このところ、硫化水素の発生源や酸素濃度の気になるところによく行くようになったから。つまり、野湯や洞窟。管理されていないところへは、自分で危険を察知する必要があるため。知覚に頼れないモノは、検知器が必要。人跡未踏の洞窟には、想像を絶する苦難と死に直結する危険が隠されているから!!
なんと、収納用アルミケース付き。中には、移動時に動かないようにスポンジが検知器の形にくり抜いてあります。段ボール箱に入って、製品だけがポコンと送られてくるものかと思ったのに。付属品は、充電用のマイクロUSBケーブル、ACアダプター、日本語の取扱説明書。よくある不可思議な日本語でも、電源の入れ方しか書いてないような、あまりに簡素なモノでもなくて、一通りの機能説明がされています。
いくつかモデルがあるのですけど、買ったモデルは、少し高級なカラー液晶画面モデル(シンプルスタイル)です。といっても、字が色違いで、2、3色表示ですけど。時刻とか、バッテリー残量が表示されるモデルです。そこがいいかなと思って。リチウム電池搭載で、約8時間の連続使用可能。モバイルバッテリーから給電すれば、より長く使用できます。充電ケーブルが、Type-Cでないのが、残念。防水規格は「IP65」。一応、完全防水らしい。
検知器が、危険な濃度を検知すると、音、光、振動、スクリーンに表示で教えてくれます。それも、低濃度から危険な高濃度までを段階的に。ボディサイズは、約140×72×32mmで、けっこうでかいです。公称重量は175g。実測はしてません。裏にクリップが付いてるので、腕やら肩、ザックのショルダー等に取り付けられます。
肝心なのは、実際に検知できるのかってところです。
まずは、酸素濃度。これ、簡単。検知器に息を吹きかけたら、20.4%が19.9%まで数値が下がった。けど、警報は鳴らなかった。人体に影響が出ないのは、18%までだからか。一晩、ハイエースで車中泊して、翌朝、車内の酸素濃度を測定したら、19.4%で警報が鳴った。19.5%を下回ると鳴るようだ。ドアを開けたら、一瞬で正常値に戻った。かなり信頼できる精度であることが分かった。
次に可燃性ガスに反応するかのテストだが、手ごろな可燃性ガスと言えば、オナラ。反応するか試そうと思ったのだけども、頑張っても、なかなかオナラが出なくて、その試験は断念した。出そうと思っても、出ないもんですね。そもそも、なぜ、体の中で可燃性ガスが作られるのか。人体の神秘だ。通常、空気中に放散されるオナラをかき集めて有効利用できないか、研究する余地はあるのではなかろうか。それはさておき。
硫化水素は、身近に発生源が無いので、温泉地で実際に試すしかない。
一酸化炭素は、車の排気ガスという手もあるけど、これのために、わざわざエンジンをかけるのも面倒なので、パス。
というわけで、まるで検証になってないですけど、酸素濃度が正常に動作してるから、他も大丈夫でしょう。
ま。こんな大仰なアイテムを携行して、洞窟に出たり入ったり、野湯探訪と、それだけで気分が高揚する。それで買いました。
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