写真2.平石遺跡の縄文土器と石器(中期のもの)
写真3.同
八風山の石槍展を佐久市に見に行く。新宿駅南口のみどりの窓口で新幹線の切符を買おうとしたら現在工事中で閉鎖されているのを忘れていた。やむ無く東京駅で切符を買う。帰りに高崎から前橋に立ち寄るので佐久平往復と高崎前橋往復と別立ての方が割引率が高いというので従う。車中、今回の朝ドラの主人公「牧野富太郎植物学者の人生図鑑」という本を読んでいたが、軽井沢に近づくと浅間山が見え始めたので急いで写真を撮ろうとすると、スマホがなかなか素早く動かずもたつく間にすぐ隠れてしまう。すでに雪はほとんど溶けて来た斜面にわずかについているだけだ。それでもシャッターチャンスを待つがこの路線はトンネルだらけて結局佐久平近くで雪の見えない全景を撮っただけに終わる。牧野富太郎の本をしまいヘルメットもしまって佐久平で下車。れんたかーの店が開くのが五十分後なので待合室でしばらく休憩し、8時半前に駅を出てレンタカー店に向かう。初めてリモートのチェックインをしたので果たしてどんなものか?最近は格安レンタカーや24時間レンタカーなど競争が激しくなって色々大変らしい。
レンタカーの車はEVとガソリンのハイブリッドの、ノートで慣れない操作ボタンがたくさんあるもので間違えないよう必死に覚える。走りはスムースで会館前に望月歴史民俗資料館に到着、考古や民俗資料館のほかに書に関する展示館も併設され、ここは中山道の望月宿として栄えたところだった。考古展示では平石遺跡の縄文土器が素晴らしい。八千年前の縄文早期から中期、後期と断続的に、遺跡を残した。中期には大型集落が生まれ、多くの土器や石器を残した。後期には柄鏡型住居が日本で初めて発見されたとビデオの常田富士男氏のナレーションの解説にあった。弥生時代の遺跡はほとんど見つからず水田開発に向かなかったようだが古墳時代から再び古墳などが残され平安時代には馬を生産する牧が盛んになった。平安末から節段が起こり仏教文化も盛んになったらしい。望月氏らによる山城もいくつか築かれたようだが信玄に滅ぼされたというところで一階のビデオは終わり。二階に往ってみる。二階は江戸時代の中山道望月宿と民俗の展示。展示をざっと見てビデオを見る。望月宿のことと望月地域の年中行事、お祭りの記録だった。夏には勇壮な火祭りが行われたようだが、今はどうなのだろうか?高齢者ばかりになるとこうした民俗風習は失われてしまうのだろう。貴重な記録だった。
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