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Yamareco

記録ID: 485459
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

夏山第1弾!憧れの槍ヶ岳、無事登頂

2014年07月25日(金) 〜 2014年07月27日(日)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
子連れ登山 carcan その他1人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
21:12
距離
37.5km
登り
3,094m
下り
3,076m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:34
休憩
0:37
合計
8:11
距離 14.5km 登り 1,719m 下り 215m
4:56
18
新穂高温泉登山用駐車場(1046m)
5:14
67
新穂高センター(1090m)
6:21
23
笠新道登山口(1350m)
6:44
6:51
28
ワサビ平小屋(1402m)
7:19
170
小池新道登山口(1495m)
10:09
10:39
61
鏡平山荘(2281m)(昼食)
11:40
87
弓折峠(2557m)
13:07
双六小屋(2547m)
2日目
山行
6:08
休憩
4:57
合計
11:05
距離 8.1km 登り 1,145m 下り 617m
5:14
29
双六小屋(2547m)
5:43
181
樅沢岳(2755m)
8:44
65
千丈沢乗越(2734m)
9:49
11:37
21
槍ヶ岳山荘テント場(3071m)(テント設営、昼食)
11:58
12:50
32
槍ヶ岳山頂(3180m)
13:22
15:28
19
槍ヶ岳テント場(3071m)
15:47
15:58
21
大喰岳(3101m)
16:19
槍ヶ岳テント場(3071m)
3日目
山行
5:17
休憩
0:33
合計
5:50
距離 14.9km 登り 244m 下り 2,267m
6:15
126
槍ヶ岳テント場(3071m)
8:21
8:42
95
槍平小屋(1989m)
10:17
37
林道(1548m)
10:54
11:06
59
穂高平小屋(1344m)
12:05
新穂高温泉登山用駐車場(1046m)
新穂高温泉〜双六岳
 歩行距離:14.8km 所要時間:8時間11分 累積標高差:1873m
双六小屋〜槍ヶ岳山荘
 歩行距離:6.4km 所要時間:6時間44分 累積標高差:1005m
槍ヶ岳往復
 歩行距離:0.8km 所要時間:1時間45分 累積標高差:133m
大喰岳往復
 歩行距離:1.2km 所要時間:51分 累積標高差:162m
槍ヶ岳山荘〜新穂高温泉
 歩行時間:15.3km 所要時間:5時間51分 累積標高差:2443m

合計
 歩行距離:38.6km 所要時間:21時間13分 累積標高差:5616m

天候 1日目 曇りのち晴れ
2日目 朝のうちは快晴徐々にガスで夜強風
3日目 強風で真っ白け、下山時槍平まで時々雨その後雨が激しくなる。下山後晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉の無料駐車場に150台
前日の10時半ぐらいに到着した時に暗くて解りにくかったですが、すでに満車に近い状態。早朝到着では停められなかったかも。
コース状況/
危険箇所等
1日目
 特に危険な箇所はありません。
 小池新道入口付近の雪渓は雪切りしてあるので問題なし。
 標高差1500m距離15キロと長丁場なので、荷物が重いと大変。
2日目
 前半は歩きやすい道です。
 中盤は雪渓がたくさんありますが、アイゼンなしでも問題ありませんでした。
 後半は岩場や鎖場が多くなり、落石注意です。
 1度コースを間違えて、巻道に行かずにピークに登ってしまい、正規ルートに戻るのに少し苦労しました。
 千丈乗越から槍ヶ岳山荘までは急な登りが続くので根性(汗)が必要です。
 槍ヶ岳頂上往復は、高度感もあり高所恐怖症にはきついかも。短いですが、鎖、梯子、岩登りが連続します。
3日目
 危険な箇所はありません。
 槍平小屋から先に沢を横断する箇所があり、大雨のときは増水注意です。
その他周辺情報 ひがくの湯
 大人700円 小人500円
 髭剃り、湿布、歯ブラシのサービスがあります。
 うまい棒の食べ放題のコーナーがあります。息子は11本食べていました。
 山の本も色々置いてありました。
予約できる山小屋
槍平小屋
駐車場から登山口への連絡通路
眠そうな息子
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駐車場から登山口への連絡通路
眠そうな息子
シェルパ担当
今日の荷物は25キロぐらい
4
シェルパ担当
今日の荷物は25キロぐらい
ここに登山届けを出します
2
ここに登山届けを出します
延々と続く林道
あまりの眠さに石の上で寝る
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あまりの眠さに石の上で寝る
笠新道登山口
いつかはこの道も挑戦したい
笠新道登山口
いつかはこの道も挑戦したい
鏡平小屋
ここでトイレをお借りしました
水も補給できます
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鏡平小屋
ここでトイレをお借りしました
水も補給できます
ようやく登山道に
ようやく息子の目も覚めたか
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ようやく登山道に
ようやく息子の目も覚めたか
大きな石のゴロゴロした道で歩きやすい
2
大きな石のゴロゴロした道で歩きやすい
鏡平手前は急な樹林帯
2
鏡平手前は急な樹林帯
周りが開けて木道が現れると鏡平です。
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周りが開けて木道が現れると鏡平です。
鏡平小屋でお昼ごはんにします
カキ氷が500円で売っていました。
水は1L200円でした。
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鏡平小屋でお昼ごはんにします
カキ氷が500円で売っていました。
水は1L200円でした。
おお、槍が顔を出しました
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おお、槍が顔を出しました
雪に目がない息子
あんまり端にいくと落ちるぞ
2
雪に目がない息子
あんまり端にいくと落ちるぞ
明日歩く西鎌尾根が綺麗に
3
明日歩く西鎌尾根が綺麗に
もう少しで弓折峠
いい天気になりました
2
もう少しで弓折峠
いい天気になりました
天気がいいのでヘリがたくさん飛び交っていました
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天気がいいのでヘリがたくさん飛び交っていました
ようやく双六小屋が見えました。
目的地が見えたら元気になる長男
私はもうかなり肩が痛い
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ようやく双六小屋が見えました。
目的地が見えたら元気になる長男
私はもうかなり肩が痛い
双六小屋にもたくさんの資材を荷揚げしていました
4
双六小屋にもたくさんの資材を荷揚げしていました
本日のテント場
景色はないけど広々しています
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本日のテント場
景色はないけど広々しています
2日目
朝は寒い
身支度しながら、ご来光待ち
1
身支度しながら、ご来光待ち
いつもとは逆に息子が早く!早く!と
2
いつもとは逆に息子が早く!早く!と
樅沢岳登頂
槍ヶ岳に向かって尾根を進みます
3
槍ヶ岳に向かって尾根を進みます
雄大な笠ヶ岳
雪渓が増えてきました。
変化に富んで楽しい。
1
雪渓が増えてきました。
変化に富んで楽しい。
だいぶ近くなってきました
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だいぶ近くなってきました
岩場になってきました
3
岩場になってきました
千丈乗越から急登が始まります
2
千丈乗越から急登が始まります
明日下るルートをたくさんの人が歩いています
2
明日下るルートをたくさんの人が歩いています
あと少し
ヤリました。槍の肩に到着
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ヤリました。槍の肩に到着
岩に打ち込まれたくいを頼りに登ります
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岩に打ち込まれたくいを頼りに登ります
すごい高度感
最後の梯子はほぼ垂直
5
最後の梯子はほぼ垂直
槍ヶ岳登頂
ちょっとビビッてます
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槍ヶ岳登頂
ちょっとビビッてます
小屋とテント場があんなに小さく
1
小屋とテント場があんなに小さく
常念、燕方面は綺麗に見えます
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常念、燕方面は綺麗に見えます
北側も晴れたのでもう1枚
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北側も晴れたのでもう1枚
常念小屋、テントもたくさん見えます
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常念小屋、テントもたくさん見えます
下りも慎重に
やっぱり槍は別格ですな
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やっぱり槍は別格ですな
テント場は完全区画制で狭い
でも眺めは最高
2
テント場は完全区画制で狭い
でも眺めは最高
時間と余力があったので向かいの大喰岳へ
時間と余力があったので向かいの大喰岳へ
大喰岳登頂
ここから見る槍がなかなか
5
大喰岳登頂
ここから見る槍がなかなか
3日目朝から雨は降っていないものの強風
なんとか飛ばされないようにテント撤収しました
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3日目朝から雨は降っていないものの強風
なんとか飛ばされないようにテント撤収しました
さらば、槍ヶ岳山荘
3
さらば、槍ヶ岳山荘
風に飛ばされないように下ります。
2
風に飛ばされないように下ります。
ガスの中どんどん高度を下げる
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ガスの中どんどん高度を下げる
有名な救急箱
槍平はまだか
槍平キャンプ場到着
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槍平キャンプ場到着
槍平小屋
雨が激しくなったので、カメラはここでおしまい
3
雨が激しくなったので、カメラはここでおしまい

感想

昔から登りたかった槍ヶ岳。長男の方は最近力をつけてきたので、そろそろ登れるのではと計画することに。
 コースは色々と悩んだが、槍ヶ岳を見ながら登れるルートということで新穂高温泉から小池新道で双六小屋、西鎌尾根で槍ヶ岳山荘と言うルートにすることにした。

 はじめは長い林道歩き。息子は良く寝ているはずだが、眠いと調子がでない。体調でも悪いのかと心配したが、小池新道に入る頃にはすっかり元気になった。
 ここから、どんどんと高度を上げていく。
 途中、風穴のようなものがたくさんあるのか、ヒンヤリとした冷気が漂っている場所が何箇所もあった。
 鏡平からは周りも開けお待ちかねの槍の姿も現れ、テンションはあがるもののザックの重さがきつく、だいぶ肩が痛くなってきた。
 双六小屋が見えてからの平坦な道がとても遠く感じた。
 それでも、予定よりも1時間ぐらい早く着くことができた。

 余力があれば双六岳にも登りたかったが、明日からのことを考えて、昼寝することにした。

 2日目は槍ヶ岳山荘のテント場は30張限定と言うことなので、早めの3時半おきで5時には出発。
山荘の前はちょうど日の出の時間帯で、運よく快晴のご来光を拝めた。息子は。
というのも、私はまだ日の出まで5分ぐらいはあると思い、トイレに行っている間に太陽が出てきてしまった(汗)
 良い天気に息子のテンションもあがり、早く、早くといつもの逆の展開に。
 西鎌尾根はアップダウンを繰り返しながら槍に向かって進んで行く。途中雪渓歩きもあるが、凍っていないので特にアイゼンは必要なかった。
 千丈沢乗越の少し手前で、巻道を行くのが正解だったが、間違えてピークにあがってしまい、正規ルートへ下るのに落石に気を使った。
 予定よりも1時間以上早く槍ヶ岳山荘のテント場についてので、まだ2,3張ぐらいしか張られていなかった。
 ここのテント場は、槍ヶ岳の肩にあるので、土地がないのか完全に区画がされていて、2人用テントギリギリの大きさだった。
 テント設営し昼食の焼きそばを食べて、槍に登ってみることにした。
 さすがの岩登り好きの息子もこの高度感と垂直の梯子には、だいぶビビッている様子だった。
 頂上からの景色は西側と南側はガスっているもののぐるり360度の大展望であった。
 再びテントに戻りだらだらとしていたが、息子が退屈そうにしていたので、向かいにある大喰岳にでも行ってみるか、と冗談半分で言ってみたが、「いいよ」との返事。
 せっかくやる気になっているので、言ってみることにした。しんどいかと思ったが、空身だったので、意外に楽に登る事ができた。しかも、大喰岳から見る槍ヶ岳もいい感じだった。来てみてよかったっと息子に感謝。

 夜になると風が強まりテントをバサバサと揺らすようになった。念の為テントを固定している紐を再確認しておいた。
 夜中も風の方はおさまる気配はなく、テントを揺らし続けた。テントの方は全く問題なかったが、バサバサ揺らされることによりテントに着いた結露が上から降ってくる。
 ダウンのシュラフは濡れると保温性が下がるので、濡れたらタオルで拭くを繰り返した。今回はそれほど寒くなかったので問題はなかったが、寒かったら命にかかわる問題だ。こういうときは防水タイプのシュラフかシュラフカバーが欲しいところだ。

 朝になっても一向に風は収まらず、しかも回りはガス〜って感じ。午前中から雨の予報ということで、朝ごはんを食べて急いで撤収準備に。
 テント以外全てテントないでパッキングし、すばやく飛ばされないように撤収作業をおこなった。まだ、雨が降っていなかっただけマシだったかも。

 テントの札を山荘に返し、標高差2000mの下山に取り掛かる。下りの得意な息子は調子よくどんどんと高度を下げていく。2時間ほどで槍平小屋に到着。
 ここからは緩やかになるが、距離的には今までの2倍以上ある。
 この辺から雨脚が強くなったが、合羽をずっと着ていたので、特に問題はなかった。
 前の速い若者3人組のペースに息子は負けじとついてついて行っていた。
下りは、瞬時に次の足の置き場を考えたりと瞬時の状況判断が必要だが、なかなかの集中力で上手に下っていた。ほんと成長したものだ。

 林道に出てからも長く、最後はだいぶお疲れの様子だったが、なんとか無事6時間弱で下ることができた。悪条件からすれば上出来だろう。

 

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コメント

登頂、おめでとうございます
お疲れさまでした。
憧れの槍ヶ岳、親子登山で・・・素晴らしいですね。
あの先っぽは、私達家族にも憧れです。数年先の夢です。

これから、夏山の第2弾、3弾楽しみにしています。
我が家も色々と山計画・・・いつもcarcanさんのレコを見ながら、
夢計画をたてさせて頂いています。
2014/7/29 9:03
Re: 登頂、おめでとうございます
こんにちは、nemuminさん。

コメントありがとうございます。晴れた槍にことができて本当に幸せです。
nemuminさんの娘さんなら槍ヶ岳もそう遠い日ではないと思います。
そういえば、槍ヶ岳の頂上で4歳の男の子が登ってきたのにはびっくりしました。

今週末は第2弾で久しぶりに家族4人で薬師岳に登りに行く予定です。

nemuminnさんも色々登られていて、いつも感心しながら見させてもらっています。

それでは、また。
2014/7/29 12:41
こんにちわ
お兄ちゃん やりましたね

楽しみです
2014/7/29 12:38
Re: こんにちわ
こんばんは、olddreamerさん

応援ありがとうございます。
荷物の差はあるにしても、スピードで負けそうでした
2014/7/29 21:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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