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写真2）山城の石舞台とも称される蛇塚古墳ー被葬者は秦河勝？？
写真3）太秦にある木島神社（蚕の社）にある三柱鳥居ー不思議な鳥居だが景教起源説もある？−付近には水場祭祀遺構が広がっているらしいーー
見学コース：集合：阪急嵐山駅 10時 案内：青柳 泰介学芸係長（橿考研）
―渡月橋―大井神社―一ノ井堰ー宗像神社―法輪寺―松尾大社―月読神社―松室遺跡―蛇塚古墳―広隆寺ー大酒神社―木島神社―清水山古墳跡―大塚古墳―太秦天神川駅解散
大阪日本橋近くのゲストハウスを出て、早朝6時半ころ京都に向かう。途中250円で朝食定食を食べられる店があり、そこで朝食をとる。近くに100円ローソンがあったのでコンビニで昼食弁当や飲み物を購入し、いったん新快速で京都駅に出てロッカーに不要な荷物を預け、セカンドザックで集合場所の阪急嵐山駅に向かう。
嵐山の駅に着く前からすでに阪急電車が混んでいる。嵐山に到着すると大勢の人が一気に降りて渡月橋方面に向かって歩き出す。駅前も人でいっぱいだ。橿考研友の会主催行事なので、参加者も多く、駅前に100名近く集まり、警備の方から通行の邪魔で移動するよう促される。渡月橋手前の空き地で最初の解説。解説は橿考研の青柳 泰介学芸係長だ。秦氏というと太秦と松尾大社のある松尾地区を思い浮かべるが、桂川上流の渡月橋付近には一ノ堰の遺構があり、ここから水を取水して太秦地区や松尾地区に水を供給する水路を開削し、水田などの農地開発を行ったのが山城における秦氏の繁栄の基礎となったという。その起源は平安京遷都をさらにさかのぼり、山城開発の基礎を作ったという。渡月橋から上流を見ると、紅葉の山々が広がり、その上流には保津峡があり、さらに上流部には広大な森林が広がり、木材資源として古くから切り出され、この嵐山まで桂川を下り、嵐山はさまざまな物資の集積地として栄えたのだという。このように嵐山は山城盆地〜平安京建設の重要な起点となったという。更にに渡月橋から下流を見ると、遠くに比叡山が見え、その手前に三つこぶの双ヶ岡が確認できる。ここは太秦と隣接し、古墳群があるそうだ。この山頂に上ると嵐山・渡月橋付近を良く見渡すことができ、今回は行けないが一度歩くことを勧める。井堰を後にして、すぐ上にある宗像神社に登る。なぜ宗像神社なのか、詳細は不明だが、河川交通の拠点だったこの地に海や川の水上交通の安全を祈る神社があるのは興味深い―日本と大陸の文化をつないだ秦氏との関係を示唆するという。嵐山を後にして松尾地区に向かう。嵐山の一ノ井堰から分かれた水路に沿って歩き、松尾大社に出る。ここは七五三の行事で子供連れの家族が大挙して訪れ、お祓いを受けていた。さらに時間があれば著名な神像などがある宝物館などを見たいところだが、今回は行けない。奥にある磐座に向かう途中に水の祭祀が行われたらしき天狗岩と滝がある。磐座へは時間のある時に再訪したい。紅葉の美しい松尾大社と近くにある月読社を散策し、安産祈願の「月延べ石」の中に入り、石をなでる。多くの妊産婦らが撫でたつるつるの石があり、多くの白い祈願石が奉納されている。ここから太秦に向かうが、途中の松尾中学校の校庭には「松室遺跡」があり、秦氏と関連不快葛野大堰から引かれた導水路が付近を通過していると推定される。しかし「松室遺跡」の日はなく、肛門そばに「此付近弥生遺跡」という石柱があるだけという。太秦では最初に「蛇塚を見学、秦河勝の古墳ともいわれる巨石の石室がむき出しだ。墳丘封土は失われ、後方部は破壊されて住宅地となっているようだ。山城の石舞台ともいわれ、その巨大さは飛鳥の石舞台古墳（蘇我稲目の墓といわれる）と比較される。河勝は聖徳太子に仕えたとも言われ、一族はその後平安京を造営する前に山城地区の開発に着手し、その基礎を築いたという。時代的に合うかどうかは諸説あるが、この地域には失われた多くの前方後円墳があり、秦氏歴代首長の墓域になっているともいわれる。石室内を見学し、さらに秦氏の氏寺、広隆寺でトイレ休憩、残念ながらゆっくり見学する時間がない。再訪を期し、次の木島神社に向かう。ここには養蚕の神様を祭る「蚕の社」があり、珍しい三柱鳥居がある。これを陶磁日本に布教に来た景教（三柱＝三位一体？？）の施設という説もある？？）−この鳥居の付近にはお水場祭祀遺構が広がっているという。青柳氏の師匠の同志社大学の著名は考古学者、森浩一氏が青柳氏に問うた課題だという。最後に蛇塚の次の規模の前兆７０ｍの天塚古墳を見る。同じく巨岩で作られた
石室が二つあり、一つは無袖の石室、くびれ部にある二つ目の石室は片袖という。石の大きさは蛇塚より小さい。かつてはこうした古墳が多数あったらしい。
15�勸幣緤發�、痛めている左ひざが悲鳴を上げ、さらにマヒが出始めて最後は足を引きずるように歩くが、先頭に追い付けず、後方の列の最後を歩くようになる。目的地に到着すると座り込む参加者も多くなる。天塚を最後の到達点としてここで解散、太秦天神河駅まで何とか歩き通し、京都駅で荷物を回収して帰京する。
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