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2016年12月15日 14:06安物買いの血が騒ぐレビュー(雪山装備)全体に公開

防寒テムレス出陣! その実力は

先日の関西遠征の途次。防寒テムレスを初投入しました。山上ヶ岳で雪が降ってきたので、ワークマンで買ったマックスホットでは、指先が冷たくなってきたので登山での防寒テムレス初投入となりました。ちなみに、紀伊半島、大峯山脈の山上ヶ岳の標高は1719m。

○保温性
この時期の積雪のないけど、軽く雪が降ってるくらいなら全く寒さは感じませんでした。気温は確認してませんけど、氷点下ではなかったと思います。寒さを感じていたマックスホットから交換したら、まったく寒さを感じなかったので、マックスホットよりは保温性があります。思ったよりも薄いので、これ以上、気温が下がる状況なら私は山専用品を使います。もしくは、インナーグローブと組み合わせるか。

○防水性、透湿性
防水性は問題なし。透湿性は、防寒テムレスをはめた手でカメラのレンズを抑えていたらレンズが曇ったので、しっかりグローブ内の湿気を外に放出しているようです。実際、グローブ内が蒸れて困ることはありませんでした。もっとも、汗をかくような気温ではなかったですけど。

○滑り止め、細かな操作
内ボアが付いているので、ノーマルテムレスよりはカメラのダイヤル操作等、細かな操作はしづらくなってます。が。ゴワゴワしまくっているわけではないので、他の防寒グローブと比べれば操作はしやすいです。イボイボが付いている滑り止め効果は抜群です。

○デメリット
実は…、万能と思われた防寒テムレスにも気になる点が。それは、山上ヶ岳山頂からレンゲ辻へくだっている最中、ピッカピカの真新しい雨に濡れた鎖を掴んだ際に妙に滑ったんです。アレッ?てくらいに。濡れていなければ、滑らないんでしょうけども、新品の鎖が濡れているとツルツル滑りました。そっちに寄っちゃだめよ的に設置された鎖だったから問題なかったですけど、これが積極的に鎖を使わないとならない状況だと、ちと怖いです。もちろん、鎖が赤錆びてれば滑らないでしょうけど。防寒テムレスをはめて銘水ごろごろ水を汲んでいる時も、濡れたペットボトルを滑らせて落としました。真新しい鎖、もしくは表面がツルツルしたモノが濡れている時は意外にスベル…滅多にない場面かもしれませんけども、この点は留意点ですかね。

○今後、メーカーに期待すること
テムレスには、ノーマルテムレス(商品名は単にテムレス)、ジャージテムレス、防寒テムレスとあって、私はそれを勝手にテムレス三兄弟と呼んでいます。ジャージテムレスだけ持ってませんけども、このジャージテムレスは、裾にジャージが付いているのが素晴らしい。是非、この裾ジャージを防寒テムレスにも付けてもらいたい。防寒テムレスの裾を絞れたら最高の使い勝手と思います。寒風も吹き込んでこなくなるだろうし。防寒ジャージテムレスが発売されたのであれば、¥2000くらいまでだったら買うと思います。さらには色のバリエーションも出していただけると、ハイカーはご満悦です。特に黒。


▼防寒テムレスの初陣を飾った山上ヶ岳
 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1024291.html
▼ショーワグローブ
 http://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457
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