折立〜薬師岳〜雲ノ平〜鷲羽岳〜高瀬ダム〈テント泊縦走〉

2014年08月04日(月) 〜 2014年08月08日(金)

• GPS: 104:00
• 距離: 42.8km
• 登り: 3,844m
• 下り: 3,920m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:00

4:30 折立
8:15 8:35 太郎平小屋
8:55 9:40 薬師峠
11:10 11:10 薬師岳山荘
12:10 12:15 薬師岳
12:40 12:40 薬師岳山荘
13:30 薬師峠

2日目

• 山行: 7:55
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:55

5:30 薬師峠
5:50 6:00 太郎平小屋
8:10 8:30 薬師沢小屋
10:50 10:50 アラスカ庭園
11:20 11:20 奥日本庭園
11:30 12:00 雲ノ平山荘
14:25 14:25 黒部川水源地標
14:25 三俣山荘

3日目

• 山行: 8:50
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:30

6:20 三俣山荘
7:45 7:55 鷲羽岳
8:30 8:30 ワリモ岳
8:45 8:45 ワリモ北分岐
9:25 9:40 水晶小屋
10:25 10:25 東沢乗越
11:50 11:50 真砂岳分岐
13:10 13:25 野口五郎小屋
15:50 烏帽子小屋

4日目

• 山行: 3:55
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:55

7:45 烏帽子小屋
11:05 11:05 高瀬ダム濁沢登山口
11:40 ゴール地点

天候

8月4日：曇時々小雨（前泊）
8月5日：曇時々小雨
8月6日：曇時々小雨
8月7日：晴れ時々曇
8月8日：曇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【往路】
JR京都駅〜富山駅　／電車（サンダーバード1号）
電鉄富山駅〜有峰口駅　／電車（普通）
有峰口駅前〜折立　／バス
【復路】
高瀬ダム〜七倉温泉〜JR信濃大町駅前　／タクシー

コース状況／危険箇所等

※雨天時の木道や岩場でのスリップには要注意。
（私は木道で3回も転倒して右足首を軽くねん挫しました）

その他周辺情報

※高瀬ダムではシーズン時にはタクシーが客待ちをしてくれています。

写真

8/4 11:58

なかなか情緒のある駅構え。

8/4 13:21

本数少ないのでしっかり確認。

8/4 13:34

だだっ広いサイトに一張り。このあと学生パーティが1組来ました。トイレ、水場が近くで便利。

8/5 6:00

8/5 6:22

8/5 6:38

振り返って右手には市街地を経て富山湾が見えます。

8/5 6:39

同じく、左手側には有峰湖。

8/5 6:41

8/5 7:07

一瞬でも日が射すとテンション上がります。

8/5 7:21

ガスで展望ゼロです。

8/5 8:24

太郎平到着。

8/5 8:26

少し休憩後、薬師岳へ。

8/5 10:06

8/5 10:15

滑りやすいし、歩きにくいし、ちょっと寒いし、展望無いし。

8/5 10:26

8/5 10:27

雪渓脇を通過。

8/5 10:38

癒される花畑。

8/5 10:54

ライチョウにも遭遇。

8/5 11:13

8/5 12:14

ガス、強風、雨で早々に退散。

8/5 12:14

8/5 15:22

薬師峠キャンプ場に到着。水場とトイレ。

8/5 15:22

冷たくて美味しい水が豊富に出ています。

8/5 15:53

テントサイトです。まだ少し余裕ある感じでした。

8/5 15:53

マイテント＠薬師峠

8/5 16:51

「黒部の山賊」読みながら…。昼寝した。

8/6 6:13

翌日、薬師沢雲ノ平を越え三俣へ。また天気悪っ！

8/6 7:06

至る所に木道が設置されていて歩きやすいですが、
くれぐれもスリップに注意。

8/6 7:18

小さい沢でも激しい流れ。

8/6 8:04

開けたらそこが…。

8/6 8:06

河童のカベッケ原です。

8/6 8:17

余裕がなくて中を拝見できず。
一服しただけでした。

8/6 8:29

この橋を渡って左手へ。

8/6 8:33

いい雰囲気の小屋です。
さよなら、今度はゆっくり来たいです。

8/6 8:34

さあさあ、

8/6 8:34

ここからキツい登り返し。

8/6 10:21

しばらくは、こんな急登が続きます。

8/6 10:52

8/6 11:23

ガスってなんだか…。

8/6 11:24

花畑もガスって…。

8/6 11:32

気づかず通り過ぎるところでした。

8/6 11:35

立派な山荘です。おにぎり定食を頂きました。

8/6 12:40

三俣キャンプ場に向かう途中。
いくつかの雪渓を横切りますがアイゼンは不要。

8/7 5:57

翌日三俣キャンプ場にて、今回の山行初めての晴れです。
朝日を背にした鷲羽岳。

8/7 5:57

嬉しいー！

8/7 6:30

三俣山荘と鷲羽岳。

8/7 6:31

三俣蓮華方面も快晴！

8/7 6:33

尾根に沿って登高。

8/7 6:41

振り返ると山荘が綺麗に見えました。

8/7 7:30

おっ！ブロッケン現象。

8/7 7:51

残念ながら、上高地方面はガスって槍は見えず。

8/7 7:51

8/7 8:13

水晶小屋に向かう稜線。

8/7 8:30

左側が切れ落ちてて、ちょっと怖い箇所。

8/7 8:32

ワリモ岳着。

8/7 8:50

8/7 9:34

水晶小屋で少し休憩。
スタッフさんが忙しく働いていらっしゃいました。

8/7 9:50

トラバースするルート。

8/7 9:56

黒部湖に続く渓谷。

8/7 9:57

8/7 9:59

8/7 10:01

雲間から差す陽光に照らされる山肌が綺麗です。

8/7 10:28

大天井岳方面。

8/7 10:30

8/7 10:32

8/7 11:35

野口五郎さんに続く稜線。

8/7 11:57

夏山って感じが嬉しいけどかなり暑い。

8/7 12:29

8/7 12:58

8/7 12:58

野口さんちで水補給＆一服。

8/7 13:26

烏帽子に続く稜線へ。

8/7 14:49

8/7 14:50

奇岩と遭遇。

8/7 14:54

小屋とテントサイトが見えてからの道のりが長い。
なかなか近づきません。

8/7 15:08

いしの脇に固まって咲いている小さい花。

8/7 15:52

烏帽子小屋の前のヤマギキョウが美しい。

8/7 16:01

小屋の下方にテントサイトが点在してます。

8/7 16:47

一番下のひょうたん池の脇に張りました。
もろもろ乾かす図＠烏帽子小屋キャンプ場。

8/7 18:09

正面には池を挟んで唐沢・餓鬼岳が望めます。

8/7 18:14

トイレまでは遠いけど、
景観を独り占めした気分になれる場所です。

8/8 11:05

翌日、ブナ立尾根をどうにか下りきり登山口へ。

8/8 11:08

途中で見た番号の謎がここで解けた。

8/8 11:19

広い高瀬ダムの脇の砂地を通過。

8/8 11:23

吊橋を通過。

8/8 11:27

この標識の左の長いトンネルを抜けると、タクシーが待ってくれていました。

撮影機器：

GR DIGITAL II リコー

装備

備考

※今回のように連日雨天が続く場合、テント泊縦走では濡れた衣類を十分乾かせず、ザックの中身も湿りがちになるため、ドライサック等に予備の下着・靴下等を入れて行くなどの対策は必須です。

感想

Hiker Dutch

今年は仕事の影響で例年に比べ山行機会が減っていて欲求不満気味。夏休みを使って長い山旅をしようと考えていた。関西にある郷里へ墓参りに行った後の山行になるため、実家からのアクセスが良く且つ魅力的なルートが設定できそうな登山口を調べた。
当初予定では折立をスタート地点に、薬師岳に寄った後雲ノ平を経由して鷲羽岳、野口五郎岳、烏帽子岳、船窪岳、針ノ木雪渓を経て扇沢に下るという（自分的には）ちょっと挑戦的ルートを設定。途中未だ利用したことの無いキャンプ場での野営も大きな楽しみだった。
2 個の強い台風の間接的な影響は覚悟しつつ、でも少しは晴れるのも期待しつつの行程だったが、初日から雨。しかも3日目の太郎平から三俣へ向かう途中の濡れた木道で3度も転倒して足首を軽くねん挫。また装備面において雨天対策に不備があったこと、台風の接近による更なる天候の悪化が懸念されることなどから、烏帽子小屋から高瀬ダムへのエスケープルートをとる判断を下した。
5日間のうち晴れたのは1日だけで期待していた絶景もほぼ望めなかったが、これもまた悪天時テン泊縦走の良い経験と捉え今後に活かしたい。唯一幸運だったのは、悪天故か今回初めて雷鳥に遭遇出来たこと、しかも親子連れに何度も。
いつかまた安定した天候が望める時期にゆっくり訪れ絶景を堪能したいと思った。