ヤマイ

山藺（Fimbristylis subbispicata）カヤツリグサ科テンツキ属

　この手の植物は同定に一苦労である。しかし，
＞テンツキ属の中では普通に見られるもののひとつであるが、一般のテン
＞ツキ属のものは花茎の先端に散房花序の形で多数の小穂をつけるのに、
＞この種はただ一つのやや大きな小穂のみをつける。
　や
＞テンツキ属では小穂が一つだけというのは珍しいが、カヤツリグサ科で
＞は珍しくない。たとえばハリイ属がそうである。しかしハリイ属のもの
＞は、ほとんど根出葉が発達しないこと、小穂の基部の苞がほとんど目立
＞たないことなどで区別できる。もちろん果実の形を見れば、はっきり区
＞別出来る。
　との掲載を頼りに，ヤマイ（違っていた場合は，乞うご教授！）とした。

　スーッと伸びた端整な花径に１つの小穂は，スッキリしている。このためか，ゴチャゴチャと小穂を付ける仲間のテンツキ属より人気があるようで，
＞花は見た目が地味なだが、なかなか味わい深い良さがある。
　なる掲載や，中にはポストカード写真用として，綺麗な写真を掲載するサイトもあった。

　早熟の株には，右の写真のように鱗片が剥がれ出したものがあったが，
＞イ（藺）という名前が付くのでイグサ科と思いきや、かやつりぐさ科テ
＞ンツキ属の仲間。熟した部分から、冬芽を覆っている鱗状の小さい片の
＞鱗片が、剥れるように反り返る姿が面白い。
　と，こちらも好評

　名の由来は，
＞画像ヤマイ（山藺）の名前は、イグサ(藺草)に似ていて山に生育するか
＞らに由来している。
　とある一方，
＞果実はやや偏平な倒卵形で、褐色で表面には特に模様はない。名前は
＞「山あいに出る藺草のような草」であって「病」ではない。
　とあった。
　やっと思いついたお洒落言葉 であったのに，先を越されてしまった。これには，イ「ヤーまい 」ったである