ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4699983
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

思い出の山々2008年 水晶岳、黒部五郎岳、黒部源流の温泉彷徨

2008年07月21日(月) 〜 2008年07月24日(木)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
56.0km
登り
4,661m
下り
4,399m

コースタイム

1日目
山行
4:30
休憩
0:15
合計
4:45
8:55
9:10
200
12:30
2日目
山行
9:30
休憩
2:50
合計
12:20
4:45
95
6:20
6:40
60
7:40
7:50
50
三俣蓮華岳巻道
8:40
8:50
20
9:10
9:10
70
10:20
10:40
30
11:10
11:20
30
水晶小屋
11:50
12:40
30
13:10
13:10
120
15:10
15:40
20
16:00
16:20
45
3日目
山行
6:40
休憩
1:40
合計
8:20
7:00
40
7:40
8:00
100
9:40
10:00
20
10:20
10:20
90
11:50
12:00
30
12:30
13:20
120
4日目
山行
7:10
休憩
0:40
合計
7:50
4:40
100
6:20
6:30
150
9:00
9:20
80
10:40
10:50
100
12:30
折立バス停
9連休となった夏休み。北アルプス中央部に聳える遥かな黒部の山々と秘湯に向かう。新宿で夜行バスに乗り、深夜の平湯で仮眠。寒くて眠れないが、「ひらゆの森」の足湯が心地良い。
 初日は、新穂高温泉から双六までの予定で歩くが、夏の暑さと夜行の疲れで足取りが重く、鏡平で行動をあきらめて生ビールを飲み干した。午後は雲が多く展望もなかったが、小屋番と山の情報交換しながら、ゆっくり体を休めた。
 翌22日は期待通りの晴れ。荘厳な夜明けに感動しながら、快調な足取りで稜線に上がり、双六池に到着。水晶岳方向の雲が切れ、手招きしているようだ。三俣蓮華岳のカールを横切り、まだ雪が多い黒部川の源流を登り、尾根から待望の水晶岳に到達。温泉沢の頭から高天原温泉に下降したが、途中のガレ道や河原で体力消耗。温泉よりも冷たい渓流が気持良い。竜晶池に寄って高天原山荘へ歩いたが、山の疲れが出て遠く感じた。夕陽の湿原と満天の星空がロマンチックだった。
 23日、早朝の温泉に浸かって山荘を出発する。心配した天気も予報より悪くない。森の中に眠る水晶池に立ち寄り岩苔乗越に戻る。途中、羽虫が異常発生で飛び交って呼吸が苦しかった。霧流れる祖父岳から雲ノ平を経由して黒部川源流に降り立つと、女性パーティが雪渓の縁でまごついていたので誘導する。黒部源流の碑から鷲羽乗越に到着し、三俣山荘でビールを飲みラーメンを食べる。今日はここまでのつもりだったが元気回復し、黒部五郎小舎まで歩いて行程を縮める。緑と残雪がおおらかな気分の良い山歩きだった。
 24日もはっきりしない天気予報だったが、富山まで下山予定で早朝から歩行開始。期待の黒部五郎のカールから山頂まで霧で展望がなかったが、下降時、空が突然明るくなり、大きな山の姿が見えたのが嬉しかった。
北の俣岳周辺はなだらかな山稜で、楽しい山歩きを堪能。太郎平で山々に別れを告げ、ニッコウキスゲの山道を駿足で駆け下る。折立バス停の到着は、富山行きバスの出発時刻丁度。運良くバスに飛び乗り下山した。
天候 概ね晴天
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新穂高温泉にバスが到着!良い天気!!
2008年07月21日 07:39撮影 by  DSC-T5, SONY
7/21 7:39
新穂高温泉にバスが到着!良い天気!!
ワサビ平の山荘
2008年07月21日 08:55撮影 by  DSC-T5, SONY
7/21 8:55
ワサビ平の山荘
小池新道の分岐点
2008年07月21日 09:27撮影 by  DSC-T5, SONY
7/21 9:27
小池新道の分岐点
高貴なキヌガサソウの花
2008年07月21日 12:11撮影 by  DSC-T5, SONY
1
7/21 12:11
高貴なキヌガサソウの花
憧れだった鏡平の池!ここで生ビールを飲んで小屋に宿泊するのだ!!
2008年07月21日 12:32撮影 by  DSC-T5, SONY
7/21 12:32
憧れだった鏡平の池!ここで生ビールを飲んで小屋に宿泊するのだ!!
楽しい山小屋の夕飯
2008年07月21日 17:08撮影 by  DSC-T5, SONY
7/21 17:08
楽しい山小屋の夕飯
明け行く快晴の穂高連峰に興奮
2008年07月22日 04:29撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 4:29
明け行く快晴の穂高連峰に興奮
槍ヶ岳を見ながら美しくも荘厳な夜明けを迎える
2008年07月22日 05:12撮影 by  DSC-T5, SONY
1
7/22 5:12
槍ヶ岳を見ながら美しくも荘厳な夜明けを迎える
稜線から見る裏穂高連峰
2008年07月22日 05:33撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 5:33
稜線から見る裏穂高連峰
稜線から見る笠ヶ岳方面
2008年07月22日 05:35撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 5:35
稜線から見る笠ヶ岳方面
双六池に間もなく到着
2008年07月22日 06:12撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 6:12
双六池に間もなく到着
残雪豊富な三俣蓮華岳の巻道にて
2008年07月22日 07:58撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 7:58
残雪豊富な三俣蓮華岳の巻道にて
ドドーンと鷲羽岳と三俣山荘を見る
2008年07月22日 08:35撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 8:35
ドドーンと鷲羽岳と三俣山荘を見る
黒部源流の碑、ここで源流の水を飲む
2008年07月22日 09:10撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 9:10
黒部源流の碑、ここで源流の水を飲む
小振りながらも美しいキヌガサソウ
2008年07月22日 09:39撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 9:39
小振りながらも美しいキヌガサソウ
黒部源流の雪渓を登る
2008年07月22日 10:05撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 10:05
黒部源流の雪渓を登る
岩苔乗越周辺から見る大きな薬師岳
2008年07月22日 10:42撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 10:42
岩苔乗越周辺から見る大きな薬師岳
遥か遠かった水晶岳山頂へのビクトリーロード
2008年07月22日 11:33撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 11:33
遥か遠かった水晶岳山頂へのビクトリーロード
目的の一つである水晶岳山頂に到着!
2008年07月22日 11:51撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 11:51
目的の一つである水晶岳山頂に到着!
水晶岳山頂から見る美しいカール
2008年07月22日 11:58撮影 by  DSC-T5, SONY
1
7/22 11:58
水晶岳山頂から見る美しいカール
薬師岳のカール群も憧れの場所だった
2008年07月22日 12:50撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 12:50
薬師岳のカール群も憧れの場所だった
温泉沢の頭から見る最奥の山・赤牛岳への稜線
2008年07月22日 13:07撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 13:07
温泉沢の頭から見る最奥の山・赤牛岳への稜線
温泉沢の頭から近く見える高天原と小屋
2008年07月22日 13:07撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 13:07
温泉沢の頭から近く見える高天原と小屋
目的の高天原の露天風呂に到着したが、皮肉にも渓流の冷たさが気持ち良かった
2008年07月22日 15:46撮影 by  DSC-T5, SONY
1
7/22 15:46
目的の高天原の露天風呂に到着したが、皮肉にも渓流の冷たさが気持ち良かった
懐かしい竜晶池にも寄ってみました
2008年07月22日 16:09撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 16:09
懐かしい竜晶池にも寄ってみました
おんぼろ風情の当時の小屋
2008年07月22日 17:04撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 17:04
おんぼろ風情の当時の小屋
人生二度目の高天原周辺を散歩!三度目はないと思う
2008年07月22日 17:21撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 17:21
人生二度目の高天原周辺を散歩!三度目はないと思う
見上げれば高く聳える水晶岳
2008年07月22日 17:38撮影 by  DSC-T5, SONY
7/22 17:38
見上げれば高く聳える水晶岳
早朝の誰もいない温泉を楽しむ
2008年07月23日 05:55撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 5:55
早朝の誰もいない温泉を楽しむ
7時丁度に小屋を出発!ここは別天地の水晶池
2008年07月23日 07:59撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 7:59
7時丁度に小屋を出発!ここは別天地の水晶池
祖父岳を越えて雲ノ平を廻る
2008年07月23日 10:35撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 10:35
祖父岳を越えて雲ノ平を廻る
祖父岳山腹から見る黒部源流地帯
2008年07月23日 11:14撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 11:14
祖父岳山腹から見る黒部源流地帯
鷲羽乗越の三俣山荘を遠望
2008年07月23日 11:14撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 11:14
鷲羽乗越の三俣山荘を遠望
再び黒部源流の碑
2008年07月23日 11:56撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 11:56
再び黒部源流の碑
三俣山荘に到着!今回パスした鷲羽岳も素敵
2008年07月23日 12:29撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 12:29
三俣山荘に到着!今回パスした鷲羽岳も素敵
山荘で缶ビールとラーメン食べて元気を出す
2008年07月23日 12:36撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 12:36
山荘で缶ビールとラーメン食べて元気を出す
次第に遠ざかる黒部川源流の山々
2008年07月23日 14:41撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 14:41
次第に遠ざかる黒部川源流の山々
目の前に黒部五郎の広大なカールが拡がる
2008年07月23日 15:04撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 15:04
目の前に黒部五郎の広大なカールが拡がる
増設された黒部五郎小舎に宿泊
2008年07月23日 15:19撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 15:19
増設された黒部五郎小舎に宿泊
小舎で食べる野菜天ぷらの夕食
2008年07月23日 17:25撮影 by  DSC-T5, SONY
7/23 17:25
小舎で食べる野菜天ぷらの夕食
前回は1974年、目的の五郎カール再訪に感激!
2008年07月24日 05:19撮影 by  DSC-T5, SONY
1
7/24 5:19
前回は1974年、目的の五郎カール再訪に感激!
霧にけぶる黒部五郎岳の山頂
2008年07月24日 06:18撮影 by  DSC-T5, SONY
7/24 6:18
霧にけぶる黒部五郎岳の山頂
霧が晴れて姿を見せた黒部五郎岳の全容
2008年07月24日 07:17撮影 by  DSC-T5, SONY
7/24 7:17
霧が晴れて姿を見せた黒部五郎岳の全容
北ノ俣岳方面のなだらかな尾根
2008年07月24日 07:17撮影 by  DSC-T5, SONY
7/24 7:17
北ノ俣岳方面のなだらかな尾根
北ノ俣岳を越えた雪田のお花畑に感動
2008年07月24日 09:28撮影 by  DSC-T5, SONY
7/24 9:28
北ノ俣岳を越えた雪田のお花畑に感動
緑が美しいなだらかな道だが、意外と歩きにくい
2008年07月24日 09:42撮影 by  DSC-T5, SONY
7/24 9:42
緑が美しいなだらかな道だが、意外と歩きにくい
太郎平に咲くニッコウキスゲ!ここから折立まで大急ぎで下山する
2008年07月24日 10:44撮影 by  DSC-T5, SONY
7/24 10:44
太郎平に咲くニッコウキスゲ!ここから折立まで大急ぎで下山する

感想

 自分が53歳の時の夏山の記録。まだ元気な頃だったので、疲れても体力の回復が早く、楽しい登山をエンジョイ出来た。特に目的だった水晶岳に登頂し、黒部五郎岳に再び登山出来たのは良かった。また、アルプス最奥の地にある高天原温泉にもゆっくり浸かり、満足度の高い山旅となった。
 もし再び、この黒部川源流の地に来ることあれば、三俣山荘を起点に、三度目の黒部五郎岳、二度目の鷲羽岳、そして赤牛岳にも登ってみたい。
2022年9月記載

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:47人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら