夏季オートルート


- GPS
- 28:09
- 距離
- 51.4km
- 登り
- 3,728m
- 下り
- 4,997m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:20
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 10:39
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:49
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:59
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
感想
メンバー:3年浦林(L)4年野本(SL)
2年小田 弘中 中村 山崎
目的:北アルプスの縦走を楽しむ!!
【1日目】
2年生はバスの値段が安いという理由で前々日入りをして富山駅を満喫した模様。13,000円もしたバスの乗り心地は最悪。一睡もできず富山駅につき、電鉄富山から立山へ。2年生は初めてのロープウェー&高原バスにテンション爆上がりだった模様。あっという間に室堂へ。天気が悪いかと思っていたがめちゃくちゃ晴れていて私のテンションも上がる。五色ヶ原キャンプ場の水場が枯れているという情報を聞き、初日はトリポリでスタート。一ノ越までが一番疲れた。無心で歩いているうちにあっという間に獅子岳到着。獅子岳からの眺めは最高だったが、ガレた急坂で靴擦れが、、、。ザラ峠まで降って仕舞えばあっという間に五色ヶ原へ。よっしゃー!と思ったのも束の間、私たちを待ち受けていたのはなんと、水が枯れていなかったという事実だ。一同がマジか、、、となった瞬間だった。聞いた話によると今朝からちょろちょろと水が出るようになったらしい。なんだかとても悔しい。
【2日目】
4時半にキャンプ場を出発。山荘まで歩いたあたりで山並みが白んできて綺麗だった。この日が一番行程時間が長いため天気が心配だったが、気象係に今日雨降るかな、、?と聞いたら「俺が降らせないです。」とのこと。これは心強い。向こうに見える薬師岳の荘厳な姿に一同テンションが上がる。ただ先は長い、、、。
越中沢岳、スゴ乗越、間山の三点セットがキツすぎて、この区間の写真もなければ記憶もほぼない。北薬師岳と薬師岳を擬人化したら見た目は優しそうだけど性格はめちゃくちゃドSなお兄さんキャラだね、、、なんてどうでもいいことを話しながらガスの中を進むとやっと北薬師岳に到着。さぞ立派な山頂表があるのだろうと思っていたらしょぼかった。くそ、、、薬師岳が見えるのに遠いぞ、、、、!!と半ギレで先を進む。73代で同じルートを行った時はこの稜線で雷に遭遇したとのこと。ここで雷に遭ってしまったら逃げ場がないし怖いな、、、。とビクビクしながら歩いたが、今回は雷に遭うことなく通過できた。8時間が経過し、流石の2年生にも披露の色が見え始める。最後の力を振り絞り薬師岳へ。想像していた以上にきつかった。薬師岳の山頂表は立派。
登って仕舞えば下るだけ。とはいえこの下りも長かった。こういう時無償にスキーがしたくなる。薬師岳山荘まではダラダラと喋りながらくだる。あと少しだー!と思ったところから野本さんの爆速下山がスタート。この辺りの道は岩が大きく下りにくい。膝を痛めないよう慎重に下る。
山荘から1時間もしないうちに薬師峠に到着。キャンプ場のお金を払うため太郎平小屋に向かうが、想像していた5倍以上遠かった。コーラは美味しかった。幕営地で信州大学ワンダーフォーゲル部に会った。笑顔でC10の長期縦走をしにきたと言われびっくり。早稲田ワンゲルにはない爽やかさを感じた。
【3日目】
この日の目玉は黒部五郎岳。野本さんから北ノ俣岳、赤木岳はモブ山と言われていたため全く期待していなかったのだが、山の形状から上りの斜度まで私が好きなタイプの山だった。天気がよく、幻想的な写真が撮れたことに一同テンションが上がる。赤木岳を過ぎ、中俣乗越に到着。今回色々な乗越を通過してきたが、確実に一つ言えることがある。それは乗越は嫌いだということだ。乗越さえいなければあんなにきつい下りも上りもないのに、、、。
と思いながら黒部五郎岳を見上げる。これもなかなかの登りだ、、、。登りの途中で休憩をとる。天気も景色も最高で、やっぱ山は晴れの日に限るなと感じた。
ひたすら葛折りの道を登り分岐に到着。荷物をデポし黒部五郎岳の頂上へ。頂上で今日の幕営地を黒部五郎小舎にするか双六小屋にするかで揉める。結局、時間的には先に進めるが、多数決で予定通り黒部五郎小舎にすることに決定。気持ちよくてしばらく景色を堪能し小舎へむかう。
カールの中はうっすら紅葉が始まっておりとても綺麗だった。次生まれるなら長男か末っ子かどっちがいいかなどくだらない話をしながら歩くうちに黒部五郎小舎に到着。買ったリンゴを食べたり、ゲームをしたりまったりとした時間を過ごす。そしてここで気象係の中村が覚醒する。今日は4時までに雨が降り出します。と宣言していたのだが、なんと3時59分に本当に雨が降り始めた。一同めちゃくちゃ盛り上がった。が、3分後すぐに止んだ。
【4日目】
前日、双六岳で朝日が見たいということになり1時起き3時出発をすることになった。12時50分に起きるのは普通に違和感がある。
空が白み始めるのは大体4時50分ごろ。急ぎ足を進めるが、双六岳の手前の三俣蓮華岳で空が明るくなり始める。ここでご来光を見るか、双六岳まで進むか議論をした結果、三俣蓮華で留まることに。雲と山並みとが幻想的。しかし寒い。寒い寒い言いながらスマホで何枚も写真を撮る。この部活に入ってから3本の指に入るくらいのイケてる写真を後輩が撮ってくれた。日が上がり切ったと同時に再スタート。双六岳までは意外に高低差があり、三俣蓮華で日の出を待って良かったなと感じた。
双六岳の頂上は盛況。中村のテンションも最高潮に達する。イケイケ写真を撮影し新穂高温泉を目指す。4時間くらいで下山したいねと話していたが早いペースでスルスルと下山がすすむ。弓折乗越から下は大きめの岩がゴロゴロしていてストックを使っての下山だとやりにくい。
林道の出合まで出て仕舞えばあと一歩。ひたすら歩く。1日で2000m以上も下るのはみんな初めてだったため疲労感が凄そうだった。最後雨に降られたが、びしょ濡れになる前にバスターミナルに到着することができた。
最後温泉に入り帰着。バスはネットからも予約ができるらしいので下山時刻が分かり次第予約をとったほうがいいかも。
めちゃくちゃ疲れたが、楽しく、非常に充実した山行だった。
【2年生の感想】
小田:2年生皆んなで日本夏季オートルートに挑戦できたのは良い経験になりました。より一層仲良くなれたと思います。この計画を推し進めてくれた野本さんには感謝しかありません。この経験を活かしてこれからの1年間、75代の活動に向き合っていきたいと思います。
弘中:キツいと聞いてただけに、ビビってた。特に2日目が身体的負担が大きく、3日目以降の団配移動を渋ってしまったが結果的にまだ余裕があったという感じだった。
オートルートが終わって1日経ったが、また北アルプスに行きたいと、再び同じ山域に行きたいと思ったのは初めてだ。それ程魅力的だったのであろう。
歩き方、呼吸法、休憩時間の使い方など普段のワンダリングでは意識しなかった細かい部分まで気を遣って長時間活動することは新鮮で挑戦的だった。
もうちょい行程長いワンダリングとか、積雪期来るとか色々可能性を感じる登山だった。6人テントは思ったより暖かかった!
中村:北アルプスはこれまで登ってきた山々とは規模が桁違いに大きく、雄大な景色に感動した。
山崎:挑戦的な行程を何のトラブルもなくいけて良かったです。綺麗な景色が見られただけでなく、計画段階から自分達で主体的に関わることは今まで中々なかったので良い経験になったと感じます。
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