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( ハワイから南西方向に、「W」字形をした海底地形があって、 それがどんな動きをした結果の地形なのかを、これまでずっと考えていました。)
・ ハワイの「L字形の海山列の形」と、海底地殻の動きの違い。
(1)海洋地殻の流動方向は一様でない ( 場所と年代によって変わる。)
(2)上層と中間層は別方向に動いている。
( 中間層は北西、上層は西向きに… )
(3)海山列は上層につれて、その下の火道痕跡は中間層につれて動く。
(4)天皇海山列は始めは北西に軌跡を描き、後から北北西向きに変形した。
図1: 太平洋海底地形(ハワイ周辺)
図2: 太平洋海底の古地磁気異常年代図から見た、現在の上層流動方向図
・ これまで「W字形の海山列(海台?かいぼう?)の地史を考える時、 ハワイと同じ移動方向でしか考えていなかったのですが、 自分で描いた「現在の上層流動方向図」を見て、 これまで見落としていたことに気が付いた。
それは「移動方向がハワイとは違う」とゆうことで、 天皇海山列は西向きの上層に押され変形した。 ハワイ南西の海台を、ハワイと同じ移動方向で考えていてはいけない、自分で北西向きに矢印を書き込んでいるのだから。 ( 図2の紺色の矢印 )
( もしプレート論で、この龍がのたくっているW字形の成り立ちを説明すると、 海洋地殻がギザギザの階段状に、何度も移動方向を90度変えた… とでもいうのだろうか?
もちろん、そんなことは物理的にあり得ない…
それなのに、ハワイではそれを大真面目に言っていて、
屈曲部の曲り具合から、進行方向転換にかかった期間まで計算している。)
・ 私の結論、W字形の海山列は(図2の紺の矢印の向き)北西に動いた。
( それを前提に、図2の海底地形に補助線を書き込んでみたら、 それよりも南東の位置に「火道痕跡」や「残置海山」まである。
これが、もともとの海山列が南にあったのが、 海山列だけが、北東に平行移動(回転移動)したとゆう、新しい視点が生まれた。
元は北西向きの直線的な海山列が、後から階段状に変形、
そこからさらに、上層の海山列部分だけが北西にすくいとられた… )
・ 図1と図3を比べて見て下さい。
現在の海底地形から、過去の動きと成り立ちが見えた。
昨日までは、思いもよらなかったのに、 そう思ってみるようになってからは、まちがいなく自然の真実を表していると確信した、 東半分がうまくつながっていないような気がするが、小さなことは気にしない。
( これは単なる思い込みか、 そう思ってみるからそう見える「プラセボ」か?
新しい視点がえられてからは、もう元には戻れない、そうにしか見えなくなってくる?
完全な相似形ではなく、変形を伴う形の捉え方…
数学でいえば「コーヒーカップとドーナッツが同じ物」で有名な、
「トポロジー」的な、柔軟な視点が必要です。 )
・ 2024年の最後の月に、太平洋海洋地殻流動の、新しい発見(証拠)がありました。
来年もいい年になりそうです…
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同日追記:
(注1)図3の右端、ハワイのあたりから、ピンク色になっているのは、印刷時のカラーインク切れで変な色になってしまっただけです、特別な意味はありません。
(注2)ハワイ「海山列流動」や「火道痕跡・残置海山」について始めての方は… 下記サイトを御覧ください。
「地殻のアルゴリズム(プレート論を超えて)まとめ」
https://history-of-the-earth.seesaa.net/article/505123348.html
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