金峰山〜甲武信ヶ岳〜雲取山〜奥多摩駅@奥秩父主稜線縦走
- GPS
- 29:41
- 距離
- 76.5km
- 登り
- 5,680m
- 下り
- 6,836m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:09
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:28
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 9:52
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:03
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
臨時便のちの定期便で乗車出来ました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
100名山周辺は問題ありません。 国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳 大弛小屋の管理人さんが整備してくれているので思ったより歩き易かった。 東梓から先は倒木も多かったが、夜間や極端なガスでなければ道迷いしないと思います。 甲武信ヶ岳〜笠取山 特に問題なく歩けた。比較的整備されてる印象。 笠取山〜雲取山 今回ここが最も人が歩いていない区間と思われます。 特に牛干〜将監峠間は笹で覆われ踏み跡が貧弱な個所が多数あり、実際私も20m程ロストしてしまった区間があった。 見上げたら5m上方にリボンがわりの木箱が見えたので無事登山道に戻れました。 あと飛龍山分岐で完全に道を誤りました。。。 ちゃんと道標もあったのですが、道標は三方向でしたが実は4差路で、その陰の方向に進んでしまいました。ヤマレコのナビが警告してくれたの直ぐに戻れましたがそれがなければ結構ヤバかったかも。間違いやすい分岐だと思います。 そしてここから三条ダルミまでが今回の核心でした。 方向的に道迷いの心配は無いものの道が貧弱な個所が多数あり緊張を伴いました。 笹に覆われ歩きにくいシングルトラックや脆い路面のトラバース、崩れ落ちそうな怪しい木橋など気を抜けば事故が起きそうな箇所がありました。 雲取山〜奥多摩駅 石尾根縦走路として道標もしっかりしていますが、落ち葉に覆われ道が分かりにくい個所もあります。 が、それなりに人が来ているようで道迷いする感じは無いです。 |
その他周辺情報 | 雁坂小屋の水場には冷や汗をかきました。 管理人がいる時は小屋横にあるのですが、不在時は川入方面の登山道を150m程すすんだ左側にある水場を使用する必要があります。 いちおうその水場の存在道標等に書かれているのですが、その距離が30mだったり1.5kmだったりと幅がありすぎです、が実際にはそれ程遠くも無く近くも無い場所に水場はありました。 あと、HPには管理人不在時の開放部屋に非常用毛布ありと記載がありますが毛布はありません。当日の小屋内温度は0度でした。。。 |
写真
感想
車道を(ほぼ)跨がず70km以上山林を歩くこのロングトレイル。
その存在は知っていましたが憧れ程度の認識で、この秋実行するとは当初想定していませんでした。
当初は半期にある強制3連続有給を北アルプス縦走に充てるつもりでした。
ですが、10月頭から降雪してしまい残念ながら撤退する事に。。。
それで思いついたのがこの縦走でした。
急遽の変更とは言え行程プランは熟考しました。
色々考えましたが、やはり痛いのが笠取小屋が週末しか営業していない点です。
もし営業していれば、金峰山荘〜甲武信山荘〜笠取小屋〜雲取小屋としていたと思いますが、私の欠点はビール無しでは過ごせないない体質の事です。
縦走3日目にビールが確保出来ないのはあまりにも痛い。。
故に今回実行した3泊のプランに行き着いたのですが、雁坂小屋に連絡してみると当日はまさかの無人営業。。。
これはビールの確保以外にも寝具持参を強いられる事を意味します。
結果的にこれは痛かったですね。
直前の甲武信ヶ岳小屋で調達すればいいものの、たかが数千円をケチって350*5本のビールを登山開始から延々と運び続けかつ寝具の重さでスピードが全く出ませんでした。
そして結果3日目までは想定の1時間遅れで進む毎日となってしまいました。
あと3泊目に三条の湯は当然考えましたが、私の日程中はたまたま休館日で最初から選択肢にはありませんでした。
もし空いていれば縦走三日目の湯につられて宿泊した可能性はありましたが、翌日奥多摩駅まで抜ける労力を考えるとやはり雲取山荘泊が正解だったと思います。
が、今回私が縦走した三日目のCT12時間はやはり厳しく結局時間的安全面を考慮して笠取山はカットせざるを得ませんでした。
百名山周辺を除くととにかく人がいなかったw
この孤独感は久々、降雪ノントレースの平ヶ岳以来ですかねぇ。
久しぶりに痺れました。
同日程で縦走をしているのは多分私1人だけだったので、この天候や寒波を考慮すると悪く言えば無謀とも言える登山だったのかもしれませんが、結果的には天気は予報より上ぶれ。
曇りがちなものの何とか無事縦走する事が出来ました。
ちなみに3日目からの寒波は半端でなく、何とリュック横のペットボトルの水が歩いてる最中シャーベット状に凍ってしまいました。。。。こんな経験は流石に初めてです。天候によっては結構危険な状況だったのかもしれません。
この縦走を終わってみての感想ですが、達成感は間違いなくあります!!
なにせ70km以上車道をま跨がらず奥多摩駅まで行けてしまうのですから。
そして景観も素晴らしい!!!
確かに樹林帯区間も多いですが、雲取山が近づくにつれ景色は最高。まさに深い山中を孤独で歩いている感覚がたまりません。
そして最終日の石尾根縦走路がこれまた最高でした!!!
天気に恵まれたのが全てですが、これだけ景観のいい尾根歩きは首都圏ではちょっと無いんじゃないですかねぇ。
丹沢の塔ノ岳〜蛭ヶ岳も素晴らしいですが、石尾根縦走路の方がスケール感で上ですかねぇ。。でもアップダウンはかなり激しいですね。
私は今回下り基調だったので快適に歩けましたが、登りだと大変だったと思います。
こうして無事このロングトレイルを完走できました。
ですが振り返って思ったのが、ちょいと時期が遅すぎたかなと言う点です。
この氷点下で誰も歩いていないロングトレイルは正直怖かったですね。
しかしこの安全が完全に保証されていない点が登山の面白い所なのでしょう。
とは言え、こういう痺れる登山の行く先は危険でしかないので、今後も自分の身の丈にあった登山をしていきたいと思いました。
コメント
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金峰山から雲取(さらに奥多摩まで)まで奥秩父全山歩かれていて凄いなと思い思わずコメントさせて頂きました。スライドはしていないのですが14、15日でpinkDJEBELさんの歩かれた一部だけプチ縦走しました。奥秩父のトレイルって本当に気持ち良いですよね。そして人も少なくて静か。私も2日間で会ったのは3人だけでした。
笠取から飛竜にかけては想像していましたが不明瞭な所もありそうですね。とても参考になりました。
「ビール無しで過ごせないのが欠点」分かる〜(笑) 私は雁坂小屋は19日までは営業と思っていたので「ビール、ビール」と楽しみにしていたのに、平日は不在との事でガーン!でした。テントの中で日本酒と焼酎を寂しく飲んでました。350ml×5本、さすがです。見習わねば(^^)
来年はまた細切れで奥秩父全山の赤線繋いでpinkDJEBELさんに追いつきたいと思います。大変、お疲れ様でした!
コメント有難うございます。
縦走のレコ見させてもらいましたが、マニアックなルートで雁坂小屋まで来られたのですねw
そのルートで来られたなら水場に関しては問題なかったかと思いますが、小屋に貼ってある「水場まで1.5km」はあんまりですよね。。。。最初見た時は正直絶望しました。
ビールに関しては、実を言うと甲武信小屋で2本追加購入したので持ち込んだのは計7本でしたw
これで足りるかな・・・・と不安だったのですがあまりにも体が冷え切っていてあまり飲めず一旦は足りてしまいました。もっとも寝袋に入り体が温まった後結局全部飲み干しましたが。。
でも、テントの重量=ビールなので、テン泊だったら2日間+ビールを担ぐのはさすがに無理でしたね。
ルートに関しては飛竜山は多少(それでも3人か、、、)いたので将監峠〜飛竜間は踏み後も明瞭です。
笠取〜将監峠間の一部が笹に覆われてかなり酷かったですね。もちろん誰とも会いませんでした。
奥秩父のトレイル繋げるの頑張って下さい!!!
ほんとびっくりする位人がいないのが最高です。
あまり教えたくないような、皆に行って欲しいようなそんなトレイルですね。
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