笠ヶ岳 双六岳 槍ヶ岳


- GPS
- 33:05
- 距離
- 54.7km
- 登り
- 4,169m
- 下り
- 4,096m
コースタイム
- 山行
- 0:58
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 1:04
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 5:17
- 合計
- 11:35
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 8:52
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 7:41
天候 | 初日 晴れ 酷暑 二日目 晴れ 酷暑 三日目 晴れたが昼から午後に雲が出る 四日目 強風の曇りのち晴れ、夕方から雨 五日目 明け方まで雨だが、その後曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
松本からアルピコバスで平湯 濃飛バスで平湯から新穂高ロープウェイ |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に分かりやすい。道は迷わなそう。 笠新道は噂通り激登り。2400m越えて尾根にでないと広い場所はない。2000m越えると日陰がほぼ無くなるので注意。 抜戸岳は槍が正面に見えてお勧め。南北両方に道がついてるが南側は悪いところもあるので北側がお勧め。 笠新道分岐から笠ヶ岳山荘までは距離の割に歩きやすくすぐ着く 笠新道分岐から秩父岩も非常に歩きやすいが、秩父平への下りはザレで滑りやすいので注意 大ノマ岳の山頂には何もない 大ノマ乗越から弓折岳への登りは短いが急登 弓折岳は双六岳の展望が良いのでちょっと立ち寄りをおすすめ。 双六小屋から双六岳は◯✕迷路の岩急登ありだが、登ってしまえば天空の滑走路がお出迎え、一見の価値あり! 双六小屋から左俣乗越までは歩きやすい。 左俣乗越から千丈乗越までは千丈乗越が近づくにつれて鎖場急登や細い切れ落トラバースになり要注意! 千丈乗越から槍ヶ岳は徐々に急登。高所慣れしてないと息切れ 千丈乗越から槍平小屋は岩多く角度もなかなか 槍平小屋から白出沢出合は岩多めだがなだらか。涸沢渡も数カ所あり。 白出沢出合から新穂高温泉は車も通れる林道でスイスイ歩ける |
その他周辺情報 | 中崎山荘 奥飛騨の湯 温泉1000円 単純硫黄泉 内外湯各1 ボディソープ、リンスインシャンプーあり すごく良かった |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
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感想
さて2025年の夏休みは少し遅めになりました。
控えめに言って最高の天気に恵まれました😆!
そしてキツイけど行程はのんびりにしてテン場でまったりしてたので、ちゃんと夏休みになりました😊
詳しくはこれから編集する動画で😁!
■初日 〜ワサビ平小屋
自宅から始発で行っても新穂高ロープウェイ到着は12時半。今回の主目的である笠ヶ岳はかなりの急登と聞く。早く登り始めるなら笠新道近くのワサビ平小屋でテン泊してしまえと出発。
ロープウェイ駅からワサビ平小屋までは1時間ちょっとなので、ロープウェイ駅で飛騨牛ラーメンを食べてからゆっくり出発。
ロープウェイ駅には山に持っていけそうな食べ物も売っていたので、ここでもいくつか買えばよかったかも?
新穂高温泉バス停まで歩いて戻って川を渡りいよいよスタート!しばらく舗装路だがゲートを抜けると徐々に山道に。とは言え車も通れそうな車幅で歩きやすい。
途中の風穴はマジで涼しい。看板があるところ以外も結構開いてるので山側を歩くと良い。
笠新道登山口前には水場あり。ここでは潤沢だが、最近雨が降ってないので笠ヶ岳山荘は渇水中らしい。水場の所に天水200円とかペットボトル500円とか書いてあるので買えばよいかと思ったが、行ってからもっとひどい状況だと判明する。
取りあえずはスルーして少し先のワサビ平小屋へ。
よく見る建物前の水桶にはトマトやスイカなどが冷えていて購買意欲をくすぐる。スイカは時価らしい😁。
到着時刻も早いのでテン場は空いてた。最終的には6張かな?。缶ビール買って、小屋前の小さな沢に足をつけて飲む!旨い!が沢の水の冷たさは想像以上!🥶。沢水で冷えた石の上に足を置いておくぐらいでちょうど良い。
時間があるのでビールは二缶空けて夕食後就寝。沢音が終始流れる静かな夜。
■二日目 ワサビ平小屋〜笠ヶ岳〜笠ヶ岳山荘
朝はテント内18℃。家の暑さとの違いに戸惑う😅。
水は3L持った。出発前に十分水は飲んでおく。それでも暑い🥵ので、笠ヶ岳までしかもたないだろう。宿泊代には水代入ってるらしいし、足りない分は買おうと安易に出発。
笠新道は噂通りの急登の連続。休み場がない。細い九十九折。2000m越えると景色が良い場所もちらほら。穂高連峰、焼岳、乗鞍なんかが見える。ただ、直射日光が増えて暑い。水はがぶ飲み。
なんとか2400m程の尾根を乗り越えると正面に笠ヶ岳がどーん!しかしその後雲の中へ。
笠ヶ岳から遠く離れた右手には2800m超の抜戸岳。そこに一旦登らないと笠ヶ岳に行けない🥵気が遠くなる。
お花畑を越えて岩ガレっぽい登山道をひたすら登り、やっと笠ヶ岳へと続く尾根に取り付く。笠ヶ岳は未だ雲の中。笠ヶ岳は明日の朝にする可能性もあるので、往復10分かけて抜戸岳に登頂しておく。目の前に槍ヶ岳がそびえてなかなかの景観。立ち寄りオススメだが、向かう場合は尾根の北側の道がお勧め。南側は悪い所あり。
笠新道分岐まで戻って、本当にここからCT1時間?🤔と疑問に思いながら歩く。アップダウンあるが確かに歩きやすい。CT通りにつくかな?と思ったら、思わぬ伏兵が!雷鳥さん登場!🥰足止めを食いました。お母さんがハイマツの上に乗って子供たちを呼んでる様子。ところどころハイマツが揺れていたが子供の姿は確認できず。
おかげでCTに若干遅れて笠ヶ岳山荘のテン場到着。笠ヶ岳山荘がテン場からめちゃくちゃ遠い😅。取りあえずザックを置いて受付へ。計測したら8分間のガレ場登りでした。往復15分はでかい。
テント泊の受付ついでに水をもらおうと思ったら、なんと山荘泊も含めて水配布はなし!販売のみだという。しかもその販売も1回のみ。つまり、天水500ml200円は1回だけ。水のペットボトル500mlも1本だけしか買えない。お茶も1本だけ。コーラとキリンレモンだけ何本でも買える。
下から持ってきた水はほぼ底をつき、稜線上には水場はない。明日双六小屋まで行けるだろうか?ちょっと心配😥
笠ヶ岳は8月中旬まではテン場の近くで水が取れるらしい。本来はそれくらいまでに行くのが良いのかも。
買った天水は朝と夜のご飯で使い、ペットボトル飲料4本を買って行ってみることにする。保てば良いのだが暑さが心配。
テント設営時には笠ヶ岳の雲が晴れたので16時目安で登りに行く。ここでも、山荘を越えてすぐのハイマツから雷鳥さん登場🥰。親と子✕3の4羽家族。慣れてるのか全然逃げない。すっかり足止めをくう。
笠ヶ岳山頂からは御嶽山、乗鞍、穂高、槍、黒部五郎、薬師、立山、鷲羽、水晶、野口五郎等そうそうな顔ぶれ。水不足以外は今日来て大正解!😆
明るいうちに下ってビールを一缶!😋テントから穂高連峰を眺めてアーベントロートを期待するが、雲が来てしまい残念!少ない水をやりくりして、就寝。
■三日目 笠ヶ岳山荘〜双六小屋〜双六岳ピストン
結果から言うと、ペットボトル3本でなんとか保ちました😊。
笠ヶ岳山荘のテント場の朝はテント内14℃。寒いくらい。朝トイレまで15分の往復は辛い。でも槍ヶ岳の近くから上がる朝日の風景は素晴らしかった🥰!
朝は笠ヶ岳には登らず、早めの涼しいうちに双六小屋を目指す。道中は意外と長かった。天気もすごく良かったので水が保つか冷や冷や(実際は暑暑)した。
序盤はすごく歩きやすい!天国!
秩父平への下りがザレ急降なので大変だが、秩父岩の景色は迫力満点!秩父平もお花畑。
次の大ノマ岳への登りはなだらか。ただ山頂碑のようなものはなく登っても残念。
ここから大ノマ乗越へ下っての登り返しが急登🥵。弓折岳で少し雲が湧いてきたので暑さが和らいで助かった。因みに弓折岳山頂は登山道から外れるがすぐ近くなので立ち寄りをお勧め。目の前に平な双六岳がよく見える。
弓折乗越(鏡平分岐)から少し登り返すが、こちらはそれほど大変ではなく、アップダウンを重ねて双六小屋へ!
双六小屋は水無料🤩!ありがたさを噛み締めながら水がぶ飲み!
そしてその分お金にゆとりが出来るのでカルビ丼とコーラ!😋最高です!
テント張ったら双六岳へ登りに行きます。往復2時間!登りは◯✕←→迷路の岩急登があり、なかなか大変。しかし、天空の滑走路に着けばだだっ広い。サッカーコート何面晴れるんだろう?と思うような平原にびっくり!😳
残念ながら空を雲が覆ってしまっているのでできれば日差しを浴びる滑走路を狙いたいところ。取りあえず奥の方にある双六岳山頂をハントしたら、岩の上で天気待ち。結構粘ったんだけど寒くなってきたので下山。まあ、槍はちょっとだけ見れたので良しとしよう!
下山したらビールを一缶😋!あとはテントでゆっくり過ごします!
夕方、地面がズン!て揺れた気がしたが気のせいか?🤔
■四日目 双六小屋〜槍ヶ岳〜槍平小屋
夜は星空が綺麗だったが、朝方から風強めでテントを撤収し辛い。しかも、湿気が多いのか結露がすごい。ちなみに朝はテント内14℃と笠ヶ岳と変わらない。
スタート直前に朝日は見れたが、強風が雲を連れてきてしまい、しばらく景色はお預け。しばらくジャケット脱げないくらい寒い。気温は15℃だが風のせい。ただ、おかげで涼しく歩きやすい。
そして天気が悪いせいかここでも雷鳥さん登場!🥰
親と子✕2の3羽家族。こちらは人慣れしてないのでそそくさと行ってしまった。
左俣岳で雲が晴れてきたらブロッケン現象発動!虹色の虹彩の中に自分の影がみえる😳。今回はイベント盛り沢山だな。
左俣乗越に下る頃には槍ヶ岳がどーん!🥰これを見に来たのさー😆!!
暖かくなってきたのでジャケットは脱いで先に進む。槍は雲に隠れたり、また現れたりの繰り返し。そこがまた良い😊。
ただこの先の千丈乗越(地図には千丈沢乗越と書いてあるが、道標には千丈乗越になってた)までは鎖場の危険地帯。落石なども怖いので要注意!そして、風や雲が強くなり先行き不安な中、なんとか千丈乗越到着!
ここで荷物をデポし、ヘルメットとサブザックで西鎌尾根を登る。ずっと真っ白が続いていたが、山頂が近づくにつれて雲が晴れ!小槍や槍の穂先が目の前にドーン!😆最高です!登りました!山頂からは鷲羽や水晶等も見えました!神様ありがとう!
一つだけ不満は、登りルートを下る人や下りルートを登る若者がいる事。事なかれ主義の私もつい大きな声を出してしまいました。お恥ずかしい。安全のためにもルートは必ず守りましょう😤!
槍を下りたら11時まであと15分!ちょっと時間を潰したのち、槍ヶ岳山荘で「槍ヶ岳ブラックキーマカレー」を頂きました😋!槍の穂先を模したトンガリご飯が素晴らしい!1700円とちょっとお高いですが、槍ヶ岳山荘で登頂後に食べれて満足です。
さて食事後は千丈乗越へと戻ります。のぼりとは全く違う晴れた景色に感動です!
荷物を回収したらお名残惜しいですが槍平小屋へと下山します。右手には沢が見えたら小屋はすぐ!
到着は13時過ぎと、その気になれば新穂高温泉まで降りられますが、そこは夏休みですから😅最後の山の夜をゆっくり楽しみます。
と思ったら、18時ころから雨😱。今日前線が日本列島を北から南へ縦断するのは把握していたけどここで降ったか!という感じ。朝方晴れればいいな。でも、雨後のテント撤収は面倒だな🥴
小屋泊の方は数組、テントは私以外あと一組でした。静かな夜ですがクマさんが来なければありがたい😱。20:30に小屋スタッフの方が熊よけのベルを鳴らしてテン場を1周していきました。無事に明日を迎えられますように😴
最終日 槍平小屋〜新穂高ロープウェイ
朝も雨音がフライシートをたたいていたが、撤収時間には無事止んだ。空は曇りだが青空も見えた😚。
槍平小屋からの下りは起伏が少ないものの、数カ所の涸沢渡りもあり、道には岩がゴロゴロして歩きづらい。
滝谷出合の避難小屋は既に土台の一部が崩れ、扉もないようなので最早避難には使えない。
因みに、白出沢に滝谷出合の橋の撤去看板があるが、冬季のみ撤去なので今はちゃんとかかってて渡れる。
滝谷出合で迂回路に入ると自然に沢に出てしまうが、左の林の中にピンテがあるので、目印にして入っていく。ここからは徐々に沢から離れていく。
白出沢出合まで行くと車も通れる林道になる。
とにかく歩きやすい😊
槍平小屋からは谷間で日が入りづらく、沢沿いなので涼しく歩ける。槍が近づくにつれて厳しいコースだが、夏向きかもしれない。
3時間ちょっとで無事に新穂高温泉にゴール!😆
この夏もお疲れ山でした!
下山後は中崎山荘奥飛騨の湯で久しぶりの風呂😆
平湯に移動して飛騨ポークカツ丼とビールで打ち上げです。🍺
ここでクレジットカードの入ったカードケースを無くすハプニング!!😱
幸い売店の方に見つけてもらい、バス受付ではカードケースを探している間に行ってしまったバスの時間変更を特別に許可していただき大々感謝🙇!頭が上がりません。
最後にやらかしてしまいましたが、今日中には帰れるので良かったとします!😤気を抜かずに帰ります!家に帰るまでが登山です!
先日、2度程お会いした者です。
笠ヶ岳だけかと思ってたら、長〜い山旅だったんですね。
羨ましい限りです。
私は、ほぼほぼ日帰り登山で頑張るしか無い状況です。
ではまた何処かでお会い致しましょう、有難うございました👋😊
あの時間からあのコースを下山って凄いなと思いましたが、明るいうちに戻られたようで何よりでした😊。
私には日帰り笠新道はさすがに無理だなと思いました😅ので、のんびりテント泊山行で計画しました。
多少のずれはありましたが、天気読みはまあまあ合ってました😁
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