東鎌尾根を経てパノラマ銀座へ (新穂高から上高地)
- GPS
- 25:19
- 距離
- 51.8km
- 登り
- 4,650m
- 下り
- 4,338m
コースタイム
- 山行
- 12:18
- 休憩
- 4:17
- 合計
- 16:35
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 10:51
天候 | 1日目 雨→晴 2日目 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
#右俣〜槍ヶ岳 とくに危険は感じなかった(増水時は危ない箇所あるかも) #槍ヶ岳〜西岳 東鎌尾根です。高度感あります。落下したら死にますが、変化に富んだ道で面白いです。 #西岳〜大天井岳 大天井への登りは踏み外したら死にますが、それ以外は比較的安全です。 #大天井岳〜蝶ヶ岳 歩きやすく危険なし。 #蝶ヶ岳〜上高地 緩やかで安全でした。 |
その他周辺情報 | 宿泊:大天井ヒュッテ #夕飯のトンカツ定食が名物。とてもおいしいです。 #牛首展望台はお勧めです。大天井岳を最も美しくみられるのではないかと思います。 また宿泊したい山小屋でした。ありがとうございました! |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
だいさくから行こうと誘われていたドMコースへ
鍋平スタートで当初の予定から少し変わったところもあったが
序盤の雨にも負けず大満足の山行となった
闇の中右股を進み槍を目指す。森の中でみあげた星空に、今日の山行への期待が膨らむ
しかし滝谷からぽつぽつと雨が、、、ここから地獄の始まりである
飛騨乗越までは嘆く両腿に鞭打ち無心で登りつめた
槍まできたが、雨だし、風ふいてて寒い、真っ白だし、でスルーした。また二人でもこよう
ここからは東鎌尾根で今日の終着点、大天井ヒュッテを目指す
雨の中ではちと怖いところもあったが難なく進む
ヒュッテ大槍をすぎて少ししたところで、ようやく晴れ間がみえた
二人で歓喜し、これでこれまでの疲労もふっとんだ
しかしそれも西岳への登りの壁にぶち破られる。特に梯子がやばく、両腿が泣いていた
今日初のピーク、西岳をとり稜線をすすむ
アップダウンもきつかったが、大天井や常念がみえるとなぜか元気が出た
すれ違い時にお兄さんが言っていた「東鎌尾根は飽きない」それがよく分かる道のりだった
大天井ヒュッテはとにかく最高だった
人もいいし、飯もうまい。ふたりでレコで褒めちぎろうと約束していた
大天荘の方が人気なのかもしれないが、こちらもぜひオススメしたい
大天井ヒュッテにお泊まりの際には、牛首展望台も外せない
大天井岳を眺めるのに、これ以上の場所はないだろう
2日目、まだ静かな大天荘を抜け、パノラマ銀座を進む
夜明けが近いのでマジックアワーを楽しみながら進み、日の出タイミングで写真撮影大会へ
槍穂モルゲンにはふたりで大興奮し写真をとりあった
左には大雲海、右には槍穂をみながら進み常念へ
常念は昨年に引き続きの登頂となったが、さはり百名山にふさわしい眺めがそこにはあった。昨年は気付かなかったが、御嶽・乗鞍も美しかった
続いて蝶ヶ岳へ進み、ここからも蝶槍をはじめとして何度もアップダウン
人気のコースでもあり、たくさんの人とスライドした
3年前に蝶ヶ岳にきたときは、ホワイトアウトでなにも見えなかったが
今回は高曇りではあるが文字通りのパノラマを楽しむことができてよかった
あとは徳澤へと降りて、ソフトを食べてハイキングで上高地へ
本当は西穂高へと登り返す予定だったが、帰りの時間の都合もあり上高地からバスで新穂高へ。自分はもう足が棒だったので、よかったかもしれない笑
今回の山行も写真の取れ高はもちろん、2人で想い出となる山々ができたことが嬉しい
今回の道中でも、見えた山をみて過去の山行の想い出話に花が咲いたように
またこの2日間も、そんな想い出深い山行になったように思う
去年の冬から温めていた企画を遂に実践するときが来た!
穂高連峰を囲むようにぐるりと周回する企画である。元々は左俣から双六小屋を経由して西鎌尾根を渡り、ラストは西穂山荘まで登り上げて新穂高まで戻ってくる計画だったが、時間や体力を考慮して今回の山行となった。しかし、全て初めて歩く登山道で飽きることのない最高の2日間となった。
2時スタートを目標に新穂高へ向かったが、下の無料駐車場は満車。。いきなり誤算となり鍋平に駐車。約1時間遅れで開始となり、右俣に予定変更。このルートも想定していたので問題ナス!槍ヶ岳までひとまず頑張りましょう。
右俣は結構林道が長く、自転車を使っている人もいた。軽快に足をすすめ、滝谷の岩場で休憩をとった。このあたりでヘッドライトは不要となり、見上げると激しい稜線が見えて心が高ぶった。しかし何やらポツポツと降ってきている。歩きだしてしばらくでそれなりの本降りに。。キイテナイデス。。槍平小屋に避難しようかと思ったが、入り口は雨ヤドラーで満員御礼。もう寄らずにGOGO槍ヶ岳した。
地図を見る限りここから激しい登りとなっている。2200mくらいから飛騨乗越の3000mまでの約800mをぶち上げる登りだ。雨で憂鬱な中、視界もなく激しい登りは永遠に感じたが、相棒と気持ちを奮い立たせ合って、何とか飛騨乗越まで到達できた。しばし休息をと思ったが、風がビュンビュンで寒く、槍ヶ岳山荘まで避難した。
山荘では多くの登山者が天気の回復を待っており、アタック待機中だった。もちろん自分たちも穂先まで行く気でいたが、この状態で山頂をとっても喜びは半減だろうと思い。今回はあえて登るのをやめ、槍ヶ岳登頂は次回のお楽しみに取っておくことにした。
ここから東鎌尾根を経て西岳に向かう。東鎌尾根はそれなりに高度感のある道であるが、ガスで視界はなかった。しかし、途中で雨が止み、なんとガスが取れてきた!前方に稜線が見えてモチベーション回復。ここまで辛かった、頑張ったと相棒と称え合った。東鎌尾根はそれなりに長いが、変化に富んでおり飽きることなく西岳ヒュッテまで到達することが出来た。足に疲れはあったが、今日はまだ山頂を一つも踏んでいないので西岳を登頂。そして本日の宿の大天井ヒュッテを目指した。
このあたりは比較的ガスがとれており、常念岳や大天井岳の展望があった。最後の道のりで二人とも足に疲れが来ていたが、振り絞って大天井ヒュッテに到達した。おもったより早く到達でき、天気もよかったので外で🍺乾杯した。
その後渋る相棒を連れて牛首展望台へ向かったが、大天井岳が目の前にドカンの圧巻の景色を拝める素晴らしい展望台だった。槍ヶ岳はガスで見えなかったが、素晴らしい展望台でもっと有名になっても良いと思った。大天井ヒュッテの宿泊者は多くなく、二人で一部屋貸し切りだった。夕飯のトンカツ定食も野菜多めで美味しかったし、小屋の方も優しい方ばかり。また利用したい素晴らしい小屋だった。ただ、チェックインの時に翌日の目的地を新穂高と記載してしまったが、結局上高地で終了してしまったので嘘ついてしまいました(。-人-。) スミマセンデシタ
2日目は4時出発のため3時過ぎに起床。満天の星空の中出発した。相棒は夜中に星空撮影をしており、流石のモチベーションとカメラの腕だった。稜線に到着ししばらくパノラマ銀座を歩くと次第に明るくなり、長野県側の雲海、ガスのない槍穂高と素晴らしい景色があらわになってきた。これは最高の朝を迎えられるぞ、と意気揚々と足を進めていたが、中途半端な場所でなかなかナイスなビューポイントがない。日の出がきてしまうと焦って走って先へ向かうと雷鳥が2羽がぽてぽて歩いていた。おはよう!でも先を急ぐので、と先へ向かう。すると槍穂高とご来光、鹿島槍なども見える名もなき鞍部に到着した。ここは良いということで写真撮影大会を開催した。槍ヶ岳をこの距離でまじまじと見るのは初めてで、朝日が当たりモルゲンしている槍ヶ岳を拝むことが出来て最高だった。
常念小屋に到着して時間を見てみると、予定より30分押していた。結構走ったのに。。と落胆し、今回は上高地で締める予定に変更。写真撮影に結構時間を使ってしまったようだ。でも二人は写真好きで、それを犠牲にはできないのでこれで良かった。常念岳への登りはなかなかにきつかったが、ノンストップベイビーで山頂にたどり着いた。今回初の100名山山頂で、自分は初登頂。どの方向から見ても存在感のある素晴らしい山だった。ここから蝶ヶ岳までアップダウンを頑張ろう。前日の疲れは足にきているが、相棒と色々話しながらワイワイ足をすすめた。蝶槍まで着くとあとはハイキング。綺麗な道を経て蝶ヶ岳へ到着した。ここでこの景色とはお別れ。写真撮影したのち、上高地までサクサク足をすすめた。この道は山道だが歩きやすくて良かった。
にぎわいを見せる徳沢に到着するや否や、ソフトクリームタイム。ぺろりと食べて、あとはバスターミナルまでダウン。観光客も多かったが、登山者もかなりたくさんいた。そこからバスで平湯温泉を経由したのち、新穂高へ到着。ラスト鍋平までの登りをこなして終了!色々学ぶこと、試練の多い2日間だったが、夢のような大満足の2日間でした。
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