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写真��廃寺跡出土断片から復元した塑像
写真��出土断片から復元bした壁画
上淀白鳳の里展示館では、上淀廃寺跡から出土した壁画や塑像の断片からの復元品を展示している。
�〕箙省震遒寮�り立ち：淀江平野は縄文海進時は海となり、やがて砂州が発達して潟湖となる。こうした縄文時代の早期~後期には内湾として港や漁労の中心地として繁栄、弥生時代に入り、河川により運ばれた土砂で次第に埋まり、平野となる。古代になっても交通の中心地として繁栄した。
�⊂緲簀兒�は米子市のHPによれば、
「上淀廃寺跡は、飛鳥時代（7世紀終り頃）に建てられた寺院の跡です。平成3年（1991年）からの発掘調査で国内最古級仏教壁画片が大量に出土し、飛鳥時代の堂塔内部を復元しうる数少ない寺院跡として、平成8年（1996年）に国の史跡に指定されました。また、金堂の東に3塔を南北に配する設計も、堂塔配置が規格的である古代の寺院において他に例が無く、建立者の独立性が窺えるこの寺院の特徴となります。建立者はわかっていませんが、堂塔以外にも倉庫など多くの付属施設をもつ、地方では大規模な寺院で、壁画片の他、仏像片、瓦、土器、鉄器などが出土しています。古代社会制度の崩壊が進む平安時代中期（11世紀）に焼失します。」
「金堂周辺からは、5394点を超える壁画断片を出土しています。火事で焼けたため、ベンガラ、緑青や群青などを除き当時の彩色は失われていますが、出土の3分の1は彩色が認められます。また、金堂及び中・南塔周辺からは、約3800点もの塑像片が出土し、なかでも造形が確認できるものは769点あります。そして、瓦も多く出土しており、そのなかから「癸未年（みずのとひつじのとし）」と刻まれた瓦片がみつかり、683年に当たると考えられることから、このころ上淀廃寺が造営されたとわかりました。」
�Ｅ玄─Ы佚擇靴秦坐�の断片：形のわかる塑像断片769点の中から、螺髪（らほつ＝如来頭部）や足先、衣などが展示されている。また壁画断片も展示されているが、あまり時間の余裕がなく、パッと見てもよくわからないものが多い。
�ど�元過程１）塑像に関しては断片各部位の調査から中心の釈迦如来坐像（と推定）を台座を含め、高さ3.8m、脇座の菩薩立像を3.4mと推定、復元は非接触型三次元デジタイザーで破片を損なわないように三次元計測し、それらのデータを合成して三次元メッシュモデルを作成し、さらにそうしたデータをレプリカ作成用の造形機に入力して樹脂製レプリカを作成し、さらにそれをもとに粘土型をつくって作成したという。塑像片からは彩色があったことは明らかだが、全体の色彩を再現するだけの情報はなく、色付けはできなかったという。
２）壁画：このような仏教壁画は日本列島では高松塚や法隆寺など、ごく限られているため、奈良大学の専門家や学生が中心となり、敦煌莫高窟などの仏教壁画と比較しながら復元作業を行ったという。大変な作業と想像するが、残念ながらじっくり見学する余裕もなく復元室を一周して撮影、石馬と廃寺跡の見学に出かける。
石馬の実物を見てから、さらに奥の廃寺跡まで歩く。中門跡から奥には金堂と三つの塔（北塔・中塔・南塔）の礎石や基壇（復元）があり、また壁画断片の出土地が示されている。
その先には付属建物や穿孔建物群などの位置が示され、また築地塀跡も塔の右側に示されている。じっくり見たいが、すでに時間切れ、展示室まで呼んだタクシーが待っている。道を間違えて予定時間が過ぎ、タクシーに飛び乗って御来屋駅に向かう。
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