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写真2 長者ヶ原遺跡の先から見る焼石連峰
写真3 柳之御所（平泉の政庁跡）
5月31日から所属する考古学のグループの東北遺跡ツアーに参加するので、集合場所の盛岡まで二日前から、平泉・水沢・花巻の遺跡を巡ることにした。始発のやまびこで一関経由で9時過ぎに平泉に出る。心配していた雨はなんとか小降りになり、午前9時過ぎ、平泉に着くころには大方上がっていたので、予定通り駅前のスワローツアー・レンタサイクルを借りる。雨だと店を閉じている場合もあるので、ここで借りられない場合、雨の状況により、別のショップを探すか、雨が激しい場合レンタカーかタクシーに切り替えるつもりだった。店は開いており、電動アシスト自転車も借りられるという。中尊寺も下から登れば自転車でのアップダウンはさほどではないはずだが、先が長いので念のため、体力温存で電動にする。店の方は地図を示して、柳之御所から右回りを推奨したが、自分は「旧観自在王院」、「毛越寺」から中尊寺,接待舘跡、長者ヶ原廃寺跡、白鳥城址を経て、柳之御所に戻る左回りを選んでいた。万一、時間切れになったら、少し離れた白鳥城址をカットするつもりだった。スマホ立を設置し、9時15分頃出発して「毛越寺」方面を目指す。すぐに毛越寺が見え、その手前の「旧観自在王院跡」に到着、12世紀に藤原基衡の妻により建立され、1573年に焼失、17世紀には水田になり、1954年から始まる発掘調査でお寺の全容が次第に明らかになり、1979年には国史跡（現在特別史跡）となる。この中の庭園は「浄土」を表現する初めての庭園として評価されている。戦乱の続いた東北の地で基衡の妻は「浄土」を見たかったのかもしれない。「浄土」の池を散策し、中島や様々な建物以降の看板を見る。次の「毛越寺」との間にある「倉町遺跡」の看板を見る。「吾妻鑑」に出てくる観自在王院南大門から延びる道路に多くの倉が並んでいたという。この周辺から掘立柱建物跡の遺構が二つ発見され、高床式の倉と考えられている。毛越寺は藤原氏二代基衡が建立、毛越寺HPの説明によると、
「毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡（もとひら）から三代秀衡（ひでひら）の時代に多くの伽藍が造営されました。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。平成元年、平安様式の新本堂が建立されました。」
とある。先ほどの観自在王院は阿弥陀堂だったようだ。大泉ヶ池の周りを歩き、震災で傾いた立石を見学し、「浄土の池」を眺めて往時を偲ぶ。9時半には寺を後にして平泉文化遺産センターに向かう。観自在王院跡の池を回り込むと、同院の大阿弥陀堂、小阿弥陀堂跡などの看板があった。その後まもなく緩やかな坂の上に文化遺産センターがあり、その隣に庭に花立廃寺跡があった。ここは各地から勧進された神社を集めた総社跡とする説が有力で、特別史跡「毛越寺」、史跡「金鶏山」の一部となっているようだ。文化遺産センターは平泉の史跡・遺跡全体のガイダンス施設で、ここでその概要を学ぶことができるが展示などは写真撮影はできない。
さて数十年ぶりに中尊寺に向かう。10時10分過ぎ、チャリを下の駐輪場に置き、次々に出てくるお堂を見ながら月見坂を上る。15分くらい歩くと中尊寺本堂があり、10時半過ぎ、峰薬師堂の薬師如来や大日堂の大日如来像を見る。10時35分過ぎ、ついに金色堂に到着、チケットを買って最初に金色堂を見学、修学旅行の生徒たちで道内があふれている。テープ解説を二度聞いきながら金色堂の仏さまたちをじっくり眺める。金色堂は中尊寺で唯一、創建時から残った建物。
中尊寺に関するwikiの説明では「中尊寺経蔵別当心蓮が頼朝に送った「寺塔已下注文」（『吾妻鏡』所収）には、当時残存していた中尊寺の堂宇が書き出されているが、その中に「金色堂 上下四壁は皆金色なり」云々の記載があり、当時から「金色堂」と称されていたことが分かる。」としている。奈良文化財研究所が堂内部材の一部をデジタルカメラを用いた年輪年代法で調べたところ、その伐採年代は1114〜1116年ころと出ている。須弥壇内には藤原4代のミイラ化したご遺体が安置されているという。これらもすでに調査されているようだ。
建築様式は「建物周囲には縁をめぐらすが、高欄や階段はない。内部には4本の柱（入側柱）が立ち、その内側が内陣、外側を外陣とする。間面記法（けんめんきほう）で表記すれば「一間四面」であり、典型的な阿弥陀堂建築である。内陣には金工や漆芸で飾られた須弥壇を、前方2本の柱よりやや後退した位置に設ける。外陣の右奥と左奥（西北隅と西南隅）にもそれぞれ須弥壇を設けるが、これらは後設されたものである。入側柱間は無目（扉や戸のない鴨居）、長押、頭貫で繋ぎ、各柱上に三斗の組物を置き、組物間には蟇股を置く。入側柱・側柱間は繋虹梁（つなぎこうりょう）で繋ぐ。天井は内陣が折上小組格天井（おりあげこぐみごうてんじょう）、外陣は垂木をそのまま見せた化粧屋根裏とする。」
また豪華な内部装飾は藤原氏の権勢、経済力の大きさを示すもので、
「金色堂の名のとおり、堂は内外共に総金箔貼りで、扉、壁、軒から縁や床面に至るまで漆塗りの上に金箔を貼って仕上げられている。ただし、木瓦部分のみは解体修理時に金箔の痕跡が確認できなかったため、金箔貼りとしていない。堂内に立つ4本の柱（入側柱）は「巻柱（まきばしら）」と称し、ヒバ材の八角柱の周囲にかまぼこ状の形をした杉材を貼り付けて円柱に仕立てている。これは、柱の表面を漆工芸で装飾するためであると共に、干割れを避けるための措置である。巻柱には蒔絵と螺鈿で宝相華文（ほうそうげもん）と仏像が表されている。仏堂内部に壁画ではなく漆工芸で仏像を表現しているのは日本でも珍しい。各柱は、床に接する部分に蓮弁形の根巻金具がある。柱本体は、沃懸地（いかけじ）に螺鈿で宝相華文を表した細い帯が5か所にあり、これによって4つの区画に分けられている。このうち、上の3つの区画には研出蒔絵（とぎだしまきえ）で菩薩像が表され、一番下の区画には螺鈿で大ぶりの宝相華円文が表されている。各柱に表された菩薩像は4体×3段、計12体で、堂内の柱4本に計48体が表されている。これらの菩薩像の尊名や主題については諸説あり明らかではない。なお、4本の柱のうち、後方の2本は解体修理時の復元である。オリジナルの柱は、腐朽が進んでいたため解体修理後に再使用されず、別途保管されている。内陣の無目、長押、頭貫（かしらぬき）、三斗、蟇股（かえるまた）などの部材には沃懸地（いかけじ）に螺鈿で宝相華文を表す。無目と長押は螺鈿のほか、両端と中央に銅板透彫宝相華文の飾金具を取り付けている。天井は全面金箔貼りの上に各辻（縦横の部材の交点）には銅板透彫宝相華文の飾金具を取り付け、その中央に白銅鏡を飾る。中央壇・左壇・右壇の各天井中央には木造透彫の天蓋を吊るが、これは解体修理時の復元で、オリジナルの天蓋は別途保管されている。
須弥壇の側面は格狭間（ごうざま）を設け、銅板打ち出しの孔雀文で飾っている。なお、須弥壇の側面の装飾は、中央壇と左右壇とで技法が異なっている。中央壇では金工による装飾が主で、上框、下框、束（つか）は鍍金銀の宝相華透彫金具で飾られ、格狭間周囲の羽目板も銅板打ち出しで装飾されている。これに対し、左右壇では以上の部材の装飾は主に螺鈿で表されている。須弥壇上の高欄については、中央壇ではヒノキの芯材の上に紫檀を貼った紫檀地螺鈿とするのに対し、左右壇では堂内の他の場所と同様の沃懸地螺鈿が用いられている。中央壇の高欄では、角材の辺の部分に線状に切った象牙を貼っているが、これらの象牙が、鑑定の結果アジアゾウではなくアフリカゾウのものであることが判明している。これは北方貿易により大陸経由で輸入されたもので、このことからも当時の奥州藤原氏の財力と勢力の高さを窺い知ることができる。」（同記事から）
仏像は、中央の阿弥陀三尊像を中心に、地蔵菩薩像、天像など本来の仏像群で31体、その奥は国宝に指定されている。また江戸時代の修復時に堂内の仏像が移動し、原位置と異なる状態があったようだ。
「金色堂は建立当初は屋外に建っていたが、建立の数十年後には建物を風雨から守るための「霧よけ」のような施設が造られ、やがて正応元年（1288年）鎌倉将軍惟康親王の命令で金色堂を外側からすっぽり包む形で覆堂が建設された。現在の金色堂覆堂は1965年に建設された鉄筋コンクリート造のもので、金色堂はこの覆堂内のガラスケースに収められ、温度・湿度が調整されている。」（同記事）
この旧覆屋は、16世紀ごろのもので、現在金色堂から少し離れた場所に移築され、重要文化財に指定されている。この後、宝物館を見学し、11時10分くらいまでに下山した。金色堂のあたりは標高約90m、月見坂下は36m、約一時間弱の見学時間だった。ここまでほぼ予定通り。標高35mの駐輪場から次の標高25mの「接待館跡」に向けて再出発。衣川をわたる橋あたりから、眼前にまだ雪をかぶった大きな山並みが出現、焼石連峰だ―感動した。10年前の火事で記録が失われたが、１０〜15年前、東北の山々を数多く登った時に焼石連峰は、つぶ沼登山口から銀名水避難小屋泊、焼石岳から経塚山を経由して夏油温泉に下山、かなり体力を消耗したが、雪解け後の高山植物のすばらしさに心を奪われた記憶がある。
衣川地区を西に向かうと、中尊寺から10分強で間もなく接待館跡に出る。衣川地区には、安部氏から藤原4代に至る様々な重要遺跡があり、この館跡周辺からは宴会が何度も行われたと思われる遺構、遺物が多数出ているようだ。奥州市のHPによると、
「発掘調査により、東西120ｍ、南北65ｍ以上にわたって堀と土塁(どるい)で区画された、平泉と同時代の12世紀の遺跡であることが判明しました。
堀跡や溝跡からは、かわらけが一括して捨てられたような状況で大量に出土していることから、平泉と同様の宴会儀礼あるいは宗教的な儀式が行われていたと考えられます。
平泉と関連のある重要な遺跡であることが評価され、平成22年2月22日、国指定史跡「柳之御所・平泉遺跡群」に追加指定されました。」とある。あたり一帯は発掘の後、国史跡に指定され、現在は埋め戻されて広大な草地が広がっている。次にすぐ近くの「並木屋敷跡」に向かう。5分もたたないうちに畑と集落の墓域のある場所に「並木屋敷跡」を示す案内板が立っていた、ここは1045年から1062年まで、安部氏一族の政庁や館などがあった本拠地で、その後清原氏に取って代わられ、清原氏以降、衣川柵と呼ばれたようだ。
さらに5分くらい走って長者ヶ原廃寺跡に出る。大きな史跡の石碑と案内板がある。
15回にわたる発掘で、およそ千年前の大きな寺院跡であることが分かり、奥州市のHPによると、
「遺跡には3棟の礎石建物（地面に大きな石を据え、その上に柱を立てて建てられた建物のこと）とそれらをロ字形にとりまく築地塀が発見されています。
築地塀とは土でできた塀のことで、型枠の中に土を入れ、それを突き固めて造ったものです。当時は格式の高い寺院や役所でなければ造ることは許されていませんでした。岩手県内では復元されたものを盛岡市の志波城古代公園で目にすることができますが、造るのには大変な労働力が必要とされていたようです。このことから長者ヶ原廃寺跡は、相当な権威と権力がある人物によって建立されたと推測することができます。1000年前の衣川周辺でそうした人物は、奥州藤原氏の母方の祖先である安倍氏以外に見あたりません。事実、長者ヶ原廃寺跡の周辺には安倍一族の屋敷が軒を連ね、藤原清衡の叔父にはお坊さんがいたという記録が残されています。
長者ヶ原廃寺跡には3棟の礎石建物が建てられていましたが、残念ながら現在ではその建物を見ることはできません。おそらく、前九年合戦(1051〜1062年)で安倍氏が源頼義・義家父子に滅ぼされたと同時に失われたものと思われます。」
発掘により、築地塀や本堂、南門などの位置は判明し、礎石などの遺構も出ているが、そのほかにも僧房、食堂など多くの施設があるはずだが、まだすべては解明されていないようだ。いずれにせよ、中尊寺など藤原氏の仏教文化が開花する前から奥州に仏教文化の導入は行われていたことを示す重要な遺跡のようだ。
さて、11時40分を回り、ここから4�勸幣緡イ譴診鯆惨椣篝廚妨�かう。15
分くらい走ると牛の博物館入り口が見えてきて、その少し先に遺跡があった。ただし遺跡のガイダンス館のようなボランティア小屋があり、どこに遺跡がある華は誰もいないので地図を見てもよくわからない。そこで奥州市の教育委員会文化財担当部署に電話で尋ねて、なんとか自転車で近くまで接近し、遺跡の入り口にたどり着いた。自転車を置いて遺跡への道の分岐に出たが、ここでは先に階段を上るべきだった。北上川沿いの平坦地を進むと北上川の西側（右岸）後方に再び焼石連峰が見え、蛇の鼻という河川交通の難所に出る。白鳥館遺跡はこれまでの発掘調査で、10〜16世紀にわたる600年間、様々な勢力により河川交通を支配する要所として利用されたようだ。
奥州市のｈPによると、
「この遺跡は、平安時代末期の豪族である安倍頼時(あべのよりとき)の八男、白鳥八郎則任(しろとりはちろうのりとう)あるいは行任(ゆきとう)の城といわれ、安倍氏が前九年合戦（1051〜62）で源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)父子に敗れて滅亡した後、室町時代末期には白鳥氏が居城したと伝えられています。
白鳥地区の歴史は古く、平安時代中期（10世紀前半）に完成したとされる書物にすでに名前が見えます。それによると、白鳥は胆沢郡の郷のひとつであり、伝馬(でんば)5頭を常備する東山道(とうさんどう)の駅家(えきや)があったことがわかります。前九年合戦の記録には、康平5年（1062）衣川関(ころもかわのせき)を破った源氏軍が白鳥村を通過したと記事があります。また後三年合戦のさなかの永保3年（1083）には清原真衡(きよはらさねひら)の館の襲撃を企てた藤原清衡らが、その道すがら白鳥村の在家(ざいけ)400戸を焼き払ったことが記録に見えます。これらの記述から、白鳥村は、古代以来、南北を往来する主要道の通過点であり、古代･中世においては経済・軍事上の重要拠点であったと考えられます。」
北上川から離れて丘陵地を進むと、本丸跡や二の丸跡、白山神社などがあったが、残念ながら自転車に予備電池を置いてきてしまい、電池切れで写真をこれ以上採ることができなかった。12時半前、チャリに戻り急いで次の高館義経堂に向かう。途中、東北本線の上を走る際、電車が通過したので写真に収める。さらに10分ほど走ると義経堂の案内板があり、お堂前の受付で拝観料を払い、自転車を置いて階段を上り、上に出ると再び北上川が目の前に。芭蕉もここで句を詠んだらしく句碑が残っている。その反対方向に進むと、お堂がありその手前には展示施設がある。お堂には義経像が安置されていた。12時50分を回り、急いで次の「柳之御所」に向かう。幸い5分もたたずに遺跡に出る。ここは奥州藤原氏の政庁などの諸施設があった場所で、ガイダンス施設は現在建て替え中で休館、発掘調査で、掘立柱建物など様々な遺構や陶磁器などの遺物が出土。岩手県のHPでは
「柳之御所遺跡（やなぎのごしょいせき）
鎌倉時代の書『吾妻鏡あづまかがみ』にも記され、奥州藤原氏の政庁「平泉館ひらいずみのたち」とされる柳之御所遺跡は、平泉の中心地でした。
11万�屬旅�い一帯は発掘調査が進行中で、掘立柱建物跡ほったてばしらたてものあとや、かわらけ、中国産陶磁器などが数多く見つかっています。
歴史的に高い価値が認められたことから、国土交通省の工事計画も変更され、平成９年には国史跡として指定されました。
岩手県教育委員会では、現在、遺跡の整備・復元とともに、発掘調査も継続して行っています。」とあり、またwikiによれば
遺跡保存の経緯
「柳之御所は奥州藤原氏の初代清衡、2代基衡の居館あるいは源義経の居所と伝承されてきた。平泉館跡は、北上川の水衝部にあたるため、長年に渡り侵食され、一時、遺跡は川によって流されたと思われていた。
同遺跡の発掘は、1969年の平泉遺跡調査会（代表・藤島亥治郎東京大学名誉教授）による調査が始まり。その後1988年に始まった6年間に及ぶ一関遊水地事業・平泉バイパス建設に伴う緊急発掘調査により、重要な発見が相次いだ。以来44回におよぶ調査の結果、中心年代が12世紀後半であり、特に3代秀衡の時期に重なることが判明。
こうした歴史的成果から保存の市民運動が起こり、その価値を重視した建設省（現国土交通省）も堤防・バイパスのルートを変更するという英断を下した。1997年には国の史跡「柳之御所・平泉遺跡群」に指定され、世界遺産登録運動が開始された。
世界遺産登録に向けた取り組み
2001年に世界遺産登録の前提となる暫定リストに「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」の一部として記載された。2008年の第32回世界遺産委員会の審議では、登録延期が決定した。
文化庁・岩手県では、ユネスコへの再度の申請を目指し、2011年5月に国際記念物遺跡会議が、平泉の世界遺産への登録を勧告したものの、柳之御所遺跡の除外が条件となったため、同年6月の第35回世界遺産委員会では、勧告通り柳之御所遺跡が除外される形で、「平泉―仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」として世界遺産への登録が決定した。
2012年、一関市の骨寺村荘園遺跡、奥州市の白鳥舘遺跡・長者ヶ原廃寺跡、平泉町の達谷窟と共に暫定リストに再び記載された。」とある。
電車の時間が迫り、13時8分に遺跡を後にして駅に向かうが途中、無量光院跡、伽羅之御所（伽羅之御所＝吾妻鑑）に立ち寄り、13時20分過ぎにチャリを返却、13時42分発の各駅で水沢駅に向かった。
