涸沢岳〜北穂高岳〜南岳〜槍ヶ岳
kazu224
- GPS
- 36:45
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,993m
- 下り
- 2,986m
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二日目 5:30穂高岳山荘⇒8:30北穂高岳⇒13:30槍ヶ岳⇒19:45新穂高温泉無料駐車場
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
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奥穂登山道へ！
沢沿いを登り景色が開けてきました。
正面は笠ヶ岳〜
明日以降はこれ以上の
梯子がジャンジャン出現するはず。
ちなみに右側は激流＋雪渓！
決して落ちてはいけません！
そこはゴロン、ゴロンの
岩だらけの世界。
歩きにくい…
そして晴天！
急斜面なんでアイゼン必須。
遠〜くに穂高岳山荘が見えて
いるけど…
山荘様、お世話になりました。
客の多さに熟睡はできなかったが
気合はバッチリ！
なぜなら…
槍様ですね…
遠いですね…
そして、眼前には険しい岩場が
…
こんな感じの岩また岩の登山道。
程よい緊張感で楽しかった〜
北穂高小屋のテラスからの景色！
ここでビールでも飲んで過ごしたら
最高です。来年はこっち泊まろう。
鎖とステップの連続。
両側のキレ落ち具合が
恐怖を増大させます。
ここは槍の山頂直下！
上で例の梯子が待ってます。
いつ来ても肛門がキュ〜って
なります。
下は見ずに登りましょう。
相変わらずの狭さに加え、
今回も大変な賑わいだったので
滞在時間10分で下りました…
下りに下ります！
ドンドン下ります…
ゴールの駐車場までは15��
くらいはあるはず…
感想
7月19日 スリルと雪渓の残る景色を求めて穂高連峰へ。
これまで歩いたことのなかった奥穂高岳〜槍ヶ岳のルート
を一泊で歩き切る予定。
新穂高登山者用駐車場は平日ってことで無事駐車成功。
初日は穂高岳山荘泊なんで太陽が登ってから出発。
天気は晴天、気温も程よく、登山客も少ない模様。
まあ、まずは登山口までの長い林道をのんびり歩こう…
これと言って展望の無い林道を5�卍�歩いて、ようやく
奥穂登山道に到着。
清々しかった林道散歩もここまで、これからは2000m近く
登ることとなる。
前回は雪渓が全く無い極寒の晩秋に登ったが
今回はどんな感じになることやら楽しみだ。
登り始めて小一時間で滝に到着。
滝の左側に架かった梯子を登ると左が鎖・右がキレ落ちてる
幅50�儖未療仍各擦砲覆辰拭４簇廚鮑錣辰篤擦鮑遒辰燭里�な？
以前、行った室堂〜剣沢〜欅平の間に歩いた水平歩道を
思い出す。恐怖感は圧倒的に向こうが上だが…
キレ落ちた先には穴だらけの雪渓とその下に流れる激流が
見える…怖っ……鎖はしっかり握りましょう…
荷継ぎ小屋跡に着くと辺りが大きく開けた！
振り返れば開けた谷合に向こうに笠ヶ岳がド〜ンと見える。
青空＋残雪の山の景色が最高！
ゴロンゴロンの歩きにくい岩を踏みしめて、
登りに登って、太陽光線を背中に浴びまくっているうちに
これまでの清々しい登山は終了…
汗だく×2…暑すぎ…背中がベッチャベチャ…
なんて状態から一転、すぐさま大雪渓が登場！
しばらくは雪渓歩きで涼める〜
見ればなかなかの傾斜の雪渓です。
アイゼン無しでは滑落ですな…
アイゼンを履くついでに暫し雪渓前で展望を楽しみつつ休憩。
周りにはだ〜〜れもいません。
雲がゆ〜っくり流れてます。
野鳥がチュンチュン？と鳴いてます。
「のどかやな〜〜……ぐぅ〜〜」
不本意にも大岩上で爆睡をかます…
後から登ってきた歩荷さん達の声で目を覚ましたが
一時間ばかり夢の中だった模様。
ちゃっちゃと雪渓登りを始めましょう…
雪渓から立ち昇る霧の中は太陽が遮られて涼し〜…
なんて感じてたのも束の間…衣服の汗が冷やされて
「雪渓…寒い…ぷりーず 太陽光線…」ってな状態。
そして、雪渓を超えて再び「暑い〜」状態。
そんな繰り返しで体を壊す前に何とか昼過ぎに穂高岳山荘到着！
ふぅ〜〜、なかなかの登りでした…
すぐさま山荘で泊まりの受付を済ませ、着替えを持って更衣室にGO!
登山着を脱ぎ捨て、全裸の状態から今流行のデオドラントシートで
体を拭き、拭き！ベタ付いた体がサラ、サラッ！スッキリ！
デオドラントシートは登山の必需品！
山荘の晩飯の少ないオカズでご飯を3杯お代わりし、
タラ腹状態になった後は500ml缶ビールとおつまみ、デジカメを
持って沈む夕日を眺めにGO〜
奥穂方面の登山道の外れにある大岩に腰掛けて、雲海に沈む夕日を
マッタリと眺めていると「いいもの見てるな〜俺、来てよかった〜」
と心底思えた。
あとは明日に向けて熟睡…といきたかったが、そこは登山ブームの
真っ只中の山小屋…キュ〜っと寝床を詰められた上、
耳栓をものともしないお隣のイビキで睡眠時間3時間程…とほほ
7月20日
確実に寝不足ではあったが朝食を弁当にしてもらい5：00出発。
本日の天気は快晴！
空気が澄んでいるのか景色が凄く鮮明に見え、眠気が吹っ飛ぶ。
さあ、まずは涸沢岳へ向かい、お楽しみの大キレットと槍ヶ岳へ。
涸沢岳山頂でご来光を拝んでから先を望むとエグ〜〜い感じの
岩稜だらけ…来た甲斐がありますね〜
落差の激しい鎖場、梯子の連続、やせた稜線と歩き堪え満載。
でも、舐めてかかると死んじゃうな…ってところだらけ。
予想以上によかったのが立ち寄った北穂高小屋のテラスからの
眺め、高度感を感じながら絶景を楽しめて飲食できる最高の場所だった。
来年はこちら泊まりに決定！
途中、大きな雪渓に掘られた大階段を登ったり、
なだらかな南岳までの稜線散歩を楽しんだら
大喰岳山頂から大迫力の槍ヶ岳が望めます！
ここまできたら槍ヶ岳は目と鼻の先。
鞍部、テント場を越え、槍ヶ岳山荘でザックを下し槍の穂先を
見ると穂先に人があまり登ってない模様。
今だ！って感じでデジカメを片手に槍の穂先をよじ登る。
渋滞無しなんでスイスイ進めますが、最後の梯子だけは
肛門の辺りががキュ〜〜と引き締まります。
「さあ、快晴の槍ヶ岳山頂……！」って登り切ったが…
そこは山頂停滞者の巣窟…
はい！残念！
梯子のそばまで座り込んでいる人が…
なんとか狭い山頂を人の間を縫いながら山頂の祠に向かい、
小銭を置いて手を合わせて「ありがとうございました」
10分ほど絶景を写真と自分の目に焼き付けてから
淡白にも下山開始…
「山頂でゴロ寝できちゃうかも」なんて期待した自分が恥ずかしい。
そそくさと下山。
槍ヶ岳山荘でザックを担ぎ直した時点で14：00。
山荘泊も考えたが現時点で山荘内、山荘前が人で溢れ気味…
ここは気合を入れて15�卍�の槍平ルートでの下山で決まり…
大丈夫か？？俺？
微妙に痛む股間節の痛みに耐えながら槍平小屋で
炭酸飲料を飲みつつ休憩していると50代くらいの
男性二人組が話かけてきた。
どうやら彼らも俺と同じく日没覚悟で強行下山するらしい。
この道が暗くなると幽霊がわんさか出てくるやら、
見てはいけないものが見えるやら何やら嫌〜〜なネタを
聞かせてくれた。
「おい、おい、単独行の俺になんて話するんや…」（心の声）
怖くなった訳ではないが即座に下山再開。
若干、スピードアップ…
でも、新穂高温泉手前の林道で日没…真っ暗…
木々がサワっサワって騒めいてビックっ！
笹藪がガサッ！っていって「ウワッ！」
ビビりまくりです…
ヘッドライトの明かりを頼りに何とか20時前に新穂高温泉到達。
こんなに街頭の明かりが恋しかったのは初めてや。
あとは温泉につかって、晩飯食って豊田市まで帰るだけ
だったのだが、運悪く新穂高温泉の日帰り温泉が臨時休業、
平湯温泉：平湯の森は閉店時間で入れず…
半泣き状態で車を飛ばし、自宅の浴槽に温泉の素を入れて
ちんまりと汗を流したとさ…
最終日は20�勹曚┐旅�程になったけど無事下山できたし
オバケにも遭遇しなかったんで良い旅だったと思う。
…温泉は入りたかった…やはり、下山後は即温泉でしょ…
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