栂海新道〜北アルプス（親不知〜朝日岳〜白馬岳〜唐松岳〜八方尾根下山）

2015年07月11日(土) 〜 2015年07月14日(火)

• GPS: 80:00
• 距離: 51.9km
• 登り: 5,015m
• 下り: 4,331m

コースタイム

7月11日　3:45親不知ー6:07尻高山ー6:36坂田峠ー7:58シキ割の水ー9:16白鳥山ー12:00黄蓮の水ー14:20栂海山荘
7月12日　4:25栂海山荘ー犬ヶ岳ーサワガニ山ー黒岩山ー長栂山ー11:50朝日岳ー12:45朝日小屋
7月13日　5:25朝日小屋ー6:13朝日岳ー9:45雪倉岳ー13:06白馬岳ー13:22白馬山荘
7月14日　5:00白馬山荘ー6:39鑓ヶ岳ー7:48天狗の頭ー9:08不帰嶮一9:59不帰嶮二峰（北峰）−10:12不帰嶮二峰（南峰）ー11:0唐松岳ー11:49丸山ケルンー14:08八方ゴンドラ下（終了）

天候

概ね4日間晴れ、14日稜線は富山県側から強風吹き荒れていました。

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

1　親不知〜栂海山荘間
（1）藪等の刈り払いがされ、良く整備され、特に危険個所はなし。
（2）心配した、アブ、ブヨ等の虫も出ませんでした。（防虫ネットは準備しましたが、未使用）季節によって必携
（3）夏期は、暑さ対策必携です。
（4）水場は、今回シキ割りの水場・黄蓮の水場で補給
2　栂海山荘〜朝日岳
（1）黒岩平付近は、残雪（雪渓）が多くガスると迷いやすい。夏道が完全に出ていれば問題はないと思います。
12日に地元富山県の遭難対策協議会のメンバーが朝日小屋から、登山道の整備を行っていました。ちょうどあやめ平付近の雪壁（5m）付近で出合いました。登山者のために本当にご苦労様です。
（2）水場は、黒岩平の水場で補給（沢水豊富です。）北又は、未確認
（3）朝日小屋からのトラバースルートは、残雪多く通行不可。
（4）残雪時、軽アイゼン必携

　
　　

その他周辺情報

白馬駅・白馬ロイヤルホテル日帰り温泉（白馬駅観光案内所でサービス券）￥550

写真

7/10 15:07

栂海新道スタートの定番、海抜0メートル（前日）

7/11 3:43

アルプスと日本海を結ぶ栂海新道、朝霧の中3時45分スタート

7/11 5:02

入道山

7/11 5:12

多様な植生です。

7/11 6:07

尻高山

7/11 6:08

見事なブナ林、光ってます。

7/11 6:17

日本海は雲海の下

7/11 6:36

坂田峠

7/11 7:58

シキ割の水場・このルート初めての水場です。

7/11 9:12

ようやく展望が開け、進むルートが見えてきました。

7/11 9:16

2階建ての立派な白鳥避難小屋

7/11 9:17

毛布・マット数枚ありました。

7/11 10:57

樹林帯が強い日差しを避けてくれましたが、ここからは容赦なく照りつけます。

7/11 11:43

7/11 11:54

ブナ一色の黄蓮の水場付近

7/11 12:34

黄蓮の水場、2回目の水補給です。栂海山荘まで水場が無いのでしっかり補給。（往復8分弱・沢水がしっかり出ています。）

7/11 13:43

水場に咲いてたシラネアオイ

7/11 13:43

7/11 13:55

今日の目的地、栂海山荘が見えてきました。

7/11 14:19

14時20分着・今のところ一人でしたが、後から二人到着、同宿舎は3人でした。

7/11 17:20

今日歩いてきたルート

7/11 18:01

夕暮れまでたっぷり時間があるので、親不知道の駅からスタートした単独行さんと情報交換しながら、山の話で盛り上がる。

7/11 18:02

栂海山荘からの夕陽1

7/11 19:11

夕陽2

7/11 19:11

夕陽3

7/12 4:32

二日目、快適な栂海山荘を4時25分発

7/12 4:35

犬ヶ岳からのご来光

7/12 4:36

7/12 4:36

7/12 4:37

神々しいご来光にしばし、足を止め旅の安全を祈ります。

7/12 5:05

高山植物が見えてきました。名前？　　知識が乏しくてすいません。

7/12 5:17

7/12 5:29

コイワカガミ

7/12 5:30

アカモノ？

7/12 5:33

男はつらいよ・御前様　　ゴゼンタチバナ
遊んでる場合ではありません、先を急ぎます。

7/12 5:41

さわがに山岳会の名称から名付けたのでしょうか？

7/12 5:41

サイモンとガーファンクル　コンドルは飛んで行く？

7/12 6:45

7/12 6:59

同宿した単独行さんは、ここから中俣新道を下山し、車を回収するとの事です。

7/12 7:03

黒岩平に入ると高山植物がたくさん出てきました。
タテヤマリンドウ

7/12 7:05

ニッコウキスゲ

7/12 7:06

ワタスゲ

7/12 7:07

ナナカマドの花

7/12 7:11

黒岩平

7/12 7:12

夏が来れば思い出す。　ミズバショウ

7/12 7:33

ハクサンイチゲ

7/12 7:37

今年は、残雪多いそうです。ガスると迷いやすい

7/12 8:00

ハクサンコザクラ

7/12 8:42

コバイケイソウ

7/12 9:15

シナノキンバイ

7/12 9:16

ミヤマキンポウゲ

7/12 9:18

コバイケイソウの群落・先に見えている雪渓が5mの雪壁
軽アイゼンを装着して乗り越える。

7/12 9:19

ハクサンフウロ

7/12 9:22

チングルマとミヤマキンポウゲ

7/12 9:34

朝日小屋からルート整備の地元遭難対策協議会のメンバーです。雪壁にステップを作成していました。

7/12 10:05

7/12 10:25

イワギキョウ？

7/12 10:27

ミヤマムラサキ

7/12 10:36

7/12 10:47

今回の目的地白馬岳が見えてきました。

7/12 11:06

ハクサンシャクナゲ

7/12 11:08

7/12 11:28

ミネウスユキソウ

7/12 11:33

ミヤマアズマギク

7/12 11:46

ハクサンイチゲ

7/12 11:50

栂海新道終点、朝日岳到着

7/12 12:04

劔岳

7/12 12:43

今夜の宿、朝日小屋

7/13 5:23

朝日小屋から白馬岳を望む

7/13 5:39

朝日小屋からの夕暮れの剱岳

7/13 6:13

翌朝朝日岳登り返し

7/13 7:07

広島の鉄人と言えば？　キヌガサ　ソウ　です。

7/13 7:19

ミズバショウ群落

7/13 8:07

アメリカ相手によく頑張りました。・・・japan
ナデシコ

7/13 8:21

シロウマタンポポ

7/13 8:39

7/13 9:45

山スキーで有名な雪倉岳

7/13 10:15

ウルップソウと白馬岳

7/13 10:17

雷鳥・子供を連れて朝のお散歩、ヒナは用心してハイマツの中に隠れました。

7/13 10:26

雪倉岳避難小屋・今度山スキーで再訪

7/13 12:32

お花畑

7/13 12:51

イワベンケイかな？

7/13 13:07

白馬主稜・残雪時には絶好のクラシックルートになります。

7/13 13:10

ようやく白馬岳到着

7/13 13:14

白馬三山の杓子岳・鑓ヶ岳

7/13 13:22

下山するか迷うが、天気もよさそうなので白馬山荘に泊まることにする。

7/14 4:59

剱岳・立山三山

7/14 5:15

フィナーレの4日目、今日も晴れ。風が強いが唐松岳まで足を延ばす予定だ。

7/14 5:30

白馬大雪渓

7/14 6:39

富山県側からかなり強風が吹き荒れているので杓子岳をトラバースし、鑓の山頂からすぐに縦走路に戻る。
白馬キャンプ場泊の単独行者と短い言葉を交わし、それぞれ唐松岳に向かう。他にいないようだ

7/14 7:20

天狗山荘

7/14 7:48

7/14 8:14

天狗の大下り、ざれているので滑落、落石等要注意。単独行者先行、距離を置いて私が後に続く。

7/14 8:39

非対称山稜・長野県側、雲が掛っています。

7/14 9:08

不帰嶮一峰

7/14 9:08

不帰嶮二峰・三峰

7/14 9:29

足元断崖絶壁

7/14 9:36

元クライマーの魂が甦る。安全登山第一ですよ。

7/14 9:39

順層の岩場で鎖場、ホールド・スタンス豊富です。

7/14 9:45

長野県側の中間部

7/14 9:58

足元断崖絶壁・トラバース用の鎖がしっかり付いてますが、全面信用しないこと。鎖に頼らない

7/14 9:59

ここまでくれば一安心

7/14 10:12

7/14 11:02

7/14 11:03

長かった縦走も唐松岳で終了。ここまで来ると登山者が多いです。

7/14 11:17

小屋に寄らずそのまま八方尾根下山

7/14 11:40

中央が三峰（南峰）

7/14 11:49

丸山ケルン

7/14 12:55

縦走路を振り返って、右から天狗の頭、不帰嶮

7/14 13:13

八方スキー場が見えてきました。

7/14 13:56

最後のご褒美に、リフト・ゴンドラを乗りついで、楽ちん下山

7/14 14:08

14時08分無事下山・お疲れ様でした。

撮影機器：

COOLPIX S6600 ニコン

感想

わくおじ

四日間、梅雨明けのようなお天気に恵まれ、歩き通すことが出来ました。
このルートのポイントは、小屋泊まりなら極力荷物を軽量化して、行動力を高めるのも一つの選択肢かと思います。栂海山荘は寝具（毛布・マット）がしっかり装備されています。水場は、ルート中何か所か有りますのでしっかり補給ですね。
今回、虫対策（アブ・ブヨ）の防虫ネットは使わずに済みました。時期によって必携です。
親不知から白鳥山荘までは、樹林帯の中で気分が滅入りますが、今まで見たことのないブナ林の美しさに癒されました。
黒岩平付近からは、高山植物のお花畑が次から次へと百花繚乱。
お世話になった朝日小屋、評判通りの素晴らしい山小屋でした。暖かいもてなし、細かい心使い、何よりも暖かい手作り料理の数々おいしくいただきました。又再訪します。
最終四日目の白馬岳から唐松岳への縦走は、富山県側からかなりの強風が吹き荒れ、少し躊躇しましたが飛ばされる程でもないので決行する。
同じく唐松岳方面に縦走する単独行者と短い言葉を交わし、それぞれ縦走路に入る。足が速い人で、すんなり不帰嶮を越えて行きました。
私もマイペースで、落石等に注意しながら不帰嶮を独占（時期によっては渋滞するとの事？）安全地帯の南峰着。
後は賑わう唐松岳から八方尾根下山、最後は自分へのご褒美にリフト、ゴンドラを乗り継ぎ、長かった縦走も終わりです。
私にとって久々にハードな山行でした。しかし何よりもお天気に恵まれました。山の神様に感謝します。お疲れさまでした。

コメント

gdc03177

天候に恵まれましたね。
私は逆ルートで踏破しました。
おそらく、１３日にすれ違ったと思われます。
好天で眺望もあり、お花も咲き乱れ、時期も最高でした。
栂海山荘のポリバケツは、森青蛙のオタマジャクシたちで賑やかでした。

わくおじ

日本海に向かって、お疲れ様でした。
gdc03177 様

私と逆ルートのコースお疲れさまでした。標高を下げるにつれさぞ暑かったと思います。黒岩平のお花畑も素敵でした。朝日小屋去りがたい雰囲気の山小屋で、又栂海山荘も快適に過ごせました。おたまじゃくしがいっぱい泳いでいましたが、知識が乏しく森青蛙とは知りませんでした。