常念岳、槍ヶ岳、南岳(一ノ沢→上高地)【北アルプス、長野県】
- GPS
- 26:25
- 距離
- 44.5km
- 登り
- 3,592m
- 下り
- 3,328m
コースタイム
○8/24:一ノ沢→常念小屋
一ノ沢 1140 − 山の神 1148 − 王滝 1222/34 − 烏帽子沢出合 1248 − 笠原沢出合 1312 − 胸突八丁 1348/50 − 最後の水場 1404/12 − 第一ベンチ 1420 − 第三ベンチ 1435 − 常念小屋 1455/宿泊手続き/1515 − 常念岳 1608/26 − 常念小屋 1705
○8/25:常念小屋→槍ヶ岳山荘
常念小屋 0400 − 横通南面 0438 − 2720Mピーク(日の出) 0510/0525 − 東大天井岳分岐 0558/0602 − 休憩 0630/朝食/0645 − 大天荘 0701/0706 − 大天井ヒュッテ 0800/0805 − 貧乏沢下降点 0829 − 赤岩岳 0912 − 西岳ヒュッテ 0949/靴裏剥がれ修理/1022 − 水俣乗越 1100/1106 − 休憩 1150/昼食/1225 − ヒュッテ大槍 1258/1310 − 槍ヶ岳山荘 1345/宿泊手続き/1405 − 槍ヶ岳 1445/1515 − 槍ヶ岳山荘 1528
○8/26:槍ヶ岳山荘→上高地
槍ヶ岳山荘 0420 − 飛騨乗越 0429 − 大喰岳 0445/0502 − 中岳 0528/0532 − 南岳分岐 0654/0656 − 休憩 0715/朝食/0723 − 天狗原のコル 0728/0732 − 天狗池 0802/0817 − 分岐 0840 − 水俣分岐 0902 − 槍沢ロッジ 0944/1002 − 二ノ俣 1018 − 一ノ俣 1025 − 槍見河原 1033/1040 − 横尾 1110/1135 − 新村橋 1204 − 徳沢園 1214/1221 − 古池 1240 − 明神 1257/1302 − ビジターセンター 1337/1345 − 上高地バスターミナル 1352
●行動時間
○8/24:05:25
○8/25:11:28
○8/26:09:32
天候 | 晴れ、快晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
○8/24 : (自宅=松本=穂高=)一ノ沢登山口―常念岳―常念小屋(泊) ○8/25 : 常念小屋―大天井岳、槍ヶ岳―槍ヶ岳山荘(泊) ○8/26 : 槍ヶ岳山荘―大喰岳、中岳、南岳―上高地(=松本=自宅) ●登山口へのアクセス ○ヒエ平、一ノ沢登山口 ・JR大糸線「穂高駅」からタクシーで行くことが出来る ・駅から概ね西へまっすぐ進むと林道の終点がヒエ平 ○上高地 ・言わずと知れた、北アルプスの表玄関。各大都市からのバスや路線バスが多数ある ・当時はまだ上高地までの自家用車乗り入れが可能であったが、現在では自家用車で上高地には行くことが出来ない。自家用車の場合には、平湯か沢渡に駐車し、バスに乗り換える |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 ・北アルプスのメインロードの一つであるだけに、不明瞭な箇所はなかったと記憶している ●買う、食べる(一部はH26.1時点での情報) ○ヒエ平 ・当時のヒエ平では何か買ったり食べたりすることはできなかった ○上高地 ・上高地には売店があり、(季節等にも拠るのであろうが)大阪からのバスの到着時点(今回は0520)には開いている。ありがたい ・ここには、お茶等のペットボトルや僅かながらの食べ物もあり、最後の手段としては利用できる ・同じく上高地には食堂もあるが、間もなく開店しそうな風情ではあったが、まだ開いていなかった ・付近のホテル等にも、食べ物屋は多数ある ●日帰り温泉 ・平湯など、近隣には著名な温泉多数。上高地にも日帰り入浴できる宿がいくつもある |
写真
感想
○ヒエ平、一ノ沢登山口〜常念岳(8/24)
九州に勤務しているとなかなか北アルプスには届かない。まとめて時間をとり、松本からの大きな周回を企てた。常念から入り、槍と穂高を越えて上高地から下山するというもの。
神戸の自宅を早朝出発し、松本駅で着替え等を預けて意気揚々と出発。
穂高からのタクシーでヒエ平へ。写真がないのだが、こぢんまりとした広場であったように記憶いている。そこからはやおら登山道へ。次第に斜度も高まりやがて常念小屋へと到着。
宿泊の手続きをして、そのまま常念岳の山頂へ。ややガスがかかり気味だったが、最後には蝶ヶ岳への尾根も、小屋向かいの横通岳もきれいに見えるようになった。
残念ながら穂高、槍は姿を現さなかった。
○常念小屋〜槍ヶ岳山荘(8/25)
まだ朝日が昇らないうちに出発。暗闇の中を横通岳に向けて登るが、いきなり腰に引っかけていたタオルを落としてなくしてしまった。
天候は最高。穂高や槍がじっと佇む。モルゲンロートの中、穂高や槍に見守られながらの登山。
大天井岳の山頂では、腕の確かな方に山頂撮影をして頂いた。他の頂上スナップとは全然異なり、バランスのよい記念撮影をして頂いた。もっとも、借景が槍穂高なのだから、どう撮っても上等なものにはなりそうだけど。
貧乏沢付近で北鎌尾根への取り付け点を見る。案外踏み跡がしっかりしており、結構通う人があるのだと分かる。
その後、ヒュッテ西岳のあたりで登山靴の靴裏が剥がれかけていることに気がつく。ボンドはないので、紐で縛って、その場を凌ぐ。
水俣乗越まで下降し、再度標高差700mを一気に登る。靴も気になるが、足下も気になる。慎重に歩を進める。ようやくの思いで到着した槍ヶ岳山荘に荷物を置き、頂上まで往復。来たばかりの東鎌尾根はガスに隠れたり、見えたり。
もう降りようかという頃に、北鎌尾根から上がってきた一群が到着。頂上にいた一同が感嘆の思いで迎えた。
槍ヶ岳山荘は、かなり激しい混雑。一つの布団に2人以上の状態となったが、疲労には勝てず、あっという間に寝入ってしまった。
○槍ヶ岳山荘〜上高地(8/26)
まだ陽が昇る前に出発。靴のこともあるが、まずは穂高を目指す。大喰岳で振り返ると山荘には明かりが灯り、日の出を見に槍の穂先へと向かう人が列をなしているように見える。
中岳あたりではガスが濃くなり先をためらうほどになるが、やがて回復し、穂高が見えるようになる。しかし、南岳へと氷河跡を歩くうちに、靴底が完全に外れてしまった。非常事態。一応紐での緊縛はしているが、暫くでずれてしまう。ここでついに諦めて、上高地へと下降することにした。
南岳標識から戻り、天狗平へと下降。もちろん、途中で何度も靴裏を整える。紐も切れてしまうので、やりかえる。石を落としてしかられたり、ガスが濃くなり天狗池にも槍が映らず、こちらの苦労とは別の理由で、あまりおもしろくない下降となった。
槍沢への合流後に続く急坂に苦しみながらも、なんとか槍沢ロッジに到着。ようやく足裏が外れ、紐で縛っただけの靴でもなんとかなる道に。上高地に着いた頃には、足は通常とは異なる筋肉が痛くなっているのが分かった。
道具の整備は何よりも大事。まして靴はね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する