【11:45 広河原登山口 出発】
甲府から乗ったバスが広河原に着くと天気は上々!しかしそこから林道を歩き広河原登山口に着く頃には不穏な雲が広がっていた
それにしても3泊4日分の荷物はやっぱり重く、思うようにペースが上がらずバテバテ
今まで自分の思うようにスイスイ登れてた体が、テントを担いで登るようになって以来全くいう事を聞かなくなったみたいで凄く歯がゆい
と、そうこうしてるうちに空模様はみるみるうちに急降下・・・あちこちで雷が鳴り始め、気力も急降下!(←雷は本当に苦手)
←登山道に入ってしばらくはこんな感じで、あまり人が通っていない雰囲気
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【11:45 広河原登山口 出発】
甲府から乗ったバスが広河原に着くと天気は上々!しかしそこから林道を歩き広河原登山口に着く頃には不穏な雲が広がっていた
それにしても3泊4日分の荷物はやっぱり重く、思うようにペースが上がらずバテバテ
今まで自分の思うようにスイスイ登れてた体が、テントを担いで登るようになって以来全くいう事を聞かなくなったみたいで凄く歯がゆい
と、そうこうしてるうちに空模様はみるみるうちに急降下・・・あちこちで雷が鳴り始め、気力も急降下!(←雷は本当に苦手)
←登山道に入ってしばらくはこんな感じで、あまり人が通っていない雰囲気
そして13:40頃になると突然大粒の雨がザーーッ!と来ていよいよ雷も近くでゴロゴロと激しく鳴り出した!!
急いで樹木から離れた窪地を探し緊急避難!!(私は雷が光るたびに条件反射でしゃがみこむ癖があるので歩行不可能)
レインウエアだけではしのげない程の豪雨のなかフライシートを被って身を屈め、雷と豪雨にひたすらガクブルしながら涙目で耐えた
そして1時間以上過ぎた頃、やっと小降りになり雷の音も次第に遠くなっていて空が徐々に明るくなっているのが見えた・・・助かった!
が時間はもう15:00!雷避難でロスした時間を考えると、一旦広河原へ下り一泊した後、明日北沢峠から仙丈ケ岳へと仕切りなおした方がいいとさえ思った。つか、ぶっちゃけ私は山を下りる気満々!!・・・がしかし相方は登る気満々だった!!!
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そして13:40頃になると突然大粒の雨がザーーッ!と来ていよいよ雷も近くでゴロゴロと激しく鳴り出した!!
急いで樹木から離れた窪地を探し緊急避難!!(私は雷が光るたびに条件反射でしゃがみこむ癖があるので歩行不可能)
レインウエアだけではしのげない程の豪雨のなかフライシートを被って身を屈め、雷と豪雨にひたすらガクブルしながら涙目で耐えた
そして1時間以上過ぎた頃、やっと小降りになり雷の音も次第に遠くなっていて空が徐々に明るくなっているのが見えた・・・助かった!
が時間はもう15:00!雷避難でロスした時間を考えると、一旦広河原へ下り一泊した後、明日北沢峠から仙丈ケ岳へと仕切りなおした方がいいとさえ思った。つか、ぶっちゃけ私は山を下りる気満々!!・・・がしかし相方は登る気満々だった!!!
ということでで、雨上がりで湿った樹林帯のなかを再び急登にあえぎながら登りはじめた。
【15:30 広河原峠 到着】
・・・と、丁度30分登ったところでいきなり視界がひらけ、突然広河原峠に到着!
えぇ〜〜っ!?CT3時間30分の登り…私のペースでは4時間超も覚悟してたのに2時間30分しか経ってないじゃん!と、狐につままれた様な気分
この時には空も徐々に晴れてきていて、峠の指導標の向こうには八ヶ岳の姿も見えていた。さて、ここまで来ればもう一安心
←広河原峠から見た早川小屋方面への登山道
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ということでで、雨上がりで湿った樹林帯のなかを再び急登にあえぎながら登りはじめた。
【15:30 広河原峠 到着】
・・・と、丁度30分登ったところでいきなり視界がひらけ、突然広河原峠に到着!
えぇ〜〜っ!?CT3時間30分の登り…私のペースでは4時間超も覚悟してたのに2時間30分しか経ってないじゃん!と、狐につままれた様な気分
この時には空も徐々に晴れてきていて、峠の指導標の向こうには八ヶ岳の姿も見えていた。さて、ここまで来ればもう一安心
←広河原峠から見た早川小屋方面への登山道
【15:50 広河原峠出発】
20分程峠で休憩した後はいよいよ尾根を歩いて早川小屋へ!樹林帯のなかで展望は無いけれど、最初のゆるい登りを登りきると後はすぐになだらかな道になって恰好のお散歩道になった。そして10分弱も歩くと、展望がひらけたちょっとしたピークに到着!
←空もさっきまでの雷雨がウソのように晴れ渡り目の前には甲斐駒の姿が!そして視線を左手に移すと北岳の姿も見えた。
ここからはまた一旦下って再び樹林帯のなかを歩く。またしても展望は無いけれど、雨上がりの後の清々しい空気が気持ち良く、アップダウンの無い歩きやすい道の連続でまさしく森林浴気分♪・・・雷雨にめげずに登ってきて本当によかった!!・・・
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【15:50 広河原峠出発】
20分程峠で休憩した後はいよいよ尾根を歩いて早川小屋へ!樹林帯のなかで展望は無いけれど、最初のゆるい登りを登りきると後はすぐになだらかな道になって恰好のお散歩道になった。そして10分弱も歩くと、展望がひらけたちょっとしたピークに到着!
←空もさっきまでの雷雨がウソのように晴れ渡り目の前には甲斐駒の姿が!そして視線を左手に移すと北岳の姿も見えた。
ここからはまた一旦下って再び樹林帯のなかを歩く。またしても展望は無いけれど、雨上がりの後の清々しい空気が気持ち良く、アップダウンの無い歩きやすい道の連続でまさしく森林浴気分♪・・・雷雨にめげずに登ってきて本当によかった!!・・・
【16:20 早川小屋到着】
早速小屋で受付を済ますと、小屋番の女性から冷たい麦茶のサービス♪とテント場の説明(崖側は水はけが悪いから避けた方がいい)とか、トイレ(ボットンだけど底には水が流れてる)&水場(水量も多いし冷たくて美味しい)の案内をして貰った。ギリギリで10張張れるかどうかの広さだったが、2張しか先客がいなかったのでゆとりを持って設営(最終的には全部で4張。おかげで静かな夜が過ごせた)
さて18:00頃になると、早川小屋名物・・・小屋のご主人によるケーナやオカリナの演奏会が始まった模様。
アンデス音楽に耳を傾けながら食事を済ませ19:00を過ぎた頃就寝した。
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【16:20 早川小屋到着】
早速小屋で受付を済ますと、小屋番の女性から冷たい麦茶のサービス♪とテント場の説明(崖側は水はけが悪いから避けた方がいい)とか、トイレ(ボットンだけど底には水が流れてる)&水場(水量も多いし冷たくて美味しい)の案内をして貰った。ギリギリで10張張れるかどうかの広さだったが、2張しか先客がいなかったのでゆとりを持って設営(最終的には全部で4張。おかげで静かな夜が過ごせた)
さて18:00頃になると、早川小屋名物・・・小屋のご主人によるケーナやオカリナの演奏会が始まった模様。
アンデス音楽に耳を傾けながら食事を済ませ19:00を過ぎた頃就寝した。
【5:30 早川小屋出発】
万全の体制を整えて早川小屋を出発。しばらく昨日の続きのような清々しい樹林帯の中を登っていくと、朝日が顔を出してきたのか木々の間から眩しい光が差し込んでくるように!!丁度背後側から朝日が昇ってくるので、眩しくもなく顔が日焼けする心配もないのでちょうどいい♪しかしずっと低潅木やハイマツが生い茂る森林限界ギリギリの道なので、それらの葉に溜まった朝露が歩くたびに腿辺りをしきりに濡らしていってぶっちゃけ足が冷たかった!!
そしていくつかのピークを何度も登ったり下ったりを繰り返し、いい加減疲れが出てきたところで展望が開けた小ピークに到着。
←朝もやの残る早川尾根
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【5:30 早川小屋出発】
万全の体制を整えて早川小屋を出発。しばらく昨日の続きのような清々しい樹林帯の中を登っていくと、朝日が顔を出してきたのか木々の間から眩しい光が差し込んでくるように!!丁度背後側から朝日が昇ってくるので、眩しくもなく顔が日焼けする心配もないのでちょうどいい♪しかしずっと低潅木やハイマツが生い茂る森林限界ギリギリの道なので、それらの葉に溜まった朝露が歩くたびに腿辺りをしきりに濡らしていってぶっちゃけ足が冷たかった!!
そしていくつかのピークを何度も登ったり下ったりを繰り返し、いい加減疲れが出てきたところで展望が開けた小ピークに到着。
←朝もやの残る早川尾根
【7:00 小ピーク到着】
指導標もないピークだったが(もしかしたらミヨシの頭?)甲斐駒が目前まで迫ってきてる風景に圧倒されてここで一旦休憩。
振り返ると、早川小屋から今まで歩いてきた尾根が一望出来た。ここまで大体5〜6つ位の小ピークを越えてきた感じ?
そしてその向こうには地蔵ヶ岳のオベリスクがひょっこりと顔を出していて、この尾根を縦走してる間ずっと目を楽しませてくれた。
←どこだろう?北岳方面?(良く覚えてない)
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【7:00 小ピーク到着】
指導標もないピークだったが(もしかしたらミヨシの頭?)甲斐駒が目前まで迫ってきてる風景に圧倒されてここで一旦休憩。
振り返ると、早川小屋から今まで歩いてきた尾根が一望出来た。ここまで大体5〜6つ位の小ピークを越えてきた感じ?
そしてその向こうには地蔵ヶ岳のオベリスクがひょっこりと顔を出していて、この尾根を縦走してる間ずっと目を楽しませてくれた。
←どこだろう?北岳方面?(良く覚えてない)
【7:50 アサヨ峰(2799m)到着】
20分程休憩した後は、いよいよこの早川尾根の最高峰アサヨ峰を目指して出発!しかし、アサヨ峰に近づくにつれて傾斜は徐々にきつくなっていき、遠目には緑に覆われた山容だったアサヨ峰も、段々と岩だらけの様相を呈してきた。
アサヨ峰に着くと、今まで誰にも会わなかったにも拘らず4人程休憩してる人がいました。
何だか久しぶりに人間を見たような気分・・・そしてここからは360度の大パノラマが!
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【7:50 アサヨ峰(2799m)到着】
20分程休憩した後は、いよいよこの早川尾根の最高峰アサヨ峰を目指して出発!しかし、アサヨ峰に近づくにつれて傾斜は徐々にきつくなっていき、遠目には緑に覆われた山容だったアサヨ峰も、段々と岩だらけの様相を呈してきた。
アサヨ峰に着くと、今まで誰にも会わなかったにも拘らず4人程休憩してる人がいました。
何だか久しぶりに人間を見たような気分・・・そしてここからは360度の大パノラマが!
←甲斐駒が随分と近くなって迫力倍増!!!
しかしここから見る北岳は手前の小太郎山の方が存在感がありすぎてあまりパッとしないような・・・(早川尾根からは高峰からの展望が一番迫力があった)
【8:30 アサヨ峰出発】
いきなり岩場続きの危なっかしい尾根を下っていきますが、行く先に見えるのは、右手に甲斐駒・左手に仙丈ケ岳と、まさに両手に花!!
ある意味かなり贅沢な尾根歩きなんじゃないだろうか!?
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←甲斐駒が随分と近くなって迫力倍増!!!
しかしここから見る北岳は手前の小太郎山の方が存在感がありすぎてあまりパッとしないような・・・(早川尾根からは高峰からの展望が一番迫力があった)
【8:30 アサヨ峰出発】
いきなり岩場続きの危なっかしい尾根を下っていきますが、行く先に見えるのは、右手に甲斐駒・左手に仙丈ケ岳と、まさに両手に花!!
ある意味かなり贅沢な尾根歩きなんじゃないだろうか!?
【9:15 栗沢山(2714m)到着】
←目の前には甲斐駒がドンと聳え、甲斐駒まで本当に手が届きそう!!
そして視線を南に移して見ると、北沢峠を挟んで南アルプスの女王・仙丈ケ岳も綺麗に見えました。その中腹の尾根にはこれから登る登山道もはっきりと見え、あまりの道程の長さに気が遠くなりそうだった。
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【9:15 栗沢山(2714m)到着】
←目の前には甲斐駒がドンと聳え、甲斐駒まで本当に手が届きそう!!
そして視線を南に移して見ると、北沢峠を挟んで南アルプスの女王・仙丈ケ岳も綺麗に見えました。その中腹の尾根にはこれから登る登山道もはっきりと見え、あまりの道程の長さに気が遠くなりそうだった。
【9:35 栗沢山出発】
早川尾根に別れを告げて出発!ここから北沢峠までは標高差734mの下り!その後は仙丈へ標高差920mの登りが待ってる!行程はまだまだこれから…そういえば雷鳥出現率が高いと言う早川尾根だけど今回も雷鳥に出会ってないっ!(どんだけ縁が無いんだよ)
さて、栗沢山山頂付近のゴツゴツした岩場を下りてしばらく行くと、登山道は忽然と現れた樹林帯のなかに突入!この先はもう延々と樹林帯のなかをひたすら下るだけ。張り出した木の根に足をとられ、しりもちをついたりしながら下る事1時間半・・・樹林帯の中の下りに嫌気がさしてきた頃ようやく栗沢山の登山口に到着。
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【9:35 栗沢山出発】
早川尾根に別れを告げて出発!ここから北沢峠までは標高差734mの下り!その後は仙丈へ標高差920mの登りが待ってる!行程はまだまだこれから…そういえば雷鳥出現率が高いと言う早川尾根だけど今回も雷鳥に出会ってないっ!(どんだけ縁が無いんだよ)
さて、栗沢山山頂付近のゴツゴツした岩場を下りてしばらく行くと、登山道は忽然と現れた樹林帯のなかに突入!この先はもう延々と樹林帯のなかをひたすら下るだけ。張り出した木の根に足をとられ、しりもちをついたりしながら下る事1時間半・・・樹林帯の中の下りに嫌気がさしてきた頃ようやく栗沢山の登山口に到着。
【11:05 北沢長衛小屋(1980m)到着〜11:35 北沢長衛小屋改め北沢駒仙小屋出発】
さて、登山口の前に架かる橋を渡ったらそこはもう北沢長衛小屋・・・と思ったら、あれ?北沢駒仙小屋!?名前が変わってた!
で、ここで早目のお昼を食べながら作戦会議。仙丈小屋は最近テント場がなくなったのでここから仙丈小屋に電話して素泊予約完了!
今のところ陽射しが出て眩しいけど、昨日のように上空の様子が何だかおかしい。大気が不安定なようなのでさっさと出発した。
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【11:05 北沢長衛小屋(1980m)到着〜11:35 北沢長衛小屋改め北沢駒仙小屋出発】
さて、登山口の前に架かる橋を渡ったらそこはもう北沢長衛小屋・・・と思ったら、あれ?北沢駒仙小屋!?名前が変わってた!
で、ここで早目のお昼を食べながら作戦会議。仙丈小屋は最近テント場がなくなったのでここから仙丈小屋に電話して素泊予約完了!
今のところ陽射しが出て眩しいけど、昨日のように上空の様子が何だかおかしい。大気が不安定なようなのでさっさと出発した。
【11:45 仙丈ケ岳1合目〜14:30 小仙丈ケ岳(2855m)到着】
北沢峠林道から小仙丈ケ岳へ向けて登ると、これまでとはうって変わってよく整備され、大勢の登山者によって踏み固められていた道はとても歩きやすく感じた。大滝頭を通過しそこから少し登ると、森林限界を過ぎて辺りはハイマツ帯になって(栗沢山から見えた登山道はこの辺り)そこから振り返ってみると甲斐駒がとても大きく綺麗に見えた!ついでにさっきまで登っていた栗沢山や仙水峠もはっきりと!
このハイマツ帯の登りはハンパなくキツい!!それでも甲斐駒の姿に背中を押されるように登っていくと小仙丈ケ岳に到着!
←ガスってきてるものの辺りには誰もいなくて静かな山頂。小仙丈カールも目の前!この稜線を独り占めだぁ〜っ♪♪
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【11:45 仙丈ケ岳1合目〜14:30 小仙丈ケ岳(2855m)到着】
北沢峠林道から小仙丈ケ岳へ向けて登ると、これまでとはうって変わってよく整備され、大勢の登山者によって踏み固められていた道はとても歩きやすく感じた。大滝頭を通過しそこから少し登ると、森林限界を過ぎて辺りはハイマツ帯になって(栗沢山から見えた登山道はこの辺り)そこから振り返ってみると甲斐駒がとても大きく綺麗に見えた!ついでにさっきまで登っていた栗沢山や仙水峠もはっきりと!
このハイマツ帯の登りはハンパなくキツい!!それでも甲斐駒の姿に背中を押されるように登っていくと小仙丈ケ岳に到着!
←ガスってきてるものの辺りには誰もいなくて静かな山頂。小仙丈カールも目の前!この稜線を独り占めだぁ〜っ♪♪
【14:45 小仙丈ケ岳出発〜15:30 仙丈小屋到着】
ここからはもう雷が来ない事だけを祈りながら黙々と歩き、あとひと登りで仙丈ケ岳だ!といった所で仙丈小屋への分岐に到着。
ここから右側の山腹を巻く様に道が続いてるのだが、これがまた随分と下る下る!しかも視界は真っ白・・・
いい加減うんざりしてきた頃、突然分厚いガスが途切れてやっと仙丈小屋に到着!
それにしてもお盆の時期だというのに今日の宿泊者は20人程度でガラガラ!!アットホームな感じのこの小屋がすっかり気に入りました。
←17:00頃、自炊室で夕飯を食べてるとガスが晴れて天気回復!ビール片手に小屋からの景色を楽しんだ
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【14:45 小仙丈ケ岳出発〜15:30 仙丈小屋到着】
ここからはもう雷が来ない事だけを祈りながら黙々と歩き、あとひと登りで仙丈ケ岳だ!といった所で仙丈小屋への分岐に到着。
ここから右側の山腹を巻く様に道が続いてるのだが、これがまた随分と下る下る!しかも視界は真っ白・・・
いい加減うんざりしてきた頃、突然分厚いガスが途切れてやっと仙丈小屋に到着!
それにしてもお盆の時期だというのに今日の宿泊者は20人程度でガラガラ!!アットホームな感じのこの小屋がすっかり気に入りました。
←17:00頃、自炊室で夕飯を食べてるとガスが晴れて天気回復!ビール片手に小屋からの景色を楽しんだ
【4:35 仙丈小屋出発〜5:00 仙丈ケ岳(3033m)到着】
3日目の朝、出発時に小屋番さんに声を掛けられた。「女性の足では13時間はかかるから天気が崩れた場合、野呂川越に10:00までに着かなかったら両俣小屋へ、三峰岳に13:00までに着かなかったら熊の平小屋へ、もし間ノ岳付近で雷が鳴るようだったら農鳥小屋へエスケープした方がいい。間ノ岳と北岳の稜線は雷落ちやすいから」とありがたいアドバイスをもらった。
小屋を出ると、地平線の辺りは徐々に明るくなってきていて夜明け間近。
よく整備されたザレた道をジグザグに進み、雄大な仙丈カールの中を約20分登りつめた所で仙丈ケ岳山頂に到着した。
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【4:35 仙丈小屋出発〜5:00 仙丈ケ岳(3033m)到着】
3日目の朝、出発時に小屋番さんに声を掛けられた。「女性の足では13時間はかかるから天気が崩れた場合、野呂川越に10:00までに着かなかったら両俣小屋へ、三峰岳に13:00までに着かなかったら熊の平小屋へ、もし間ノ岳付近で雷が鳴るようだったら農鳥小屋へエスケープした方がいい。間ノ岳と北岳の稜線は雷落ちやすいから」とありがたいアドバイスをもらった。
小屋を出ると、地平線の辺りは徐々に明るくなってきていて夜明け間近。
よく整備されたザレた道をジグザグに進み、雄大な仙丈カールの中を約20分登りつめた所で仙丈ケ岳山頂に到着した。
仙丈ケ岳に辿り着くとまもなく夜明け。なんとか日の出に間に合った。山頂には10人くらいの人がいたが、順番を待って記念撮影
←日本2位の標高の北岳とその奥に日本1位の富士山(仙丈ケ岳からは、標高日本1位と2位の両山が仲良く並んでいる景色が見られた)
日の出を堪能した後は大仙丈ケ岳へと出発。ここからはこのまま下山する人の方が多く大仙丈ケ岳へ行く人は2〜3組しかいなかった
大仙丈までの道は、途中かなりやせたリッヂを通過する所もあってなかなかスリリング。天気もいいので高度感も抜群でした!
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仙丈ケ岳に辿り着くとまもなく夜明け。なんとか日の出に間に合った。山頂には10人くらいの人がいたが、順番を待って記念撮影
←日本2位の標高の北岳とその奥に日本1位の富士山(仙丈ケ岳からは、標高日本1位と2位の両山が仲良く並んでいる景色が見られた)
日の出を堪能した後は大仙丈ケ岳へと出発。ここからはこのまま下山する人の方が多く大仙丈ケ岳へ行く人は2〜3組しかいなかった
大仙丈までの道は、途中かなりやせたリッヂを通過する所もあってなかなかスリリング。天気もいいので高度感も抜群でした!
【5:45 大仙丈ケ岳(2975m)到着】
仙丈ケ岳に比べて静かな山頂。だが何故かここは虫…というか小バエが局地的に多い
五月蝿いだけで刺されないだけましか…
と思いつつ、小バエを手で払いながら休憩した後は、いよいよ今回の山行のメイン仙塩尾根の縦走に出発した。
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【5:45 大仙丈ケ岳(2975m)到着】
仙丈ケ岳に比べて静かな山頂。だが何故かここは虫…というか小バエが局地的に多い
五月蝿いだけで刺されないだけましか…
と思いつつ、小バエを手で払いながら休憩した後は、いよいよ今回の山行のメイン仙塩尾根の縦走に出発した。
【6:00 大仙丈ケ岳出発】
ザレて滑りやすい道を慎重に下っていくと、ここからは登山者もめっきり減り静か。そしてこれから歩く三峰岳への縦走路が一望できた
延々と気の長くなるような仙塩尾根・・・先ずはどこまで下るんだよ!と突っ込みたくなる程標高を落としている野呂川越の鞍部、そしてそこから数々のピークを並べ、ものすごい角度で一気に三峰岳へと突き上げている縦走路の果て・・・これからの道程を目の当たりにして思わず武者震いした
←振り返って見た仙丈ケ岳
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【6:00 大仙丈ケ岳出発】
ザレて滑りやすい道を慎重に下っていくと、ここからは登山者もめっきり減り静か。そしてこれから歩く三峰岳への縦走路が一望できた
延々と気の長くなるような仙塩尾根・・・先ずはどこまで下るんだよ!と突っ込みたくなる程標高を落としている野呂川越の鞍部、そしてそこから数々のピークを並べ、ものすごい角度で一気に三峰岳へと突き上げている縦走路の果て・・・これからの道程を目の当たりにして思わず武者震いした
←振り返って見た仙丈ケ岳
←そして大仙丈ケ岳から下りきると、道は稜線の東側を回りこむようにしてトラバース。
標高が下がったせいか、今までのザレた感じからハイマツ帯へと景色も変化してきた。と、ここでお花畑発見!
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←そして大仙丈ケ岳から下りきると、道は稜線の東側を回りこむようにしてトラバース。
標高が下がったせいか、今までのザレた感じからハイマツ帯へと景色も変化してきた。と、ここでお花畑発見!
お花畑から約1時間、辺りはいつのまにか森林限界の下でぽつぽつと木々が生い茂るようになってきた。
もちろん遠景は臨めずに木立の間を潜り抜けるように歩を進める。と、突然視界が開けて黄色いお花畑が出現。
蕗のような植物が一面に広がり、まるで黄色いじゅうたんを広げたかのような光景!ここがトウの平かな?
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お花畑から約1時間、辺りはいつのまにか森林限界の下でぽつぽつと木々が生い茂るようになってきた。
もちろん遠景は臨めずに木立の間を潜り抜けるように歩を進める。と、突然視界が開けて黄色いお花畑が出現。
蕗のような植物が一面に広がり、まるで黄色いじゅうたんを広げたかのような光景!ここがトウの平かな?
その後も幾度かのアップダウンを繰り返していく。と、あたりは倒木だらけの荒れた感じになった。というか荒れすぎww
その倒木の下を潜ったり跨いだりしながら進んでいくのだが、とにかくザックが大きいので途中で樹木に閊えたりして障害物レースのよう……ちょっとしたアドベンチャー気分だった♪
そんなこんなで少し登りかえしたところで伊那荒川岳に到着した。
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その後も幾度かのアップダウンを繰り返していく。と、あたりは倒木だらけの荒れた感じになった。というか荒れすぎww
その倒木の下を潜ったり跨いだりしながら進んでいくのだが、とにかくザックが大きいので途中で樹木に閊えたりして障害物レースのよう……ちょっとしたアドベンチャー気分だった♪
そんなこんなで少し登りかえしたところで伊那荒川岳に到着した。
【8:08 伊那荒倉岳(2517m)到着】
伊那荒川岳の頂上は、樹林帯の中にひっそりとあった。平坦な道の途中にあるので気付かずに通り過ぎてしまうところだった。
8:30頃伊那荒川岳を出発。しばらく下ったところで高望池を発見!!しかし池はすっかり涸れていてただの窪地になっていた。
さてここからは鬱蒼とした薄暗い樹林帯の中を進むようになるが獣の気配ムンムン!誰もいないからと無駄に大声で話しながら歩いた。
そしてしばらく進むと樹林帯からちょっとした岩場に差し掛かり岩が積み重なったピークからは久しぶりに遠景を見渡すことが出来た。
その直後横川岳を通過したが、樹林帯で展望もないので休憩するならば先程のピーク(多分独標かな?)で休憩した方が良いかもしれない
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【8:08 伊那荒倉岳(2517m)到着】
伊那荒川岳の頂上は、樹林帯の中にひっそりとあった。平坦な道の途中にあるので気付かずに通り過ぎてしまうところだった。
8:30頃伊那荒川岳を出発。しばらく下ったところで高望池を発見!!しかし池はすっかり涸れていてただの窪地になっていた。
さてここからは鬱蒼とした薄暗い樹林帯の中を進むようになるが獣の気配ムンムン!誰もいないからと無駄に大声で話しながら歩いた。
そしてしばらく進むと樹林帯からちょっとした岩場に差し掛かり岩が積み重なったピークからは久しぶりに遠景を見渡すことが出来た。
その直後横川岳を通過したが、樹林帯で展望もないので休憩するならば先程のピーク(多分独標かな?)で休憩した方が良いかもしれない
【9:55 野呂川越(2315m)到着三峰岳】
横川岳を過ぎ細い樹林帯の中を延々と下っていくと、仙丈小屋の小屋番さんのタイムリミット10:00ギリギリに野呂川越に到着
←幹に赤く彫られた文字が軽くホラー
ここからは一気に標高を上げるかの様なCT約3時間の大登りの開始。細い道を登り続けると今まで遠くに見えていた白峰三山の稜線が次第に迫ってくるのが分かる。しかしその稜線にはガスがかかりまだまだ高く聳えている。それにしても上空は今にも雷が鳴り出しそう・・・最後の突き上げ部分かと思われる登りに差し掛かるとこれまでとは違って岩を乗り越えていく感じになり一気に標高を稼いでいった。そして登山道は森林限界を越えて岩だらけの殺風景な景色に変わるとここからは軽くザレていて滑りやすい道。しかもガスガスでかなり危険だった。
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【9:55 野呂川越(2315m)到着三峰岳】
横川岳を過ぎ細い樹林帯の中を延々と下っていくと、仙丈小屋の小屋番さんのタイムリミット10:00ギリギリに野呂川越に到着
←幹に赤く彫られた文字が軽くホラー
ここからは一気に標高を上げるかの様なCT約3時間の大登りの開始。細い道を登り続けると今まで遠くに見えていた白峰三山の稜線が次第に迫ってくるのが分かる。しかしその稜線にはガスがかかりまだまだ高く聳えている。それにしても上空は今にも雷が鳴り出しそう・・・最後の突き上げ部分かと思われる登りに差し掛かるとこれまでとは違って岩を乗り越えていく感じになり一気に標高を稼いでいった。そして登山道は森林限界を越えて岩だらけの殺風景な景色に変わるとここからは軽くザレていて滑りやすい道。しかもガスガスでかなり危険だった。
【13:00頃 三峰岳(2999m)〜間ノ岳】
三峰岳から先2つの稜線を繋ぐ吊尾根は丁度ガスの通り道になっているので視界は真っ白。そのガスの中へ意を決して突入!
それでも時たまガスが切れることがあって、その時に垣間見えた西農鳥岳のどっしりとした雄大な姿に感動!
しかしいくら歩いても間ノ岳はなかなか姿を見せず、目の前には大きな岩山がどーんと行く手を遮るように聳えていた
・・・やっぱりあの岩場を越えなければダメですか?
意外に険しい尾根道・やせた岩場の連続・上空で不気味な音を立てる不安定な天候に神経をすり減らしながら大きな岩場を越えると、やっと間ノ岳の稜線が見えてきた。
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【13:00頃 三峰岳(2999m)〜間ノ岳】
三峰岳から先2つの稜線を繋ぐ吊尾根は丁度ガスの通り道になっているので視界は真っ白。そのガスの中へ意を決して突入!
それでも時たまガスが切れることがあって、その時に垣間見えた西農鳥岳のどっしりとした雄大な姿に感動!
しかしいくら歩いても間ノ岳はなかなか姿を見せず、目の前には大きな岩山がどーんと行く手を遮るように聳えていた
・・・やっぱりあの岩場を越えなければダメですか?
意外に険しい尾根道・やせた岩場の連続・上空で不気味な音を立てる不安定な天候に神経をすり減らしながら大きな岩場を越えると、やっと間ノ岳の稜線が見えてきた。
【14:10頃 間ノ岳(3189m)到着】
広場のような山頂に辿り着くとそこには大勢の人達が!!久しぶりに人間を見た!
マイナールートからメジャールートへのジャンクションに到着したという感じです。
しかし山頂にいた人達は何かに興奮している様子。尋ねてみると先程までライチョウの親子がこの付近にいたとのこと。
急いでその方向へと目を走らせるが、既にライチョウ親子の姿はなかった。・・・う〜ん今回もライチョウさんに会えず・・・残念!
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【14:10頃 間ノ岳(3189m)到着】
広場のような山頂に辿り着くとそこには大勢の人達が!!久しぶりに人間を見た!
マイナールートからメジャールートへのジャンクションに到着したという感じです。
しかし山頂にいた人達は何かに興奮している様子。尋ねてみると先程までライチョウの親子がこの付近にいたとのこと。
急いでその方向へと目を走らせるが、既にライチョウ親子の姿はなかった。・・・う〜ん今回もライチョウさんに会えず・・・残念!
【14:30頃 間ノ岳出発】
間ノ岳を出発する頃になると、雲の切れ間から日も差すようになって天気回復の予感。そして目の前には中白峰岳へと続く縦走路。
遠くに見える中白根にはまだまだ不気味な雲がかかっているけど、ここまでくれば北岳山荘まではあと1時間20分ほど
何とかなりそうな雰囲気に少し気が楽になった。しかしここからは体力的にきつかった!朝から10時間歩き通しなので思うようにスピードが出ない。北岳からのピストン組に次々と抜かれつつ中白根を目指した。
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【14:30頃 間ノ岳出発】
間ノ岳を出発する頃になると、雲の切れ間から日も差すようになって天気回復の予感。そして目の前には中白峰岳へと続く縦走路。
遠くに見える中白根にはまだまだ不気味な雲がかかっているけど、ここまでくれば北岳山荘まではあと1時間20分ほど
何とかなりそうな雰囲気に少し気が楽になった。しかしここからは体力的にきつかった!朝から10時間歩き通しなので思うようにスピードが出ない。北岳からのピストン組に次々と抜かれつつ中白根を目指した。
【15:30 中白根(3055m)到着】
この辺りから今日の目的地、北岳山荘のテン場がちらほらと稜線の間から見えるようになってきた。
ゴールはあともう少し・・・が、テン場は見えるものの歩いても歩いてもなかなか近づいてる感じがしない。
蜃気楼に浮かぶ幻のオアシスを追いかける遊牧民みたいな気分で歩いていくと、やっと北岳山荘が眼下に姿を現した。
山荘に近づくとガスもすっかり晴れて北岳の雄大な姿がくっきりと見えた。
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【15:30 中白根(3055m)到着】
この辺りから今日の目的地、北岳山荘のテン場がちらほらと稜線の間から見えるようになってきた。
ゴールはあともう少し・・・が、テン場は見えるものの歩いても歩いてもなかなか近づいてる感じがしない。
蜃気楼に浮かぶ幻のオアシスを追いかける遊牧民みたいな気分で歩いていくと、やっと北岳山荘が眼下に姿を現した。
山荘に近づくとガスもすっかり晴れて北岳の雄大な姿がくっきりと見えた。
【16:20頃 北岳山荘(2900m)到着】
←北岳のテン場に着くと目の前には北岳が聳え立っていてなかなか壮観な景色。しかし受付を済ませテン場へ戻ってきてみると、いつの間にか辺りがガスガスで真っ白。ここのコルは風の通り道になっているようで甲府側から冷たいガスが吹き付けていた。
という訳で今日のテント張りはガスの中での作業・・・もうね寒くて寒くて仕方ない。
因みにこの日の北岳山荘は超満員で、ひとつの布団に3人体制。この夜はガス&風が強くてなんとなく心細い夜だった。
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【16:20頃 北岳山荘(2900m)到着】
←北岳のテン場に着くと目の前には北岳が聳え立っていてなかなか壮観な景色。しかし受付を済ませテン場へ戻ってきてみると、いつの間にか辺りがガスガスで真っ白。ここのコルは風の通り道になっているようで甲府側から冷たいガスが吹き付けていた。
という訳で今日のテント張りはガスの中での作業・・・もうね寒くて寒くて仕方ない。
因みにこの日の北岳山荘は超満員で、ひとつの布団に3人体制。この夜はガス&風が強くてなんとなく心細い夜だった。
【4:45 北岳山荘テン場出発】
テント場から朝日を拝みいよいよ北岳に出発。最初はザレた感じで広くゆるやかだった登山道も、登っていくうちに狭い急峻な岩場へと変わっていき、三点支持が必要になってくる。意外にも山頂までの距離が長く感じられた。
そして陽の当たっていない岩場の影に入るととても寒い。寒さと登山者の多さでゆっくり休むことも出来なかったので、何度か立ち止まって息を整えつつ徐々に高度を上げていった。
←山荘前から見た夜明けと雲海(富士山が遠くに見える)
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【4:45 北岳山荘テン場出発】
テント場から朝日を拝みいよいよ北岳に出発。最初はザレた感じで広くゆるやかだった登山道も、登っていくうちに狭い急峻な岩場へと変わっていき、三点支持が必要になってくる。意外にも山頂までの距離が長く感じられた。
そして陽の当たっていない岩場の影に入るととても寒い。寒さと登山者の多さでゆっくり休むことも出来なかったので、何度か立ち止まって息を整えつつ徐々に高度を上げていった。
←山荘前から見た夜明けと雲海(富士山が遠くに見える)
そして急峻な岩場を登りつめていくと岩だらけの稜線上に辿り着いた。
そこからは岩の上を伝うように進んで行き、いよいよ北岳に到着。
←登り途中からみた雲海に浮かぶ富士山
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そして急峻な岩場を登りつめていくと岩だらけの稜線上に辿り着いた。
そこからは岩の上を伝うように進んで行き、いよいよ北岳に到着。
←登り途中からみた雲海に浮かぶ富士山
【6:10 北岳(3193m)到着】
標高日本第2位の山、北岳山頂に到着!
山頂は大勢の人達でいっぱいで、北岳の道標の前は記念撮影のひとだかり。写真を撮るのにちょっと苦労した。
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【6:10 北岳(3193m)到着】
標高日本第2位の山、北岳山頂に到着!
山頂は大勢の人達でいっぱいで、北岳の道標の前は記念撮影のひとだかり。写真を撮るのにちょっと苦労した。
←山頂標の背後には昨日の朝その頂上にいた仙丈ケ岳がどーんと鎮座していた。
つまり昨日あの仙丈ケ岳から、この北岳と富士山が並んでいる景色を眺めていたということです。
それにしても流石『南アルプスの女王』と云われる仙丈ケ岳……その堂々として気品を感じさせる存在感は圧倒的でした。
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←山頂標の背後には昨日の朝その頂上にいた仙丈ケ岳がどーんと鎮座していた。
つまり昨日あの仙丈ケ岳から、この北岳と富士山が並んでいる景色を眺めていたということです。
それにしても流石『南アルプスの女王』と云われる仙丈ケ岳……その堂々として気品を感じさせる存在感は圧倒的でした。
そして仙丈ケ岳から昨日歩いてきた仙塩尾根の方を眺めてみた。
長い道のりだったけど、こうして山頂からの360度パノラマで今まで歩いてきたルートが一望できるのはなかなか面白い。
←左俣沢(仙塩尾根)方面の景色とそこに伸びる北岳の影
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そして仙丈ケ岳から昨日歩いてきた仙塩尾根の方を眺めてみた。
長い道のりだったけど、こうして山頂からの360度パノラマで今まで歩いてきたルートが一望できるのはなかなか面白い。
←左俣沢(仙塩尾根)方面の景色とそこに伸びる北岳の影
そのままルートを辿るように南側を見てみた。
写真左端の山頂が中白根。そこから滝雲に覆われている稜線を歩いてここまで来ました。
因みに、中白根の右奥に見えるピークが、昨日落雷の恐怖と戦っていた三峰岳。
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そのままルートを辿るように南側を見てみた。
写真左端の山頂が中白根。そこから滝雲に覆われている稜線を歩いてここまで来ました。
因みに、中白根の右奥に見えるピークが、昨日落雷の恐怖と戦っていた三峰岳。
北岳の岩場をもう少しだけ登って眼下を覗き込んでみると、昨日泊まった北岳山荘の赤い屋根が見えた。
ちょうど滝雲が流れ込んでいる様子をみると、やっぱりあそこは風の通り道みたいですね。一晩中ガスっていたのも納得
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北岳の岩場をもう少しだけ登って眼下を覗き込んでみると、昨日泊まった北岳山荘の赤い屋根が見えた。
ちょうど滝雲が流れ込んでいる様子をみると、やっぱりあそこは風の通り道みたいですね。一晩中ガスっていたのも納得
←山頂から、クライマーのメッカ『北岳バットレス』を覗き込んでみました。
この足元から下は絶壁なのでバットレス自体は写ってませんが、こんな感じでスッパリと切れ落ちています
バットレスの下部には、これから下山する大樺沢が見えます。
写真中央部の丸い雪渓の辺りが、右俣コースと左俣コースの分岐点の二俣で、そこから左手に続く谷筋を延々と広河原に向けて歩いていく予定
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←山頂から、クライマーのメッカ『北岳バットレス』を覗き込んでみました。
この足元から下は絶壁なのでバットレス自体は写ってませんが、こんな感じでスッパリと切れ落ちています
バットレスの下部には、これから下山する大樺沢が見えます。
写真中央部の丸い雪渓の辺りが、右俣コースと左俣コースの分岐点の二俣で、そこから左手に続く谷筋を延々と広河原に向けて歩いていく予定
そして最後に北側へ目を向けてみると、この山行の出発点、早川尾根が見えます。
←写真の中景に見える長い尾根が早川尾根・・・遠景の山塊は八ヶ岳
早川尾根の一番低い所の鞍部が、山行初日に雷の中登ってきた広河原峠・・・そしてあの尾根を、写真左手に見える甲斐駒を眺めながら縦走し、その後西側の仙丈ケ岳に回りこみ、仙塩尾根を南下してぐるりと周遊してきてまた広河原峠へと続く北岳に戻ってきたという訳です
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そして最後に北側へ目を向けてみると、この山行の出発点、早川尾根が見えます。
←写真の中景に見える長い尾根が早川尾根・・・遠景の山塊は八ヶ岳
早川尾根の一番低い所の鞍部が、山行初日に雷の中登ってきた広河原峠・・・そしてあの尾根を、写真左手に見える甲斐駒を眺めながら縦走し、その後西側の仙丈ケ岳に回りこみ、仙塩尾根を南下してぐるりと周遊してきてまた広河原峠へと続く北岳に戻ってきたという訳です
長い道のりだったけど、こうして山頂からの360度パノラマで今まで歩いてきたルートが一望できるのはなかなか面白い。
数々の出来事を思い返しながら、「あのピークがアサヨ峰じゃない?とか、仙塩尾根ここから見てもやっぱり長くね?とか、あの辺りで熊に会いそうだったんだよね〜」とか、それぞれのピークとルートを地図と照らし合わせながら、3泊4日の思い出を語り合った
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長い道のりだったけど、こうして山頂からの360度パノラマで今まで歩いてきたルートが一望できるのはなかなか面白い。
数々の出来事を思い返しながら、「あのピークがアサヨ峰じゃない?とか、仙塩尾根ここから見てもやっぱり長くね?とか、あの辺りで熊に会いそうだったんだよね〜」とか、それぞれのピークとルートを地図と照らし合わせながら、3泊4日の思い出を語り合った
【6:40頃 北岳山頂出発〜7:10頃 肩の小屋(3000m)到着】
風が強い山頂を後にし岩場を伝い下りていくと、肩の小屋からの登山者と多くすれ違うようになった。途中狭いルンゼ状の岩場を通過した時には、登り・下り共に大渋滞!団体さんとすれ違うためにかなりの時間足止めさせられる事になった。
そこを過ぎると、登山道はザレた道に変わり道幅も広くなった。
←肩の小屋に着くと先ずは小屋前のベンチに腰を下ろして休憩。小屋のバックには今まで下りてきた北岳が綺麗に見えています
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【6:40頃 北岳山頂出発〜7:10頃 肩の小屋(3000m)到着】
風が強い山頂を後にし岩場を伝い下りていくと、肩の小屋からの登山者と多くすれ違うようになった。途中狭いルンゼ状の岩場を通過した時には、登り・下り共に大渋滞!団体さんとすれ違うためにかなりの時間足止めさせられる事になった。
そこを過ぎると、登山道はザレた道に変わり道幅も広くなった。
←肩の小屋に着くと先ずは小屋前のベンチに腰を下ろして休憩。小屋のバックには今まで下りてきた北岳が綺麗に見えています
【7:25 肩の小屋出発】
←小屋から約10程下った所で分岐点が見えてきた。目の前には甲斐駒とそれに続く早川尾根、そしてその奥に八ヶ岳の姿が!
分岐からは右手に道を分け大樺沢へ…時間がなくなってしまったので草すべりを諦め右俣コースで下山したのですが、右俣でも数々の高山植物が咲いていてなかなか綺麗でした。
細い木立の中を潜り抜けるように険しい下り坂がジグザグに続き、時折転びそうになりながら駆け下りていくと、大樺沢の沢音が聞こえるようになった頃二俣に到着した。
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【7:25 肩の小屋出発】
←小屋から約10程下った所で分岐点が見えてきた。目の前には甲斐駒とそれに続く早川尾根、そしてその奥に八ヶ岳の姿が!
分岐からは右手に道を分け大樺沢へ…時間がなくなってしまったので草すべりを諦め右俣コースで下山したのですが、右俣でも数々の高山植物が咲いていてなかなか綺麗でした。
細い木立の中を潜り抜けるように険しい下り坂がジグザグに続き、時折転びそうになりながら駆け下りていくと、大樺沢の沢音が聞こえるようになった頃二俣に到着した。
【9:40 二俣(大樺沢)出発〜11:30 広河原到着】
←二俣で約30分休憩した後は、いよいよ広河原に向けて出発。この時間ともなるとバットレスの絶壁もガスで見ることは出来なかった。
ここからは大樺沢沿いに延々と下るのですが、しばらくすると崩壊地を迂回するように対岸へと渡り、徐々に樹林帯の中へ突入。
その後も新たな崩壊地が最近出来たらしくまたしても迂回迂回!しかもこの迂回路かなりの回り道になっていて遠い・・・広河原のバスの時間に間に合うのか少し心配になる。
それにしてもこのルート・・・あちこちから水が染み出してきていて登山道が沢状態になっているところが何箇所かあった。
そしてそんな大樺沢を1時間半ほど歩いていくと、広河原山荘が現れ、その脇をすり抜け吊り橋を渡ると広河原に到着!
ここからバスに乗って甲府へと戻り、途中で諏訪湖の花火大会を見て帰ってきました。
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【9:40 二俣(大樺沢)出発〜11:30 広河原到着】
←二俣で約30分休憩した後は、いよいよ広河原に向けて出発。この時間ともなるとバットレスの絶壁もガスで見ることは出来なかった。
ここからは大樺沢沿いに延々と下るのですが、しばらくすると崩壊地を迂回するように対岸へと渡り、徐々に樹林帯の中へ突入。
その後も新たな崩壊地が最近出来たらしくまたしても迂回迂回!しかもこの迂回路かなりの回り道になっていて遠い・・・広河原のバスの時間に間に合うのか少し心配になる。
それにしてもこのルート・・・あちこちから水が染み出してきていて登山道が沢状態になっているところが何箇所かあった。
そしてそんな大樺沢を1時間半ほど歩いていくと、広河原山荘が現れ、その脇をすり抜け吊り橋を渡ると広河原に到着!
ここからバスに乗って甲府へと戻り、途中で諏訪湖の花火大会を見て帰ってきました。
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