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この仲間の完璧な同定


>多摩丘陵に自生するカントウヨメナ、ユウガギク、ノコンギク、シラヤ
>マギクやシロヨメナを花色で区別することは個体変異があって無理で
>す。
とあるサイトは,
>ユウガギクとこのカントウヨメナはとてもよく似ていて、見分けが難し
>い種です。一般には葉の切れ込みが小さいものをカントウヨメナと見分
>けます。また、葉がせまくてざらつきがなくしっとりとしていている方
>がカントウヨメナで、ユウガギクは葉が薄く触るとザラつくことで区別
>しますが、個体差もあって専門家でないと区別はほぼ無理です。
>ノコンギクはシオン属で、カントウヨメナやユウガギクのヨメナ属とは
>別属ですが、これらの属は種子の冠毛の長さで区別するので、専門家で
>ないと区別は困難です。ヨメナ属では冠毛は0.5mm前後ですが、シ
>オン属では冠毛は5mm前後です。
と続き,更に,
>・・・葉の両面に短毛がありざらつくことでも区別できますが、個体差
>もあってかなり困難です。
よって,自信を持って「カントウヨメナ」とは言えないながら,次の記載により,推定カントウヨメナとして掲載することとした。
詳しい方は,ご教授願いたい。
1 野菊を見分けるポイントの一つは葉っぱです。写真右はカントウヨメナの葉。これは茎の中程より下の葉で、花に近い葉はギザギザがありません。
⇒右の写真参照。
2 茎の先端で花枝が多数に分かれない。(2〜3つに分かれる場合はあります。)花の芯の黄色い部分が、比較的大きい。
⇒左の写真参照。
3 カントウヨメナ(関東嫁菜)は田の畔などに生えるキク科ヨメナ属の多年草で、冠毛は長さ0.25mmと短い。
⇒中央の写真参照。ノコンギクなどのシオン属は冠毛が長いため,総苞片側から見ると確認できる。しかし,写真のものでは確認できない。
4 筒状花と舌状花では柱頭の形が違い総苞は瓦重ねに3列になる。
⇒中央の写真参照。意味が分かり難いためか参考写真があったので,そのアドレスを付記する。
http://arakawasaitama.com/hanaindex/pickantoyomenasoho.html
調べていると,カントウヨメナの起源が見つかった。
>ヨメナはオオユウガギクとコヨメナとの雑種起源と考えられているとい
>う。そしてカントウヨメナはヨメナとユウガギクの雑種起源という。
>雑種起源:異なった種(しゅ)を両親にもつ個体どうしに繁殖力が生じ
>て、より進化した種や種レベルと見なされる集団を形成する事
そして,名の由来も!
>「ヨメナ(嫁菜)は若芽を食用とするこの類中で最も美味で、しかも姿
>がやさしく美しいからであり、ムコナ(シラヤマギク)に対してついた
>名」(新牧野日本植物図鑑)。そして関東以北に産する事からカントウ
>を冠した。
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