仙塩尾根(仙丈ヶ岳3033m、間ノ岳3190m、塩見岳3047m)
- GPS
- 54:08
- 距離
- 41.5km
- 登り
- 3,836m
- 下り
- 4,098m
コースタイム
※[CT ] CTt 予定t 結果t [%CT ]
※[----] 07:30 07:30 07:00 [----] 北沢峠発2030m(水)
↑[2:00] 09:30 09:18 08:09 [058%] 薮沢大滝ノ頭2510m
↑[1:00] 10:30 10:12 08:55 [077%] 小仙丈ケ岳2855m
↑[1:00] 11:30 11:06 09:44 [082%] 仙丈ケ岳3033m(水)
−[0:10] 11:40 11:16 10:02 [180%] (小休止)
↓[3:00] 14:40 13:58 11:56 [063%] 高望池2450m(水)
−[0:30] 15:10 14:28 12:09 [043%] (大休止)
↓[1:40] 16:50 15:58 13:19 [070%] 野呂川越2290m
−[0:10] 17:00 16:08 13:29 [100%] (小休止)
↓[0:40] 17:40 16:44 13:56 [068%] 両俣小屋着2000m(水)
−[0:30] 18:10 17:14 14:30 [113%] (幕営)
36842歩
14年7月19日 土曜日
※[CT ] CTt 予定t 結果t [%CT ]
※[----] 05:30 05:30 05:00 [----] (幕営撤収)
−[0:30] 06:00 06:00 05:29 [097%] 両俣小屋発2000m(水)
↑[1:00] 07:00 06:54 06:13 [073%] 野呂川越2290m
↑[3:00] 10:00 09:36 09:05 [096%] 三峰岳2999m
−[0:10] 10:10 09:46 09:30 [250%] (小休止)
∧[1:00] 11:10 10:28 10:02 [053%] 間ノ岳3190m
−[1:00] 12:10 11:28 10:10 [013%] (大休止)
∨[0:30] 12:40 11:52 10:49 [130%] 三峰岳2999m
↓[1:00] 13:40 12:46 11:25 [060%] 三国平2770m
↓[0:30] 14:10 13:13 11:48 [077%] 熊ノ平小屋着2570m(水)
−[0:30] 14:40 13:43 12:15 [090%] (幕営)
25379歩
14年7月20日 日曜日
※[CT ] CTt 予定t 結果t [%CT ]
※[----] 03:30 03:30 03:30 [----] (幕営撤収)
−[0:30] 04:00 04:00 03:59 [097%] 熊ノ平小屋発2570m(水)
→[1:30] 05:30 05:30 05:06 [074%] 竜尾見晴2640m
→[1:50] 07:20 07:20 06:28 [075%] 北荒川岳2698m
−[0:10] 07:30 07:30 06:54 [260%] (小休止)
↑[1:45] 09:15 09:04 08:09 [071%] 北俣岳分岐2940m(水)
↑[0:45] 10:00 09:45 08:40 [069%] 塩見岳3047m
↓[0:50] 10:50 10:30 09:46 [132%] 塩見小屋2740m(水)
−[1:00] 11:50 11:30 10:07 [035%] (大休止)
↓[0:30] 12:20 11:57 10:24 [057%] ゴーロ2550m
→[1:30] 13:50 13:27 11:14 [056%] 本谷山2658m
→[0:25] 14:15 13:52 11:27 [052%] コル2490m
→[0:55] 15:10 14:47 11:54 [049%] 三伏峠小屋2580m(水)
↓[0:20] 15:30 15:05 12:04 [050%] 豊口山分岐2450m(水)
↓[1:00] 16:30 15:59 12:42 [063%] 豊口山間コル2150m
↓[0:40] 17:10 16:35 13:11 [073%] 鳥倉登山口着1790m
万歩計電池切れ
↑ 10:30 08:06 077% 負荷18kg 登り
↓ 10:10 07:10 070% 負荷18kg 下り
→ 06:10 03:59 065% 負荷18kg 縦走その他
※ 26:50 19:15 072% 合計
− 05:10 04:00 077% 休憩その他
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
昨年から温めていた企画、仙塩尾根、今年の目標3ヵ所の中の1つでもある。南アルプスの西側を縦に走る尾根からはどんな絶景が展開されるのか、東側しか見たことのない自分にとっては期待に胸躍らせるコースである。梅雨の連休、天気予報は雨or曇で不安定、でも台風が来ているわけではない、勇気を出して行ってみることにした。
結果、仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳までガスで眺望なし、こちらがガスを抜けても望む3000峰はガスの中、期待していた景色は全く見られなくて残念。三峰岳から間ノ岳では雨が降ってきた、暴風雨はテンションが上がるけれどあの程度の雨ではつまらない、三峰岳から熊ノ平小屋の途中にある平原はガスって何も見えない、晴れればどんな風景が広がるのだろう。二日間のガスと雨で楽しさ半減、テンションダウン、今回の山行を後悔しつつあった。ところが最終日の朝は天気予報を覆して晴れ、竜尾見晴から望む塩見岳、間ノ岳、農鳥岳の美しい姿を見て今回の山行は十分報われたと思っていた。しかしハイライトシーンはその後、北荒川岳から見た塩見岳が何とも素晴らしい!これまで気に入った山々、例えば笊ヶ岳から見る聖岳や赤石岳、笹山から望む悪沢岳や蝙蝠岳、鳳凰三山から拝む北岳、それらに匹敵する絶景が北荒川岳から見る塩見岳だった。
【登山計画】
7/17(木) 18:00自宅−23:00仙流荘P、車中泊
7/18(金) 6:05仙流荘→(林道バス\1,340)→7:00北沢峠
北沢峠→仙丈ヶ岳→両俣小屋(幕営)
7/19(土) 両俣小屋→間ノ岳→熊ノ平小屋(幕営)
7/20(日) 熊ノ平小屋→塩見岳→三伏峠(幕営)
7/21(月) 三伏峠→鳥倉登山口
9:10鳥倉登山口→(伊那バス\2,490)→11:00伊那大島駅
12:00伊那大島駅→(JR飯田線\670)→13:06伊那市駅
13:15伊那市駅→(JRバス\520)→13:39高遠
13:40高遠→(バス\310) →14:07仙流荘
仙流荘P→自宅
計画にあたり考慮したこのコースの特徴
// 2泊3日で踏破できる距離だがテント指定地の配置バランスが悪く3泊4日を強いられる。
// 指定地は両俣小屋・熊ノ平小屋・三伏峠小屋に限られ、塩見小屋が幕営禁止なのは痛い。
// 自家用車の場合、仙流荘Pもしくは鳥倉林道Pがベースと考えた。
// 静岡東部からだと仙流荘のほうが遥かに近く運転時間が短くて済む。
// 自家用車は鳥倉登山口まで入れない、登山口までCT上り50、下り40分歩く。
// 伊那バスは鳥倉登山口まで運行されている。
// 鳥倉発14:25は、高遠発仙流荘行き(土日祝)最終16:40に間に合わない。
// 南下の場合、4日目の鳥倉下山と車回収を1日で済ますことができる。
// 北上の場合、車回収のために1日追加しなければならない。
// 両俣小屋−熊ノ平小屋間は距離が短いので間ノ岳を絡める。
南下or北上で悩んだが、上記の理由から北上は+1日必要なので南下を選んだ。
【実際の行動】
7/17(木) 18:00自宅−23:00仙流荘P、車中泊
7/18(金) 6:05仙流荘→(林道バス\1,340)→7:00北沢峠
北沢峠→仙丈ヶ岳→両俣小屋(幕営)
7/19(土) 両俣小屋→間ノ岳→熊ノ平小屋(幕営)
7/20(日) 熊ノ平小屋→塩見岳→三伏峠(幕営)→鳥倉登山口
14:25鳥倉登山口→(伊那バス\2,490)→16:15伊那大島駅
16:27伊那大島駅→(JR飯田線\670)→17:42伊那市駅
18:05伊那市駅→(JRバス\520)→18:28高遠
高遠→(知り合った山好きの方に乗せてもらう)→仙流荘
20:00仙人の湯\600→自宅25:59
7/20(日) 予定よりだいぶ早く、お昼頃に三伏峠へ到着した。鳥倉登山口発14:25のバスに間に合いそうなので急遽テント泊を中止、そのまま下山した。乗継は高遠で途切れ仙流荘行の最終バスには間に合わないが、たまたま出合った山好きの方に12km先の仙流荘まで車で送っていただいた。この幸運に恵まれなければ、12km歩くorタクシーor高遠ビバークの三択であり、自分は12km歩くつもりだった。
以下編集中
【7月17日木曜日 移動日】
天気予報 伊那市
7/18金 曇/晴 20-29℃
7/19土 曇/雨 19-28℃
7/20日 曇/雨 18-28℃
7/21月 曇/晴 18-28℃
梅雨の後半、毎日不安定な天気が続き予報はあてにならない
これまでの自分ならこの天気予報では登山中止、けれどもG代表のアドバイス「台風が来ていなければ実行、晴れを待っていたらいつまで経っても行けない」との言葉を思い出して決行することに
17:30自宅発、西富士道路-甲府市-(国20)-茅野市-(国152)-高遠
18:53-19:17すき家富士宮店、20:12-20:35セブンイレブン伊那笠原店
23:09仙流荘P着、運転距離209.0km
上の駐車場は7割ぐらい、下の駐車場はゼロ
仙流荘は、仙人の湯、上下駐車場、バス乗り場、トイレが隣接していて便利
車中泊、ビール500ml×2、就寝24:00
【7月18日金曜日】
起床3:50寝不足、朝食コンビニ弁当+サラダ
出発準備開始4:50、準備完了5:20、計量18.95kg、予定より1kg重い・・・
バス\1340(手荷物込)自販機で購入
バス乗り場には30〜40人ぐらい
バスには山の名前がついている、今回は塩見岳号
6:00仙流荘発、6:10戸台大橋1020m通過、どんどん高度を上げる
運転手さんがいろいろ解説してくれるが車内の会話にかき消されて良く聞こえない
構造線の断層2ヵ所、芍薬シャクヤク、高嶺ビランジ1輪
曇り空だが甲斐駒の頂上まで見渡せる、鋸岳ハリの穴
藪沢ルートは整備が進んでおらず通れないとのこと
標高差1000m以上バスが登ってくれる
6:50 北沢峠2030m着
7:00 北沢峠発
緩斜面と中斜面、広葉樹林の歩き易い登山道をスタート
GPSの電源を入れ忘れたことに気付いて1合目で電源ON
衛星は受信するのに「衛星探索に問題が生じました」とのコメント
電源ON/OFF、メモリや電池の抜き差しを何度も繰り返したがトレースしない
故障してる・・・GPS無しで未経験の仙塩尾根を行くかと思うと不安でしょうがない
中止しようかと思ったが地図とコンパスは持っている・・・
4合目で本体のリセットスイッチを探すも見当たらない
設定メニューの中にリセットを発見、購入時の状態に戻す、するとトレース開始!治った!!!
ここまでGPSに気をとられて登山道の記憶が無い
曇り空で夕鬱な気分だったところにこのGPSトラブル、幸先の悪いスタートにテンションがた落ち
5合目より岩含みの急斜面を通過後、6合目で森林限界、風は無い
頂上はガスって隠れているけれど小仙丈ヶ岳までの広い山腹が目の前にドーンと広がる
馬の背ヒュッテを右に見ながら這松帯の尾根を登る、振り返れば甲斐駒頂上にガスがかかり始める
小仙丈ヶ岳を過ぎるとガスの中へ、ここからしばらく登ったり下ったりで高度を稼がない
視界は100mぐらいか、仙丈小屋は全く見えなかった
眺望がよくないときは花を見る、けれど名前が分からないのが残念
終盤の中斜面を詰めて頂上へ
9:44仙丈ヶ岳3033m着
濃霧で眺望無し、風が無いので寒くない、行動食のおにぎり
頂上でご夫婦と歓談、来週に北岳−間ノ岳−仙塩尾根をやるので特訓に来れれたとか
来週は梅雨が明けて良い天気になりますように
北沢峠−仙丈ヶ岳の登山道は森林限界まで2hかからない
頂上まで急斜面もなく緩斜面と中斜面の組み合わせ
これまでの南アルプスのイメージを覆すとっても易しい登山道だった
人気の仙丈ケ岳、ガスっていても登山者は多い
入山時点でアクエリ1L、お茶1L
天気が良くて暑ければ水をたくさん飲むだろうから仙丈小屋で補給するつもりだった
けれどガスガスのおかげで暑くないので山頂で1.5L以上残っていた
補給せずに仙塩尾根に入る
10:20仙丈ヶ岳発
痩せ気味の尾根、岩道を進む、ガスで谷底が見えないので高度感はない
Aさんが追い越してゆく、この方とは最終日まで殆ど同じ行程だった
10:29大仙丈ヶ岳2975m
Aさんが雷鳥を発見、親1羽、雛3羽、7月の雛はちっちゃくてかわいい
このあと登山道で1羽の成鳥を見た
岩場が終わると歩きやすい登山道、ところどころに雪渓が残っている
さらに進むと暫らく這松帯の森林限界を歩く、登山道ははっきりしていて迷うことは無い
這松が露だらけなのでパンツがずぶ濡れになるがいまさらレインパンツを履く気にはならない
2600mぐらいまで高度を下げると背の高い這松へ入りそのまま広葉樹林帯へ変化していく
樹林帯は深緑が濃いいい感じの登山道
今年の大雪で倒木を心配していたが新しい倒木は一本も無かった
古い倒木も通過に苦労するようなものは無い、とても整備されている印象
小ピークの昇り降りを繰り返し次第に疲れが溜まってゆく
11:56高望池、山と高原地図には枯れていると記されているが、水が張っていた
梅雨が明ければ枯れるのかも、水は少しよどんでいる
暫らく水場を探す、高原地図によれば50m下とのこと
閉鎖ロープを跨いで池の北側から西側斜面を覗き込むと、斜面の下に水場が見える
激急斜面だが道はしっかりしているので問題なし、水場は10mぐらい下、50mも離れていない。
水はクリアだけど高望池のよどんだ水を見た後で、生で飲む気になれない。
仙塩尾根は多くの幕営跡があるけれどここは水場がある貴重なビバーク地点
独標2499mが本日最後の眺望地点、Aさんがここで休憩をとっていた
仙丈ヶ岳、甲斐駒の頂上はガスにつつまれていた
横川岳2478mが最後のピーク、ここから野呂川越まで急斜面
13:19野呂川越、行動食のおにぎり
野呂川越から両俣小屋までが本日一番歩きにくい激急斜面だった
両俣小屋に一番乗り、仙丈ケ岳からここまで誰ともすれ違わなかった、
テント\600、ダブルウォールのテントは本当に面倒くさい
テントは自分、Aさん、治山道を登ってきたペアの4人、小屋泊の客はいなかった
小屋の女将さんとAさんと3人でしばらく歓談
女将さんは気さくで話しやすい
Aさんは東京、北アルプスがメイン、登山暦は長く独学登山
要領が悪いのでなかなか晩飯が用意できない
女将が山雑誌を2冊貸してくれた、それに手際よく調理するにはどうすればよいか書いてある
やはり、パンとかパスタとかにすれば調理が早いみたい
晩飯のトマト煮、メスティンで飯を炊いていたらあっというまに時間が過ぎた
トマト煮が味気ない、何かが足りない、たぶんニンニクと生姜だと思う
ビール500ml\600×3
食べ終わったら明日の行動食用の飯を炊く・・・面倒くさい
19時のNHKニュース、明日も甲信越は雷雨らしい・・・がっかり
20時前に消灯するもなかなか眠れない
1時に目が覚めてしまい、それからまた眠れなくなった、これまで4時間しか寝ていない
2時頃に雨が降ってきていよいよ眠れない
もう眠るのはあきらめて、出発時間を一時間早めて5時に出発することにした
昨日の晩飯の残りでトマト煮雑炊、味気ない
コメント
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お疲れ様でした。
いつか歩きたい仙塩尾根。多くの人が北岳〜塩見を歩いていますが、できたら名前の通り仙丈〜塩見、またはその逆を歩きたいと思っています。
その場合、車の回収が難しいと思っていました。
皆さんどうしているのかと思っていましたが、バスと電車で回収できるんですね。
計画のバス、電車の接続が参考になります。
倒木も以前よりは整備されているのでしょうか。
南アの縦走路、つなげたいなあと思っています。
mayutsuboさん、はじめまして。
そうなんです、車の回収が難しい・・・悩んだ結果、南下プランにしました。
和歌山からは遠くて大変ですね、仙流荘と鳥倉登山口、どちらが近いのかな?
なお、高遠は無料駐車場が点在しているので、ここをベースにする方法もありそうです。
問題がもう一つ、鳥倉林道バスが8月31日までしか運転していないこと・・・8月は連休が無いから梅雨明け前に無理して出かけました。
ちなみに北上/南下、コースタイムはそれほど変わりませんが、北上のほうが大変そう・・・という印象を受けました。
冬が大雪だったので倒木を心配していましたが、新しい倒木はありませんでした。
古い倒木は整備されています。大雪よりも台風の方が倒木の原因になるのかもしれません。
聖岳−赤石岳−悪沢岳を歩かれたのですね。自分も昨年歩いた大好きなコースです。
勝手にハートコースと呼んでいます、ルートが の形しているもので。
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