さすがに8本爪なだけあって、6本爪より歩きやすいです。当たり前。同社独自の卍(ヒールワイヤービンディング)式装着法というのは、他社製品と比較して、そんなに脱着が容易であるようには感じませんでした。単に私が慣れてないだけ。12本爪はオーバースペックだけど、6本爪では心配。そんなトコで活躍してくれそうです。
気になるところは、ジョイント。使用後に確認すると、なんだか微妙に曲がってる。よく言えば、靴底の形状に合わせて変形したというか。まあ、どうにも、このジョイントのか細さが心配ちゃ心配ではあります。使ってる最中に、バキリとなるのが一番困る。
あと、スノープレートと金属部分に微妙な隙間があいてて、ソコにヨゴレが入り込んでいました。使用後は丹念に汚れを落とした後に、シリコンスプレーを吹き付けときました。取説では、ミシン油を塗るか、KURE5-56を塗布してくださいとありましたけど、ミシン油は持ってないし、KURE5-56は、ゴム、樹脂、プラスチック部位を劣化、変色させるので、シリコンスプレーにしました。クロモリ鋼なんで、ほっとくと錆びます。この手間が何とも楽しくもあるのですけど。
ちなみに、KURE5-56は溶剤を使用した潤滑剤。
シリコンスプレーは、非溶剤で錆からの保護被膜を形成するモノ。
つまり、アイゼンに適当に吹きかけても素材を痛めません。潤滑の必要なく、錆からの保護が目的であれば、シリコンスプレーてことになります。水に濡れた状態で吹き付けても、乾燥後に錆は出ません。