひなもいる。草の実をついばんでいる。近くに大勢の人がいても、アルプスのライチョウは逃げない。たくさん写真に撮った。
この後の日の入りも見に行ったが、残念ながら西の空は雲に覆わていた。しかし、東側に夕日に照らされた雲が見え、とてもきれいだった。
8/27(月)
やはり山の朝は早い。目が覚めると、同じ部屋の方はだれもいない。それでも、5時なのに。まだ日の出には十分間に合う。常念平まで歩く。南の方に富士山が見える。昨日は雲で見えなかったのだ。富士山に並んで南アルプスの山脈が見える。槍や穂高もうっすら赤く染まってきれいだ。やがて、真っ赤な太陽が姿を現した。こんな日の出を見るのは何年ぶりだろう。
山小屋に戻り、朝食をいただく。ほとんどの人が穂高へ縦走するようで、もうみなさん出発準備をされている。早い人はもう出発している。食堂に出たのは、一番遅かったようだ。隣にはこれから穂高を縦走するという年配の女性の方がおられ、いろいろ話を聞かせていただいた。
こちらは、のんびりした山旅が目的なので、7時に出発する。すぐに南岳に着く。ピークだからとりあえずザックをおろし、景色を楽しむ。北に槍、南に穂高、東に常念から大天井、西に笠とすばらしい景色だ。
この後、槍に向かって歩いていくのだが、中岳、大喰岳と超えるにしたがって、槍が大きくなってくる。もちろん、穂高は遠ざかっていくのだけれど。
槍ヶ岳山荘に着く。さすがに北アルプスの交差点、大勢の人でにぎわっている。ここから槍をピストンする。槍の山頂は狭い上に大勢の人が登っているのでけっこう混雑する。しかし、それも波があるようで、しばらくすると人が少なくなった。360度の北アルプス大展望を楽しむ。
再び槍ヶ岳山荘に戻り、東鎌尾根を歩く。途中、振り返ると東からの槍が眺められる。北鎌尾根を伸ばす槍も壮観だ。
東鎌尾根をどんどん下り、水俣乗越に着く。ここから今日の目的地、ヒュッテ西岳までひと登りだ。しかし、またまた足が出ない。それでも昨日のようなことはなく、ゆっくりだが登り続けられた。手続きをしていると、FRESさんが現れ、「遅いなあ、遭難届け出そかと思っとった」「さすがにヘリコプターは早いなあ」という言葉で再開。到着の時間が遅かったので、すぐに夕食。まずは、「カンパーイ!」(FRESさん、何本目?)
さすがに疲れたのか、夕食後すぐに眠りにつく。
8/28(火)
FRESさんは朝も早い。合わせて私も起きる。朝食の後、日の出を見に出る。しかし、今日の日の出は今ひとつ赤く染まらない。どうやら、位置が山の高いところから日が昇るからのようだ。
出発準備をして、まずは西岳をピストンする。槍はもちろん後立山の山々や富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳の峰々が見渡せてすばらしい景色だ。
まずの目的地は大天井岳だ。FRESさんは、ゆっくりした私に合わせて普通ならとばしていくピークでも1本とってくれる。さすがの快晴を呼ぶ人格です。その場所、場所での展望を楽しみながら、大天荘に着く。大天井岳をピストンする。ここの眺めも素晴らしかった。
いよいよ、今日の目的地、燕山荘を目指す。ここは二人とも初めて歩くルートだ。燕が近づくにつれ、花崗岩の風化地形が目立つようになる。「六甲山の須磨アルプスに似ているな」と言うと、「炎上するぞ」と背後の声。確かに、規模が違います。逆でした。
燕岳近くのハイマツ林にはホシガラスが棲息しているようで、ハイマツの実をしきりについばんでいた。何枚も写真に撮る。
燕山荘についた時には、周囲がガス。予定していた燕岳ピストンは明日に回し、今日は山小屋人気NO1の燕山荘「サンルーム」で「カンパイ」です。いつの間にか周囲の人とも混じって大宴会の様相です。燕山荘は確かに食事、トイレ、雰囲気などとてもいい。
8/29(水)
いよいよ最終日。FRESさんは今日も早く起きてごそごそ。それで私も目を覚まし、ごそごそ。燕岳ピストンの準備です。
まだ暗い中、ヘッドライトの明かりで燕岳へ向かう。燕岳に着く頃、東の空が赤く染まってきた。きれいだ。少し雲がかかっていて、真っ赤な丸い太陽の日の出は見られなかったが、きれいな朝焼けを見られてよかった。
朝食の時間があるので、早々に山頂を後に引き返す。行きにはよく見られなかった花崗岩の風化地形が見えるようになっている。イルカのような岩に出合う。イルカ岩。FRESさん、バナナ持ってくるの忘れていましたね。
朝食の後、FRESさんは早立ちするため、ここで解散。私は小屋でゆっくりしてから下山開始。あまり早く下りてもしかたがないので、ゆっくり下山する。
下山するとすぐに、「湯原の湯」があり、ここで山の汚れと疲れを落とす。バスの出発まで、ビールで下山の祝杯、そしてざるそばの昼食で過ごす。たまたま昨日寝床が隣だった方と出会い、おかげで時間を持て余すことなく過ごせた。
4日間の縦走を終えて、やっぱり山はいいなあと思う。何とか来年もがんばって日本アルプスのどこかを歩きたい。
ささっと目を通したところですが、うらやましい限りです。私が次に動けるのは、9月の第3週かな?
酔っ払っていない時に、落ち着いて記録と写真を見せてもらいます。
また一緒にいこう。
お疲れ様でした。
おかげさまで、一生の思い出ができました。
いつも単独ですが、やっぱり山は複数の方が楽しいかな?
と思い直した貴重な山行となりました。
ありがとう。
これも、人格者のhojinさんだからこそです。
お互いに褒めあってどうすんねん!
ま、もちろん、天気は私のお陰ですがね
毎年一度は一緒にアルプスに行きましょう
今から来年が楽しみです
追伸
現在、出張先のホテルです。
昨日もヘベレケでベッドに倒れ、夜中に目を覚ましました
本日帰宅後にレコを完成させるつもりですが、hojinさんを見習って、「これは何の花?」でいきますか
man_ituさん、おはようございます。
久々の北アルプス、よかったです。
コースタイム見てもらえればわかると思いますが、もうバテバテでした。特に、南岳新道の登り。
また、日程合わせて行きましょう
FRESCHEZZAさん、おはようございます。
いやいや、コース、日程合わせてもらって本当に感謝ですよ。
西岳からは楽しい山行でしたね。
レコはいつも早めにしているんですが、今回は4日分で大変でした。もう写真選びもコメントも適当です。
また、お世話になります。よろしく
p.s. 来年は、ステラリッジがいいなあ
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