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写真�∩ツ融柿慣福蔀羆�左側に造り出し部が見える
写真�Ａツ融蓋妬�周辺から見る筑波山
石岡市ふるさと歴史館で展示の解説をされた地元の方に船塚山古墳群を案内していただくことになった。歴史館から石岡駅を抜けて霞ヶ浦南岸を進むと、かつて古墳時代に津(湊）のあった高浜という土地を抜けていくとその先の高台に古墳群が立地している。東海道から続く街道から霞ヶ浦(当時の香取の海)を船で漕ぎ出し、東北地方に進む交通の要所だった。その大切な港と海を見下ろしながら、この土地の首長が眠っているのだろうか？またその手前には、官道関連の遺構と馬の骨が出土、交通の要所を押さえる首長増が浮かんでくる。
船塚山古墳(186m）と府中愛宕山古墳（９６ｍ）は道路を挟んで両側にある巨大古墳。船塚山は当初6世紀中頃とされたが、その後の調査で5世紀中頃以前と判明し(円筒埴輪の黒斑による焼成技術から推定）6世紀初頭と考えられる愛宕山古墳はその数世代後の首長と言われる。後代に農地化されて一部削平されているが、その分周りに樹木がなく、古墳がむき出しになっているので近畿の古墳と違って墳形がよくわかるのがよい。愛宕山古墳は特に削平が大きく、造り出し部分や段築が分からなくなっているが、船塚山は造り出しが残存しており、貴重だ。雨が降ると周囲の土の色が変わり、当時の周溝部分が浮かび上がるという。今日も雨上がりなのでなるほど、周囲の土とは色が違っている。船塚山のレーダー調査では後円部では長大な埋葬部と思える反応と鉄製品の埋納と推定される結果が出ており、一方前方部では埋葬施設の反応は得られるも鉄製品の埋納は見られなかったようだ。墳丘周辺からは筑波山が美しく見えた。
その後、権現山古墳に立ち寄り、さらに小美玉市の玉里史料館に向かった。
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