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写真�Ｃ魂淑�の付着した土器
斎宮駅から伊勢中川駅で乗り換え、近鉄特急で太和八木まで行き、乗り換えて田原本駅に何とか１時過ぎに到着、駅前の観光協会でチャリを借り、２�卆茲療盡展哀潺紂璽献▲爐妨�かう。寺川に架かる橋を渡るとなにやらピンク色の花の咲く木がいくつも見えるが何だろうか？
会場に到着、コロナ対策の検温、消毒などの後、登録して何とか会場に入る。最後の方の椅子をゲット、ぎりぎりセーフ。人数制限だが、他の部屋の映像中継もあるようだった。だが、スライドのために部屋を暗くすると他会場では映像が見えなくなるため、部屋は明るいままで進行。
講演は清水風遺跡の発掘の歴史から始まり、遺跡の性格、とりわけ全国的にも数の少ない絵画土器が大量に出土したこと、ベンガラや水銀朱などの赤色顔料の話、最後に炭化物付着時の炭化物の同位体分析や脂肪の分析などの成果と課題を話された。
話の中心は絵画土器の研究に関するもので、人物、シカ、トリ、建物、船などの絵画から読み取る弥生時代の祭祀の在り方に関して、興味深く聞いた。
人物絵画では両手を広げてあげる人物を鳥の装いをした女性司祭者の姿と解釈、トリは霊魂を展に運び、また穀霊を天井から地上にもたらす存在という。
また両手を挙げる際に袖が描かれ、それを「たまふり」と解釈。
「たまふり」とは、
「〘名〙 たましいを落ち着かせしずめること。肉体から遊離しようとするたましいや、肉体から遊離したたましいを落ち着くようにすること。またその術。広義には、活力を失ったたましいに活力を与え再生する「たまふり」、また、亡魂をしずめなぐさめる行事をもいう。ちんこん。」（日本国語大辞典より）
万葉集では、魂を揺さぶる様子を「袖ふり」「玉ふり」として、袖をふるうことも霊ふりとしており、弥生のシャーマンが袖を振る姿もこれと関係するのではないかと解釈している。また人物像の性別に関しても言及していた。
絵画土器に関しては、まだまだ知るべきテーマは多い。
赤彩土器に関しては、蛍光X線分析により、辰砂（水銀朱）を検出したこと、また安定同位体分析により、各地の水銀鉱山のデータと比較して、三重県丹生や大和の宇陀の水銀鉱山に近い分析結果を得られたと報告していた。また丹後の大風呂南遺跡出土の水銀朱は日本製でなく中国産であるらしいことも言及された。
清水風遺跡では、敲き石や磨石、片口鉢などの内面に水銀朱が付着し、この場所で水銀朱の精製を行っていたらしいことが判明している。
今後も清水風遺跡と唐古鍵遺跡に注目したい。
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