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図: (a)海水面の変動の歴史
( 生物種の増減と絶滅のグラフはよく見かけますが、 物理的な海水面の上下は、どうしておこるのかを考えてみました。)
・ 要因(想像です)
<海嶺やホットスポットが海洋の場合>
(1)下降: ホットスポットの元の隕石落下時は、クレーター形成で海面が下がる?
(2)上昇: 海底からのマグマ供給開始で海底地殻の体積増加とともに、海水面は上昇か?
(3)上昇の減少: マグマ供給は、開始直後のピーク以降半減期的に減少する?
(4)下降: 海洋地殻流動から海溝落込みが始まると、 大陸地殻の下にもぐりこんだ海洋地殻は大陸地殻を押し上げ、相対的に海洋地殻減少につながるので、その分海面低下する。
( 供給と消滅のどちらが大きいかによって、増減が変わってくる。 )
<ホットスポットが大陸下の場合>
(1)下降: 大陸地殻の底を押し上げ、分裂、海洋面積増加により、海面が下がる…?
( と、始めは考えていたが、大陸分割時でもかわりないようで、反対に大陸合体時に海面が下がるのかもしれないと思うようになった。
今後の課題になりそうです。)
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・ 太平洋海洋地殻の動きを想像して、地球史を再現するにあたって、 いくつかの疑問がある。
・ 今の海洋地殻の動きは、いつ動き始めたのか?
海嶺はいつできたのか、海溝での落ち込みはいつ始まったのか?
3層の地殻を考えるとき、最下層から上へ上へと積み重なったと考えると、 地殻の厚さ(体積)の増加に伴って、海水面は上昇するのではないか?
( そんなイメージから、海底地殻流動とその積み重なりの変化を想像していく。)
・ いつもいろんな図の年代をそろえて重ねるのが私の習慣なので、 今回も、これまでの生物増減年代と隕石年代のグラフに、 海水面変動のグラフを、同じスケールで重ねてみました。
・ この図から、太平洋海底地殻の変動と、海水面の増減(海洋地殻の総量の増減)を、 重ね合わせながら想像して見ます。
私感:
全てのホットスポットの活動開始とそれ以降の累積が、海水面の変動に現れている。
( 特にPT境界以降の変動は、太平洋の活動史とつながりが深い。)
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・ 今年始めから、体調不良や愛車の不調で悩みましたが、 地球科学への思いは、変わらず燻っていて、イメージだけは止まらず沸いてくるのですが、 それを目に見える形にすることができません。
・ 3D動画を作れるツールが自分で使えるようになりたいです。
( 頭にUSBのコネクタをつないで、3D動画で抽出したいのですが、
原始的な手書きのパラパラ漫画では、今の壁を越えられません。)
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追記訂正:
<海面低下の要因について>
ホットスポットが大陸下の場合
(1)下降: 大陸地殻の底を押し上げ、分裂、海洋面積増加により、海面が下がる…?
( と、始めは考えていたが、タイミングは大陸分割時でも海面変化は変わりないようで、カン違いかもしれないとおもうようになりました、反対に大陸合体時に海面が下がるのかもしれない。
今後の課題になりそうです。)
興味深い情報をありがとうございます。
私は門外漢なので詳しくはわかりませんが、ここに氷河性海面変動(グレーシャルユースタシー)を合わせて考えると気が遠くなりそうです(;^_^A
今の仕事では約8000万年前のバックボーン(後期白亜紀の花崗閃緑岩地域)に形成された万年単位の地形(沖積錐とか地すべりなど)に50〜100年という時間軸(崩壊、土石流など)で渓流を歩いているので。。。。感覚がついてイケマセン(;^ω^)
私不器用ですから(高倉健さん風)
( ※氷河性海面変動(グレーシャルユースタシー)とゆう言葉は初耳で、知りませんでした。 早速ネットで調べましたが、氷河の凍結と氷解による海面変動なのですね。)
・ 今回のテーマは、海洋地殻の生成変化量と海面変動の増減を、 表裏一体でとらえようとしています。
( パンゲア以降の500Myaの時間軸変動はイメージしずらいですが、 過去の地史を理解することで、物を見る視点が変わってきます。)
・ 高倉健さんの「鉄道員」… 好きです。
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