VRで下野谷遺跡の大冒険

下野谷遺跡公園でVRによるイベントがあるので東伏見まで出かけた。しかしあいにく雨。結局、遺跡公園でのイベントは近くの東伏見小学校体育館に変更された。しかも寒い。吉祥寺から柳沢駅行バスで東伏見神社バス停で下車し、小学校の体育館に向かう。バス停の前に東伏見神社の大きな鳥居が見えたのでまずそちらを見学する。道路を渡って小学校の入口を探し、会場に入る。このイベントではVR（ヴァーチャルリアリティ）で下野谷遺跡の住居や河川、土器、上空からの映像など,おそらく遺跡公園現地で行えば、GPSもうまく作動して遺跡の中を移動しながらVR画面を見るということになったのだろうが、あいにくの雨で室内になったので画面がうまく作動しないときがある。登録した順番よりも少しはやめていただき、さっそくVR用タブレットをゲットし、グループのイベント開始。まず画面操作のやり方を教わり、画面の遺跡の住居内に入る。そこで住居内の人々や土器などをさらにタッチすると画像が回転したり360℃から眺めることができる。またクイズがあり、全問正解すると土器模様が完成される。こうして住居、河川交通、堅果類のあく抜きなど順番にVR画面を操作し、最後に上級からの遺跡塩蔵を見て、富士山の見える遺跡内の墓域などを確認して土器模様を完成させ。イベントは終了。このVRは本来は小学生などの遺跡学習用に使われるようだが、内容はシンプルだが大人でもそこそこ楽しめるものだ。最新VR技術の良いところをうまく使っている苦心作だった。終了後、雨の中、近くにある遺跡公園を見学し、さらに下野谷遺跡の出土品の展示する郷土資料室を訪ねるために東伏見駅から田無に移動し、西原自然公園隣にある旧西原小学校の校舎を利用した教育施設内にあった。この遺跡は都内の縄文中期遺跡としては最大級の拠点集落跡で、遺跡公園の地下周辺に遺跡が良好に保存されていることから二年前の2015年に国指定史跡となった。遺跡の詳細な研究はまだまだ不十分で今後の研究に期待したい。そのため、展示もまだまだという感じ。