先日も「腹心の友」の話題を出しましたが、ラジオ英会話5月号のコラム「翻訳書簡」をよく読んでみましたら、色んな翻訳表現が載ってました。元の原文の語は「赤毛のアン」のbosom friendですが、英英辞典にはa very close friend:非常に親しい友人と書いてあります。これを昔の村岡花子は「腹心の友」と訳しました。
コラムでの上白石萌音さんの最初の訳も「腹心の友」となっていました。翻訳家、河野万里子さんとのやり取りでこの部分は「心の友」に変わりました。そして河野万里子さんの私訳では「かけがいのない友」となっていました。
翻訳という仕事は英語だけでなく日本語、日本文学にも通じていなければいけないと感じました。
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