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2016年09月28日 12:11安物買いの血が騒ぐレビュー(精密機器)全体に公開

▼頑丈カメラ オリンパス STYLUS TG-4 Tough 届く

ついに手元に届いたTG-4。その心惹かれた特徴の数々を、わりとどうでもいい私の購入動機とともにご紹介します。黒色を買ったのに、箱のカメラ絵が赤色だったので少し焦ったけど、中身はちゃんと黒でした。

○F値2.0の明るいレンズ
わたしゃあ、ほっとんど、フラッシュを使いません。フラッシュを使わないとならないようなシーンでも、カメラと腕を不動物に固定するなどして、ぶれないように撮ります。フラッシュを使わない理由は、電池の持ちをよくするため。TG-850を使っていての不満はレンズが暗かったこと。あんな小さなレンズでは致し方ないことかもしれませんが、TG-4は違います。F値2.0。レンズが明るいということは、薄暗いところでフラッシュを使わずに、よりブレない写真が撮れるってこと。山ではレンズの明るさは重要かな。曇ってる森の中や薄暗いトコでは、TG-850では、ほぼブレた写真となりましたけど、それが幾分かは、解消されることでしょう。

○驚異のマクロ撮影〜深度合成モードと顕微鏡モード
山で高山植物をマクロモードで接写すると、花の一部分にだけピントが合ってて、他の部分はボケた写真だったなんてことは、ありませんかね。全体的にピントの合った写真を撮ろうと思っても、なかなか難しかったりします。で。このTG-4にしかできない「深度合成モード」てのがあります。こりゃあ、凄いです。マクロ撮影する時に、少しずつピントが合っている箇所をずらしながら連続撮影します。その複数枚の写真からピントの合っている部分だけをそれぞれ切り出して、一枚の写真を合成します。そうすることで、全体的にピントの合った、まるで植物図鑑の載ってるかのような写真を撮影できるんです。TG-4で昆虫を超接写してみたい。
顕微鏡モードは、光学とデジタルのズームを使用して、顕微鏡をのぞいているような写真が撮れます。雪の結晶が撮影できるんですぜ。雪の結晶を撮影できるカメラって、他にありますかね。他のカメラでは撮影できない世界を撮る。このカメラでしか撮れない写真があるってのが、TG-4の最大の魅力なんです。

○耐衝撃、耐荷重
山でカメラを複数台壊してきた私に言わせれば、山で使うカメラには必須の要素です。一般的なコンデジは、岩に落とせば、ほぼ一撃でサヨナラです。ですので、耐衝撃性能は必須です。たとえ、脱落防止ヒモを付けていたとしてでも、岩場で前傾姿勢になって、エッホエッホ登ってる時に落とせば、岩にガツンとカメラをぶっつけることもあります。100kgfの耐荷重性能もあり、とにかく頑丈なんです。

○耐寒性能
私の乏しい経験上、耐寒性の無いコンデジは、零度くらいから挙動がおかしくなり、マイナス5度前後でほぼ満足に動作しなくなります。衣服の中に入れて温めておいて必要な時に取り出せば使えますけど、それだと、撮りたいと思った時にスパッと取り出して、ササッとしまうことができないのです。TG-4の耐寒性能はメーカー公称値はマイナス10度ですけど、かつて使っていたTG-610は、マイナス15度でも普通に動作してました。ですから、TG-4もそれくらいの耐寒性はあると思います。

○防水、防塵
山ではいつ雨が降るか分からないので、防水性の無いカメラは使えません。水中撮影も可能なので、水深15m防水です。山で暴風雨に当たっても、そこまでの防水性は必要ないですけど。
防塵性は。落としたトコが、地面ならば、カメラにミッシリとドロが付着するので、ま、防塵性も欲しいところです。汚れたら、バッシャバッシャ水で洗えるんです。このカメラ。

○光学4倍
山ではズームって私はあまり使わない。遠くにいる野生動物を撮る時くらいしかズームは使わない。基本的に、見える風景をスナップ的にパシャリと撮るだけなので、光学4倍でもあまり困らない。

○その他、細かいこと
色、赤と黒がある。1600万画素CMOS。GPS+電子コンパス&内蔵Wi-Fi

逆の見方をすれば、以上の性能が必要なければ、あえてこのカメラを選ぶ積極的な理由はなかったりします。街中や旅行でスナップ写真を撮るだけなら、もっと安くてきれいに撮れるカメラはいくらでもあります。一眼レフのほうが圧倒的にきれいな写真を撮れますけど、重たい一眼レフを持って登ったからといって、素晴らしい写真が撮れるかどうかは別問題だし。私には一眼レフを使いこなす腕がないし、決定的な瞬間が訪れるまで一ヶ所で何時間も待つなんてことは、私の山登りスタイルとしては、とてもできないって意味で。私が山で使うカメラは、やっぱりオリンパスのタフシリーズしかありません。

まだ使ってもいないのに、いろいろ書きましたけど、TG-4はそれだけ思い入れのあるカメラってことなんです。ずっと、欲しかったのですけど、その価格の高さから手が出せずにいました。いろいろとオプション品もあって面白いカメラです。アタッチメントを取り付ければ、望遠レンズや保護フィルターもつけられるみたいだし。まーそのうち、深度合成モードで撮影した驚異のマクロ写真でも日記で公開してみたいと考えてます。

▼オリンパス STYLUS TG-4 Tough
 https://www.olympus-imaging.jp/product/compact/tg4/
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