野口五郎から黒部五郎

2016年08月08日(月) 〜 2016年08月10日(水)

• GPS: 56:00
• 距離: 42.4km
• 登り: 3,805m
• 下り: 3,718m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:45
• 休憩: 0:45
• 合計: 10:30

5:45 高瀬ダム濁沢登山口
6:10 6:10 ブナ立尾根取付
6:10 6:10 権太落し
8:45 8:45 三角点
9:10 9:10 たぬき岩
10:20 10:40 烏帽子小屋
11:00 11:00 烏帽子岳山頂分岐
11:20 11:25 烏帽子岳
12:10 12:25 烏帽子小屋
14:25 14:30 三ツ岳分岐
16:15 野口五郎小屋

2日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 1:25
• 合計: 10:00

5:20 野口五郎小屋
5:50 5:50 野口五郎岳
6:15 6:15 真砂岳分岐
7:25 7:30 東沢乗越
8:20 8:30 水晶小屋
9:00 9:05 水晶岳
9:30 9:45 水晶小屋
10:10 10:10 ワリモ北分岐
10:30 10:30 ワリモ岳
11:05 11:25 鷲羽岳
12:15 12:35 三俣山荘
13:50 14:00 三俣蓮華岳
14:20 14:20 三俣蓮華岳巻道分岐
15:20 黒部五郎小舎

3日目

• 山行: 9:10
• 休憩: 0:40
• 合計: 9:50

4:00 黒部五郎小舎
6:05 6:05 黒部五郎の肩
6:15 6:35 黒部五郎岳
8:55 9:00 赤木岳
9:55 10:00 北ノ俣岳
11:10 11:20 太郎平小屋
13:50 折立

天候

8日（晴）9日（雲）10日（晴）

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

新宿ー信濃大町（さわやか信州号）5460円
信濃大町ー高瀬ダム（タクシー7000円）
（信濃大町ー七倉6300円＋七倉ー高瀬ダム 相乗700円）
折立ー富山（3500円）
富山ー東京（特急券6450円、乗車券6480円）

その他周辺情報

野口五郎小屋9500円
黒部五郎小屋9600円（朝食を弁当に振替）
缶ビール 350ml 600円

写真

8/7 23:03

新宿西口　さわやか信州号　扇沢行き
　（通常便はバスタから出発）

8/7 23:17

空席も目立つ
足を伸ばせるように通路側を予約したが、隣の席も空席だった。

8/8 4:59

5:02信濃大町ロータリー前到着

8/8 5:00

予約してあるロータリー前のアルプス第一交通からタクシーに乗る。

8/8 5:30

途中の七倉でタクシー待ちの方から相乗りを求められ、計4名乗車となる。
ここで一旦6300円の清算。
ここから割勘で一人700円。

8/8 5:40

七倉から10分で高瀬ダム着。
七倉ピストンのタクシーが次々到着する。裏銀座も人気だ。

8/8 5:40

七倉ダムの奥に烏帽子の稜線が見える。

8/8 5:45

出発前に自撮り
憧れの裏銀座のスタート

8/8 5:50

トンネルを歩いて

8/8 5:54

つり橋を渡り深山に入っていく。

8/8 6:03

濁沢を渡る。上流の滝がしぶきを上げている。

8/8 6:08

登山口　コースは12等分されていてここが12番

8/8 6:12

さすが三大急登だけあり急坂だが整備されている。

8/8 6:52

ソバナの紫色が目立つ

8/8 7:02

甘酸っぱいブルーベリーみたいな実

8/8 8:08

ホタルブクロ

8/8 8:40

8/8 8:41

8/8 8:47

2208mの三角点

8/8 9:07

たぬき岩

8/8 9:17

ヤマハハコ

8/8 9:17

キオン

8/8 9:18

烏帽子岳が遠望できる

8/8 9:58

8/8 10:17

コウメバチソウ

8/8 10:18

ブナ立尾根　上部展望
左から　烏帽子岳、南沢岳、不動岳

8/8 10:19

ムカゴトラノオ

8/8 10:22

烏帽子小屋到着　ダムから4時間40分

8/8 10:38

小屋から見えるのはニセ烏帽子岳

8/8 10:23

小屋前にはイワギキョウのお花畑

8/8 10:37

右は今回購入したモンベルのポケッタブルのサブザック
左は片桐ニュークラシックザック小屋泊まりなのにいっぱい詰まっている・・・

8/8 10:37

小屋前から赤牛岳が大きい

8/8 10:38

赤牛岳の奥に薬師岳のカール

8/8 10:39

サブザックで烏帽子を往復

8/8 10:41

ウサギギク

8/8 10:44

燕岳の稜線のよう・・・・

8/8 10:54

烏帽子岳がそそり立つ
観音岳のオベリスクのよう・・・・

8/8 11:02

チシマギキョウ

8/8 11:05

タカネツメクサ

8/8 11:09

ゴゼンタチバナ

8/8 11:15

山頂直下は鎖場
直登して左にトラバース

8/8 11:18

烏帽子岳山頂の標識

8/8 11:20

右の岩稜が烏帽子のピーク

8/8 11:22

眼下北側の四八池

8/8 11:27

タクシーを降りた高瀬ダム

8/8 11:27

山頂からニセ烏帽子岳　美しい白砂の稜線

8/8 11:29

赤牛岳から伸びる尾根の先に水晶岳

8/8 11:50

烏帽子岳をバックに自撮り

8/8 12:28

小屋の南側にテン場がある。

8/8 12:33

烏帽子ヒョウタン池の向こうに餓鬼岳と燕岳

8/8 13:23

三ツ岳への長い稜線

8/8 13:34

この稜線歩きが北アルプスの醍醐味　

8/8 13:38

槍の向こうに北穂も見える

8/8 13:46

8/8 13:51

ミヤマコゴメグサ

8/8 13:52

燕岳

8/8 13:55

コマクサ

8/8 14:06

登りつめた三ツ岳は右を巻いていく　アップダウンが続く

8/8 14:34

ヨツバシオガマ

8/8 14:37

ミヤマキンバイ

8/8 14:37

ハクサンボウフウ？

8/8 14:38

チングルマの花後の果穂

8/8 14:53

明日登る水晶岳　
双耳峰（ 北峰2977.7m、南峰2986m）

8/8 14:58

ロングトレイルは続く

8/8 15:57

トウヤクリンドウ

8/8 16:14

ようやく野口五郎小屋にたどり着いた3時間40分もかかった。

8/8 16:23

二階の奥が寝床。
受付のスタッフがとても感じがよかった。

8/8 17:25

携帯電話充電100円

8/9 5:17

翌朝はガスで視界不良

8/9 5:31

間違って烏帽子方面に進んでしまって10分のロス。
スマホGPSでルートミスと解る・・・街でも山でも頼るはスマホか？

8/9 5:50

野口五郎岳山頂　風も強い

8/9 6:17

真砂岳を巻いた所で左に竹村新道見送る。

8/9 6:57

シナノオトギリ？

8/9 7:24

東沢乗越にあるお地蔵

8/9 7:49

つかの間の晴れ間に水晶岳が見えた

8/9 7:56

オヤマソバ

8/9 8:19

水晶小屋の乾燥室にザックをデポしてサブザックで水晶岳をピストン

8/9 9:01

水晶岳山頂
次々と登山者が登ってくる。さすが100名山

8/9 9:56

ワリモ岳手前の赤ノ池　
干上がって水は無い

8/9 10:31

ワリモ岳山頂下

8/9 10:36

ワリモ岳からの下りで雷鳥を見かけた

8/9 10:44

鷲羽岳へのきつい登り

8/9 11:04

鷲羽岳山頂　撮っていただきました。

8/9 11:27

眼下に鷲羽池
北鎌尾根の左側に鋭角な常念岳から大天井岳

8/9 11:33

鷲羽池分岐で自撮

8/9 11:54

黒部源流と雲ノ平

8/9 11:59

双六小屋の遠望

8/9 12:07

三俣山荘

8/9 12:29

三俣山荘の食堂でビーフカレーを食べる（1100円）
本当に美味しかった。

8/9 12:30

クラシックが流れるガラス張りの食堂は2階にあり槍ヶ岳方面が見える

8/9 12:36

小屋前で給水

8/9 13:20

三叉蓮華登りから鷲羽岳を振り返る。実に雄大。

8/9 13:25

三叉蓮華岳山頂を目指す。

8/9 13:31

左　双六池方面巻き道
右　三叉蓮華岳

8/9 13:52

三叉蓮華岳山頂　
小屋から50分かかった

8/9 13:57

黒部五郎小屋方面いわゆる西銀座縦走コースに進む。

8/9 14:07

アキノキリンソウ

8/9 14:23

三俣小屋からの巻き道と合流

8/9 15:03

野口五郎小屋が見えてきた

8/9 15:23

野口五郎小屋着

8/9 16:21

たまらなく美味しそう。

8/9 16:15

小屋前のベンチで一杯。

8/9 16:34

夕食前に持参のウイスキーをチビチビ。

8/9 17:00

食事は稜線の山小屋では屈指。

8/9 17:34

部屋は2階
築10年だがきれいで気持ちいい、スタッフも親切

8/9 17:38

充電は無料。

8/9 18:46

夕食後は談話室で高田直樹の「なんで山にのぼるねん」の文庫本を読む。

8/10 4:00

翌朝4時出発。

8/10 4:00

真っ暗だがまもなく夜が明けると思えば不思議に恐怖感は無い。

8/10 4:08

幾度と小さな流れを渡渉する。

8/10 4:38

東の空が明るくなってきた。

8/10 4:44

北に薬師、立山、剣

8/10 4:52

左奥　剣　右　立山

8/10 5:03

黒部五郎岳カール

8/10 5:07

草むらで音がすると良く見ると雷鳥の親子
昨日のワリモ岳に続き2日連続目撃。

8/10 5:14

黒部五郎が朝日に染まる

8/10 5:22

鷲羽岳左より朝日が昇る

8/10 5:30

黒部五郎岳の右の肩に向けてジグザクに上がっていく

8/10 5:46

左　槍　　右　穂高

8/10 5:46

昨日は雲がかかっていた槍もくっきり

8/10 5:47

カールに雪渓が残っている

8/10 5:58

稜線に出ると北ノ俣岳へと続く尾根

8/10 5:58

薬師岳の手前に太郎平小屋が遠望できる

8/10 6:08

左に槍の穂を見ながら登りつめる

8/10 6:16

黒部五郎岳山頂　木製の表札のみ置かれている

8/10 6:17

山頂は360度の展望

8/10 6:20

手前から笠が岳、乗鞍岳、御岳山の美しいシルエット

8/10 6:20

白山連山

8/10 6:20

左から　槍、大キレット、北穂、奥穂、西穂

8/10 6:21

中央　水晶岳　右　鷲羽岳

8/10 6:22

左奥　剣　右　立山

8/10 6:22

眼下に五郎のカール

8/10 6:23

お地蔵さん

8/10 6:26

水晶岳

8/10 6:26

ワリモ岳、鷲羽岳

8/10 6:26

白馬岳

8/10 6:27

白馬三山〜唐松〜五龍

8/10 6:27

薬師岳が大きい

8/10 6:31

これから続くロングとレイル

8/10 7:32

黒部五郎小屋のお弁当
すぐに虫が飛んで来て退散

8/10 7:42

飛行機雲が良く映える

8/10 7:50

左から唐松、五竜

8/10 8:23

北ノ俣岳に向けて重厚な尾根を進む

8/10 8:56

赤木岳

8/10 9:20

8/10 9:21

ミヤマアキノキリンソウ

8/10 9:46

振り返ると黒部五郎岳の右に槍の穂先だけが雲に突き抜けている

8/10 9:53

北ノ俣岳山頂

8/10 10:07

太郎山の奥に薬師岳がそびえる

8/10 10:08

剣岳　遠望

8/10 10:24

太郎小屋が見えてきた

8/10 10:33

太郎平までのなだらかな尾根には池塘がちりばめられている。

8/10 10:47

薬師岳が美しい　ベストショット

8/10 11:17

太郎平小屋

8/10 12:04

有峰湖が見える。
14時のバスに間に合わせなければ・・・時間との勝負となった

8/10 13:50

折立到着　バスに間に合った。
お疲れ様でした。

8/10 13:56

予約しておいた折立発富山行き直通バス　3500円

8/10 17:05

17：06発東京行き新幹線で帰路に・・・！
20時過ぎには帰宅。

撮影機器：

COOLPIX S9900 ニコン

感想

nobureko

憧れの裏銀座と西銀座をつなぐ長野から富山へ抜けるロングトレイル。かつて一人テントを担ぎ雲ノ平、槍、上高地へ抜けて以来34年ぶりの大縦走となった。山中2泊3日、一日10時間を越す強行軍となったが、天候にも恵まれ二百名山、三百名山を一座、百名山を三座踏破する充実の山行となった。濃霧で視界の利かない稜線、高山植物が咲き乱れるお池塘、雷鳥の親子、雪渓とカール、雲海とサンライズ。夢のような非日常的な空間は折立最終の14時のバスに駆け込み終止符を打たれた。