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写真��高井田横穴墓の線刻画
写真�９皸翕腸７衒菎茖音抃横隠亜Γ隠厩羃７衒茵�6世紀中ごろから7世紀後半の100年以上の間に、二上山火山灰の体積で形成された凝灰岩の斜面を彫り込んで造られた100基以上の横穴墓で線刻画で著名
10連休初日、新幹線の石が取れず、品川始発の99号の1号車のデッキに立って時々しゃがみ、新大阪まで我慢する。新大阪で乗り換え、関西本線の高井田駅下車、駅と通路でつながる第1駐輪場１Fでレンタサイクルをゲット。ハンドルにスマホ立を設定し、最初に松岳山古墳に向かう。この地域には珍しい全長130mの前期の前方後円墳で、耕地の少ないこの地でなぜこうした古墳が作られたのか？渡来系の石材加工の集団の長なのか、交通の要所に関係するものか、不明のままだ。墳丘裾部では板石積みの外周施設帯、主体部のある後円部墳頂には積石状施設と内部に長持型石棺など特徴ある施設を持っている。玉手山丘陵の古墳群の7号墳（墳長110mの前方後円墳）が同時期のものだが、タイプは大きく異なるらしい。この松岳山古墳の墳頂には石棺蓋かや大きな立石がある。次に河内国分寺跡に向かう。古墳から国分寺跡までは2�劼發覆い�、ずっと上り坂、ママチャリでは結構きつい。最近は山歩きもマウンテンバイクも開店休業中で運動不足甚だしく、体力低下がひどい。坂道を15分場から登ってなんとか国分寺跡に出る。現場には塔跡の基壇が残されており、そのほか中門など検出されているようだ。ここは龍田越えの交通の要所で付近には古墳〜古代の著名遺跡が多く残されている。ここから3.5�劼�らい走って玉手山古墳群の号墳に向かう。場所がなかなかわからず、手間取って30分くらいかかってなんとか玉手山公園の一つの入り口に出ると、その付近に7号墳をようやく見つける。玉手山丘陵には古墳前期の前方後円墳が10基以上建てられ、この7号墳からは滑石製盒子が発見され、中でも最も新しい古墳の一つで全長は150mにもなる。この後、墳丘を東りかかった住民と思しき女性に1号、3号への道を尋ねたが、玉手山玉手山3号墳、1号墳に移動、7号墳から7分くらい走り、ツツジの植栽の中を歩くと墳頂に到着、墳頂100m、前期の中でも最も古いタイプらしい、後円部に竪穴式石室と粘土槨があったといわれるが、副葬品などの詳細は不明、1988年のレーダー探査で3.3mの竪穴式石室と思われるものを検出し。この古墳から出たといわれる安福寺に安置されている割竹形石棺が収納可能な大きさで、伝承とは合っている。次にこの近くの1号墳に移動、場所は福祉施設の裏手の階段を上ると、お墓のたくさんある子山に出る。大坂夏の陣の奥田三郎の墓があるので知られるようだ。周囲は墓地により削減され、わずかに墳丘の高まりがその上に見える。この辺りでは最も高台のようで、周囲の樹木がなければ眺めは良さそう。ここで11時を過ぎたので、ひとまず柏原市立博物館に向かうが途中、高井田横穴墓群などにある線刻画のレプリカが博物館手前の道路の擁壁沿いに、たくさん張り付けてある。講演会開場時間を確認し、11時20分頃雄展示を30分ばかりざっと見てから、博物館の下にある高井田横穴墓群と高井田山古墳を見学に行く。高井田山古墳はこの丘陵上の最高点にあり、5世紀後半の20mの円墳で石室内からは、純金製のイヤリング、ガラスの首飾り、銅鏡、甲冑など豪華な副葬品のほか、日本に数例しかない古代のアイロンとされる火熨斗（ひのし）も出土している（柏原市）。今回の講演会と展示会は「安宿部郡の古墳と古代寺院」で7〜8世紀の安宿部郡がテーマ、ということで主力は終末期古墳と寺院、高田山古墳は後期はじめなので、終末期の横穴墓を見学する。残念ながら横穴墓は崩落の危険もあり、特別な機会以外は中に入れない。しかし多数の横穴墓が講演中に保存されており、中を少しはのぞけるようになっている。関東の横穴墓では多くが重滝建設なので破壊され、痕跡を探すのも困難な場所が多いので、これでも十分見る価値がある。第二支群にある横穴墓を見学し、さらに第3支群に向かう途中にトイレそばにベンチがあり、そこで簡単な昼食、3支群の横穴墓をいくつかを見て博物館駐輪場に戻り、先に博物館より上にある平尾山古墳群の一つで移設された安堂6支群3号墳を見に行く。平尾山古墳群は7世紀末から8世紀にかけて造営された終末期古墳群で、3号墳は23m前後の円墳で、墳丘の一部は寺院建築で使われる版築工法が見られ、最大15トンの凝灰岩巨石を含む切石にいる横穴式石室が復元されている。この古墳群は宅地開発なので多くは破壊され、また残されたものも私有地の中など、なかなか見学は困難らしい。13時前に博物館に戻り、受付を済ませて講演会場に入り、資料を見ながら開始時間を待つ。講演は館長によるもので、年度初めは予算執行が難しく、外部講師を呼びにくいという。講演は館長が長年研究してきた安宿部郡に関する様々な文献史料や考古資料を読み解く作業で、古墳そのものに関する話は少なかったが、当時の安宿部郡を支えた人々と王権との完形や渡来人の関与など、興味深い内容だった。古代寺院では河内国分寺の他、より古い田辺廃寺や五十村（いむら）廃寺、原山廃寺など多くの古代寺院が建造されたようだ。講演の後下の展示室で館長が様々な質問に答えていた。田辺廃寺に関しては古代豪族として文献にも出てくる田辺氏と関連があり、金堂や東西の塔、門などの基壇が検出され、復元模型が作られている。午前中、時間があれば立ち寄るつもりだったが、いけなかったので、博物館を後にして、田辺廃寺跡に立ち寄ってみた。春日神社境内の中にあり、基壇などの遺構の一部は事前に宮司の許可を得れば見ることも可能らしい（博物館の話し）。その後チャリを返却して和歌山に向かった。
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