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写真２）井出挟古墳出土の（鹿形）動物埴輪
写真3）石馬谷古墳に立てられていたといわれる石馬（天神垣神社蔵）
福市考古資料館から上淀白鳳の里に移動、最初に向山古墳群（国史跡）を歩く。
タクシーを降り、上淀白鳳の里駐車場から階段を登り、最初に向山古墳群を見学。
階段を上るといきなり左頭上に向山4号墳がそびえている。全長64.5mの前方後円墳で古墳群最大、米子市のHPでは
「向山4号墳は、古墳群のなかで最大規模の全長64.5メートルの前方後円墳で、くびれ部に造りだしがあります。墳丘は2段築成で葺石がめぐります。」とある。墳丘を上ると上は見晴らしがよさそうだが、現在はやや樹木が邪魔している。
墳丘を降り、さらに順路を進むと、3号、7号、2号、6号と次々に墳丘が見える。多くは円墳のように見えるが、実際は前方後円墳が多いようだ。年代は5世紀中ごろから6世紀らしい。8号墳の隣に52mの前方後円墳、岩屋古墳がある。6世紀紅葉の埴輪が出ており、石室は巨石の切り石が積み上げられた立派なもの。
米子市のHPには
「岩屋（いわや）古墳（向山1号墳）は、全長52.0メートル、2段築成で葺石（ふきいし）を持つ前方後円墳です。水鳥、人物などの形象埴輪（けいしょうはにわ）が出土しています。後円部に天井と各壁が一枚の巨石で作られている横穴式石室が開いています。石室は古くから開口しているため副葬品はほとんど散逸していますが、金銅製（こんどうせい）の馬具などが出土しています。」
とある。
次に上淀白鳳の里展示館を見学。ここには上淀廃寺跡出土品と壁画や塑像、仏像の復元を中心に淀江平野の縄文・弥生時代から古代までの様々な出土品を展示している。
資料館の職員の女性にお願いして、石馬谷古墳に立てられていたと考えられる石馬の実物を天神垣神社の収蔵庫に見に行く。やはり実物を見なければ――石馬は鞍や銜などが表現されており、鞍の表現や石馬谷古墳の年代から6世紀後半と考えられるようだーー。時間が無くなり、石馬谷古墳までは行けなかったが、石馬の実物を見ることができ、よかった。
レプリカはこの資料館や県立博物館などで見られるが、本物は神社の収蔵庫、資料館にお願いすれば見ることができると、米子埋文のアドバイス、ありがとう。
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