燕岳〜大天井〜西岳〜槍ヶ岳


- GPS
- 76:00
- 距離
- 38.3km
- 登り
- 2,892m
- 下り
- 2,838m
コースタイム
天候 | 16日 中房温泉〜燕山荘 曇り時々小雨、霧 17日 燕山荘〜西岳ヒュッテ 晴れ 18日 西岳ヒュッテ〜槍ヶ岳〜横尾山荘 晴れ(夜、常念の辺りで雷ピカピカ) 19日 横尾山荘〜上高地 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
19日 上高地バスターミナルより2:00発のバスにて西新宿へ19:30着 ※シーズン中 片道7000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
16日 中房温泉より合戦尾根より燕山荘は良く整備された登山道で何の不安も無く良好です。 17日 燕山荘より西岳への縦走路は大天井岳を右に巻く路は集中力を切らさず慎重に進みましょう。 ※大下りに始まりアップダウンはそこそこあります。こまめに水分ミネラルを補給しましょう。 ※大天井ヒュッテ〜ビックリ平は暑い! ※燕山荘から西岳に向かって尾根の左サイド(信州側)を通る道は蒸し暑くてダレます。尾根の右サイド(飛騨側)を通る道は涼しい風が谷から上がって来て快適です。選べませんが・・・。 18日 西岳ヒュッテより東鎌尾根へ結構な急下降。急上昇。道は狭く梯子あり、鎖ありです。要所要所で休憩を入れてバテないように! ※皆さんご存知だと思いますが槍に登る際、ザックは槍ヶ岳山荘でも殺生ヒュッテでも小屋外に自己責任にてデポれますので重いザックは置いてサブザックまたは手ぶらで槍にアタックしましょう。 ※恐らく槍へのアタックは混んでいる事が多いので上の人の落とす石などに注意しましょう。 ※槍ヶ岳より下り天狗原分岐まではガレ場ザレ場なので滑らないように足の踏み場、歩幅、ストックを打つポイントに注意しましょう。 ★途中にある水場の水は凄く美味しいよ。 ※天狗原分岐から大曲まで意外に距離を感じる。(疲れてるせいかな?) 大曲から槍沢キャンプ場を通って槍沢ロッジこれまた長く感じる。 更にロッジから横尾山荘も装備と疲れのせいか長く感じた。 通してガレ場ザレ場が多いので滑らないように足の踏み場、ストックの突く位置、歩幅に注意しましょう。 (ペースダウンの要因は足ももちろん疲れていたがシャリバテだった。) ※横尾山荘〜上高地は観光感覚でのんびり歩いてます。ちなみに明神からは橋を渡って川の右側を上高地に歩いてます。 |
写真
感想
はじめに。今回は準備万端とばかりに出発しました。がっ、会社でカメラのバッテリーを3枚(本体分含め)をフル充電して家に持って帰ったのに・・・会社のバッグにバッテリーを忘れ本体だけ山に持って行きました。ガクっっ。トホホっ。
なので今は携帯カメラの画像をアップ。後日師匠のカメラのデータを貰って記載します。
8月15日(日曜日)竹橋より夜行バスで出発(凄く古くて狭いバス。寝れないよ!)。
8月16日バスに揺られ深夜3時。塩尻に到着。小さいバスに乗り換え。後に(中房温泉で)気付いたのが、ストックの石突カバーとサイドポケットに入れて置いた小さいペットボトルの特別な焼酎も無くなってる!ガッカリ。 ※バス山行の場合は要注意!
諦めて、乗り換えたバスは寝れそうなので僅かでも寝る。
8月16日AM6:30頃かな?中房温泉着。朝飯。天気は曇天。めげずに7:20頃に出発。合戦小屋まで快適にと言いたい所が2ヶ月の登山ブランクのせいか右太ももがつるので(水、塩分は十分にとってるはず。)ペースが落ちる。なんやかんや合戦小屋に着いてスイカを食べて出発。
合戦小屋からもペースは上がらず師匠には先に行ってもらう。それでも11:00ごろ燕山荘着。
天気は相変わらず曇天。テント幕営500円。メシを作って食って寝る。
14:00ごろ目が醒めて燕岳の雲も幾分晴れたので山頂めざしてGO。アッと言うまに往復。
帰って来てから燕山荘で初生ビール。ジョッキ中800円なり。うっー、まいっ!!やっぱコレだね!
テン場に戻ると雷鳥親子が出現。カメラには撮れなかったけどラッキー。
少しテント内を整理して夕飯作り。サイコロステーキをレタスで巻いてパクッ。そして炊いたご飯とインスタントカレーでパクッ。そしてチーズとバーボンの初日だけのオンザロック(この為だけに魔法瓶(氷)を担いで来た。)グビリっ。ラジオを聴きながら明日からの予定をあれこれ話してマッタリした所で就寝。・・・ZZZ。
8月17日AM4:00起床。のそのそ起きて。AM5:05ご来光。しばらく堪能して朝飯の用意。朝飯をパクついて片付けて、テントを撤収。
なんやかんやでのんびりAM8:15←ちょっと遅すぎっ!出発。
尾根の右サイドから上がってくる冷たい風が心地いい。足のコンディションも良好。
装備は重いがバシバシ歩ける。もちろん縦走路も歩きやすく大下りも快適にコツコツと通過。※大天井の巻き路は慎重にパスしましょう。
途中、大天井ヒュッテでアイスを頂くもオーナーさんがこれまた良い感じの方でした。オーナーさん曰く『お盆を過ぎたらガラガラだよ〜!』と嘆いてました。大天井ヒュッテ、静かで雰囲気があり是非とも次回泊まって見たい小屋の一軒です。
さて、ビックリ平では高山植物を守る活動をしている若いスタッフ3人と軽く談笑。来年の『岳』の撮影時の小○旬くんの話をしていた。←言えない話しが沢山!
赤岩を越して下って西岳を左に巻いて西岳ヒュッテに到着。
500円払ってテン場にテント張り。小屋でビール500円Asahiスーパードライ500ml×2=1000円を買ってぐびリッ!とやりながら今日歩いてきた稜線を眺め、槍、穂高、常念を眺め、飯を作って食べる。
昨晩とは違って満天の星空を眺めながらウィスキー&日本酒をグビり!程よい所で就寝です。
AM3:00。早く目が醒めてしまい起きてコーヒー呑みながら星空をボーっと眺めて流れ星と国際宇宙ステーションを満喫。
8月18日7:15頃かな西岳ヒュッテ出発。これまた遅出だね(汗)。東鎌尾根は登山道、鎖、梯子でこれでもかってぐらいズバーンっと下ります。
もちろん下りれば・・・上がる(登る)水俣乗越からこれまたズドーンと梯子、鎖、登山道でこれまた直登なみにガシガシ高度を上げて行く!。昨日も今日も師匠を先行してバリバリ絶好調。もうすでに早くビール呑みたいよ〜と頭の中で小人が叫んでる(笑)
コツコツ登りつめてヒュッテ大槍に到着。師匠を待つ事15分。アンド15分休憩。
そして殺生ヒュッテに移動してザックをデポ。サブザックで槍を目指す。
殺生ヒュッテからまた東鎌尾根に登りなおし、尾根づたいに槍岳山荘へ。槍の横っ腹をトラバース中に落石!ガラガラガラッ!!!20kgのザックから開放されている足はカモシカのようにスタコラサッと安全地帯へ・・・がっ、師匠!師匠ーっ!落石!!師匠は屈む。そしてその側をガラガラガラっと。ふー!ビックリした。良かった。良かった。
そんなこんなで槍岳山荘に到着。ビールはおあずけ←師匠が言ったので同じ炭酸系のコーラをぐびり。
先ほどの落石を見ていた小屋スタッフの女性が『大丈夫でしたか?』と声を掛けて来たので『このカモシカの足で乗り切りました。ありがとう。セニョリータ!』と言いたいが・・・ウチの連れ(師匠)が危なかったです。何事も無く良かったです。と挨拶をかわし槍の頂点へ。
カラダが軽い事、軽い事!ホントにカモシカの如くアッと言う間に往復終了。
そう、うちらはゆっくりしてられない!今日は横尾山荘まで行かなくては行けないのだ。殺生まで下りてまた重いザックを背負い下りに入る。
播隆窟の手前の水場で小休止。師匠は飯を食らうらしいが私は先に出発。すれ違う登山者は韓国人が非常に多く『アンニョンハセヨ〜』と八割方。途中、野猿に遭遇。『monkey there!』と言うと。『ウォン・スン・イ』(韓国語)を教えてくれた。
韓国語で猿らしいです。
天狗原分岐までは足の調子も良かったのですが大曲〜ババ平で初めてのシャリバテ!これがっ、シャリバテか?西岳ヒュッテからここまで水分以外、行動食も食べてなかった!!大幅ペースダウン。カロリーメイトを水と一緒に食べる。完全復活とまでは行かないが回復。路は急な上り下りも無く緩やかな下りで通常ならバシバシ行ける路なんですが慌てずにマイペースで槍沢ロッジに到着。道すがらで仲良くなった人としゃべり、師匠も合流。
ゆっくりしていられないので横尾へ向けて出発。なだらかな川沿いの道をコツコツと歩き横尾山荘に到着。また師匠を引き離してしまったが・・待つに待てずに先にBeerなる物をゴキュゴキュと呑む!その間、近くで夕涼みをしている方々(神戸は須磨から来たご夫婦と東京は練馬の方)と面白可笑しく談話をしていると師匠到着。
テン場でテントを設営していると先ほど談笑していた須磨のご夫婦が話がとても面白かったと言ってビールを買って来てくれました。ありがとうございました。
※最終18の夜、19日横尾〜上高地 まだつづき書きます。
★近日。Some more picture !!
しかも、テント持っての3泊4日とは・・・。
写真上では、天候が良かったようですね。
槍ヶ岳の山頂は、凄いところなんでしょうね。
マイカーより、バスの方が効率的なんでしょうか?
お疲れ様でした。
こんちわ。
槍の山頂は畳で何畳だろ?狭いですよ。天候は皆さんに言われましたが最高の天候に恵まれたようです。
イルさん。マイカーだと縦走はやはり手間かと・・・。どんなコースでプランを練るかでまた違うと思いますよ!
雷鳥、野猿、コマクサなどが出迎えてくれました。。
いつもコメントありがとう!
straycatsさん、おかえりなさい。
さっそくのアップ、お疲れ様です。
いやぁ、しっかしいい天気
雲に槍の影がうつるなんて、素晴らしい一瞬ですね。
山の自然はやっぱスケールでかいっ!
今回は初日以外は皆さんに言われましたが最高らしいです。
たまたまzawadaさんは雨山行が続いただけで里帰りすればいつでも手の届く所に山々があるじゃないですか?!
うちらは貧乏ヒマ無しの王道を行ってるから、おいそれとは行けないしなー。。
でも行って来たばかりなのにまた行きたくなって来た。
来月か再来月には甲斐駒の計画はあるのですが・・・どうなることやら。
zawadaさんは次回のプランは練ってますか?
たまたま雨が続いていると思いたいところですが…、こうもどしゃぶり雨
おかげで雨中山行のスキルは上がっている気がしますが。。。
来月末に上高地から焼岳〜西穂を計画しております。どーせ
10月には実家に帰省ついでにというか、山に行きたいついでに実家に帰省して、どっか登るつもりです。
日帰りですので、常念か蝶ヶ岳か、八ヶ岳のどっかか南アの仙丈ヶ岳あたりですかね。これからは冬以外は帰省+山行がセットになりそうな気配がします。
仕事の合間に早々にUPですね。
好天の東鎌尾根、最高でしたね!!
予想外の好天でのんびりと山歩きができましたね!
天気は数日の違いで、良くも悪くもタイミングなんですね。
次回も師匠さんとですか?
Nafさん。こんにちわ。
今日は奥地に行ってますね。鹿島槍。いいなぁ!
こちらはまた都会に戻って来てヘイコラやってます。
今回、案の定、遣っちゃいましたよ。。忘れ物。しかもカメラのバッテリー
今回は携帯カメラと師匠のカメラでなんとかしました。
鹿島槍のアップ。楽しみにしてます。
ちなみに甲斐駒も師匠と行く予定ですが・・・まだ未定です。
テント持っての3泊4日とはびっくりです。
こちら3泊4日でも山小屋泊まりですから
次回はテント泊まりを検討してみようかな!
straycatsさん こんばんは
燕岳〜大天井〜西岳〜槍ヶ岳 を充分に堪能されたようですね。
晴れた日に、槍を眺めながらの山行は素晴らしい!
槍ばっかり撮ってしまうのが、よ〜く分かります。
泊まった人でなければ味わえない感動のご来光は羨ましいです。
只今、日本の名峰にて槍ヶ岳、常念岳を見てエアー登山をしています。
sumikoさん、Nafさんは奥地に行くそうじゃないですか?(鹿島槍)
いいなー?
お二人とも天気パワー全開ペアーだからまたキット
また、キレイな写真を待ってます。
気を付けて行ってらっしゃい!って・・・あれ、今日、もう行ってるか?
fuzimotoさん。返事ありがとうございます。
こちらもfuzimotoさんのスピリッツには頭下がります。
今回、正直、槍〜横尾山荘は足の疲れがどっと出てカクカクでしたよ
もう少し鍛え直さないとと思いました。後は装備の見直しと食料の見直し、ですかね。。。
これかも宜しくお願いします
どうも!!tekutekuです。
お邪魔させていただきました。
楽しい山行の様子が手に取れるような素敵な文章ですね。
私も、このたびヤマレコデビューしてみました。
初めてなんで、拙いページになってますが、よかったら、訪れてみてくださいな。
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